SIAM SHADE

登録日:2012/02/07 Tue 21:25:03
更新日:2025/10/31 Fri 14:43:21NEW!
所要時間:約 6 分で読めます




SIAM SHADEとは1990年代に活躍し、2002年に解散した日本のロックバンドである。
メンバーそれぞれが非常に高い演奏技術を誇っていた。
解散後も2007年、2011年、2013年、2015〜2016年と4回再結成し、DAITAを除く4人が集まって2025年から活動しているがDAITAと絶賛揉めている(後述)。


メンバー


栄喜
ボーカル

シャウトの様なハイトーンボイスが特徴。
Janne Da Arcのyasuの透き通るハイトーンボイスとは対照的な荒々しいハイトーンボイスで歌う、ライブではよくジャブをする、長身で運動神経抜群のイケメンあと手が出るのが早い
CHACKだったりHIDEKIだったり未来だったりと名前がコロコロ変わる。
現在はDETROX及びソロで活動中。


KAZUMA
ボーカル・ギター

ライブでのコーラスも上手くDAITAとのツインギターには定評がある。
栄喜が脱退するからと言われて加入するも実際は脱退しなかったためにツインボーカルとなった。
大の車好きでレーシングカー等を多数所有している。
シングル「せつなさよりも遠くへ」がフォーミュラ・ニッポンのテーマソングになった時は同番組に出演した。

現在は本名の遠藤一馬でソロ活動とDAMIJAWのサポートギタリストとして活動中。
ビビアン・スーとのユニット、Vivian or KazumaとしてガンダムSEEDのOP曲を歌ったりもした。


DAITA
ギター

SIAM SHADEが演奏力が高いと評される1番の要因。
そのテクニックは凄まじく速弾き・タッピング・アーミングやクリケット奏法等を華麗にやってのける。
自身のソロ曲では頭からケツまでスウィープ奏法の曲が多い。
そしてガチオタ。
解散後は氷室京介のサポートギタリストを務めたりしていたが現在はソロ活動をメインにしている。
2021年から2011年の再結成時の収益を巡り残り4人と対立し2025年には残りの4人が「なんちゃってSIAM SHADE」活動をしているのに激怒して提訴している。


NATCHIN
ベース

フワフワした黒髪が特徴のリーダー。
大学受験直前に栄喜に煽られ加入。
最初の解散まではNATINだったが解散後にNATCHINに改名した。
元妻は女優の伊藤かずえ。
現在はセッション活動と並行して活動中。



淳士
ドラム

ドラムがよく似合うドラマー
赤い髪が特徴。
ライブではよく立ち上がりなからプレイしたりちょっとした休符でスティックを回したりする。
現在はBULZENTIN88のドラマー・Acid Black CherryとVAMPSのサポートドラマーとして活動中。
アニヲタ関連では『仮面ライダードライブ』の主題歌やSound Horizonの「イドへ至る森へ至るイド」・「Marchen」・「ヴァニシング・スターライト」・「Nein」等にも参加しており、
Linked Horizonの『紅蓮の弓矢』時は紅白でもサポメンとして参加、「ヴァニシング・スターライト」では他の参加メンバー共々イラスト・漫画化された。



音楽性
一言で言えばハードロック・プログレッシブメタル。
他バンドではあまり見られない変拍子を多用する。

メンバーが原曲を持ってきたら、それに各メンバーが自パートのアレンジをするという編曲方法をとっている。
そのため、洋楽に多大な影響を受けたDAITAがギターパートを作
さり非常にかっこよく仕上がっている。

また、当時としてはツインボーカルというのも珍しく、栄喜にKAZUMAが被せる、AメロとBメロをそれぞれが歌う、1フレーズずつ果てには1文字ずつ交互に歌う等の工夫をこらしていた。
KAZUMAがメインボーカルの曲もいくつかある。

学生や社会人のアマチュアバンドの間でも、ただでさえ複雑な曲構成でボーカルにも技術を求められるSIAM SHADEの曲を完コピ出来るバンドはそれだけで一定のステータスだった。
現在でもそのコピーの難易度や曲の良さからスキルアップの為にこのバンドに手を出し挫ける人も多いだろう。


