真壁刀義

登録日:2011/08/25(木) 17:43:35
更新日:2023/08/31 Thu 20:01:53
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真壁(まかべ)刀義(とうぎ)は新日本プロレス所属の男性プロレスラー。


生年月日/1972年9月29日
身長/181cm
体重/110kg
血液型/B型
出身地/神奈川県相模原市
入場曲/Immigrant Song(布袋版を使用)
本名/真壁(まかべ)伸也(しんや)



  • 経歴
帝京大学出身で在学時には同校の学生プロレスで「プリン真壁」として活躍。この時の後輩にDDT所属のHARASHIMAがおり、プロ以降も何度か絡んでいる。

1996年4月に新日本プロレスに入門。
同期がアマレスエリートの藤田和之であり、デビュー前の実績が無かった彼は辞めさせるための酷いシゴキを受けていた。
それを耐えた上で翌年2月に大谷晋二郎戦でデビューを果たす。

デビュー後は鳴かず飛ばずであり、長州とIWGPタッグ挑戦や「SUPER J-CUP」に出場など実績を重ねるものの結果が出ない日々が続いた。2001年にはプエルトリコに無期限海外遠征に出る。ほぼ島流しに近い状態であり、帰国後の凱旋試合も新日本ではなく他団体のKAIENTAI-DOJOで行われるなど全く注目されなかった。

だが、2003年7月に高山善廣と組んで小橋建太&本田多聞に挑戦したGHCタッグ選手権試合は評価が高い。
当時はただの冴えない中堅だった彼が、本気の小橋を引き出した試合であった。

しかしホームリングでは相変わらず全く目立てず、2005年のG1 CLIMAXの中邑真輔戦でアキレス腱を断裂。戦線離脱を余儀なくされた。
当時の彼は結婚寸前であとは両親に挨拶するだけであった彼女と破談するなどリング上、プライベート共に最悪の状態で精神的に非常に荒れていた。

翌年1月に復帰、そして同年9月にアパッチプロレス軍のWEWヘビー級王座に戴冠する。
デスマッチ系のインディ団体への派遣という実質左遷のような扱いであったがこの戴冠が大きな転機となる。
どんな凶器攻撃をされてもそれ以上の厳しい攻撃を返す打たれ強さ、煽りや観客のヒートアップなどなんでもござれな口の上手さ、
憎々しく振る舞うヒールっぷりとこれまで中途半端だったキャラクターを完全に確立し、圧倒的な存在感を誇るレスラーになっていった。

ホームリングでは同年10月に天山広吉からの誘いでヒールユニット「G.B.H.」に加入。
しかしその突然の変貌は他のどのメンバーよりも強烈な印象を与え、日に日に存在感を増していた。

翌年7月の永田裕志戦でデビュー10年目にして初めてIWGPヘビー級王座に挑戦。
正に死闘といえる試合で、試合後まで全く止まらず流れ続けるほどの多量の流血をしながらも全く引かず逆にあと一歩まで追い込んだ。
まだ彼が良くなったか半信半疑だったファンを完全に納得させる内容であり、
敗れはしたがこの試合で完全にトップレスラーの仲間入りを果たしたと言ってもいいだろう。

その後はこれまでの鳴かず飛ばずが嘘のような破竹の勢いで結果を残していき、
GBHの乗っ取りや矢野通をパートナーにIWGPタッグの戴冠等々トップヒールとして活躍していく。

が、2009年4月の中邑真輔戦の試合中に矢野が裏切り中邑と「CHAOS」を結成。
GBHは彼と唯一GBHに残っていた本間朋晃だけになってしまう。試合中の裏切り劇とそれに伴う抗争から次第に彼は観客の支持を獲得していく。

