鮫氷新一

登録日:2012/01/14(土) 08:47:41
更新日:2024/04/08 Mon 11:10:49
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「ああ…すげー怖いよ。でも、それでもやってみたいんだ。好きだからな」


鮫氷(さめすが)新一(しんいち)とは、つよきすの主人公。
CV:間寺司

身長は170cm。
11月11日生まれ。
血液型はA型。
得意科目は音楽。

私立竜鳴館学園2年C組に在籍する、眼鏡をかけた絶世の美少年。
仲間からの愛称は『シャーク』

生徒会では会計監査を担当しているが、その気になればいつでも生徒会長になれるほどの高い能力を持つ。
しかし、本人にその気はなく、そういった謙虚さも彼の人望に拍車をかけており、
彼に想いを寄せる一人である霧夜エリカは将来世界を手にしたらコキュートスという国を与えることを確約。
学校での成績はあまり良くないがそれは世を忍ぶ仮の姿で、本来の推理力は西の高校生探偵と同等で、頭の回転は諸葛亮孔明も舌を巻くほど。

生徒会仲間にしてクラスメイトである対馬レオ伊達スバル、蟹沢きぬとは子供の頃からの幼馴染みで、通称『対馬ファミリー』の一員。
これはレオの自宅を主な溜まり場にするからついた名称であり、実際は彼がリーダーである。
他の3人は一部から「三銃士」あるいは「三つのしもべ」と呼ばれ、
特に、“松笠の化け蟹”こときぬは社会に必要とされない存在である自分にも分け隔てなく接してくれた新一を偉大な漢と尊敬しており、絶対の服従を誓っている。


性格は爽やかで明るく、どれだけ精神的に打ちのめされても不屈の根性ですぐ前向きに立ち直る。
サイヤ人の王子と並ぶほどの戦闘力を誇り、それでいて自分より強い相手にも勇敢に立ち向かい、卑怯な手段を嫌う正義感の塊。
また、博愛精神に満ちあふれた心優しきナイスガイ。


このように完璧超人であるが、それを鼻に掛けないので誰からも好かれている。
当然女子生徒からもモテており、靴が入らないほど下駄箱は連日ラブレターで満杯。
竜鳴館の抱かれたい男ナンバー1の座を不動のものとし、松笠市でも知る人ぞ知る人気者。
趣味であるギターは天性の才能を持ち、駅前で路上ライブを行う度にファンが殺到して、最近ではマスコミにも注目され始めている。



追記・修正お願いします















「おーいフカヒレー。レオもスバルも乙女さんもいねーから、”松笠の天使(えんじぇる)”が仕方なくお情けで海産物臭い部屋に遊びに来てやったぜー」

「感激だろ? 咽び泣いて金よこせオラァ……ちぇ、あいつも留守かよ。
お、パソコン付けっぱなしじゃねぇか。大体察しがつくけど、どんなサイト見てるか末代まで語り継いでやろーっと!」

「なになに…あにをた…………英語なんざ読めるかい! 何だかよく知んないけど、あんにゃろう自分で自分のページ作ってデタラメ書きまくってんのかよ…」

「しかもボクが子分ってなにさ! 逆だろ! あいつがボクの下僕だっての! もうトサカに来たもんね! こうなったら、ボクが真実を暴いてやる!!」














くっくっく……あーっはっはっは!!

いよいよ時代が俺に追いついたみたい

フカヒレ、フカヒレとカスどもに食品扱いされて幾星霜。耐え難きを耐えて巡ってきました漢道

いよいよ大人への船出でございます!!


鮫氷新一とは、つよきすの登場人物だが主人公では全くない
本人はシャークと呼ばれたがっているが、周りからの呼称は「フカヒレ」

本作のギャグシーンの殆どを担っている、いわゆる道化役でネタキャラの金字塔。
ただし、ドロドロした佐藤良美ルートでは彼が登場した途端に暗かった雰囲気が一転するので、まさかの癒し担当となっている。


脳天気なお調子者で、同時に臆病な小心者。
その卑屈さは100万馬力。強い者には媚びへつらい、自分より弱い者には高圧的に振る舞おうとする。
金にも汚く、仲間をダシにして金儲けを企むのも厭わない。
きぬやスバルに人気があるのをいいことにデートを斡旋(女性客はまず自分が予行練習台になるつもり)したり、
レオの恋愛に関して全校を巻き込んだトトカルチョを企画して大儲けを企んだ。

