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ユグドラ・ユニオン

登録日:2010/04/20 Tue 22:06:32
更新日:2026/07/20 Mon 16:31:17
所要時間:約 5 分で読めます




Princess Yggdra had the Gran Centurio

and just go ahead for Castle Paltina recapture

We'll never fight alone

ユグドラ・ユニオン』(Yggdra Union)とは、スティングから2006年3月23日に発売されたGBA用ファンタジー・タクティカルRPG。
キャラクターデザインはきゆづきさとこ、カードデザインは戸部淑。
2008年1月24日に新キャラ、新マップ、キャラクターボイスなどを追加したPSP版が発売された。
2019年にスマホアプリ化され、それ以外のプラットフォームでは2020年3月にNintendo Switch、2023年2月にSteamでそれぞれ展開されている。
ちなみに2008年9月25日発売のDSソフト『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア』の特別版にはGBA版が同梱された。在庫処理じゃありませんよ?


◆ストーリー

古来より神々の血を受け継いだ王家の一族によって統治され、豊かで安定していたファンタジニア王国は、新生ブロンキア帝国の侵攻を受ける。国土は侵略され、国王は命を落とし、王都パルティナは遂に陥落する。
王女ユグドラは、代々ファンタジニア王にのみ受け継がれてきた聖剣「グラン・センチュリオ」を手に逃げ延びて行くが、盗賊王のミラノと出会い、共に王国の再興に向けて戦い始める……


◆キャラクター紹介

ファンタジニア王国軍


ユグドラ
CV:中原麻衣
ファンタジニア王国の王女様。
序盤は頼りないが戴冠の儀以降は覚醒してミラノと並ぶエースとなる。

ミラノ
CV:沢城みゆき
ミラノ盗賊団のカシラ。
能力高いカード強い強制出撃の王国軍の大エース様。

○デュラン
CV:私市淳
ファンタジニア王国第三騎士団の団長。
LUKが低いが、他のステータスは優秀。
プレイヤーによってはニーチェのあまりの可愛さに心奪われため、彼が終始二軍になる。
LUKが低いのが災いしてクリティカルを喰らいがち。

ニーチェ
CV:前田愛
ウンディーネの少女。水に入った彼女は軍神を凌ぐ堅さを誇る。
ステータスは低めだが、基本的に彼女しか水を渡れない都合でニーチェでしか取れないアイテムが多数。

○ロズウェル
CV:金子英彦
ヴァーレンヒルズの北半分を占める黒薔薇家の総帥。
われらがバナナン総帥。後々の攻略のしやすさから、大抵は粛清されてしまう。
ごめんよバナナン……
夜間の転移移動は若干クセがあるが使いこなせると楽。

○ロザリィ
CV:佐藤朱
ヴァーレンヒルズの南半分を占める白薔薇家の総帥。
ロザリィさんじゅうきゅうさい。
火炎無効で焔帝やウィッチを殴り倒す事が可能なため、初回プレイではお世話になる。
錆びた鎖・目隠し布・ロープなど拘束具の士気回復量が最高値なドMである…と思われていたが、実はゴーレム用に欲しがっているだけだったり。

○ラッセル
CV:渡辺武彦
『魔剣士』の通り名を持つ五頭竜将の一人。初めは敵対関係だが、人質として捕らえられている婚約者を開放すると仲間になる。実は婚約者を助けても彼を討ち取れてしまうのは内緒の話。
GENの低さから開幕から瀕死になることが多い。通称『負剣士』
ユグドラ合流後はさらに存在価値が……
GENを補強してあげれば高いATKとTECで無双キャラの一角も務められるのだが、いかんせん剣の需要がない。

クルス
CV:菅沼久義
反帝国レジスタンスのリーダー。森の抜け道を見つけられれば仲間になる。
あらゆる仕様の逆風を受けるかわいそうな人。敵に回すと強いハンターが、味方になるとさっぱりである。

エレナ
CV:牧島有希
帝国の暗殺部隊所属のアサシン。
レオンの傍若無人な行動を止めるため王国軍に協力する。
もう一人の弓兵がご覧の有り様なので弓使いのエースとなる。
夜に強い特性も終盤にかなりの追い風。
自軍では実質専用カードとなる「ブラッディクロー」も強力。

○ミステール
CV:鎌田梢
PSPから新規追加されたキャラクター。
隠居した天才軍師・ブライの孫娘。レネシー山脈の火口近くに住んでいる。自称主婦。
ステータスは夜襲とどっこいだが、チートすぎる武器相性、専用カードでどうとでもなる。
食えと言わんばかりに加入マップに金のドゼウ*1が置かれているのも追い風。

