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アンサイクロペディア

登録日:2010/01/16 Sat 20:48:31
更新日:2026/08/05 Wed 14:59:39
所要時間:約 7 分で読めます




「アンサイクロペディアのやつめ、いつもデタラメに記事を書きおってけしからん!」
~アンサイクロペディアについて、波平

「俺の物は俺の物。アンサイクロペディアも俺の物」
~アンサイクロペディアについて、ジャイアン

「アンサイクロペディアの記事を頑張って書いたんだって? まあ俺が削除依頼してやったけどな!!!」
~アンサイクロペディアについて、外道赤さん

アンサイクロペディア(Uncyclopedia)とは、内容がデタラメやネタ満載の記事しかない(嘘八)百科辞典サイト(軍)である。元がふざけていると逆にまともになることがあるが。
要はウィキペディアのパロディサイト。名前の由来は、百科事典を意味する単語「encyclopedia」に、打ち消しの意味を持つ接頭辞「un」をひっかけた言葉遊びから。
また、アンサイクロペディアの兄弟サイト、「ChakuWiki」というのも存在する。こっちはフリー百科辞典と言うよりは掲示板みたいな感じだが。

Wikipediaには劣るが複数言語に対応している。

●ルール

つまらない項目(兵器)は即削除されるか、改善要求をしてくる。
秀逸な記事はひよこ陛下が褒めてくれるが、ユーモア不足なら容赦なく切り捨てられる。
量より質(笑)の為、どうしてもWikipedia軍より兵士の士気が今一つである。


●内容

面白さが全てという諧謔思想のサイト(軍)なので記事の内容は様々なネタで溢れている。
ブラックジョークや時事ネタ、不謹慎ギャグにあるあるネタ等。

ネタとして必要以上に口が悪かったりするので好きな作品等の項目を見る時は注意しよう。
皮肉めいた記事やを小馬鹿にするような記事もあった。

面白いので、興味を持ったのなら検索してみるといいよ。*1
項目(兵器)の中には、ハンス・ウルリッヒ・ルーデルのようにアンサイクロペディアから有名になったものもある。

また、某軍では書けない真実を比喩的に暴露する場合もあったり。
例:そうかそうか

「本業はオレンジ農家」とか書かれたこの人のように、ネタ記事が事実になってしまったケースも存在する。

●アンサイクロペディアならではの用語、単位


  • 鉄道教徒……鉄ヲタ
  • 拝火教……喫煙者
  • しR束日本……JR東日本
  • 1hyde……156cm
但し現在ではほぼ死語扱いされている。


●主な記事(兵器)


  • マスコミ
この記事は右に寄り過ぎています。
ここが真ん中です。

マスコミを売国奴と評した記事。特に業界のドジっ子、TBSがイジられている。
例:今日の料理からプライバシーに関わることまで何でも暴こうとする犯罪集団である


  • ネットウヨ
「今さらこんなヤツラに弁護されても嬉うないわ」
~ネットウヨについて、東条英機

真実に目覚め、ネットで日本を解放する為戦っている新時代の勇敢なる愛国者(プロ奴隷)の記事。
例:アニヲタがネットウヨになりやすい理由
1.ネットで「南京大虐殺の嘘」「在日特権」「偏向報道」等を信じ、同時にアニメファンを不当に差別している既存マスコミUZEEEE! と思うようになる。


  • 天皇
「天皇なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
~天皇について、リオ・マリーニ曹長

アンサイクロペディアンの手にかかれば天皇をネタにするなど容易いことである。
例:日本のカルト「天皇教」の教祖。生まれてからすぐに手の振り方を学ぶ


  • あああああああああ!
秀逸な記事。アニヲタWiki軍でパクり項目が立てられるほど凄い。


  • 盥回し
同じく秀逸な記事。同じくあまりの面白さにアニヲタWikiにパクられる(現在は削除)。


  • エクストリーム・謝罪
これも秀逸な記事。企業や有名人の不祥事を勝手にランキング化し、顰蹙を買うほどポイントを加算する。


  • ニヒリズム
秀逸な記事。記事全体でニヒリズムを表現。どんな辞書よりも完璧にニヒリズムを説明している。もはや芸術の域。


  • バイキング
秀逸な記事。アンサイクロペディアで久々に話題となった記事。


本人のエピソードがぶっ飛びすぎていてジョークが作れない「アンサイクロペディアに嘘を書かせなかった男」。
……まあアンサイクロペディアはあくまで嘘を「書いても良い」サイトと言うだけで、本当の事しか書いてない記事など他にも山程あるのだが。
あと実際には、ソース不明で嘘である可能性が高い・嘘である事が確定している武勇伝も結構書かれている。

また、読んだ人がキレてしまうようなブラックジョークもふんだんに盛り込まれている。


●諸行無常の歴史

このように2000年代には大規模な隆盛を誇ったアンサイクロペディアだが、2010年代に入ると、様々な理由から衰退の一途を辿るようになってしまった。原因は様々だが、以下のようなものが上げられる。

