贄波生煮

登録日:2012/06/23(土) 00:00:11
更新日:2025/03/07 Fri 14:03:13
所要時間:約 6 分で読めます




贄波 生煮(にえなみ なまにえ)


めだかボックスの登場人物。


黒神めだかの6人の婚約者候補(本物)の一人。
黒神の分家『贄波家』の代表で婚約者5号。黒神めだかをのこのこ追いかけてきた奴を『る斬』係の婚約者。
影武者は女の子の血が好きな根暗っぽいキャラだった贄波錯悟(にえなみ さくご)。

ボロボロのセーラー服を着ており、漫画の黒塗りでは分かりにくいが赤髪の、ダウナー系を彷彿させる物静かそうな少女。
だがその性格は一言で言うなら「気が狂れている」。

そこ、髪型が蝶ヶ崎とカブってるとか言わない
服装が志布志とカブっているとか言うのも禁句だ

また「斬る」を「る斬」と言う口癖があり、「る斬る斬る斬る斬」とよく連呼する。ちなみに合計32回言ってる。
彼女もまた他の婚約者候補と同じく言葉を使う『逆説使い』であるが、斬りまくりはしたものの披露されなかった。
逆説的に言えば未だ切り札を持っているに等しい、今後の活躍に期待である。

初登場は第143箱「そんな理由じゃないんですよ」
婚約者(影武者)が安心院なじみによって瞬殺された直後に他の6人と共に登場。命運を懸けた漆黒宴に全員が寝坊という形で姿を現す。 
全員下着姿で登場するのだが、叶野遂と寿常套を除けば婚約者候補の中でも、一番柔らかそうな豊満なおっぱいの持ち主。

ちょっとしたことでも先に手を出すようなタイプらしく、球磨川禊の挑発に反応し刀を構える等、頭に血が上りやすい。また仲間である叶野とも仲が悪い……というか誰が相手でもこうだと思う。


その後第144箱「箱庭学園第百代生徒会執行部」で正式に登場。
めだかの救出に向かうべく、漆黒宴の舞台だった空母艦に辿り着いた人吉善吉ら生徒会を待ち構えていた。

そして名瀬夭歌黒神真黒から身体を張って借りた私物のヘリコプターを真っ二つにしたことで、ひどく落胆させた。


彼女は"強い人間"から始末しようと、名瀬に攻撃を仕掛け戦闘を開始する。

名瀬の過負荷によって応用した氷と炎の剣を、紙でも切り裂くかのようにあっさりと切断、そのまま空母ごと両断し生徒会全員を窮地に陥れる。

しかしフラスコ計画第一期生であり生徒会新メンバーの虎居砕という、生徒会において純粋な攻撃力で一番"強い"隠し玉がいたために、不意を突かれた彼女は渾身の一撃を受け重傷を負う。

胴体がほとんどヘシ折れた状態でもなお立ち上がり、婚約者の一人として名乗り勝負を挑む。


贄波家代表 贄波生煮

いざ 尋常に

生死。


名乗られた以上は生徒会会長として一対一の勝負を挑まんと、前に出てきた善吉と戦闘を開始。

ちなみにこの次週のセンターカラーでありがたいパンチラが拝める。

武器は刀だが、足場を狙ったり、それを避けられれば服をつかんで首を狙うなど、剣道とは違った殺人前提の戦い方で攻める戦法『陰険道 無限倍(いんけんどう むげんばい)』を得意とする。
どうやら彼女のこの剣は、台詞から「師匠」と呼ばれる人物から教わったもののようだ。

加えて「強靭な肉体、凶刃の婚約者」の見出し(キャッチコピー)の言い表す通り、虎居の渾身の拳を受けても戦闘続行するその身体能力は脅威と言える。


これに対抗すべく『改神モード・善吉モデル』を発動した善吉の手刀と互角の戦いを繰り広げる。

だが彼女は、更にスカートの中に6本の刀を隠し持っており、この6本の刀を両腕にそれぞれ3本ずつ刺し、手に持った1本と含めて扱う7刀流の使い手。その名も『死地点抜刀(しちてんばっとう)』。

彼女曰く「斬れれば持たなくてもいい」。
どう見ても斬りにくそうだし、何より見てるこっちが痛い。

刀語あたりで使われそうなこの奥義(?)に、その痛々しい姿を見た善吉から「どうしてそこまで必死に戦うのか」を問われ、逆に動機を問う彼女。


まさか、めだかちゃんと結婚するのは俺だ!、とでも言うつもり?

