杠かけがえ

登録日:2013/07/06(土) 03:29:18
更新日:2022/10/28 Fri 13:56:02
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杠かけがえ(ゆずりは-)『めだかボックス』の登場人物である。



「漆黒の花嫁衣装編」で登場した黒神家分家ナンバーゼロ・杠家の婚約者。
同編では、見せ場も、(「消失しりとり」での単語以外の)台詞もなく、桃園喪々の話術に敗れ退場した。
もう登場することはないと思われていたが、「不知火不知編」で梟博士の部下として再登場した。


スタイルの基礎の共感により、相手の動きを先読みするカウンターや攻撃で、めだかを苦戦させたが、めだかの女子力に敗れ去った。
と思われたが、『嘘八百使い』のスタイルで「嘘に嘘を重ね」、64万人に増殖し、めだかを驚愕させた。

しかし、戦闘シーンはカットされ、
ボロボロの状態で常套を連れ、めだかと言彦が戦う戦場に現れた。
その結果、言彦と化した半袖の大規模破壊に巻き込まれることとなる。

799人の自分を肉壁とし身を守り、めだかの悪あがきを見学していたが、
生贄に頼まれ『換喩使い』で生煮となり、言彦と戦いを繰り広げ、善吉がスタイルを覚える時間を稼いだ。
言彦の不可逆の攻撃を受け換喩も解けたが、スタイルを習得した善吉に抱きかえられ救出され、再び見学に戻った。
抱きかかえられた際には「まるで私がヒロインのよう」と妄想していた。割りと余裕である。


ナンバーゼロを自称するように、杠家は分家の中でも特殊な立ち位置にあるらしく、かけがえはその生粋である。
二つのスタイルを使えるのも、その特殊さによるようだ。

かけがえと言う、その名前に反して、
誰とでも並べ立てるが、決して越えることができない----唯一の者にはなれないという呪いのような素質を持ち。二つのスタイルにも、それが現れている。
梟博士が最後まで側に残していたのも、その素質が代替品好きの彼の食指に触れたからだそうだ。

めだかが黒神グループのトップに就任した後は他の婚約者共々めだかの部下になった。
一人人海戦術が可能なスタイルを見込まれて色々な仕事を一手に押し付けられているらしい。

【スタイル】
•嘘八百使い
自分が800人いるというスタイル。
分身ではなく、全員が本物である。その割に増えた自分を肉壁に利用したりしていたが。
正直、コミュニケーションの要素が希薄な気がするが、
原作者の過去作にも一人で複数の体を持ち、自分同士で会話したりする奴がいるので、自分とのコミュニケーションとかそういうところではないだろうかと推測する。

•換喩使い
一つの言葉で括られる概念内の別の存在に自身を置き換えることができる。
作中では、『言葉使い』の贄波生煮になったりしている。
反転院さんは、獅子目言彦となることも出来ただろうが、本人と戦うのならば勝つことも引き分けることも出来ないだろうと推測している。
めだかとの戦闘で利用しなかったのも、それが理由だろう。


追記・修正は誰かと同じじゃない、かけがえのない自分になれた人からお願いします。

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最終更新:2022年10月28日 13:56