Wii

登録日:2010/11/14 Sun 01:00:31
更新日:2025/05/26 Mon 16:09:46
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Wiiのある新しい生活




任天堂が2006年12月に発売した据置型ゲーム機
初期価格は税込25,000円。後に税込20,000円に値下げした。


概要


2006年12月に発売された任天堂の家庭用据置型ゲーム機。
開発中のコードネームは“Revolution”。本体やその周辺機器の型番についている「RVL」にその名残を残している。

Wiiリモコン」と呼ばれる棒状のコントローラが最大の特徴。

これは、技術の進歩とともにボタンやスティックが増え、複雑化していくゲームの操作に一石を投じるべく開発されたもので、
振る、ひねる、突く、傾ける、画面を指し示すといった直感的な操作を可能にし、老若男女問わず楽しめる「体感ゲーム」というジャンルを一躍メジャーなものにした。

ゲーム機では最速で世界出荷が5,000万台を突破し、最終的には1億台以上を売り上げる結果に。
第7世代ハードとしては国内トップシェアであり、N64以降は据え置きハードトップシェアの座をPSに譲っていた任天堂としては、久々の王座奪還を果たした。

このように当初は爆発的なヒットを飛ばしたものの、後述するように後期はソフト面の問題が足を引っ張って一気に販売台数が鈍化した。
ライバル機のPS3が序盤の戦略に大失敗して苦戦していたが、最終的には持ち直したのに対し、Wiiは後期になればなるほど性能不足と、それに起因するサードパーティの有力ソフトの減少に苦しめられることとなった。

2013年に生産を終了し、互換性を持つ後継機Wii Uにバトンを渡した。
先のサードソフト不足は後継機の普及にも暗い影を落とすことになる。


Wiiリモコン


片手で持てる縦長のコントローラ。片手で握る「縦持ち」と、両手で横向きに持つ「横持ち」という2つの持ち方がある。

「リモコン」という名前は、「テレビのリモコンのように家族全員が普通に手に取って操作して欲しい」という想いで付けられたものであり、そのコンセプトの影響はWiiのホーム画面や内蔵ソフトにも見て取れる。

ボタンは十字ボタンとA、Bボタン、1、2ボタンと+-ボタンにHOMEボタン。
横持ち状態でもファミコン以上スーファミ以下のボタン数と、極めてシンプルな構造。
縦持ちだと1、2ボタンが押しづらい位置にあるので、使えるボタンはさらに少ない。
一方で横持ちにするとほとんどファミコンコントローラーと同じ感覚で使える。

Wiiリモコンのアイデンティティは、内蔵されている「3軸加速度センサー」と「CMOSセンサー」にある。

「3軸加速度センサー」はリモコンの傾きや動きを読み取るセンサーで、リモコンをテニスラケットなどの道具に「見立てて」遊ぶWiiのゲームには不可欠なもの。

「CMOSセンサー」は赤外線を読み取るカメラのような装置で、センサーバーから発せられる赤外線を捉えて「画面上のどこを指し示しているか」をリモコンが認識し、リモコンからWiiに送信する。
パソコンのマウスに近い操作をテレビ画面上でできる、と言えば分かりやすいか。

また、リモコンにはスピーカーを搭載。風を切る音などの効果音を発することで、実物がそこにあるかのような臨場感が出せるようになっている。

複数人プレイでは、テレビからの音声では伝えられない誰に何が起こったのかを、個別のリモコンから音を鳴らすことでピンポイントで伝えられる利点もある。
マリオでキノコを取ったら、取ったプレイヤーのリモコンからパワーアップの音が鳴る、と言った感じ。

軽く振るだけでも反応するソフトが多いが、そうでないソフトも多く、プレイヤーに「Wii肉痛」という悩みをもたらした。
一方でその体感的な操作は洗練されている程これまでにないゲーム体験を提供しており、
Wiiの移植作であってもこの操作感にこだわるプレイヤーも多い。


◆関連機器(代表的なもの)

  • Wiiリモコンジャケット
Wiiリモコンを衝撃から守り、グリップを良くするためのゴム製カバー。
振り回したりして遊ぶWiiリモコンでは安全確保の為に大切なアイテムであり、当初はストラップを付けるのを面倒がったユーザーが
遊んでいるうちにWiiリモコンが手からすっぽ抜けてテレビを破壊したり隣のプレイヤーに直撃するといった事例が散発。
これを受けて任天堂はジャケットの付属していない初期のWiiリモコン所有者のために、無償で配布することを決定した。(しかもちゃんと所持個数分)
配布以降はデフォルトでこのジャケットが付くようになった。他社からカバーが発売されることはあったが、ベースで付いているのは珍しい。