「持つべきものは友人だネェ−!」

とにかく自分の利益の為なら仲間にも平気で毒(下剤)を盛ろうとするなど卑劣な手段を辞さない。
しかし、そういった悪巧みも成功したためしがなく、途中で必ず失敗する。


リアルに絶望はしていないが、妄想と現実の境目が危うくなっているオタクで生粋のドスケベ。
彼の部屋では手を伸ばせばエロ本に手が届く有様で、レオから借りた本にもフカヒレ汁を付着させるというどうしようもなさ。
「同年代でバスト80に満たない女性を女として認めない」と公言する失礼極まりない思考だが、同時に可愛ければ幼女にも興奮できる変態でもある。

現実逃避で没頭するオンラインゲームでは「シャーク」として英雄視され、大串スグルと接点があったか気になる所。
良美ルートの結末を予言したり、なごみの本性を見抜いたりと、エロゲーで鍛えた眼力は案外本物かもしれない。


かつて対馬家に興味本位で麻薬を持ち込んだ時はスバルに歯が折れるほど強く殴られ、さすがに今では当時の行動を反省している。
殴られた時に伝家の宝刀「親父にもぶたれたことないのに!!」を使用したが、彼の場合は明らかに親が育て方を間違ったと言えるだろう。
その父親は職場で月給泥棒と呼ばれているらしい。
現在でも、彼の愚行を(実力行使で)諫めるのは対馬ファミリーの役目。
一応、対馬ファミリーの仲間たちは彼を大切な友人と認識しているが、ヒエラルキーではレオには冷蔵庫以下・乙女にはシャンプー以下と見なされている。


黙っていれば容姿はそんなに悪く無いのだが、下劣な欲望をストレートに口に出してしまうので誰からも気持ち悪がられサル顔扱い。
スケベだが本能レベルで女性に恐怖心を抱いており、そうした背景には幼少の頃に凶悪な姉にひどくイジメられた過去が存在する。
女性に少しでも強気な態度を取られるとトラウマが発動して恐慌状態に陥り、
他にもショックを受けたり蔑ろにされて傷つくと、すぐに心が折れて泣きながらどこかに走り去っていく。

もっとも、落ち込むのも速いが立ち直るのも速い。
物事を自分の都合の良いように勝手に解釈して勝手に復活するので、ある意味とてもタフ。
あるルートでは強大な力の代償に精神崩壊を起こして”窓のない病院”に入れられても、ものの数日で完全復活を遂げた。


これだけ書くと最低なダメ人間のヘタレで事実その通りだが、本質は友人思いな善人で、意外と物事を深く考えている。
自分の弱さや駄目さをきちんと理解しており、一連のアホな行動も彼なりに精一杯頑張っている処世術。

「俺は普通だ……ヘタレじゃねぇ!!」

姉も認めるほどギターの腕前は確かで「音楽の道で生きる」という夢を持っているが、趣味はともかく他人に聞かせるのは怖くてジレンマを感じている。


しかしそんな彼もなごみルートでは確変。
それまで怖れていた路上演奏を行い、自分の夢に悩んでいたなごみに影響を与えた。
なごみが家出した時は黄昏ている彼女を心配して(一度声をかけたが拒絶されたので)レオを呼び出している。
EDではファンの女の子までついていた(この子はオープニングでフカヒレをキモがっていた)。


ギャグキャラっぷりもそうだが、裏側に隠された等身大の悩める姿も大勢のプレイヤーの共感を集め、
男性キャラクター人気投票では本命のスバルを抑えて第1位を獲得した。
もっとも公式で「幸せになってはいけないキャラ」と気の毒なコメントをされているが、まぁその辺はフカヒレだから仕方ない。
なごみルートでは幸せになるけどな!


余談だが、演じる間寺氏は堀川りょう氏に非常に似通った声質をしており、それを逆手に取ったパロディの台詞が多い。
※お察しください



【迷言集(ごく稀に名言)】
  • 「女の子は男に尽くすべし! これは古来からの鉄則である! 勘違いしている女には教育してやるッ!」
  • 「実はさ、実は……俺、ロリコンなんだ」
  • 「いいんだ。俺には二次元があるもん。結構いいもんだぜ」
  • 「だって俺……女の子に触りたいんです…」
  • 「うわーん! やめてよお姉ちゃん、そこは出すトコだよう! キュウリなんか入らないよう!」
  • 「股間についてる短剣は飾りじゃない。女を威嚇する為のもんだろ?」
  • 「俺はネットゲームに帰る! あそこでは俺は勝ち組なんだ! 皆が俺を認めるんだ!」
  • 「いいや、ゼロはありえないね! 少なくても、俺の命ある限りゼロじゃないね!」
  • 「誰がフカヒレだ……シャークと呼びな」




「う…うわああ…カ、カニの野郎、俺がちょっと席を外した間に人が丹精込めて書いた素晴らしい項目になんてことを! お、おお…」

「ちくしょー、クソッタレめ! こうなったら、ずっと篭もって追記・修正しまくってやる!」

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最終更新:2024年04月08日 11:10