マリリンチーム(うえきの法則)

登録日:2012/06/28 Thu 17:30:44
更新日:2025/02/01 Sat 08:43:10
所要時間:約 3 分で読めます




マリリンチームはうえきの法則の三次選考で登場したチームである。
リーダーであるマリリンの名前と顔は割と序盤に登場しており、神が有望視していた能力者の一人だった。
如何にもお嬢様とお嬢様に付き従う使用人グループといった優雅な振る舞いをするが、実はチームメンバー全員が幼少期から訓練を積み重ねてきた軍人である。
因みにメンバーは全員中2。


●チームメンバー

マリリンチームのリーダー。
性格は穏やかだが、本性は戦いから生きることへの充実感を得るタイプの好戦的な人物。
幼少期に父の友人の軍人に可愛がってもらい、彼らに懐いていたが、彼らが戦死したことで「強くなる」ことに執着し、強い覚悟を持っている。

能力は「一秒を十秒に変える能力」
時間操作系能力であり、マリリン以外の人間が1秒動く間にマリリンは10秒分の動きが可能というシンプルに理不尽な能力。
この圧倒的なアドバンテージを利用して鍛え抜かれた体術で敵をボコボコに叩きのめすスタイルを取る。
あくまで植木の憶測になるが、限定条件は「武器を持たないこと(所持制限)」。
いくら格闘が強かろうが、使えるなら早く動きながら武器を使ったほうがいいに決まってる、それはそう。
ただし超身体能力で高速移動しているように見える……だけで、マリリン側は特に身体能力に変化があるわけではないのがネック。
そのため、例えば“波花”のように場を埋め尽くすほど巨大、かつ高速で不規則な動きをする物体を前にし、高所等の逃げ場がないと「10秒分のアドバンテージがあっても避けるのが困難」という壁にぶち当たる。
もっとも、彼女の戦闘経験と身体能力の前ではその状況に持ち込むことも難しいが。
レベル2は「10分間*1だけ身体能力を2倍にできる」という自己強化能力。
ただし10分を超えるとマリリンが体力の限界を迎えて気絶してしまい自滅する諸刃の剣である。
上記の危機的状況をも乗り越えうる他、武器制限が本当だとすると単純な攻撃力の増加は本来なら嬉しいところ。

三次選考のチーム戦では能力と鍛え抜かれた格闘術で植木を終始圧倒、攻撃を受け続ける中マリリンの行動パターンを読んだ植木は捨て身のカウンターを見舞う作戦に出たが、彼女が本当は戦いを望んでいないことを感じ取って咄嗟に攻撃を引っ込めた。
そしてマリリンは過去のトラウマを想起させられたことで冷静さを欠き、レベル2を発動して猛攻を浴びせた。
が、植木は心の奥底で争いを嫌悪している彼女に対して一切反撃しようとせず、結果的にマリリンは彼を倒し切ることが出来ないまま能力の活動限界を超えたために自滅してしまう。
敗北後はバロウチーム戦で「犠牲者を出せば勝てるかも」という分析に対して、仲間のために降参するなど、心情に変化があった。


複数人組んで戦う時は通信機で作戦の指揮を執るチームの参謀格。
冷静ながらも強気な性格の少女で、冷静沈着なだけでなくコミカルなリアクションも取れたりもする。
プティングが倒された後はマリリンの指示で未だに自身の能力を把握していない森あいを狙うが、彼女が「相手をメガネ好きに変える力」に気付いた上、偶然、限定条件のポーズをしてしまったため、そのまま自滅した。

能力は「設計図を完成品に変える能力」。限定条件は「素材があること」
後述するプティングの能力で素材を確保し、様々な罠を瞬時に作り攻撃する。


  • プティング(CV:福原香織)
大仏みたいな頭で常に笑顔。「いいじゃないですか」が口癖で、温厚な性格のムードメーカー。
メモリーの能力の素材を確保するサポート役だが、手榴弾等を用いて自ら戦線に加わる事も可能。
だが佐野達の策により仲間のトラップに自ら引っ掛かり倒され。

能力は「自分の口を四次元空間の出入口に変える能力」
これにより体内に罠1000個分の材料を保管している。


眼帯をつけたトンガリ髪の青年。
キザで女好きなチャラい性格だが、根は強い相手との戦いに楽しみを覚えるバトルジャンキー。反面格下と見下した相手には侮辱の言葉すら躊躇わない。
用意した大量の銃火器と鍛え抜かれた格闘術で佐野を圧倒するが、戦いの中で佐野がレベル2を発現させたため敗北する。
その際、自分が本当に望んでいたことは強敵との戦いでなくマリリンの笑顔だったと悟る。

能力は「腕を六本腕に変える能力」
シンプルながらも増えた腕で大量の重火器や武器を扱えるのがメリットで、鍛えられた戦闘技術を組み合わせて絶大な戦闘力を得ている。
六本腕による猛攻で相手に反撃の隙を与えない「攻撃は最大の防御」を地でいく男。


マリリンチームの切り込み役で、『うえきの法則』恒例となった中学生に見えない強面で老け顔の巨漢。
だが風貌に似合わず馬鹿正直で素直な性格で、カタコトで喋り「はかったなああああああ!!」が口癖。
植木と戦い、ナイフを使った持ち前の格闘術と能力を組み合わせて植木を追い詰めるも李崩との戦いからヒントを得た彼に倒される。

能力は「自分の位置をナイフの位置に変える能力」
要はこの人のような瞬間移動能力。投げたナイフを利用して相手との間合いを一気に詰めたり、逆に距離を離して相手の攻撃を躱したりとシンプル故に応用が利く。
おまけにバロン自身が体術に長けた熟練のナイフ使いであるため、能力と本人のスキルのシナジーがとんでもなく高い。
レベル2は「瞬間移動先の半径1m以内にいる者の足を地面に吸い付ける」というガチンコの殴り合い特化能力。
相手の逃げを封じてバロンが鍛え上げた体術を存分に発揮できるが、敵のみならずバロン自身の足も吸い付けられるためお互い行動不能になってしまう諸刃の剣である。


●対戦ルール

チーム員全員に気絶しないと外れないペンダントが装着される。
チームで一つだけ10ポイントで残りは1ポイント。
時間内に得た相手チームのペンダントの合計得点が多い方が勝利。
終了前に、各チームの10ポイントが誰か発表される。
マリリンチームはマリリン。
植木チームは植木



じゃなくて森。
と謎のフェイントがあった。
植木はマリリンのペンダントを回収しなかったが、
結果は4-2で植木チームの勝ち。


●余談

実際マリリンの能力は非常に強力で、レベル2で自滅しなければ勝つのは困難だったと思われる。
一応植木の波花と電光石火によるコンボで軽傷を負わされてはいたものの、結果だけ見れば劇中でも唯一最後まで植木を圧倒していた人物とも言える。
が、植木は高速で動くマリリンの“クセ”を捉えていたので、植木が攻撃を続けていればどうなっていたかは分からない。
神器は上位になるほど威力も上がるため、電光石火で動く植木と10倍速のマリリンの間で鞭状のものが激突していれば……

この戦いで鈴子は開始早々脱落したため、次の試合で悪夢が起こることになる。






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最終更新:2025年02月01日 08:43

*1 本人にとっては時間操作中の一分間