登録日:2012/02/07(火) 13:05:04
更新日:2024/06/07 Fri 21:56:34
所要時間:約 4 分で読めます
参考画像を見て「!?」となった人、誰もそのリアクションを責めたりしないので、そのまま読み進めて行ってほしい。
まず
オリジナルキャラクター『シーエ』についてだが、本体は下顎の無い頭蓋骨に両腕と骨盤より下が欠損した人体骨格だけのキャラクターである。
この状態では通常、右腕には巨大な機械義手、左腕には巨大な三本指の骸骨が装着されており、両足は膝関節部分から下が車輪付きブレードのようになった機械義足になっている。
そして、頭部の下顎があるべき部分からは、節足動物の脚にも似た細く鋭い作業アーム(鉤爪?)が複数飛び出ているが、頭部のスピーカーから発声可能。
この骨格と義肢のキャラクターが人間の皮を被って人間に擬態した状態が、いわゆる『シーエ』の一般形態である。
完全に人間の形態を取ることもあるが、基本的には頭部と胴体だけが美しい少女で、下顎のアームと凶悪なデザインの義肢はそのまま装着されていることが多い。
これはキャラクターのコンセプトとして、『パーツをいつでも好きな物に付け替えられる』と言うものがあるからで、これは普通、なにかしらの特徴(緑髪、
ツインテール、灰色のジャケット、黒いブーツ……などなどの『記号』)の集合として描かれているキャラクターへのアンチテーゼのようなものであろう。
ミクにしろそに子にしろ、一皮剥けばみんな骸骨で、ちょっと改造したらシーエみたいになるのである。
そのため、
VOCALOID(ミクやテト)のコスプレをしていても『シーエ』は『シーエ』であり、『骸音シーエ』の『骸音』と言うのも着脱可能な記号の一つに過ぎない。
ともあれ、その巨大な機械義肢に下顎のアーム、側頭部にくっついた巨大なフナムシのナトくん、美しく大きな右目の義眼に対して怪しく赤く輝く左目など、そのインパクトはRPGの
ラスボス並に凄まじいものがあり、ついには公式からも公認(シーエが義肢を残してミクのコスプレをした状態と、骨格剥き出しに髪の毛だけミクの状態の二種に関して)されてしまった。
MMDでもモデルが配信されている。
誰が使うんだこれ……
ニコ動ではキャラクター原案者であるDeino氏がPV制作を担当した
VOCALOID楽曲がいくつかあるが、いずれも3DCGを駆使した動画の中ではずば抜けたクオリティーを誇る。
軽く悪夢にうなされるぐらいの衝撃作。
代表作は『骸Attack!!』『machine muzik』『細菌汚染』など。
気になった人や、カオシックルーンが好きな人は是非一度検索して見てほしい。
余談だが、『machine muzik』に登場する蠍を模した作業補助
ロボットのエムジくんが気になる存在なんだとか。
何気にドジっ子、ドM、恋する乙女コスプレイヤーの露出狂と言う、アホほど強烈なキャラクターでもある。
元々はセクサロイドだったが、色々な所有者の手元を渡り歩くうちに悪ふざけで改造されて今の基本フレームになった。
本人は格好いいのでそれなりに気に入っている。
尚、本体の骨格部分は単三電池を動力としているが、そのソケットは
股間にある。
この改造をしたのはシーエ自身で、理由は
電池を取り替えるたびに気持ちいいから。
でもたまに電池切れを起こすシーエちゃんマジドジっ子。
ちなみに名前の由来は『Ca(カルシウム)』。
フナムシのナトくんは『Na2O3S(亜硫酸ナトリウム)』、作業補助
ロボットのエムジくんは『Mg(マグネシウム)』がそれぞれ名前の由来になっている。
Deino氏は
pixivにも登録しているので気になったら検索してみよう。シーエの誕生までの道のりや他の作品もある。
追記・修正は下顎の作業アームでエムジくんと一緒にお願いします。
- 3/15で10周年らしい -- 名無しさん (2019-03-18 21:57:35)
- 手足があんな重厚そうなのにカーボン製で軽いとかは書いてないんだな・・・修正の仕方分からんからあんま強く言えないけど -- 名無しさん (2020-11-21 11:44:56)
- 手足はアルミ製で軽いらしい -- 名無しさん (2022-09-23 23:31:41)
最終更新:2024年06月07日 21:56