登録日:2011/05/24 Tue 16:48:39
更新日:2025/04/03 Thu 19:26:02
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『デュープリズム』は、1999年にスクウェア(現
スクエニ)より発売されたアクションRPG。
2002年には再発売、さらに2007年にも「レジェンダリーヒッツ」として再々発売されることになった。
2010年日からはゲームアーカイブスでの配信も開始されている。
続編を希望する声が多いが、今のところその話は出ていない。
■概要
大切な人を生き返らせるために【遺産】を捜し求めるルウと、妹から王位継承権を取り戻すついでに世界征服をするために【遺産】を捜し求めるミントの、2人の冒険が交差するパラレルストーリー。
主人公が2人いて、プレイヤーはゲーム開始時に選ぶことができる。
ルウ編はシリアス、ミント編はコメディを中心とした話になっている。
また一度エンディングを見ると一周目で選ばなかった主人公を選んで二周目に入ることができ、両方の主人公の話をクリアすると真エンディングを見ることができるなど、やり込み要素もある。
■主要人物
男の子の主人公。武器は巨大斧「アーク・エッジ」。攻撃力が高くリーチもあるが、動作が若干隙がある。また特定のモンスターに変身する能力を持つ。
5年より前の記憶を失っており、行き倒れになっていた所をクレアという女性に救われる。それ以来クレアを姉のような存在として、また何よりも大事な人として慕うようになる。
しかし3年前、謎の怪人「死の右腕」によりクレアが殺害され、彼女を蘇らせるために【遺産】を捜し求めて旅をしている。
女の子の主人公。武器は二個一対のリング「デュアル・ハーロゥ」。一撃の威力は低いが、素早い連続攻撃が可能。また自己流の魔法を使うこともできる。
東天王国第一王女にして第一王位継承者……だったのだが、素行の悪さが災いして実の妹にその座を奪われる。
わがままで猪突猛進、悪巧みや不意打ちが多く、とても一国の姫とは思えないほど。
しかし憎まれ口を叩きつつも本当に困っている相手は(自分の利益にならなくても)見捨てられないなど、なんだかんだでいい人。典型的な
ツンデレである。
ドロップキックのキレの良さには定評がある。
カボチャが大の苦手で見ただけで震えて動けなくなってしまう。
カローナの街で骨董屋を営む男性。ルウとミントの【遺産】探しに協力する事になる。
温和でマイホームなパパだが、仕事よりも趣味の考古学研究を優先してしまうのが玉に瑕。
クラウスの妻。面倒見のいい女性だがやるときはやる肝っ玉母さん。
剣術の腕前は相当高いらしく、ロッドからは「マダム」と呼ばれ尊敬されているほか、強敵相手に剣一つで立ち合っている場面もある。
クラウスとミラの娘。いい子なのだが
天然さんで、危なっかしい行動をとることもしばしば。
その天然っぷりにはルウやミントも振り回されることに。
ヴァレンの遺跡の封印を解くために、大魔道士エルロイが作り出した魔道人形。
いわゆる
人造人間であり、目覚めた当初は受動的で機械的な反応しか示さないが、各地にある装備品を後付けすることで機能が向上し能動的になり、最終的には人間と変わらない感情表現をするようになる。
ミントの妹。東天王国第二王女にして現王位継承者。
姉とは正反対の性格で、真面目で礼儀正しい。ただし姉に対しては結構意地が悪い。
しかし物語が進むにつれ、こちらもミント同様のツンデレっぷりを発揮する。
エイオンの【遺産】の一つ、ブック・オブ・コスモスを所持している。
マヤの側近で、古くから国に仕える魔法使い。
仮面で顔を隠しているが、若干正体バレバレな気もする。というか、実は「ドールマスター」という名前が壮絶なネタバレだったりする。
【遺産】を狙ってきた女トレジャーハンター。魔法もある程度使いこなす。
本編以前にミントとは面識があり、その時にいろいろあったためミントを目の敵にしている。
年m いやなんでもない。
ベルのパートナーで、彼女の事を「アネさん」と呼び慕っている。
敵には容赦なく弱い者に優しい男気溢れる性格の単純男。
何度か星になった。
文字通りの意味で。
熱きソウルを持った戦士であり、武器職人でもある青年。