  • 他のwikiサイトの登場
ニコニコ大百科、ピクシブ百科事典など他のwikiサイトの登場により、編集者・閲覧者ともに大量に流出してしまった。
我らがアニヲタwikiも然りと言えるだろう。

実際の所、アンサイクロペディアはふざけた雰囲気に反して編集のハードルがかなり高く設定されている(ある意味ではwikipediaよりも)。小規模な修正ならそうでもないが、記事を作成したり大幅に編集すると、管理者による厳重なチェックを受け、つまらないと判断されれば容赦なく削除される。
この仕組みによって記事の質を保とうとしていたのだが、実際には「ハードルが高くて編集者が集まらない→人が少ないので質が維持出来ない→質が下がったのでアンサイクロペディアに固執する理由もなくなる」と言う悪循環に突入してしまった。

  • サーバが貧弱
読んで字の如し。現在は改善されているが、それでもときどき繋がらなくなる。

  • 馴れ合いによる新参の排除
熱心な編集者がコミュニティを形成していった結果、そのコミュニティを維持するために新参編集者を排除するようになってしまった。
また、人数が減る事によって内輪ノリが強くなり、排除されるまでもなく新参が寄り付かなくなっていった。
この傾向は現在でも続いている。

  • ブラックジョークの先鋭化
そもそもブラックジョークと言うのは罵倒・罵詈雑言と隣り合わせであり、扱いに慎重さを要するものである。
前述の通り全盛期も「読む人によってはキレてしまう」ような記事は多数存在したが、そのうち「むしろ読む人の大半が眉をひそめる」「ユーモアに欠き、ただただ不快なだけ」と言った記事が増えていき、それを不快に思った利用者が去っていく事となった。

全盛期はそうした過度に不快な記事を監視する制度も存在したのだが、現在は「人が減って監視しきれなくなった」「過激な記事に触れすぎて麻痺してしまった」「罵倒を不快と思う利用者が去り、罵倒を悪いと思わない利用者が残った」などの理由から、機能しているとは言い難い。


  • 時事ネタの風化
(当時)最新のアニメネタやスラングなどを記事にふんだんに取り入れた結果、それらが風化した事で「古臭い」記事が増えてしまった。
元々wiki系サイトは「追記するのは気軽だが、修正・削除は慎重にしないと批判される」傾向が強い(アニヲタwikiも例外とは言えない)が、アンサイクロペディアは特にその影響を強く受ける事となった。
一応修正する動きもないとは言えないのだが、全部の記事を精査して修正するなど現実的ではないので仕方ない。

なお、この記事の冒頭にある「アンサイクロペディアについて、✕✕」と言う記述も、全盛期によく見られたノリの一つであるが、現在は内輪ノリ・賞味期限切れのネタとして削除される傾向にある。
外道赤さんとか言われたって今の若い人は知らんよ。

  • 管理者の強権と暴走
アンサイクロペディアの管理者は、wikipedia同様にユーザーの一部に与えられる形式となっている。
にも関わらず管理者権限が非常に強く、結果として一部管理者が暴走し、根拠もなく荒らしのレッテルを貼って追放するような行動が罷り通ってしまった。これにより数多の優秀な編集者が不当に葬り去られてしまい、活動は更に鈍化した。
2020年に入ってようやくその管理者が追放されたものの、暫くは「機能不全状態がとりあえず正常になった」と言う程度のものであった。

●2020年以降

暴走管理者及びその一味が姿を消した……ところでそう簡単に復活できるわけも無く、元々の知名度が微妙だったことも相まってサイトはますます忘れ去られてゆき、数少ない新規の利用者でさえも多くを画像煽りやレスバトルなどで追い出し、更にはアンサイクロペディアの運営方針に疑問を呈した利用者を投稿ブロックにかけるなどコミュニティの陰湿さが改めて浮き彫りになった。

2025年にはとある利用者が生成AIの利用を巡り複数の利用者に粘着行為を行い、それに応戦したユーザーの暴走もありサイトの分断は更に進んだ。

更には公式のDiscordチャンネル及び非公式の匿名掲示板は利用者に対する誹謗中傷や、特定の利用者の個人情報を許可なくばら撒くなどの行為が発生する無法地帯と化しており、これにより出涸らしのようなサイトの活気をも利用者自らの手で握り潰すこととなった。これらの所謂裏チャットは今でも健在であり、アンサイクロペディアというコミュニティの負の象徴となっている。

こうして、腐敗しきったかつての古豪サイトは、内輪揉めによって復活の道を自ら閉ざし、「どうしようもないサイト」として時代の流れの彼方へと消えることとなったのである。

追記修正は『兵どもが夢の跡』という言葉の意味を噛み締めながらお願いします。


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最終更新:2026年08月05日 14:59

*1 ある程度のスルースキルと煽り耐性が必要。匿名板のスレを見てキレちゃうような人は見ない方がいい。