ギャンブル(マリオパーティ3)

登録日:2012/03/04(日) 04:34:33
更新日:2023/12/25 Mon 10:56:08
所要時間:約 13 分で読めます




ギャンブル…それは、平和に飽きた者達が刺激を求め、ある者は輝き、ある者は朽ち果てるもの…

そして今日も、ボードゲームに飽きた者が足を運ぶ。
「やぁ、ようこそ!ギャンブルマスへ!」

当ヘイホーカジノはいつでもウェルカム

ギャンブルミニゲームはこれまでに10作発売されたマリオパーティシリーズの中でも『マリオパーティ3のみに登場するミニゲーム。
(同名のミニゲームが『マリオパーティアドバンス』にもあるが、こちらはかなり有情であり、本作とは別物)

マップ上に存在する「ギャンブルマス」に止まっ(てしまっ)た時やたまに手に入るレアアイテムの「ギャンブルだましい」を使った時に発生する1人用のミニゲーム。


勝てば大量のコイン、負ければコインが0になってしまうという極めて極端なミニゲーム。

ヒゲ「嘘だ‥‥‥夢だろ‥‥これ‥‥夢に決まってる‥‥‥‥‥!」
ヘイホー「カカカ‥‥‥‥!
ところがどっこい‥‥‥‥夢じゃありません‥‥‥‥現実です‥‥‥! これが現実‥!」
そう。負けてしまった者に情け容赦等は全くない。
コインを稼いで、後でスターをゲット…と思っていたプレイヤーが何人もギャンブルマスで散っていった。

なので指定した相手一人に強制的にギャンブルミニゲームをやらせるギャンブルだましいは相手のコインを有無を言わさずゼロにするというアイテムに化ける。
たまに裏目に出てコインを倍にして生還してくるけど。


うっかりギャンブルマスに入ってしまったぁ?人生は君達の母親ではないのだ。

まぁ、ギャンブルに負けたからといって、マリオ達が地下行きになったり、ヨッシーや猿が見世物小屋行きになったり、姫達が身体で支払う羽目になったりはしないだけありがたいと思うしかないだろう。
最後のは是非してほし…ゲフンゲフン。

ギャンブルミニゲームは4種類ある。

ミニゲーム紹介

ヘイホールーレット

ルーレットに描かれているキャラのうち、いずれかに賭けるミニゲーム…。
当たれば勝ち、外れれば負けっ…!
倍率はノコノコ(6枠)が2倍、ボムへい(5枠)が4倍、クリボー(4枠)が8倍、テレサ(3枠)が16倍、キノピオ(2枠)が32倍、ヘイホー(1枠)が64倍…!
キャラクターを選ぶ時間は…わずか10秒!

他のゲームに比べると欲を張らない2倍すら当たりにくく一発逆転でも狙わない限り来てほしくないゲーム。

+ 真面目な攻略法
理屈だけで考えると、たくさんのコインを手に入れたいのなら キノピオ ヘイホー を狙うのが一番良い。

確率が苦手な人にもわかるよう簡単に説明しよう。
このゲームを21万回遊ぶとして、毎回1コインかけて毎回同じキャラを選び続ける場合、もらえるコインの量として期待される値は大体以下のようになる。
そんなに遊ぶ人がいるかどうかはこの際置いておくべし。あくまで仮定の話。
ノコノコ 約120000枚
ボムへい 約200000枚
クリボー 約320000枚
テレサ 約480000枚
キノピオ 約640000枚
ヘイホー 約640000枚
もうおわかりだろう。キノピオかヘイホーにかければ多くのコインが手に入りやすい。終わり。


……と、言いたいところだが、これはあくまで理屈の話。
確かにこれらにかければ大量のコインは手に入る。しかし、よく考えてほしい。
32倍や64倍になったとして、 そんなにたくさんのコインが必要になるのだろうか?
「マリオパーティ」では999コインまで所持することが可能。しかし、たいていの場合100枚近くあればほとんどのイベントは事足りてしまう。
ギャンブルなしで稼げる金額といえばよくて百数十コイン、ごく稀に200枚代に到達する程度。32倍や64倍というと、元手が10枚程度でもそれを大きく凌駕してしまう。コインスター狙いでも不必要なレベル。
当然、大きい金額を狙うとそれだけリスクが大きくなる。それなのに大きいところを狙うのは得策とは言い難い。