パメラ
CV:野中藍
マルドゥークの森に住む魔女。
2周目以降に特定の条件を満たせば仲間になる。

○キリエ
CV:榊原ゆい
ミラノの幼馴染のグリフォン使いで、古代種の末裔。愛獣のアルと共にミラノの窮地に駆けつける。
よくツンデレと言われるが、結局デレる場面はない。
一人称は「ウチ」
スポット参戦ではあるが毎回ミラノに準ずる強さで登場するので頼りになる。頼りにしすぎてMVPを掻っ攫われないように注意。

○ゴードン
CV:渡辺武彦
テンプルナイツの生き残り。
ユグドラの戴冠の儀絡みのシナリオでごく短い期間スポット参戦する。
高い能力で参戦中はデュランを超える活躍が期待できるが、残念ながらすぐに離脱する。

○コブン
ミラノ盗賊団所属の子分。
BF1のみの参戦だが、switch版以降はそこでMVPを取らせればそのまま参戦する。
同じ斧のミラノが強すぎるうえ、装備アイテムが固定でドーピングできない欠点があるが、それでもミラノ以外の斧が欲しい局面もあるため貴重な戦力。

新生ブロンキア帝国軍


ガルカーサ
CV:三浦祥朗
新生ブロンキア帝国の若き皇帝。
インチキ武器相性の鎌、仕様上強いLサイズユニット、チートじみた固有カード「ジェノサイド」で蹂躙してくる強敵。

アイギナ
CV:藤野とも子
帝国の象徴として五頭竜将と並び称えられる将。
ミラノの苦手な剣ユニット、一騎打ちに持ち込む「レヴォリューション」に加え、一騎打ち必勝装備を持っていることもあり倒すには工夫が必要。
しかし終盤は覇王と化したユグドラに歯が立たなくなる。

○バルドゥス
CV:稲田徹
五頭竜将の一人。通称「軍神」
配下のガーディアンナイトと供に難攻不落のイシュナート要塞を守る老将。
ステータス異常無効の特性に加え、「エースガード」を発動されると突撃や反撃が無効化されるため高いステータスと正面から向き合うハメに。彼の最後の戦いは南パルティナに次ぐ詰みポイントとして有名。

○エミリオ
CV:野中藍
五頭竜将の一人、「緋雪姫(ひせつき)」と称される。焔帝ガルカーサの異母妹でゴスロリボクっ娘。14歳ながらグリフライダーの機動力を活かして世界を駆け回り、兄が窮地に陥った際は見事に彼を救ってみせた。
飛行故の奇襲も厄介ながら、最強カードの一つ「グラヴィティカオス」を使うため武器相性有利程度では逆転されかねない難敵。
見た目に似合わない強敵だが、彼女の最期は数多くのゲームの中でも屈指の悲惨さを誇ることで有名。きゆづき氏の絵柄のおかげで相殺こそされているが…

○レオン
CV:金子英彦
五頭竜将の一人、「黒騎士」と恐れられている。
エレナの実の兄。
部下もナイトが多く、「チャリオット」を発動されると生半可なユニットでデュエルに勝つのは困難。だが、最後の戦いでは投石器の餌食になる所に陣取っているせいで…
ちなみにロズウェルと兼役。声優の演じ分けの凄さを垣間見れる。

ネシア
CV:三宅淳一
五頭竜将の一人、預言者の異名を持つ。
「困った人たちだ」が迷台詞の人だが、一番困った人はこの人。

○ユーディ
CV:前田愛
帝国軍魔導部隊を率いる宮廷魔術師。砲撃大好きなドS28歳。こんなんでも帝国軍の中ではバルドゥスの次に年長である。
所持カードは「フレイム」だが、他の帝国将と比べるといささか地味。
砲撃と併せて士気を削られるのは痛いが、それだけ。討死シーンもあっけないのが地味さに拍車をかけている。

○インザーギ
CV:藤原勝也
帽子の定期便。大体はアムトーラム広場でラッセルに叩き斬られていることだろう。

○ミゼル
CV:三宅淳一
靴の定期便。PSP版では状態異常付加とボイスでウザさが増した。
敵対キャラで確実に生存する唯一の人物。もっともPSP版以降から遊んだプレイヤーにとってはよっぽど殺してやりたいだろうが。


◆システム

ゲームの流れに沿ってシステムの説明をする。

●出撃ユニット、タクティクスカード選択

各マップの開始前に、出撃するメンバーとマップごとに決められた枚数のカードを選択する。
基本的にユグドラとミラノは強制出撃なので、残ったメンバーをどう選出するかが鍵。特定キャラでないと回収できないアイテムも多く、戦力の割り振りは結構な悩みどころとなる。
タクティクスカードにはそれぞれ移動力、攻撃力が設定されているのでそれらを参考に。攻撃力は使えば使う程育っていくので基本的には同じカードを選び続けるのが良いだろう。
ここの選択次第でマップの攻略難易度を決定する非常に重要な場面。