  • ヌンチャク
ボタン2つとスティックと3軸反応センサーを持つ。
Wiiリモコンに取り付ける事でより幅広い操作が可能になる。

  • クラシックコントローラ
Wiiリモコンに取り付けるSFCコントローラに近い形状のコントローラ。
2つのスティックとそれぞれ4つのサムボタン・ショルダーボタンが付いていて、標準的なコントローラとほぼ同等の機能を有する。
「クラシック」という名前が付いている割に、なんだかんだで今もこのタイプのコントローラが主流なのは内緒。
クラブニンテンドーの景品で、スーファミのコントローラ風デザインの物も存在。
これは後にスーパーファミコンミニのコントローラーとしても採用されており、Wiiリモコンにも接続できる。

  • クラシックコントローラPRO
カプコンと共同開発した新型クラシックコントローラ。グリップが付いており、操作性が向上。
LR・ZLRのボタン配置が現代的になったため、クラコンと比べると使用感がかなり異なる。

ゲームキューブ用ソフトや一部のWii用ソフトに対応。今期はWiiに合わせた白色のみ継続販売。
ちなみにGCとの互換がないWii U以降も、ほとんどスマブラのためだけに接続タップとともに販売が継続される長寿コントローラ。

  • バランスWiiボード
上に乗り体を動かす事で反応する、Wii Fitなどで使うセンサーボード。要単3電池4本。
最大積載量は135kg。
世界で最も売れた体重計」としてギネスに載っている。

  • Wiiハンドル
マリオカートWiiのハンドル操作を、より本物っぽい操作感で遊ぶための補助器具。
このように、リモコンを道具に「見立てて遊ぶ」体感ゲームが多いWiiでは、本物感を出すためのアタッチメントが数多く発売された。
市販品の色は白のみだが、クラブニンテンドーの景品でゴールデンハンドルなどもある。

  • Wiiザッパー
対応ソフトが非常に少ないボウガンゲーム用の補助器具。
上記のアタッチメントの一種だが、リモコンとヌンチャクを一体化させて一つのコントローラにする形になっており、あると無いとでは操作性が段違い。

  • Wiiモーションプラス
より精密な動きを感知するジャイロセンサーが搭載された周辺機器。専用の「ロングジャケット」と一体型になっていて、Wiiリモコンに取り付けて使う。
手の震えですらゲームに反映されるようになるのでリアルな操作感に磨きがかかるが、ジャイロセンサーの仕様上、定期的な補正が必要となる。
縦持ち時の長さが伸び、両手で持ちやすくなるという効果も。

  • Wiiリモコンプラス
Wiiモーションプラスの機能を内蔵した新型Wiiリモコン。形状は普通のWiiリモコンと全く同じなので単純な上位互換。
Wii Uに移行する頃にはこちらが標準になった。


本体機能・性能


性能はGCよりパワーアップ。対応光ディスクが8cmから12cm(DVDサイズ)になりソフト容量も順当に増加した。

しかしながら、同世代のPlayStation3Xbox360よりは性能がワンランク低く、特に画質面では唯一HD(ハイビジョン)に対応していない。
これはHDテレビの普及はそうそう早く起こらないだろうという、発売当時の機運を見て判断したもの。
しかしWiiが現役の間に国の推進もあって一気に地デジ化が進み、従来のテレビ(SD画質)からHD対応のテレビに買い替える人が予想を越えて多くなった。
よってこの画質のハンデは不運にもWiiの長期展開にとって最終的には大きな痛手となってしまった。

ちなみに任天堂というと必ずしも最先端技術にこだわらないという印象があるが、Wii の場合製造技術(半導体プロセス)自体はライバル機と同等である。ただしその能力をパワーではなく小型省電力に振ったのが特徴で、消費電力はライバル機の数分の一程度に抑えられていた。WiiはWiiでちゃんと最先端を走っていたのである。

本体機能では、インターネットに本格的に対応したのが大きな進化点。
各ゲームの中でオンラインマルチプレイに対応したのはもちろん、
天気予報、ニュース、占い、番組表といった生活に根ざしたソフトウェア(Wiiでは「チャンネル」と呼ばれる)を多数、無料で使うことができた。ただし5~6割の購入者はネット環境がないのでダウンロードしなかったと思われるが。

今でこそ全部スマホの中で完結するような機能だが、当時はこのようなサービスが結構便利で、それをテレビ上で使う(それぞれのソフトもTV番組風な味付けになっている)ことで家族の団欒を促す効果もあった。


GC用ソフトはWii本体でも遊べる。WiiUにこれは流石に引き継がれなかった。
ただしGCコントローラにしか対応しておらず、セーブは本体ではなくGCメモリーカードで行う。


