ジュード・マティス

登録日:2011/11/05 Sat 21:01:21
更新日:2025/11/04 Tue 17:34:18
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お節介、お人好しって言われちゃうけど

放っておけないから



人物

ジュード・マティス
(Jude Mathis)
CV:代永翼
年齢:15歳
身長:163cm
クラス:拳法使い
武器:ナックル
デザイン:藤島康介


テイルズ オブ エクシリア』の主人公の一人。

医師になることを志し、故郷ル・ロンドを単身で出て、王都イル・ファンの医学部に通う医学生。
学籍番号は226番。
また両親も医師であるが、仕事一本気の両親を少し苦手としている。

現在は研修医として一人の博士の下で働いており、将来は博士の助手となることがほぼ確定している。

学生という立場故か、それとも生来の読書好きが高じてか豊富な知識を持ち、また、何事も要領よくこなせる優等生。
その知識はパーティメンバーにも頼りにされており、解らないことがあったらよく尋ねられている。


所謂『学者タイプ』なためにひ弱な印象を覚えがちだが、実際は護身術として武身術を習得しており、作中最強と名高いソニア・ロランドに師事したこともあってかそれなりに戦える。
秘奥義に至っては『修業時代にボコボコにされた』らしいレイア・ロランドどころかプロの傭兵(笑)をも凌いでパーティ中最強の威力を誇る。……護身、術?


また、幼なじみのレイアに『お節介』と称されるほどの世話焼きで、困っている人を見掛けると放っておけないお人よし。それ故によく厄介事に巻き込まれるが、一方で、それ故に仲間達には信頼されている。

争い事は好まない大人しい性格だが、臆病なわけではなく、窮地に陥っても集中力を切らさずに状況を確認・判断できるため、それに基づいた機転で幾度となく仲間のピンチを救っている。
ちなみに、頭を使う際にこめかみを指で触る癖がある。


ミラ、レイアに(特にレイア)好意を抱かれている描写がある他、エリーゼにも好意を抱かれていると推測される(エリーゼの深層心理に反応して動くティポに懐かれている)フラグ体質。
それに加えて、医学部生でイケメンという実はかなりの勝ち組(?)。

しかしパーティ内での立ち位置は、アルヴィンローエンにからかわれたり、レイアに不満をぶつけられたり、ティポに噛み付かれたりと苦労人。終いには影が薄いと言われる始末。
どうしてこうなった?


レイアのアタックに気付かないほどの鈍感ながら、性的なものに興味はある思春期。
ティーチ ミー バリボー!


料理ができる家庭的な面もあり、ミラやレイアに料理をせがまれることもある。
ちなみに、ミラが食事の楽しさに気付いたのはジュードの料理を食べたためであり、そういう意味ではミラを食いしん坊にした元凶。


性能

戦闘スタイルはガチガチの前衛型。
拳法使い故にリーチは短いが、反面通常攻撃の性能は高く(硬直が短い)、通常攻撃を連打しているだけでも戦える。
歴代キャラクターでいえば、セネル・クーリッジのようなタイプ。というかセネル以来の2代目格闘主人公。

また、『治癒功』『快気孔』といった回復技も持ち、序盤では回復役にもなる。
この器用さから、最初に仲間になるミラ=マクスウェルやアルヴィンが前衛型なのもあって、非常に重宝する。

空中戦だけは少々厳しいため、ここは素直に味方を頼って撃ち落としてもらうのが吉。本作で飛ぶ敵は少ないのであまり問題にはならないが。

特性は『集中回避』。
相手の攻撃をバックステップで回避すると、そのまま相手の背後に回り込む(その動作中は無敵)。
攻めこまれている状況を一気に打開できるので、ここぞという時に狙ってみるべし。

リンク時のパートナー固有サポートは『レストア』。
操作キャラクターがダウン状態の時に一瞬で駆け付け、回復してくれる。
ダウン状態でもダメージは入るので、前衛型を使っている時は心強い。

ちなみに、リンク中の特殊攻撃が相方の固有サポートを活かせるように性能変化するという、なんとも器用な性質も持つ(例えばレイアとリンクしている場合、アイテムスティールのために相手をダウンさせる性能に変わる)。

共鳴術技の数は同じく主人公であるミラ、幼なじみであるレイアとが多い。

共鳴術技の性能は様々で、各種属性攻撃のみならず、全体回復(体力も状態異常もどんとこい)まで行える万能型。ジュード君マジ器用。

誰とでも合わせられるので状況に応じてリンク相手を変えるのが一番だが、面倒な人はとりあえず攻撃も回復もでき、だいたいの状況に対応できるミラかレイアとリンクしておこう。

TOX2でも依然固有共鳴術技が豊富で、チェーンを繋ごうとするとジュードを頼ることは多い。


秘奥義は『殺劇舞荒拳』。

歴代使用者と同じく殴打と蹴撃を叩き込み、最後に渾身のストレートを決め、
相手を吹き飛ばす。


「殺劇!はぁぁぁああ!舞荒拳!!」

ほぼ単体攻撃で対集団には向かないが、単独秘奥義の中では最高威力を誇る。


「この拳は、飾りじゃないよ!」



協力秘奥義は『虎牙破斬・咢(アギト)』(withミラ)。


「飛んで!」
「任せた!」
「輝け!」
「極光!」
「込めろ!」


「「虎牙破斬・咢!!」」




作中の活躍

以下、ネタバレ










TOX

担当教授の失踪と、研究室に不法侵入したミラを見咎めたことを切っ掛けに揃ってお尋ね者となってしまい、現れた傭兵アルヴィンの手引きで脱走。
四大精霊の解放と自国の陰謀を暴いて冤罪を晴らすことを当座の目的として旅に出る。

