松本哲也

登録日:2010/02/12(金) 21:10:37
更新日:2024/01/09 Tue 19:53:14
所要時間:約 4 分で読めます





読売ジャイアンツ所属のプロ野球選手。

1984年7月3日山梨県山梨市生まれ
2006年の育成ドラフト三巡目指名で巨人に入団
ポジションは外野手
左投げ左打ち

<背番号>
105→47→64→31→32→31

<経歴>
山梨学院大学附属→専修大学→巨人


バスター気味に構えるバッティングフォームはプロの中でも一際目立ち、「平成の天秤打法」と呼ばれる。
このフォームはプロに入ってから身に付けたもので、バットを最短距離で出し、ミートを優先させた結果この形となった。

ミートを優先させる姿勢はデータにも表れていて、打球がゴロになる確率は7割を越え、さらに単打割合は9割を越えており、簡単にはフライを上げずにゴロを転がし二番という打順と足を最大限に生かしている。

追い込まれてもギリギリまで粘りファールにする技術は巨人にはなくてはならない存在。
しかしギリギリまで粘るにもかかわらず積極的に打ちに行く為に出塁率は低い。


二番打者としては進塁打に優れており、2009年の進塁打率は6割を越え田中浩康(ヤクルト)に次いでリーグ2位。
しかしバントについては下手ではないが上手いとも言えず、バント成功率はリーグ平均であり今後の成長が期待される。


守備に関しては以前から打撃より評価が高かった
俊足で守備範囲も広く積極的にダイビングキャッチなど怪我を恐れない全力全開のプレーは清々しい位に気持ち良い


足の速さは折り紙付きであったがファームでの盗塁成功率は2007年で40%、2008年は59%と低かった

一軍のレギュラーに定着した2009年の盗塁成功率は夏まで7割を越えており、確実性は格段に増したかに見えた

しかし終盤に失速し盗塁成功率64%でシーズンを終了。バントと共に小技の確実性を増すことが今後の課題となっている




この人が小技を習得したら他球団の脅威となるが?


〇逸話・豆知識

  • 育成枠出身の野手では初の新人王
  • 生活苦で主食は卵かけご飯
  • 叔父である松本純也はラグビー元日本代表であり、父親は社会人ラグビーの元選手(高い身体能力は遺伝と思われる)
  • 目標とする選手は青い稲妻と呼ばれた、松本匡史氏(過去最強の巨人の背番号2番。それを真似てリストバンドや手袋は青色を使用)




固定ファン達は、彼が「巨人の背番号2番」を継いでくれる事を望んでいる

もう巨人軍は彼に背番号2番を与えてもイイんじゃないかな? 
念願の背番号2は井端に取られてしまいました・・・。


<主なタイトル>
  • 新人王(2009年)
  • ゴールデングラブ賞(2009年)



〇現状

残念ながら厳しい状況に立たされている。

というのも、

  • 2010年シーズン前半に発生した足のケガを完全に治さず復帰したことが原因で積極的な守備が鳴りを潜めてしまう。

  • 2011年から導入された統一球の影響を大きく受けてしまい、打球が内野の頭を超えない。

  • 2012年の巨人の外野手スタメンは
打撃好調の新外国人選手「ボウカー」
昨年首位打者「長野」
天才「高橋由伸」
でほぼ確定している。
松本がこの中に割って入るには2010前半のような活躍をするしかなく、また年齢的にも後がない。


〇正念場の2012年
開幕一軍はかなわなかったものの夏以降は外野に定着。
お得意の天秤打法を封印したことが功を奏したのかそこそこの結果を残す。
日本シリーズでも第3戦などで活躍し、シリーズ記録の6犠打も残した。

これからが期待される2013年
開幕一軍を達成したものの6月以降は調子を落として二軍落ち。
悔いを残す結果となったが打撃指標自体はちょっと落ちたくらい。

以降は打撃よりもむしろ巨人外野の代走・守備要員として定着していたが、長野や後輩たちの台頭にともない、徐々に出場機会を減らしていく。

そして一軍出場のなくなった2017年に、現役引退を表明した。

以降は巨人三軍の外野コーチになることが決定している。

生涯成績(2007~2017)は
591試合1280打数
打率.263、OPS .615
0本塁打、57打点、65盗塁、70犠打
守備率.990
であった。

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最終更新:2024年01月09日 19:53