とはいえ、上記の表はそれなりに有用な事実を示している。
コインの量にこだわりたいのなら、 倍率の高いキャラを選ぶのが良い という事実である。
プレイヤーは「リスクを最小限にできて」かつ「期待値の大きいところを狙えば良い」ということになるので、 コインが百ウン十枚手に入る最小の倍率 を狙うのが一番得策である。

難しく言うと(確保したいコインの枚数)÷(掛け金)で出る数字(これをとりあえずxとする)と、キャラクターに対応した倍率(×32とか×64とかの32、64)6種類を比較して、「xより大きい倍率の内、一番小さいもの」を選ぶのが、最も良い戦略となる。

もっとシンプルに言おう。
コインを150枚程度稼ぐなら、それぞれ以下の倍率を選ぶのが一番良い。
掛けたコインの枚数 倍率
1~4 ×64
5~9 ×32
10~18 ×16
19~37 ×8
38~74 ×4
75以上 ×2
もちろん、もっとコインが欲しいならもっと高い倍率を狙ったほうが良い。
純粋にコインの所持数がありえない値になっているのを楽しみたいならそれでも良いし、 さかさまキノコを持ってテレサの前にいる とかならば話が変わってくるだろう。もちろん、後述の「ギャンブルモード」で遊ぶ場合も必要に応じて変えたほうが良い。

…ただし。以上の理論はあくまで「コインがたくさんほしい」という目的のもとに成り立っている事に留意すべし。
スターやアイテムショップなどが目の前にある場合など、 コインの量なんてどうでもいいからとりあえず一文無しになりたくない という場合はこの限りではない。
そういう場合は ノコノコ 一択であることは言うまでもない。

ねらえ!ぴったり7

1~6の目が出るサイコロブロックを1個か2個叩き、出た目と同じ段数だけ階段を上るミニゲーム…。
サイコロを振る順番はヘイホー→自分→ヘイホー→自分(場合によっては叩くかどうかは任意)…。
ディーラーのヘイホーより高い位置あるいは同じ位置にいれば勝ち…。
だが、7段を超えるかヘイホーより低い位置にいると負け…。
勝利した時の倍率は6以下での勝利なら2倍、ピッタリと7段目に止まり勝利したなら10倍となる(7に止まれる確率は6分の1)…。

何人ものプレイヤーが神に祈り、サイコロを振り、地面へと落下していった。
まぁ基本は無茶して7を狙いに行かなければ他より比較的勝ちやすいミニゲームではあるが。
2回目のサイコロでヘイホーが落下したり自分よりも高い位置に来なければ2回目のサイコロを叩かず終了させることができる。

必勝法は6を出した後に、1のみのサイコロを用意すること。
ヘイホー「通るかっ…!こんなもんっ…!」

+ 勝率について
ところで、このゲームの勝率がどのようになっているのか。
気になっている人も少なくないと思うので計算しよう。
(以下、簡単のため二度目に振る行為を「振り直す」と表現する)

まず、考える上で必須なのはヘイホー側の戦略。つまり、ヘイホーはどのような判断に基づいて振り直すか否か判断するのかどうか。
とはいえ、筆者は残念ながら彼のAIを知らないし、どのような判断で振り直しを選択するのかもわからない。調べようがない。
そのため、ここでは「ヘイホーにとって最適な戦略(=ヘイホーがプレイヤーを勝たせないための最良の戦術)」を考え、彼がそれに基づいた行動を行うものとして計算を行う。
(もし、以下の結果と実際のゲームプレイで違いが生じていたら是非一報を。エミュレータを駆使した実証も大歓迎。Wikiなので気軽に追記・修正しよう!)