ソフト


Wii Sports」シリーズや「New スーパーマリオブラザーズ Wii」といった、誰でも遊べる簡単操作のゲーム、みんなで遊べるゲームが大ヒットを記録。
健康管理ソフト「Wii Fit」シリーズは一大ブームを起こし、家庭への普及を後押しする結果に。その後バランスボードがでかすぎて中古投げ売りが頻発する
一人でじっくり遊ぶ「スーパーマリオギャラクシー」とその続編、オンライン対応で奥深さが増した「マリオカートWii」「大乱闘スマッシュブラザーズX」なども人気を博した。

Wii用ソフトだけではなく、インターネットを介して過去の任天堂ハードやセガハードの名作をプレイできる「バーチャルコンソール」、ダウンロード専売ソフトの「Wiiウェア」の販売も開始。

一方で任天堂以外のソフト会社、すなわちサードパーティのソフトには恵まれていない。
国内においてサードで一番売れたのはモンスターハンター3だが、それでも約100万本。ほかで目立ったサードソフトはセガのソニックシリーズ位。
2010年代に入ると、ハード末期の時期という事を抜きにしても発売するソフト数の少なさが目立つことになった。

これは独自路線のコントローラもそうだが、何より控えめな性能のせいで他のハードで発売された主要タイトルを移植しづらかったことが大きな原因。
特にハード後期にはその傾向が顕著であり、複数ハードに展開される新作ソフトにWiiだけハブられる傾向も珍しくなかった。
一応、ハード前期はPS2とのマルチや後発移植を行うサードパーティのソフトもあったため、そこそこマルチタイトルはあったのだが。

Wiiの大ヒット自体が多くのソフト会社にとって予想外(Wii以前はソニーのプレステ一強状態だった)で、ソフト開発が後手に回ってしまったというのもある。
また、Wiiリモコンと言う新たなデバイスを使いこなせないサードが多く、リモコンを無理矢理使わせるなどの完成度の低いソフトも見られた*1
(ただしローンチタイトルとして発売された『SDガンダムスカッドハンマーズ』などはサードのローンチにしてよくWiiリモコンの性質を理解した作品として知られる)
加えてライトゲーマー向け路線が転じて、サードパーティーのクソゲー数が増えることにもつながったのは否定できない。
2008年、2011年のクソゲーオブザイヤーで悪名高い「メジャーWii パーフェクトクローザー」「人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ」もその一つである。


それ故に発売されるソフトがライトゲーマー向け(ヌルゲー)またはマルチプレイ系に偏ってしまい、一人で腰を据えて遊ぶタイプのソフトがあまり出ず、コアなゲーマーの心を掴むには至らなかった。とはいえど、当時の時代背景を考慮すると、日本人はWiiをインターネットにつないでマルチプレイを行った層はごくわずかである。パーティーゲームの偏りはインターネットへの無関心層が思ってたよりも多い事を暗喩していた。むしろアメリカのWiiの方がマルチプレイができる作品をさらに多く発売していた。

ただし、一人で腰を据えるタイプのゲーム自体は決してない訳ではなく、コアゲーマーから人気を得たソフトも存在している。
コアゲーマー自体の定義が曖昧な面も指摘されているので、Wiiとコアゲーマーの関係性の論評自体は難しいとされる。

任天堂自体もその問題に目を背けていたわけではない。
ゼノブレイド」「パンドラの塔」「斬撃のレギンレイヴ」「ラストストーリー」といったマニア向けのタイトルが任天堂から多く発売されていたのはサードのそういったタイトルの不足を補うためであり、
少し脇道にそれるが「スマブラX」もWii独自の直感操作に沿わない*2、旧来のスタイルのプレイヤー需要を狙ったタイトルの一つである。

Miiについて

Wii内蔵ソフトである似顔絵チャンネルから作れるアバターのようなもので。自身や家族、友達の分身を作ったり有名人どころか上手く工夫するとゲームキャラクターやアニメのキャラクターまでもが作れる。

作ったMiiは対応したゲームに登場したり、当時Wiiショッピングチャンネルで無料配信されていたWiiチャンネルでは、Miiを活用した様々なチャンネルが配信された。

Wiiチャンネル一覧


お天気 / ニュース

どちらも現実のテレビニュース番組のような嗜好が凝らされているチャンネル。
ニュースチャンネルは待機時には最新ニュースがピックアップされて表示されるなど利便性も高かった。
お天気チャンネルはWiiリモコンを駆使して地点を選んで天気を見るだけ…だが、よく見るものをメニュー画面に固定できる機能があったり、縮小して地球儀を回せば南極の天気なんかも見られた。


