しずるさんシリーズ

登録日:2012/06/28(木) 15:28:03
更新日:2020/02/29 Sat 00:01:49
所要時間:約 4 分で読めます




「この世にあるのはごまかしだけ――」


しずるさんシリーズは富士見ミステリー文庫で刊行されているライトノベル
既刊3巻と単行本で出た外伝1巻が発売中。
作者はブギーポップで有名な上遠野浩平、イラストは椋本夏夜。

上遠野には珍しくSF、能力バトル要素の無い純粋なミステリー作品。
ドラゴンマガジンの別冊・ファンタジアバトルロイヤルで短編連作で不定期連載されていたが、4巻収録分の第1話が載った直後に同誌が休刊&レーベル終了で2年ほど沈黙状態だった。2009年にドラゴンマガジンに新作&外伝発売で復活。
2013年7月から星海社文庫で復活プロジェクトとして新装版及び新作の発売が発表された。
それに伴い挿絵が国道12号に変更になる。


《あらすじ》

とある病院に入院しているしずるさんは謎めいた事件が大好きで、いつもお見舞いに来てくれるよーちゃんが調べてきてくれた事件を次々と解明していく。
基本的に二人が百合トークしていたらいつの間にか事件が解決している。



《登場人物》

◎よーちゃん
ごく普通の女子高生。物語は主に彼女の視点で描かれる。
とある事件でしずるさんと出会って以来、彼女のお見舞いに訪れる。
彼女の他にはしずるさんをお見舞いに来るものはいない。
時折しずるさんが興味を持つような事件を調べて、病室でその事件について話し合う、いわゆるワトソン役。
穏やかで怖がりな性格の持ち主で、本人評価は「どんくさい」。
しずるさんの事を大切に思っており、彼女の容態をいつも気にしている。
姓を警察関係者に明かす事で、しずるさんの推理が警察の捜査に反映されることもある。
これは他の上遠野浩平作品に登場する"ある一族"の分家筋なためであるが、本人は自覚はない。
本名は未だに明かされていないが、苗字は東澱


◎しずるさん
探偵役。実際に現場を調べたり当事者と接触することのない、いわゆる安楽椅子探偵。
病室のベッドにいるしずるさんと、資料を持ってお見舞いに来たよーちゃんがいちゃいちゃしている内に事件が解決する。
怪奇事件や複雑に込み入った事件に興味を示し、事件を解明する美少女。
現在、原因不明の病気により山の上の病院に長期入院中で、病院の外に出たことはない。
冷静且つ極めて頭の良い人物で、自分を含む全ての物事を達観的・客観的に捉えているが、よーちゃんにのみ心からの信頼を向けている。
なお、しずるさんが入院しているのは白い豆腐型の巨大な病院で、他の上遠野浩平作品にも何度か登場している。
病院というより研究施設 また病院に入院したきっかけは「炎の魔女」霧間凪に助けられたため


《既刊一覧》

  • しずるさんと偏屈な死者たち
  • しずるさんと底無し密室たち
  • しずるさんと無言の姫君たち
いずれも短編4話収録。
  • 騎士は恋情の血を流す
こちらは長編の外伝。しずるさんとよーちゃんが出会うきっかけとなった鬼面の騎士事件を描いた長編。
ブギーポップシリーズのネタ・キャラがメインで、しずるさんたちが登場するのは終盤。
  • しずるさんと気弱な物怪たち
未収録だった「しずるさんと不死蝶」・「しずるさんと蝉時雨」・「しずるさんと雷蜘蛛」とブギーポップシリーズとのクロス編を収めた星海社文庫での最新刊。


《(富士見版では)未収録短編》

  • しずるさんと不死蝶
よーちゃんがしずるさんにエロ小説読まされる話
  • しずるさんと蝉時雨
しずるさんがよーちゃんをハグしたら事件が解決したお話
  • しずるさんと雷蜘蛛
しずるさんがよーちゃんの身体をまさぐったら事件が解決したお話


《その他》

  • おしえてしずるさん!風雲篇
挿絵の椋本夏夜によるコミック。しずるさんとよーちゃんが読者の素朴な質問に答える。
いつも通りいちゃついてるだけ


《他上遠野浩平作品とのリンク》

◎「しずるさんと白雪姫」(3巻収録)で雨宮世津子(リセット)が登場
◎「しずるさんと影法師」(2巻収録)でブギーポップの都市伝説が言及される
◎同上で「ソウルドロップの幽体研究」で登場したバンドのメンバーが再登場
◎よーちゃんの苗字の本家の一族がソウルドロップシリーズでわらわら登場
◎しずるさんが入院している病院はブギーポップシリーズ、ソウルドロップシリーズに登場
◎しずるさんの主治医の先生が「トポロシャドゥの喪失証明」に登場
◎『騎士は恋情の血を流す』ではリセットの部下とブギーポップシリーズで登場した人物が共に働いている。
◎そして『しずるさんと気弱な物怪たち』ではついに…。



しずるさん「ちょっと情報が足りないわ…追記と修正が欲しいところね」

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