結論から言うと、ヘイホーにとって最適な戦略は以下のようになる。
  • ヘイホーが最初に5か6の目を出していて、かつプレイヤーの出目がそれより小さい場合、ヘイホーは振り直さない方が良い
  • ヘイホーが最初に4の目を出していて、かつプレイヤーの出目がそれより小さい場合、ヘイホーは振りなおしても振りなおさなくても良い
  • それ以外の場合、ヘイホーは振り直した方が良い

+ 詳細(ややこしいので読み飛ばしても良いよ!)
ヘイホーの初手の出目をx、プレイヤーの初手の出目をyとする。
(なお、サイコロの出目は1から6で、それぞれ出る確率は均等であるという前提で計算する。)
また、このときx>yとする。それ以外の場合は考えるまでもなく、ヘイホーが振り直さないと負け確定なので。

この時、ヘイホーが勝てる確率は
  • 振り直しを行わないのなら、(x-2)/6
  • 振り直しを行うのなら、(-(1/2)x^2+(3/2)x+14)/36
となる。
(なんと、プレイヤーの出目は勝率に影響しない!)
+ なんでこの式になるの?
まず、x>yという前提があるため、どの場合でもプレイヤーが振り直しを行うという部分を頭に入れておこう。


i)ヘイホーが振り直さない場合

ヘイホーが勝つには
  • プレイヤーの出目が合計7を超える
  • ヘイホーの出目よりも小さい数を出す
のいずれかを満たさないといけない。

それぞれの確率は1-((7-y)/6)、(x-y-1)/6となる。
これらの事象(できごと)は互いに独立(=同時には起こらない)なので、両方を足した値がこの時のヘイホーの勝てる確率となる。
その結果は、(x-2)/6となる。


ii)ヘイホーが振りなおす場合

2度目のヘイホーの出目をXとする。
この時、
  • ヘイホーの出目合計(x+X)が7を超える場合、ヘイホーが勝てる確率は0
  • ヘイホーの出目合計(x+X)が7以下の場合、ヘイホーが勝てる確率はi)と同様の理屈で、その式のxを(x+X)に置き換えた(x+X-2)/6
となる。

これをわかりやすく噛み砕くと、ii)の場合においてヘイホーが勝てる確率は
「Xに1から(7-x)以下までひとつずつ代入した場合の(x+X-2)/36の値それぞれを足し合わせた合計」と同じになる。

ここからは高校数学の世界。
これは「等差数列の和」を求める公式に基づいて値を弾き出すことが可能である。
いろいろとすっ飛ばすが、その値は(-(1/2)x^2+(3/2)x+14)/36という結果になる。


つまり、これら2つの確率を天秤にかけて、大きくなる方を選ぶのがヘイホーにとって有利な戦略というわけ。
では、xを代入して比較してみよう。すると…
  • x=2,3の時、振り直して勝てる確率の方が高い
  • x=4の時、どちらも同じ
  • x=5,6の時、振り直さずに勝てる確率の方が高い
という計算結果が叩き出される。
(x=1はx>yになり得ず、振り直し確定なのに留意)

証明終わり。


というわけで、以下、ヘイホーはこの戦略に基づいて振り直しを決定する事とする。
(ヘイホーが4を出している場合の行動が不明だが、どちらにせよ勝率は変わらないのでひとまず置いておこう)

では、プレイヤーが勝つことだけを考えてプレイする場合の勝率。
つまり、プレイヤーの勝利が確定した時点で振るのをやめる場合の勝率について考えていこう。
それぞれが先手で出した出目に対し、プレイヤーの勝てる確率は以下のようになる。
(横に並んでいるのがヘイホーの出目、縦に並んでいるのがプレイヤーの出目)

1 2 3 4 5 6
1 7/12 7/12 11/18 2/3 1/2 1/3
2 7/12 7/12 11/18 2/3 1/2 1/3
3 11/18 11/18 11/18 2/3 1/2 1/3
4 2/3 2/3 2/3 2/3 1/2 1/3
5 3/4 3/4 3/4 3/4 3/4 1/3
6 31/36 31/36 31/36 31/36 31/36 31/36

+ どうしてこんな結果に?
(ここを読む前に、畳んで省略されていた部分を読んでくる必要あり。)

まずx>yの場合については、上で求めた「ヘイホーの勝つ確率」のxにそのまま対応する値を当てはめた結果がヘイホーの勝つ確率になる。あとは、ヘイホーの戦略に応じて1からその値を引けば上記の値がそのままはじき出されるというわけ。

問題はx<=yの場合。
これについて、改めて計算しよう。

ヘイホーが振り直して勝つ確率として、先ほど
「Xに1から(7-x)以下までひとつずつ代入した場合の(x+X-2)/36の値それぞれを足し合わせた合計」
という結果が出たが、それはx>yだからこそ。x<=yである場合、ここから「X+xがyを下回り、負ける確率」の分を差し引く必要がある。
難しく言うと、(x+X-2)/36の「1から(7-x)の等差数列」から「1から(y-x)の等差数列」を引くと、ヘイホーの勝つ確率が導き出される。