めだかちゃんと結婚するのは俺だ。なんで知ってんだよお前


後ろの寂しそうな表情の江迎ちゃんを知らずに、当たり前の返答をする善吉と全力でぶつかる。

彼女の七刀流の猛攻に、両手両足の四刀流で対抗しようとした善吉を切り伏せて封じる。だが、最後の刃(やいば)と称した『八重歯(やえば)』という、およそ主人公らしくない噛み付き攻撃で首を噛まれ(善吉うらやまけしからん)、あまりの痛さ(あと歯形が残るのが嫌だから)に正気(?)に戻った彼女はうるうる泣きながらギブアップ。可愛い。

漆黒宴の真の意味を知らなかったらしいが、本当に知らなかったのか善吉達につられて驚いていただけなのかは不明。

どうやら彼女は婚約者6人の中で最弱だったがゆえに一次会場の空母に残されたらしく、残りのメンバーは、二次会である南極大陸・黒神基地にいるとのこと。

遂「ほう…贄波家代表がやられたようだな…」
もぐら「ククク…だが奴は婚約者候補の中でも最弱…」


でもそんな彼女ですら生徒会相手に一人でここまで健闘したんだから褒めてなでなでしてあげるべき。……安心院さんの100のスキルを喰らってようやく敗北した影武者の方が強い?オイお前ちょっと表出ろよ


ちなみにこんな長い戦闘を真っ二つにされたはずの空母でずっと戦っていた。忘れてたよね。沈むの滅茶苦茶遅いっすね。

現在は捕虜として善吉らと行動を共にしている。

また意外にも恋愛感情について鋭い一面があったり、怒江ちゃんの善吉への玉砕前提の告白に号泣する場面があったりとキャラが不安定なのを指摘されたりもしているが、まぁお年頃の女の子だしね。

長らく能力の詳細が不明だったが、不知火知編で「逆接(説)使い」であることが判明。
簡単に説明すると相手が強い「だからこそ」自分が勝つというもの。
普通に使えばチート級のスタイルだが本人の性格から適当にしか使われていなかった。
一見言動がフリーダムに見えるのも、真面目な場面「だからこそ」ふざけるの様に場の空気と真逆の言動を取っていたためと思われる。
もしかしたら能力の扱いが適当なのも普通に使えば強い能力「だからこそ」なのかもしれない。

【台詞】

「……るきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるきるき る斬。」

「ただこれだけを理解して。黒神めだかをのこのこ追いかけてきた奴を『る斬』係の婚約者。」

「陰険道 無限倍。私の師匠はそう呼ぶよ」

「斬れさえすれば持たなくてもいいんだよ」

「お待たせ。これで完成。題して、死地点抜刀」

「大体四刀流でも七刀流には3本足りないよ。このど三流」

お願いやめて。そんなに乱暴されたら傷が残っちゃう……

「はあ?何言ってんのこの鎌鼬。負けてもないのに置いていかれる方が恥ずかしいでしょ。あんたのことみんな嫌いって言ってたよ」

「大体あの娘はきみの代わりに戦ってるんだよ。ナントカ学園のナントカ会長は名乗った奴とは一対一なんでしょ?」

「私はなんとなく。あわよくばお金をもらおうとここに来ました。どうか軽蔑してください」

「いや本当どこにいるんだろうね梟博士?」

「陰険院さんの!これでるきるき!言彦くん対策うう!」




追記・修正はる斬を32回噛まずに言えた人からお願いします。

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最終更新:2025年03月07日 14:03