●マップ攻略開始


●カード選択

いよいよBFの攻略開始。開始前に選んだカードの中から、ターン開始時に一枚を選んでスタート。自ターン開始のBFであれば。敵ターンから始まるBFも少ないながら存在し、この場合は自軍は前BFのラストに使ったタクティクスカードで戦うことになる。*2
選んだカードに記された移動力のぶんだけ移動でき、条件を満たせばスキルを使用できる。
注意すべきは、移動力は全ユニットで共有するという点。
選んだカードの移動力が10だったら、誰か1人を10マス移動させると他のユニットは移動できなくなる。一方で他のSRPGにありがちな、騎兵は歩数が多く、歩兵はそれより少ない歩数しか進めない、ということもない。騎馬のデュランだろうが、徒歩の姫様だろうがカードに記されている分だけ歩いて行けるのだ。
敵ユニットに隣接したユニットは戦闘を仕掛けることができる。ここで鍵となるのがこれから説明するユニオンシステム。題名にも堂々と入っているユニオンを使いこなせるかどうかがこのゲームの分かれ目。

●戦闘


戦闘開始前に、戦闘を仕掛けたユニット(ユニオンリーダー)と、仕掛けられたユニットを中心に「ユニオン」が結成される。
「ユニオン」は、一定の範囲内にいる味方を戦闘に参加させるというもの。
例えば味方のユニットAとBがユニオンを組んで敵ユニットaと戦うと、A対aのあとにB対aが行われる。
連戦ハンデ*3などもあるので、不利な敵に対してもユニオンを組むことで勝てる場合がある。……後述するスキルや相性も絡んでくるので、複数人でボコったからといって勝てる訳でもないというのがこのゲームの絶妙な点。逆も然りで、敵もユニオンに単騎で突撃してもフルボッコにされるとは限らない。1人で5人抜きも決して夢物語ではないのだ。
ユニオン内での戦闘順は、ユニオンリーダーからの位置で決定され、戦闘前に自分で入れ替えることはできない。敵のユニオンを見て、有利になるように配置することが必要になるので、移動力の管理が重要な要素になる。

●白兵戦

戦闘は8対8(騎兵などの大型ユニットは4)の半オートバトル*4
仕掛けた側の突撃→仕掛けられた側の反撃→白兵戦
という流れ。弓兵の場合は反撃がスキップされる。
戦闘中にプレイヤーができることは基本的には攻勢に出るか守勢に入るかの指示のみ。指示を出さなければ中立である。
攻勢→攻撃力上昇。ゲージ消費。
守勢→攻撃力低下。ゲージ回復。
中立→攻撃力、ゲージ共に変化なし。
となっている。攻勢に出ているほうが勝ちやすい。白兵戦開始時のゲージは歩数が少ないカード程初期値が大きく、逆に歩数が多いカードは蓄積されているゲージが少ない。

ユニットには武器タイプが設定されていて、それによって有利な相手、不利な相手がいる。ただし、相性不利でもステータスや他の要因(得意地形、属性攻撃の無効化など)によっては相性差をひっくり返すこともザラ。相性不利だからと諦めることも、相性有利だからと油断することも控えよう。荒野のミラノや城砦のユグドラは良い例である。

条件を満たした状態でゲージがMAXになるとスキルを使うことが可能。相性をひっくり返すほどの効果を持つスキルもあるので、ゲージを溜めたほうがいい場合も。

声付き&難易度低めならPSP版、ドット絵好きならGBA版がオススメ。
しかし、ゲーム難易度はSRPGに慣れてないと高確率でゲームオーバーを連発するレベル。
(実際にはゲームオーバーになっても経験値などが引き継がれ、同ステージのゲームオーバー回数に応じて敵が弱体化する手心システム的なものがあるため、根気があれば必ずクリアできるような仕様にはなっている)
また、見た目に寄らずシナリオもダークで血生臭いものとなっている。
イラストでホイホイされ買うと、泣きを見るので購入は計画的に。




クルス「追記・編集っていうのはどうかな?」
ユグドラ「…………」
ミラノ「なかなかいいアイデアはねーな…」



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最終更新:2026年07月20日 16:31

*1 ドーピングアイテムで、全能力を大星1つ分上げるバランスブレイカー。

*2 この場合、カードは消費されないので安心。

*3 1連戦ごとに白兵戦開始時の人数が減っていく。Lサイズユニットは2連戦ごと。

*4 GBA版では6対6。大型ユニットは3人で開始する。