マイティミニ四駆

登録日:2009/06/25(木) 21:19:12
更新日:2024/09/17 Tue 20:13:48
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タミヤから販売されていたミニ四駆のラインナップ。
全てが今でも第一線で活躍しているXシャーシまたはVSシャーシで、
更に大径タイヤのためキットのままでの戦闘力が非常に高く、
またデザインも秀逸なため、今現在強い人気がある。
(余談だが現在生産されているXシャーシで大径タイヤを搭載しているのはマックスブレイカーTRFのみ、
VSシャーシに至っては今は生産すらされていない)



…が、マイティミニ四駆シリーズの登場自体が
第二次ミニ四駆ブームの衰退期であり、
まだミニ四駆を続けていたファンはコロコロコミックに連載されていた
爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」の存在は知っているが
小学館の学年誌に連載されていた「ミニ四キッズ」「ミニ四駆新世紀 BREAK IN」の事は知らず、(つまり一次ブーム時のダッシュ四駆郎とミニ四トップの関係と同じ)
必然的にその漫画で活躍したマイティミニ四駆は影が薄くなり、
同時期に出た2.5世代たるエアロミニ四駆に比べて圧倒的に存在感が無かった。

ブーム経験者は「フルカウル」や「エアロ」と聞くと
「あんなのあったな」と思い出せるが、
「マイティ」と言われても「何それ」と言う人が非常に多い。
故にタミヤも再生産しても大して売れないと判断しているのか、
フルカウルやエアロミニ四駆はほぼ全種類が今でも再生産されており
簡単に入手できるが、マイティミニ四駆はそうはいかない。

生産されていたのは以下の五種。

  • ダイナホークGX
  • クロスタイガーVR
  • レイザーギル
  • バリアトロン
  • シンクロマスターZー9

現在でも最強に近いと言われるVSシャーシとXシャーシを採用、
その上ガチレースでもボディ加工が不要な大径タイヤを標準装備しているのに加え、
付属している大径バレルタイヤ自体が高性能な事、
更にはそれぞれが非常にシャープで秀逸なボディデザインをしている事から、
いわゆる「復帰組」がその存在を初めて知り
ボディに惚れ込んで探すも見つからない場合が多い。

もはや手に入れるにはヤフオクを利用するか、
地道に売っているショップや田舎の寂れたような店を探すしかない……。


  • ダイナホークGX
初のマイティミニ四駆。小学館の学年誌で連載されていた漫画2種で主役機として活躍した。
白のボディに無駄を極限まで省いたシンプルそのものなフォルムから非常に人気が高く、
大会でXシャーシのマシンを見掛けるとこのボディが載っている事が非常に多い。

2010年春、「XXスペシャル」としてシャーシを(当時は)最新のXXシャーシに変更、
ボディの成形色やステッカーをメタリック仕様にするといった変更を加えられ
全国で限定販売された。

…が、ボディそのものが難民の多かったという事に加え、
ピュアーホワイトからパールホワイトに成形色自体が変更された為、元からのファンの需要もあり、
更にこのマシンに付属しているシャーシは通常の物と材質が違い、
『プロペラシャフトの滑りが良くて速い』と言われる材質で出来ていた為、
ボディ自体に興味のないレーサーもこぞって買い求めたが故、一瞬で店頭から姿を消してしまった。
ついでに言っておくと、このキットに付属のリアステーは
1点止めステーの中では最強と言われている程に頑強なため、そういった面からの需要もある。

2014年にはブラックスペシャルとして限定販売されるも、
こちらも瞬時に店頭から姿を消してしまった為、入手には骨が折れる状態が続いている。
って言うか何故タミヤは頑ななまでに通常ラインナップに加えないのか…
ところが…2019年になって突如としてダイナホークXXSPの再販が決定し、レーサー達を驚かせた。

なお、このマシンには専用のバンパーガードが付属しており、XXにも対応している。
そもそもXXにはコレとは別にバンパーガードがあるのであえてコレを使う理由があるかは極めて疑問だが…


  • クロスタイガーVR
マイティミニ四駆第二弾。漫画ではライバルが使用し、
ミニ四トップでは最終レースにてまさかの主人公を差し置いて優勝するという展開を見せた。

…が、同時期に出たダイナホーク、レイザーギルと比べるとかなり扱いが悪く、
再販を望む声もさほど上がらず、2013年にようやく色違いの『シーブルーバージョン』が発売した物の
問屋が限定されて居る為さほど流通しなかった、という余りにも不遇なマシン。


  • レイザーギル
ミニ四キッズにて主人公のライバル、ジャックのマシン。ミニ四駆新世紀 BREAK INではヒロインがオリジナル塗装で使用。
ダイナホーク同様に非常に高い人気を誇るマシン。
パッケージアートは珍しい後ろからのあおりになっている(このキットとエアロミニ四駆のブレイジングマックスくらいか)。
2009年、一部の大会などで赤成型のボディが景品として配られた。
こちらも2010年に成型色やシャーシを変更した上で「XXスペシャル」として限定販売されたが、
シャーシがダイナホークの物以上に高性能と目される素材で販売された為、
店頭からもあっという間に消えてしまった、ある意味幻のモデルと化している。が…ダイナホークXX同様2019年にめでたく再販が決定した。


  • バリアトロン
上記3種のマイティよりも遅れて発売されたマシン。
上記の3種とは違い、VSシャーシを採用している。
何となく平たい印象があるが、デザインが魅力的と評される事が多い。

時々コンデレ等の景品として限定カラーのボディが登場したが
キットとしての再販が全く為されず、
クリヤーパーツの金型をタミヤが紛失したから再販できない…という噂がまことしやかに囁かれていたが、
2018年になって突如として限定再販が決定し、レーサー達を驚かせた。


  • シンクロマスターZ-9(ズィーナイン)
バリアトロンと同時期に発売されたマシン。
上記の3種とは違い、VSシャーシを(ry
何となく平たい印象が(ry

こちらもバリアトロン同様に全く再販の気配が無かったが、
バリアトロン同様2018年にめでたく再販が決定した。

名前にZ-9とあるが、マックスブレイカ―やシャドウブレイカ―などとの関係は特にない模様。

追記・修正は、マイティミニ四駆の機種を手に入れてからお願いします。

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最終更新:2024年09月17日 20:13