その結果、ヘイホーの勝つ確率は(14-(1/2)y(y-3))/36。
1からその値を引くことでプレイヤーの勝つ確率を導き出すと(22+(1/2)y(y-3))/36。
これを表に当てはめていけばよし。


あとは、これを全部足して36で割れば、このゲームでプレイヤーが勝てる確率に。
答えは815/1296となる。
3回やって2回は勝てるゲームということになる。確実とは言えないが、多少は勝てるゲームということで肩の荷を降ろして挑もう。


+ 期待値について
では続いて、このゲームで稼げるコインの大まかな見込……つまり期待値はどうなるのだろう?

残念ながら、こちらは相当計算が面倒くさい。
普通に調べるだけでも面倒な上、さらに不確定の情報が二つも紛れ込んでくるためである。
  • ヘイホーが初手で4を出した後、どういう戦略をとるのか?
  • プレイヤーはどのような価値基準で振り直しを決定するのか?

特に、一番面倒なのは後者。
ヘイホールーレットの場合と同様、期待値で考えるならば……
  • 初手で6を出した場合、振り直さない方が良い
  • 初手で5を出した場合、振り直しても振り直さなくても良い
  • それ以外の場合、振り直した方が良い
というのが最適な戦略になる。

このゲームを遊んだことのある人なら、これが明らかにおかしい事に気付くはず。
もしあなたがスターの前にいてギャンブルに巻き込まれたとする。そして以下の様な状況に追い込まれたら、上記の戦略とは異なる選択をするだろう。
  • ①初手で4を出し、ヘイホーが敗北、掛け金は10
  • ②初手で6を出し、ヘイホーが敗北、掛け金は2

期待値と実際の最適戦略が一致しないのも無理はない。なぜなら、コインの価値は実際の枚数と比例しないからだ。
19コインと20コイン、スターの前にいるならばこの価値は全く異なる。後者はスター1個分だが、前者は0個分。20を境に大きく意味が変わってしまう。
逆に、コインを40枚持っていてもそれはスター2個分の価値には直結しない。そして、コインが百数十枚集まれば、それだけでスター1個分の価値が生まれるだろう(コインスターの存在による)。

そんなわけで、たとえぴったり7に止まっても、得られるアドバンテージが通常時の5倍になったりはしないため、期待値の計算も大きく変わる。
上記のシチュエーション①を例に取ろう。
この時、ゲームに勝てばスターが1個手に入るようなもの。
一方、7に止まる事が出来ても、スターは10個も手に入らない。とは言え、コインスターにぐっと近づく他、まほうのランプやテレサを使って戦局を有利に運べることには間違いない。バトルミニゲーム等での出費も考え、ゲーム序盤かつ「とことんプレイ」「ボーナスあり」ならおよそスター3個分の価値があると仮定しても差し支えはないだろう。

この場合、有効な戦略は以下の様になる。
  • 初手で4を出した場合、振り直さない方が良い
  • 初手で3を出した場合、振り直しても振り直さなくても良い
  • それ以外の場合、振り直した方が良い
うーん、この方がしっくり来る。いつものマリオパーティという感じ。

長くなったが、要するにコインにどのくらいの価値を見出すかによってプレイヤーの戦略は変わる、という話。
これを視野に入れて期待値を計算しろと言われても無理難題である。
仮に戦略を決め打ちにして計算するとしよう。それでも答えを出そうと思ったら、場合分けはややこしいし、計算ミスも恐ろしい(というか、筆者の頭ではまともな計算過程を導き出すことはできなかった)。

というわけで、残念ながら期待値を考えるのは諦めよう。がっかり。













……と、終わらせてしまうのはさびしい気もするので、もう少し頑張ってみる。

計算が厳しいのは手計算での話。
そこで、プログラミング言語を用いて「すべての出目パターン(1296通り)を総当たりで調べ、結果を出す」という荒業で答えを求める事にした。
パソコンに計算させれば総当たりでも一瞬のできごと。文明の利器を駆使して答えを出す。

「じゃあ、プレイヤーの多彩な戦略とどう折り合いをつけるの?」
心配ご無用。せっかくなので「プレイヤーの状況に応じて期待値を導き出す公式」を用意してみたのである!