「世界最強の剣士」と謳われた父を超えようとしていたが、その前に父は病で死去する。永遠に父を超えることはできなくなってしまったが、「それなら父親と違う道で『歴史に名を残す男』になる」と決意する。
同じく熱きソウルを持つ(と判断した)ルウやミントを気に入っており、特にデュークとは意気投合する。
森の外れに住む大魔法使い。通称、「ファンシー・メル」。
見た目は
20歳前後の美女にしか見えないが、
実年齢は3桁で済まないとか。その知識、魔力は作中でもトップクラスらしい。
しかし度を越した可愛いもの好きで、いつもフリルやレース、リボンだらけの服をまとい、自分のアトリエとその周囲一帯をパステル調の色彩のファンシーな世界に変えてしまっている。あまり凄い人のようには思えない……
違う意味で凄い人だが。
怒りの山の頂上に居を構える齢千年の
怪焔竜。メルとは古い知り合いである。
全盛期と比べるとだいぶ衰えてしまったが、それでも力は強大であり、しつこく殴って怒らせてしまったら一発
ゲームオーバーになる。
ルウに人間の生き方を諭したり、ミントの野望実現を楽しみに待ったりもしている。
【遺産】を探してあちこちうろついているゴロツキ二人組。アニキのブラッドは半裸の大男で、弟分のスモーキーは太めの小男。
やってることはまさに小悪党そのもので、その都度ルウやミントに懲らしめられている。特にブラッドはミントからのドロップキックをモロに喰らっている。
ドールマスターの部下の一人。様々なトラップを操る男性。
「ハリネズミ」と形容されるほどのツンツン髪だがそれを指摘すると怒りだす。
性格はガラの悪いヤンキーそのもので、口調にもそのけんかっ早い性分がよく現れている。
ドールマスターの部下の一人。精度の高い変身能力を持つ、妖艶な女性。
トラップマスターからは「アネキ」と呼ばれている。
行き倒れていたルウを助けた女性。人里離れた山小屋で一人静かに暮らしていた。
ルウの変身能力を知っても怖がらないなど、相手のありのままを受け入れられる度量の大きさを持つ。
上記の通り、彼女の命を蘇らせるのがルウ編の主目的。
本編の3年前のある夜、ルウを襲い、クレアを殺害した異形の右腕を持つ謎の怪人。
■用語
◇カローナの街
森と海に囲まれた、のどかなで牧歌的な街。物語の拠点となり、主人公はここから【遺産】を求めて冒険へと向かう。
◇東天王国
カローナの街の海の向こう、東の大陸に存在する、700年の歴史を誇る魔法使いの国。
『デュープリズム 秘密の遺産攻略本』(絶版)によればかなり細かい設定がなされているのだが、ゲーム中ではほとんど触れられない。
◇エイオン
かつて存在した大魔導師たちの総称。その魔力は強大で、星さえ動かしたと言われる。
ゲーム中ではすでに滅びているが、魂となって存在するエイオンが2人登場する。
◇ヴァレン
最強のエイオン。究極の【遺産】とさえ謳われる「デュープリズム」を作り出した大魔導士。
◇【遺産】
エイオンが遺した、現在の人間たちの力を遥かに凌駕したマジックアイテム。
いくつかあるらしいが、特記されていない場合は、大抵は最強の【遺産】である「デュープリズム」を指している。
追記・修正お願いします。
- コメントが全然無いとかどういうことよ!キリキリ説明しなさいよ!← -- 名無しさん (2016-05-17 00:40:18)
- なんてことを!確かに当時のプレイヤーは四捨五入して30歳だが・・・ -- 名無しさん (2016-10-27 23:54:39)
- PS買って初めてやったゲーム。周回プレイでミントを鍛えに鍛えた挙句ラスボスを蹴り一発で粉砕できるようになった時は笑ったw -- 名無しさん (2016-10-28 00:14:28)
- 連続ジャンプのギミックが特に苦手で……遺跡の浮遊石とかメルんとこのサイドビューアクションとか塔の浮遊床とか辛かった -- 名無しさん (2019-07-24 18:09:31)
- ああ、もう……本当に素晴らしいゲームだった -- 名無しさん (2019-10-23 15:33:11)
- 確か武蔵伝のあとに出たんだっけ -- 名無しさん (2019-10-23 16:20:47)
- まだ忘れられないゲームだ -- 名無しさん (2021-03-31 11:35:06)
最終更新:2025年04月03日 19:26