現在

2007年、亡くなったマネージャーの中村新一の追悼の為に一夜限りの再結成し追悼ライブを行った。

2011年の大震災を受けて同年4月に期間限定での再結成(チャリティーライブ)を発表し全国のファンを歓喜させた。
7月には被災地仙台での無料ライブ、10月にはメジャーデビューした10/21と同じ日にデビューシングルRAINで開幕したさいたまスーパーアリーナでのライブを成功させた。
が、この時の活動を巡ってDAITAと4人が対立する原因になった。

ちなみに解散から9年経ったにもかかわらず現役時代でも経験していなかったさいたまアリーナという大きな会場を平日の夜にほぼ満員にしていた。(一夜限りというのも要因であるが)

2015年5月には関係深いLUNA SEAが主催するロックフェス「LUNATIC FEST」に参加する。
10月に再びさいたまスーパーアリーナでライブを行い翌年の日本武道館公演で再び活動に幕を下ろした。

2024年、栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士の連名で2021年からDAITAとの訴訟状態にあったが和解した事、今後4名で活動する旨がNATCHINの公式サイトで発表された。
その後同世代で活躍したSOPHIAとのジョイントライブ「SIAMSOPHIA」開催が発表されDAITAの代役に元VIVIDのRENOの参加が発表された。

対するDAITAは暫く沈黙を保ったが2025年10月13日に一夜限りであった筈のSIAMSOPHIAが再び開催される事、SIAMSOPHIA発表と同時に栄喜からSIAM SHADEの商標登録申請が出ていた事を知り、上記の訴訟及びSIAMSOPHIAが

「金銭目的で起こした訴訟の可能性」 、及び「私個人に対する負の感情からSIAM SHADEより私 DAITAを除外する行為を正当化し4人で再活動するための計画的な訴訟の可能性」」(DAITA公式サイトより引用)

であると感じて遂に堪忍袋の尾が切れたらしく、SIAM SHADE名義における自身の作曲した楽曲38曲の演奏差止及び和解条件にあった「5人揃わない状態でのSIAM SHADEの名称の使用差止」の提訴を行った。
因みに訴訟後に行われた栄喜のソロ活動及びSIAMSOPHIAではDAITAが作曲した曲は一切演奏されていない。


代表曲

1/3の純情な感情

85万枚を売り上げたSIAM SHADEを代表する曲SIAM SHADEを知らない人でもこれは知ってる!って人も多いるろうに剣心のタイアップ曲。
ただ確かに1番売れはしたが他にも良い曲はたくさんある(他バンドにも言える)のでSIAM SHADEをこの曲だけとかは言わないで欲しい。
上記のDAITAの演奏差止提訴により現在封印状態にある。


Don't Tell Lies
1/3が表の代表曲ならこの曲が裏の代表曲
栄喜曰く「この曲は俺とNATIN(当時)とDAITAが高校生の頃からやってんだよ」
「俺達の魂を聴いてください」
ライブでは必ずラストもしくはラスト直前で演奏する最高に燃える曲。
この曲もDAITAの演奏差止提訴により現在封印状態にある。


PRIDE
Allergy
D.Z.I.
ライブでの定番曲
熱い
PRIDEは演奏が途切れないままPRAYERに繋がる事も。
D.Z.I.はDAITA作曲のため、げ(ry…


GET A LIFE
全英詞
栄喜のダミ声が素晴らしい
1曲目にもラストスパートでも盛り上がる曲
こ(ry…

Triptych
いくつかあるインスト曲の中でもハードロックの教本を曲にしたような曲
この曲を練習すると色々なテクニックが身に付く。
こ(ry…

MONKEY SCIENCE
ファンクラブ「おさるの科学」から
疾走感のある曲


Dear...
ファン投票1位
ファンへ贈った名曲



NO CONTROL

IMAGINATION
インディーズ曲
この流れはアルバム収録順
NO CONTROLはD(ry…


Why not?
特徴的なイントロから始まる曲
ライブではKAZUMAが踊る。


曇りのち晴れ
深キョン主演ドラマ「鬼の棲家」主題歌。
曲調と歌詞がマッチした曲。
こ(ry…


PASSION
カラオケで彼女の前では歌えない曲
クリケット奏法
NEVER END
イントロ、Aメロ、Bメロが5/4拍子の曲。ちょっと聴いて気に入ったくらいでカラオケで歌えば必ず悲惨な結果(グダグダ)になる。しかし曲は文句なしにカッコいい。


Shangri-la
SIAM SHADEで1、2を争う難易度の曲。ギターとベースのユニゾンがある。メンバー曰く、『これは本当に難しい…』『体で覚えるしか…』。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年10月31日 14:43