もう一人の主人公であるミラが「与えられた使命しか知らない精霊の身の上から、ただの人間となり人を理解し本物の信念を見出していく」のに対し、
「どこか受動的に生きていた中、自分の知らなかった世界を目の当たりにして自分が為すべきことを考え見出していく」形で成長譚が描かれる。

序盤は所謂『巻き込まれ型主人公』そのもので、使命を果たそうとするミラと、彼女を妨害しようとするアルクノアの争いに巻き込まれた一般人、という雰囲気だった。

パーティの中でも、先陣を切るミラをサポートするサブリーダー的立ち位置で、主人公としては地味な立ち位置。

また、その境遇に同情してエリーゼ・ルタスを連れ出す、負傷したミラを助けるためにレイアと奮闘する等、主人公らしい行動をすることもあったが、心配のあまり同行を願うエリーゼの気持ちを無視してしまったり、ミラの力になりたいがために両親の助言を無視してしまう等、やや視野狭窄に陥っているところも見られた。

しかし、旅を続ける中で『ミラを支えたい』という強い思いを抱いて成長。アジュールの王ガイアスと渡り合い、また、彼に一目置かれるまでになる。

そして、ミラや仲間達と共にアルクノアの総大将であるジランドを倒すも、そこで一度は自分に協力してくれたミュゼの襲撃に遭い、絶体絶命に。
ミラに助けられるも、彼女自身は死亡してしまう。
その後は、支えたいと願ったミラのに自暴自棄となり、自らを殺しに来たアルヴィンに何の抵抗もしないほど、生きる意思を失っていた。

しかし、自分を守ろうとするレイアの奮闘と、「ミラが助けてくれた命を無駄にするつもりか」という言葉で気力を取り戻し、アルヴィンを撃退。
そして、無気力になった自分の傍に常にいてくれたレイアや、心配して自分を訪ねてくれたエリーゼ、ローエン・J・イルベルトと共に、『本物のマクスウェル』を捜す旅に出る。

自ら旅に出たためか、「ミラの覚悟に報いたい」という強い思い故か、これ以降はパーティの中心となり、しっかりとした面を見せるようになる。

その変化はレイア達のみならずガイアス達をも目を見張るもので、特にガイアスは思わず自分の臣下にスカウトしそうになるほどに、ジュードの意志の強さを評価していた。

精神的にも成長し、戻って来たアルヴィンに『レイアへの』謝罪を求め、自らを殺しかけたことは責めないといった、当のアルヴィンいわく『オトナ』な対応を見せる。
(謝っても許さないということを態度で伝えたのか、一番傷付けたレイアに謝罪すれば自分にはいいという意味だったのかは不明)

そして、ミュゼや四象刃の妨害に遭いつつもマクスウェルの下にたどり着いたジュードは、彼の口からミラの真実を聞き、彼女を批判する態度への反発もあってマクスウェルに激昂。怒りのままに戦いを挑む。


精霊の主たるマクスウェルに何度も倒されながらも「ミラのためにも負けられない」という意思だけで立ち上がる姿は、もはや巻き込まれただけの少年ではなかった。


終盤では、その成長もあってかミラの復活後もパーティのリーダー的立ち位置におり、ミラを支えつつも、彼女と共にパーティを支えた。

なお、本人は知らなかったが、実はリーゼ・マクシア人とエレンピオス人のハーフ。
父ディラックが、アルヴィンと同じくリーゼ・マクシアに迷い込んだエレンピオス人である。
ジュードは霊力野がある為リーゼ・マクシア人に近いが、エレンピオス人の特徴である茶色の瞳を持つ。

ED後は、世界を変えるためにオリジンの研究者となり、精霊の主になったミラを想いつつ、研究に打ち込んでいる。

TOX2

エクシリア2ではエレンピオスに渡って医学者として活動。
源霊匣の研究に勤しんでいる。……医学というより工学な気もするが本人的には医学者である。

ストリボルグ号の完成記念試乗に参加し、アルクノアの襲撃に対応するためルドガーと同行。
当初は成り行き気味だったが、ミラの失踪や分史世界の危機などを知り、積極的に協力するようになる。
常時とはいかないもののメインストーリーで同行する期間は長く、要所要所で(ルドガーが喋らずエルが幼いのもあって)物語を牽引していく。

正史世界のミラには一際思い入れが強かったためか、分史ミラは終始「ミラさん」と呼んでおり他のメンバー以上に明確に区別して接している。
一個人として分史ミラを尊重していたのは確かな一方、どうしても正史ミラを意識してしまうところはあった模様。

キャラクターエピソードでは研究に行き詰っていたところ、スタッフの独断で起動したセルシウスが再び暴走。
それを切っ掛けに、かつて精霊術を発明したハオの足跡を追うことになり、人と精霊の共存に改めて向き合うことになる。
分岐が早い分史世界ではそもそも両親が出会わなかったり、アルクノアとして殺害されてしまうためか、ジュードが明確に存在している分史世界はあまり登場しない。

旅の中で利用する機会が増えたせいか、交流を深めると鉄オタに目覚める。





今、できる追記・修正をやるんだ!

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最終更新:2025年11月04日 17:34