まず、
  • 2倍で勝利した時のアドバンテージをd
  • 10倍で勝利した時のアドバンテージをt
とする。
この変数(アルファベット)には先述の理論に基づいて好きな値をあてはめよう。
コインの枚数をあてはめても良いし、スター何個分になるかどうかを概算しても良い。極端な例では、ゲーム終了直前なら「勝利に直結する結果を1、そうでない結果を0」と代入するのが良い。

この時、期待値で考えるとプレイヤーにとって最適な戦略はこうなる。
  • 初手で(t/d)より大きな目を出した場合、振り直さない方が良い
  • 初手で(t/d)に等しい目を出した場合、振り直しても振り直さなくても良い
  • 初手で(t/d)より小さな目を出した場合、振り直した方が良い
以下、このt/dを便宜的に「蛮勇指数」と命名しよう。
この値が大きいほど、プレイヤーは無謀な賭けに挑む。t/d=6ならどんな場合でも振り直すし、t/d=1なら1を出した場合を除いて絶対に振り直さない。

では、プレイヤーの戦略が整ったところで本題に入ろう。
このゲームの期待値は、以下の様に算出できる。
是非参考にしてほしい。
蛮勇指数(以上・未満) 得られるコインの倍率期待値A アドバンテージ期待値を求める式A 得られるコインの倍率期待値B アドバンテージ期待値を求める式B
1 1391/648 144t+671d/1296 1367/648 138t+677d/1296
2 1403/648 148t+663d/1296 1388/648 145t+663d/1296
3 1415/648 154t+645d/1296 1406/648 154t+636d/1296
4 1427/648 166t+597d/1296 1418/648 166t+588d/1296
5 1427/648 186t+497d/1296 1418/648 186t+488d/1296
6 1397/648 216t+317d/1296 1388/648 216t+308d/1296
※プレイヤーが振り直しても直さなくても良い場合は振り直すものとする。
※ヘイホーが初手で4に止まったとき、振り直さないのがA、振り直すのがB



キノピオ?クッパ?

2つの箱のうち、キノピオがどちらに入っているかを当てるミニゲーム…。
キノピオならば勝ち、ミニクッパだと負け…。
倍率は2倍だが、2回ダブルアップが可能である(つまり最大8倍)…。
一回キノピオを当てた後に続けるかどうかは自由…。
箱を選ぶ時間は10秒…。

こちらは完全に神頼み。箱が開くまで、駄目かどうかすらも分からない。
一応50%で当たる分ルーレットよりはマシなのでコインがそんなに必要なければ1回当たったらさっさと辞めてしまった方いいだろう。

必勝法はまことのメガネを装着すること。

ケーキでバトル

ビッグワンワン・ワンワンのどちらが先にケーキを食べ終わるかを賭けるミニゲーム…。
倍率はビッグワンワンは2倍で固定、ワンワンは4倍・8倍・16倍・32倍・64倍の中からランダム…。

ワンワンを選ぶ時間は10秒…このときにそれぞれのワンワンの体調を聞いて、選ばなくてはならない…!
ビッグ「腹がッ…腹がッ…!!痛むッ……!!」
ワンワン「お腹空いたなぁ」
ワンワンが調子いいコメント、ビッグワンワンが調子悪いコメントをしても基本的にはビッグワンワンが勝つ為あくまで参考程度。
検証 によれば、ワンワンの倍率が高い程勝率が低くなるのは勿論のこと、上記のようなワンワンのコメントは勝敗には決して無関係であるとの事とか。



以上の様に運頼みなゲームしかなく、コインを失いたくない状態のプレイヤーにとっては泣かされる。
特にデュエルモードでは給料が払えなくなると、おたすけキャラが消えて無防備になるため絶対負けたくない。
確実な対策は無く、負けたらほぼ泣き寝入り。
なお、TASさんにかかると……

強いて言うならば 「クッパでんわ」を持ち歩く のが唯一の対策。負けた後で自分を対象に使えばコインを恵んでもらえる*1。狙って使うのは難しいが、知っておいて損はないだろう。
この場合、 勝ちにくいゲームが逆に得しやすいゲームに変わる という、濡れ手で粟の状況に。ガンガン高い倍率を狙っていこう。

