椿一成

登録日:2012/10/17(水) 11:33:16
更新日:2025/05/10 Sat 06:58:12
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椿一成とは『フルメタル・パニック!』の登場人物。
CV.福山潤


都立陣代高校2年8組の男子生徒。
空手同好会の部長を務めている。

白いハチマキを付けた端正な顔立ちの小柄な男だが、非常にド近眼という欠点があり、目標を正しく視認する為には瓶底メガネを着用する必要がある。
メガネを付けた姿は『東京アンダーグラウンド』の五十鈴銀之助に近い。

一子相伝の暗殺拳「大導脈流活殺術」を習得しており、作中でも様々な奥義を使用する。
バリバリ現役でベテランの兵隊である相良宗介と徒手格闘でタイマン出来るほどの戦闘能力を持つ。
これでもまだ修行中の身であるようで、度々新技を習得した旨の発言をする。

中華料理店でバイトをしており、その関係上料理が得意。


◆奥義
  • 奥義「血栓掌」
初めて宗介を見た時に挨拶代わりに使用。

  • 究極奥義「臨死堆拳」
果たし状を爆破した宗介……の近くをたまたま歩いていた用務員に使用。

  • 秘技「致砲掌」
高校に侵入していた元泥棒のアニキに使用。

  • 究極奥義「韻内貫閃」
身体にグルグル巻かれているガムテープを破る時に使用。

  • 超・究極奥義「心浮漸」
バーサーク用務員(2戦目)を倒す時に使用。

  • 奥義「芒昂岩」
宗介に変装したアイドル浩介に使用。

  • 超絶奥義「貫鋼片」
同じく浩介に使おうとしたが、周りに未然に止められた。


◆登場回
  • 純で不純なグラップラー
序盤、ヤンキーに襲われるかなめを救出。この時にかなめに惚れる。
後半で、宗介とかなめが立ち退き要請に来た柔道場を使う空手同好会の部長である事が判明する。
が、瓶底メガネをかけてかなめを認識してデレデレになった彼は宗介に敗北、柔道場から立ち退いたのであった。

  • 善意のトレスパス
宗介に果たし状を出した一成。しかし、果たし状は宗介によって爆破されていた。その上、一晩屋上に監禁された一成は宗介を殺そうとしたが、放った技がたまたま傍を通りかかった用務員のおじさんに当たって吹き飛んでしまった。
宗介と一成は用務員のおじさんが回復するまでの間、住み込みで用務員の仕事を代行しに来たのだが、二人は仲が悪く上手くいかない。
そんな中、校舎裏の池で宗介が捕獲した魚を一成が調理するという協調性を見せるが……

  • ままならないブルー・バード
柔道場を追い出された一成ら空手同好会は、生物室を部室としていた。
そんな中、社会研究部が部室の立ち退きを承諾したのだが、社会研究部は立ち退きの条件として、
一日で最もナンパした人数が多かった部活に部室を与えるという。
一成も気乗りはしないものの、部室が手に入る可能性がある為、それに参加。
そして一成は女性を襲うフリをした他の部員達(皆巨漢)を倒す芝居をする手段を取った。
結果、計11名の女性を連れてくる事に成功、2位にダブルスコアで圧勝して部室を手に入れたのであった。


  • 的はずれのエモーション
宗介に性懲りもなく果たし状を送り付けた一成。
しかし宗介は用事でその場に行けない為、対人地雷を解体出来たら勝ちというメッセージを残していた。
勿論戦闘技能以外は一般人の一成に解体出来る筈もなく、爆破。
生きていた一成は生徒会室に殴り込んで宗介を倒そうとするが、反動でその場にいた稲葉瑞樹が窓の外に放り出されてしまう。
それを一成はなんとか救出するのだが――

瑞樹は一成に一目惚れ、恋の乙女モードに移行していた。
そしてその翌日、朝からひたすら付きまとってくる瑞樹に一成の体力は減っていくばかりであった。
更にその翌日に、瑞樹の失恋という形で解決するのだが……
不幸な勘違いのせいで「相良・椿ラブラブ疑惑」がその代償として広まる事になってしまった。


  • 真夜中のレイダース
宗介と一成を仲直りさせようと、かなめと用務員のおじさんが鍋パーティーを開くのだが、
宗介が肉を片っ端から食べてしまったため、修羅場と化す。
用務員のおじさんはかなめに肉を買ってくるように頼むが、同時刻、高校に元泥棒がかつて盗んで隠したお宝を掘り返そうと忍び込んでいた。
その現場を見てしまったかなめ、そしてかなめを救出しようとしたが不意打ちで返り討ちにあってしまった一成は監禁。
一成は奥義を使って監禁された倉庫から抜け出して泥棒に加担する宗介を制裁しようとするのだが、その過程で不幸な事故が起こってしまい、
それを見た用務員のおじさんが――

ドラゴン・オンラインというオンラインゲームをBakiという僧兵でプレイ。
Zama(風間)、Seagal(宗介)、TOILET PAPER(かなめ)とパーティーを組んで、悪の大魔王ヨーコを倒そうとする。

普通の高校生活に憧れて、宗介と入れ替わった人気アイドルの浩介(周りには気付かれないようメイク済み)。
しかし、予想していたのと全然違う一日に彼は疲弊しきっていた。
そんな彼を椿は急襲した。が、相手はロクに運動もしてないアイドル。
いつになく綺麗に攻撃が決まる事からバカにされたと思った一成はひたすら浩介を攻撃するのだが、結局周りに止められるのであった。



原作では以上だが、アニメでは五時間目のホット・スポットにも絡んで来る。
細菌兵器の漏洩が発覚後、椿も教室内に足を踏み入れてしまった為に当事者となってしまう。
しかも、宗介がワクチンを手放して割ってしまったのは一成の一撃が原因。

そして原作の的はずれのエモーションはアニメ化されてないため、
同じくアニメで五時間目のホット・スポットに介入した瑞樹にここで惚れられてしまう。
最後には一成が瑞樹に性的な意味で襲われているかのような図が……


また、長編最終巻「ずっとスタンド・バイ・ミー(下)」の最後の挿絵では端の方でさりげなく登場。
ようやく再会を果たし、皆の前でキスをする宗介とかなめに対して恭子たちとは別の意味で涙を流していた。








追記・修正は大導脈流継承者の方にお願いします。

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最終更新:2025年05月10日 06:58