Miiコンテスト

作ったMiiを投稿したり、見知らぬ誰かが作ったMiiをダウンロードして自身の似顔絵チャンネルに送ったり出来るチャンネル。コンテストではお題に合わせたMiiを作って、山のてっぺんを目指す。お題に合わせたMiiが作れなくとも、投票で選んだMiiでも山のてっぺんを目指す事が出来る。

Wiiの間

登場させたMii達の日常風景を眺めるチャンネルかと思いきや、ここだけしか見れない映像などが盛りだくさんなチャンネル。
Wiiポイントを使った映画やアニメのレンタルや、お店などで使えるクーポン情報、ネットショッピングなど、ゲーム以外のエンタテイメントが充実していた。
星のカービィ(アニメ)の貴重な全話レンタル配信とか。

みんなで投票

Wiiユーザーがそれぞれテーマに沿って投票するというもの。Mii達が移動する様を見ているだけでも癒やされる、Mii普及に一役は買ったチャンネル。

出前

出前館と提携したチャンネル。チャンネルが設定した住所にある近所の店を検索して、メニューを出してくれる。
住所の登録がハガキの住所欄に似せてあるなど、とことんライトユーザー向けのUIをしている。

バリエーションハード


Wii mini

Wiiの廉価版として発売されたハード。北米と欧州のみで販売されたため日本版は存在せず、それ故に国内での知名度も低い。
次世代機であるWii Uの購入を考えていない層やオンラインを遊ばないような層を取り込む目的のハードだった。
更に言うと、欧米は経済格差が巨大である事情や、欧州方面ではWiiの普及スピードが遅かったことも理由としてある。
Wiiが十分に普及し、Wii mini登場時期には既にハードとしての寿命が末期になっていた日本では不要と判断されたのも分かるだろう。現在の中古店でばら売りされているWii本体は割とすごく早い頻度で投げ捨てされたであろう履歴が見られ、本体の初期化すらも行っていない代物が多すぎる。



廉価版のため、インターネット接続が不可能で、SDカードもスロット自体が削除されて非対応。
ゲームキューブとの互換性も廃止され、ゲームキューブコントローラ接続用ポートもそれに伴って削除された。
このようにかなり機能が削除されているが、お値段はなんと99.99ドル(日本円にして約8,000円)と、据置機としては相当安くなっている。

Wii U発売以降もしばらくの間生産され続けていたが、現在は既に生産終了となっている。


余談


●ソフト
任天堂初のCERO“D”区分のソフト「斬撃のレギンレイヴ」など、ハード後期ではサードパーティのソフトが少ない分任天堂から多くの挑戦的なソフトが発売されたハードでもある。
●叩いて直る
Wiiリモコンの加速度センサーがうまく反応しない場合、軽く叩くと改善する場合があるとホームページのサポート情報に載っている。叩いて直ると明言された数少ない電化製品。
●センサーバー
センサーバーは「センサー」という名前とは裏腹に、ただ赤外線を発しているだけ。Wiiリモコン側のセンサーがそれを感知し、情報をWii本体に送信するというのがポインターの仕組み。そのため、ろうそくや日光をセンサーバーの代わりに使うこともできる。
●本体について
先述の通りWiiは競合機種より性能が抑え目になっているが、そうなった背景としては
  • WiiConnect24の機能で24時間電源を付けっぱなしにしても熱でマシンが壊れないことや電気代の増加を最小限に抑えるために熱量や消費電力を抑える工夫をする必要があった。
  • GCとの互換性を維持するために、CPUのPowerPC系統の仕様を大きく変更せずに対処した。
と言う事情がある。
これらを実現するため最新のプロセスを使ってGCのアーキテクチャを現代風にリメイクする手法を採用し、性能を若干向上させつつGCとの互換性を実現、本体サイズ・熱量・消費電力を極限まで抑えることに成功している。
CPUダイのサイズは僅か4.2mm×4.5mmという驚異的な小ささである。
なおこのように性能・発熱を控えめにしたことで競合機のPS3・360の初期型が抱えていた「RROD」「YLOD」*3といった致命的故障のリスクが当初からほとんど抑えられている。


追記・修正お願Wiiします。

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最終更新:2025年05月26日 16:09

*1 同時期の任天堂携帯機であるニンテンドーDSの2画面やタッチペン操作に関しても、サードパーティのソフトにおいては上手く使えていない完成度の低いソフトが多数見られた。しかし、こちらは最終的にはそのようなソフトはかなり少なくなっている

*2 https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rsbj/vol2/index.html

*3 360の「Red Ring of Death」とPS3の「Yellow Light of Death」。いずれもCPU・GPUが発する凄まじい熱に排熱が追い付かなくなり、マザーボードと接続しているBGAの半田が割れてしまうことが原因。対策としては本体の周りに物を置かず、吸気・排気用のスペースをとること。