登録日:2011/04/27 Wed 00:08:46
更新日:2025/04/12 Sat 00:34:59
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\ダイナマン!/
ジャシンカ帝国・アトンの帝王剣が盗まれた!
怒る帝王アトン!影の男の正体は?
科学戦隊ダイナマン!
挑戦 ダークナイト
曲者~!!何者だ~!?
【概要】
第42話「挑戦 ダークナイト」から登場した、黒衣と右目がない黒仮面と黒い戦闘服に身を包んだ謎の戦士。
有尾人一族ジャシンカ帝国の移動要塞グランギズモに単独で潜入、帝王アトンの間に忍び込んでジャシンカの王の証たる魔剣・帝王剣を強奪。
ダイナイエロー/南郷耕作に与えるという混乱を引き起こした張本人でもある。
ダイナマンとは敵対しているが、その一方で有尾人一族率いるジャシンカ帝国にも刃を向けていく。
第43話「島! 君は青い稲妻」では
メカシンカ・ロケットタイガーを倒すために怪我を隠してダイナブルー/島 洋介を特訓させる
ダイナブラック/星川竜に襲い掛かり、
島に空中三角飛びを完成させた後ロケットタイガーに情報を伝えるなど、
両陣営双方の情報を相手側に流し、事態の混乱を招くなどその行動には謎が多い。
戦闘能力
剣の腕に優れ、
ダークソードという長剣を武器としている。
また、額のクリスタルを輝かせることで妖力が開放。ダークソードの刀身を
緑色に発光させ、周囲を闇に包ませ敵を翻弄し、幻影を初めとした様々な超能力を発揮する。
必殺技はクリスタルを輝かせ円月殺法を見せながら闇に溶け込む
「ダークナイト・闇の舞」及びそこから派生する突き攻撃
「ダークハリケーン」などの剣技。
その実力は高く、ダイナマンを圧倒したコンピュータードラゴンを難なく葬り、激しい戦いの末にジャシンカ帝国の帝王アトンを倒した程。
また、同じく剣を武器とするダイナレッド/弾 北斗とは
ライバルのような関係にあり、幾度となく剣を交えた。
コンピュータードラゴンを操る機械を作ったりと意外にもメカに強い。
人間では辿り着けない地底深くにある巨大要塞グランギズモに容易く侵入した事からその構造に詳しい人物であると思われ、尻尾が無いことから有尾人ではないのでは、と予測されていた。
……もっとも、「人間ではない」「グランギズモの内部構造に詳しい」「尻尾がない」「尚且つ行方が知れない人物」は劇中には一人しかおらず、解る視聴者には正体がバレバレだったのだが。
終盤ではアトンに反旗を翻した女将軍ゼノビアに協力して
カー将軍を陥れ、レトロ遺伝子を巡る戦いに参加する。
しかし10本尻尾の真実を知りながらそれをゼノビアに教えず、巧みに利用して死に追いやり、アトンも一騎討ちの末に倒した。
そしてその正体に気付き、ダイナレッドに変身した弾のダイナ剣で仮面を割られ、ついに素顔が明かされた……
【以下、ネタバレ】
島「メギド?!」
ダイナレッド「やはりメギド!」
王女キメラ「メギド!」
帝王アトン「メギド…!」
◆若き帝王メギド
いかにも四本尻尾の王子…いや! もはや尻尾などないメギドである!
ダークナイトを名乗って、お前たちに千年洞窟に閉じ込められた仇を討ったのだ!!
演:林健樹
ダークナイトの正体は、ゼノビアに謀られてアトンやカー将軍から見捨てられた挙げ句に全ての尻尾を斬られ、罪人として追放されたアトンの息子・メギド王子だった。
彼は閉じ込められた千年洞窟で偶然古文書を見つけて10本尻尾を得た者は死ぬという真実を知る。
有尾人は生まれつき尻尾の数は決まっている。大切なのは尻尾の数に頼って胡座をかくのではなく、「自分を鍛え己を磨く事である」と悟ったのだ。
冥途の土産に聞け、アトン! ダイナマンも聞けえっ!
これから俺がジャシンカを支配し、世界を征服するのだぁっ!!
立派に成長した息子の雄姿に喜んだアトンは、瀕死の身を押してキメラにジャシンカ帝国の王の証たる魔剣・帝王剣を託して自爆した。
よいか…メギドに尽くすがいい。
『まさにメギドこそ、余の息子じゃった』と。
『メギドのやり方で、ジャシンカを導け』と…!
よいか、キメラ…これからは、お前たち…若い者の時代じゃ……
ふ、二人で協力して、余のできなかった地上征服の偉業を成し遂げるのじゃ……よいな!?
頼んだぞぉぉぉぉぉっ!!