同年のG1 CLIMAXでは圧倒的支持率で初優勝を果たし、翌年5月にはIWGPヘビー級王座に初戴冠。こちらでも支持率の高いピープルズチャンピオンになっていった。

現在では「ベビーとヒールを超越した存在」としてヒール系のキャラ・言動だがファイトスタイルはベビーという特異な立ち位置のレスラーとして活躍している。また、スイーツ好きというチャームポイント(?)や喋りが上手いことから、バラエティ番組だけでなく大河ドラマへの出演など、棚橋、ライガーと並んで新日本の宣伝隊長のような仕事もそつなくこなしている。また、その際には本間朋晃も一緒に出演することが多かったが、近年はそれぞれがピンでテレビに出演していることもしばしば。


  • 得意技
○キングコングニードロップ…フィニッシュホールド。2019年の師匠・長州力の2度目の引退試合まで未だ返されたことがなかった絶対的なフィニッシュホールド。
最初は走り込み式を使用していたが現在はトップロープから放つ形になっている。スパイダージャーマンから繋げることが多い。
立っている相手の肩口に断頭台式で放つタイプも存在し、この技でIWGPヘビー級王座に戴冠している。

ジャーマンスープレックス…若手時代のフィニッシュホールド。綺麗なブリッジで説得力のある一発を放つ。2020年以降は格下相手にこの技で勝利をおさめることがある。

ドラゴンスープレックスも使用しており、こちらは現在でも稀にフィニッシュとして使用することがある。

○監獄固め…マサ斉藤でお馴染みの技。フィニッシュとしても使用出来るが繋ぎとして使うことが多い。

○チェーン攻撃…入場時に持っているチェーンを使用。絞首刑の如く締め上げたり、腕に巻き付けラリアットで攻撃するなどバリエーションが豊富。
G.B.H.分裂後はあまり使用しない。



  • 余談
○リング上での破天荒なキャラとは裏腹に常識人として有名。
若手時代に滅茶苦茶丁寧な口調でちゃんこの作り方を解説している映像や介護施設を本間と共に訪問している映像からその人格者っぷりはうかがい知れる。

○若手時代に道場から締め出され道場横のシャワー室前でうずくまっていた所、
山本小鉄に「真壁、誰よりも強くなれ。強くなったら誰も何も言わなくなるから」と励ましの言葉を受け、踏ん切りがついたと本人は語っている。
その他のことでも小鉄に世話になっており「感謝の気持ちしかない」と語っている。

佐々木健介から特に酷いシゴキを受けており、殺意を抱くほどだったという。そのため道場長になってから理不尽なシゴキなどがないように積極的に改善していったため、棚橋をはじめ当時の真壁を慕うものも多い。

○非常に多弁で饒舌。話す内容も凝っており現役のレスラーの中でも喋りが上手いレスラーとして知られている。ただし言語センスは旧タッグパートナーである矢野からは不評。

○プロレス界屈指のスイーツ好きとして知られ、学生プロレス時代の「プリン真壁」というリングネームもスイーツの「プリン」に由来する。また吉野家の牛丼も好き。

○フェラーリ・テスタロッサを所有していたが、彼と古い付き合いの友人が真壁のことを書いた書籍「Tank youな!」では手放したと語っている。

○マッドマックス 怒りのデス・ロードのリクタス・エレクタスの吹き替えで声優デビューを果たし、探偵オペラ ミルキィホームズの劇場版「逆襲のミルキィホームズ」でアニメ声優デビューを果たした。また、タイガーマスクWでは新日本プロレスのプロレスラーの声は本職の声優が起用されている中、真壁は本人役で出演している。

○チェーン攻撃を多用する、使用しなくなった後も入場時はチェーンを必ず首にかけている等真壁の代名詞として定着しているチェーンであるが、実は真壁は金属アレルギーだったりする
その為、首からかけているチェーンは実は金属製ではないとの事。


ホントはよ、死んでも言いたくねぇんだよ。死んでも言いたくねぇんだけどよ、追記・修正してくれてよ、サンキューな

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最終更新:2023年08月31日 20:01