余談

なお、本編のストーリーモードで最高ランクをとることで、ギャンブルミニゲーム専用のモード「ギャンブルルーム」が遊べるようになる。
こちらは10コインを元手に1000コイン稼ぐのが目標のモード。
無論持ち金がすっからかんになるとゲームオーバーだが、ゲーム毎にいくら賭けるかを決められるのでまだマシかもしれない。

+ ギャンブルルームの豆知識
このモードでは基本的に大金を賭けていくのがポイント。
ちまちまかけて得をしても、大きく賭けた際にはゴミ同然になってしまう。一文無しになってもどうせ何度もやり直せるので、勝ちやすいゲームには気前よく賭けていくのがポイントである。

まず、1戦目は全額賭けること。
ゲームオーバーになっても同じ金額でやり直せるので、 負けてもノーリスクどころかプラスに向かうことさえある という不思議な状況が発生する。ビビることなく大きく踏み出すべし。

ゲームの勝ちやすさは
「ワンワン>ぴったり7>(勝率1/2の壁)=キノピオクッパ>ルーレット」である。
戦略としては
  • ワンワンが来たら最大限賭けてx2。
  • ルーレットが来たら適当に賭けて捨てる、もしくは「1000コインまでの残り金額÷64(端数切り上げ)」を賭けてヘイホーを選ぶ
といった形で攻めるのが最も効率的。
残り二つのゲームでどれだけ賭けるかはプレイヤー次第。全く賭けないでワンワンのみで稼ぐのが最も効率が良いが、それだと作業ゲーになる上に時間がかかるので、プレイヤーの裁量次第となるだろう。


+ Switch版
SwitchのNintendoOnlineによる配信版ではどこでもセーブが使えるため擬似的にTASさんのように稼ぎたい放題となる。
もちろん使えばヌルゲーになること間違いなしだが、不意のギャンブルゲームを避けられるのは僥倖。
またさっさとワルイージとうや隠しミニゲームを解禁したいならガッポリとディーラーヘイホーから毟り取るのが効率的となる。3分ドッスンパズルの解禁にも役立つしね。
ギャンブルマスの少なさとギャンブルだましいの入手の難しさがネックではあるが、序盤に稼いでスーパーキノコでマップを爆走してスター荒稼ぎなんてことも出来る。でもワルイージとう等では止まりたくない?マスで大損害を被るおそれがあるので調子に乗りすぎないよう

ちなみに確率操作をした上での稼ぎやすさは
「ぴったり7>キノピオクッパ>ルーレット>ワンワン」となる。
  • ぴったり7は丁度7を狙えば10倍確定。
  • キノピオクッパはダブルアップを全部成功させると8倍確定。
  • ルーレットは基本ノコノコばかり当たるが、テレサ以上が来たらかなりの稼ぎになる。
  • ワンワンは基本ビッグワンワンしか勝たないので稼ぎには向かない。

ルーレットやワンワンの当たりはミニゲームが始まった時点で既に決まってるため楽に高配当を狙うことは出来ない。
その点ぴったり7のサイコロなら操作出来るし、キノピオクッパもカンニングが出来るので確実に最高配当を狙える訳である。
コインをがっぽり溜めて優越感に浸りたいのでなければぴったり7かキノピオクッパを狙うといい。
ちなみにミニゲームはヘイホーに連れて行かれて暗転し時に決定されるので、その直前のメッセージでセーブしてメッセージ送りのタイミングを変える事で操作出来る。

余談だがこのミニゲーム操作はバトルミニゲームやデュエルミニゲームなんかでも使える。
ターン終了時のミニゲームは自分が最後の手番でない場合はCPUの移動中にポーズでもしなければ操作出来ない。
が、未発見ミニゲームは優先的に抽選されるうえにルーレットを始めるタイミングを弄れば抽選ミニゲームの内訳はともかく
どのミニゲームが抽選されるかは操作出来るのであんまり気にしなくていいかも。


ヒゲ「信じたいっ…!直感を信じたいっ…!追記・修正は…オレの血肉…オレの…歴史…!」

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最終更新:2023年12月25日 10:56

*1 さりげなくCPUも使ってくる公式テクニックだったりする。