その最期を見届けたキメラから父の形見の帝王剣と王位を受け取り、またキメラを女王として絶好調のメギドは遂には宿敵ダイナマンを千年洞窟に閉じ込める事に成功。
父の遺志を継いで地上総攻撃を開始すると、ダイナマンの救出に現れた夢野博士の乗るダイジュピターを襲い、
ダイナロボを奪って地上攻撃の先頭に立たせようとするが失敗。
ダイナマンの復活を許してしまう。
最後のメカシンカであるファイヤースフィンクスを率い、復活したダイナマンを追い詰めるがダイナマンの必死の反撃でファイヤースフィンクスを倒され、
メギド自身もダイナレッドの剣で致命傷を負う。
キメラだけでも逃がそうとするがキメラはこれを拒否。最期までメギドと共に戦うことを選んだ。
グランギズモで最後の戦いに臨むがダイナロボの科学剣・稲妻重力落としによってグランギズモは撃沈。
炎に包まれるグランギズモ内で、二人は互いの名を呼びながらその若い命を散らしていった…。
人類と有尾人、両者の『明日をかけた戦い』に命を燃やし果てたメギドとキメラ。
彼らはダイナマンの物語の影の主人公といっていい存在といえよう。
余談
デザイナーの出渕氏は後年自らの画集に『ジャシンカ帝国初代「神聖」皇帝メギドと「女王」キメラ』というオリジナルイラストを納めている。
追記・修正は自分を磨き、己を鍛えた人がお願いします。
- 古い作品とは思えない程洗練されたデザインだな。ジュウレンのドーラタロスに並ぶわ -- 名無しさん (2014-02-23 03:46:14)
- ↑どっちもテッカマン顔w こんなにシャープなのに声が無駄にいかついのが個人的にはなんかイヤw市川治ボイスとか似合いそうだけどなーw -- 名無しさん (2014-02-23 03:55:12)
- 成長する幹部の先駆けと言えるかもしれない。トランザやブルドントやサラマンデスとは「成長」のベクトルがかなり違うけどw -- 名無しさん (2014-02-23 12:54:50)
- かっこいい漢となったよね。ただアトンを倒したため「親殺し」のつらさも背負ってしまい気の毒だった(アトンが「やれ!」といったんだけどさ) -- 名無しさん (2014-02-23 13:07:04)
- ダイナダーク -- 名無しさん (2014-12-19 12:33:19)
- なんとなく「メギドなんじゃないか?」と思っていたがまさかカー将軍にまで仕返しをするなんてな。 -- 名無しさん (2014-12-19 13:52:41)
- ダイナマンに味方をした後すぐ敵に回りダイナマンたちに驚かれるのだが「俺は悪魔よ!」ここになぜかかっこよさを感じた。 -- 名無しさん (2014-12-19 13:53:56)
- 幼児だった当初、そこまで話を記憶出来ている訳ではない為、皆目正体の見当がつかず正体を知って驚きましたね。 -- 名無しさん (2015-05-27 00:46:08)
- ラスボスに出世した王子 -- 名無しさん (2015-08-06 10:50:10)
- こいつは卑怯を嫌う奴なのか?それとも、やってることが外道みたいな・・・ -- 名無しさん (2015-08-06 18:39:29)
- ナレーションに曲者と呼ばれた人www -- 名無しさん (2015-08-19 00:06:18)
- こいつが登場した瞬間、幼心に「なんか毛色の違うやつがでてきた!」って鳥肌が立ったなぁ。でも正体はやっぱりなんとなく察してたw -- 名無しさん (2016-03-18 23:07:45)
- 子供の頃とその強さとカッコ良さに一目惚れしてダイナマンそっちのけで応援してた。その分正体割れてからガッカリしたけどな。そして幼児期の思い出補正かと思ったけど今見ても凄くカッコいいデザインしてるな。 -- 名無しさん (2016-04-24 15:06:07)
- 正体を知らないまま果てたカー将軍にも、成長したメギドの姿を見て欲しかったな -- 名無しさん (2016-08-24 10:01:02)
- デザインした出渕氏本人も「ダイナマンよりかっこいいじゃん」との事 次作のシルバもいいがやっぱりダークナイト -- 名無しさん (2016-08-24 11:24:58)
- 不思議アイテムの力とかじゃなく、純粋に努力でパワーアップしたのがすごい(ダイナマンの新技開発もそうだけど) -- 名無しさん (2018-05-20 10:49:30)
- ダークナイトはイケメンなのにメギドに戻ると残念になるのは何故… -- 名無しさん (2018-05-20 10:52:48)
- 弾はどうやってメギドだと気づいたんだ? -- 名無しさん (2019-12-10 20:57:06)
- ワルズ・ギル「カッコ良いではないか!」 -- 名無しさん (2020-07-29 16:34:09)
最終更新:2025年04月12日 00:34