イドへ至る森へ至るイド

登録日:2012/02/23(木) 02:35:27
更新日:2024/02/20 Tue 00:52:48
所要時間:約 5 分で読めます




――そして、歴史だけが残った......。





概要
Prologue Maxi『イドへ至る森へ至るイド』とは、Sound Horizonが2010年6月16日にキングレコードから発売した3枚目のマキシシングルである。
『Prologue Maxi』と銘打たれた通り、後日発売した7th Story CD『Marchen』のプロローグとなるCD。

週間オリコンで初登場2位、デイリーではなんとTOKIOをおさえ、初登場1位を記録するという快挙を成し遂げた。

また、通常盤とはジャケットやブックレット、ボーナストラック等が異なる初回限定盤が存在し、数量限定特典として店舗ごとに異なるキャラが描かれたポストカードが付いて来た。

ボーカル
Marchen_von_Friedhof
Jolle
MIKI
初音ミク
Junger Marz_PROTOTYPE β

ナレーション
大塚明夫
深見梨加
飛田展男
沢城みゆき
谷井あすか
大川透
藤田咲
Sascha

さらに、参加ミュージシャンにも元メガデスのマーティ・フリードマン、元SIAM SHADEの淳士、テイルズの曲で有名な桜庭統などといった豪華なメンバーが揃っている。

ファンからの通称
イドイド、へるへる、森イド、イド森など

ファンからの評価
概ね良好なのだが、音が豪華過ぎて台詞が聞き取りにくい。
故に、訓練された国民は台詞聞き取りの為に音響機器を購入するという。

初回限定盤と通常盤の違い
  • ジャケットが通常盤はメルヒェンとエリーゼ、限定盤はメルツとエリーザベト。
  • ボーナストラックが違う(後述)
  • 限定盤にはPVと、CD収録曲の5.1ch Surround Audio Mix版の入ったDVDが付属。ちなみにPVのみ、「殺してやる…」という囁きが入っている。


収録曲


●01.光と闇の童話

『寂レタ村、マルデ墓場ネ……』
『エリーゼ、童話は何刻だって、墓場から始まるものさ……』

7th Storyの始まりの曲。

冒頭の少年達や7th Story CD『Marchen』の『暁光の唄』からのループ説など謎が多いが、おおよその内容としては、少年メルツが悪人達の手で井戸に落ちる迄やその時代背景等をメルヒェンとエリーゼが唄う、といったところだろう。

激しいギターソロとノイズの掛かったヴォーカルが印象的な、ノリノリのキラーチューン。
そしてライブではリアルに井戸が唄った

また2018年のLinked Horizonライブ『進撃の軌跡 総員結集凱旋公演』(元となったアニメにエリーゼの中の人が出演している)アンコールではRevo氏によって歌われ、バックにPV映像が流れた。


●02.この狭い鳥籠の中で

『衝動は枯れるまで 情欲を湛えるけど 自我は知っている 《彼以外もう愛せない》と…』

Marz_von_LudowingとElisabeth_von_Wettinの報われない初恋を描いた曲。
エリーザベトマジ聖女。

最初はゆったりとした曲調だが、曲が進行するにつれて加速し、物凄い盛り上がりを見せる。
ラストのメルヒェンとエリーザベトのデュエットには数多の国民が涙したとか。


●03.彼女が魔女になった理由

『観よ 嗚呼 この喜劇を ならば私は世界を呪う本物の《魔女》に……』

メルツの母にして姉であるTheresa_von_Ludowingの苦悶と贖罪を描いた物語。

7th Story CD『Marchen』の一曲目、『宵闇の唄』の冒頭に直接繋がる曲。

この曲も鳥籠同様後半の盛り上がりが凄い曲。
特にライブDVDのMIKIさんの迫力は鬼気迫る物がある程の素晴らしさ。

…映像版『Marchen』では、この後意味深なヴィジョンが映っており、もしかしたらエリーゼの抱くメルへの愛の正体は…


●04.ボーナストラック

  • エリーゼ、もしくはテレーゼの為に
通常盤のインスト。ピアノの独奏曲。所々に雨音と雷鳴が入っている。

  • 黒き死の行進
初回限定盤のインスト曲。ヴァイオリンがメイン。SEはネズミの鳴き声や馬の足音や嘶きが入っており、通常盤より若干豪華。


その他
当初ボーナストラックのタイトルは不明だったが、後から発表された(サンホラではよくあること)。

また、公式サイトにて『Idolfried_Ehrenberg』と表記されていた出演者(似て非なる人)がわざわざ名前に横線を引いてから『Marchen_von_Friedhof』に変更された。
この事は国民の考察材料となっている
ちなみにIdolfried_Ehrenberg自身はなぜかMarchen内で唐突に登場し、その後ライブ「第一次領土復興遠征」に参加。公式サイトで「似て非なる人々」写真にカウントされた。


ライブDVD・BD
2010~2011年にかけてアルバムと連結させたストーリーコンサート『7th Story Concert 「Marchen」 ~ キミが今笑っている、眩いその時代に・・・ ~』としてライブが行われた。
その後アンコールやMC部分をカットした3D映画版が公開され、映画版とは異なる演出・編集がされたDVD・BDも2011年7月27日に発売。実際は全て7で統一したかったと陛下は言ったとか。

また『Marchen』発売前に行われた『Sound Horizon 国王生誕祭休日スペシャル2010』でも本シングルのフル演奏が行われ、DVD・BD『The Assorted Horizons』に収録されている。
…その生誕祭のパンフレットでは、メルヒェンがエリーゼを通じて陛下に睡眠薬入りクーヘン(ケーキ)をプレゼントして、陛下が死んだ様に眠ってる間にイドイドを披露する事にしたんだけどね!

なお、イドイドのボーナストラックはDVDで両方聴ける。
『黒き死の行進』は『生と死を別つ境界の古井戸』と『薔薇の塔で眠る姫君』の間。『テレーゼもしくはエリーゼの為に』は、一番最後に入っている。

また、『テレーゼ、もしくはエリーゼの為に』は『Fur Elisa Oder Therese』と改題されており、Revo陛下扮するメルヒェンが演奏している。



エリーゼ「メル……絶対、絶対追記・修正してね!」

メルツ「ああ……約束さ!」

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――そして、【第七の喜劇】は繰り返され続けるだろう……

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最終更新:2024年02月20日 00:52