登録日:2012/02/15(水) 15:11:33
更新日:2025/01/17 Fri 19:01:03
所要時間:約 5 分で読めます
『シャイニング・ハーツ』(SHINING HERTS)は、2010年12月16日にセガから発売されたPSP用ソフトである。
決して某
心と出会うRPGじゃないよ!
○ストーリー
“漂流者”である少年リックが自分を保護してくれたパン屋のお手伝いとして材料を調達したり、パンを焼いたり、パンを配達したり、作物を管理したり、魚を釣ったり、女の子を口説いたり、モンスターを退治したり、海賊と戦ったり、サイボーグ軍団をブッ飛ばしたりしてたら世界を救ってたという物語。
※嘘はございません
○世界観
ティアーズの舞台であったエンディアスとは違う異世界。
ウィンダリア島以外の居住地が無い海ばかりの世界だが……?
○
ゲームの流れ
一般的なRPGみたいに世界を冒険しながら敵と戦わず、前述の通りパン屋の手伝いが主な仕事。
時には客や店主から様々な願い事を「クエスト」として受ける事もある。
それらの仕事を朝昼晩と流れる時間の中でこなしていく事になる。
その中で手に入れたココロを一日の終わりに統計し、一定値貯まるとイベントが発生しストーリーが進行する。
○ココロ
今作の重要なシステムの一つ。
主人公らの行動に応じてNPCや敵キャラクターのその時の感情が具現化した
ハートが出てくる。それらは自動的に主人公が獲得しストックしていく。
ハートはパンを焼いたり、
必殺技を使うのに必要で物語中の選択肢を選ぶために消費する事もある。
よっぽど無駄遣いしなければ無くなる事も無いが。
○パン
ココロと並んで重要な要素。
ゲーム中で手に入れた材料を使ってパンを焼く事がミニゲームになっており、それらを使って味方キャラの好感度を上げたり、体力を回復させたりする。
クエストやストーリーの重要な場面をも担っておりおざなりには出来ない。
○バトルシステム
ティアーズやウィンドがシステムバランスで不評だったからか、通常のコマンドバトル方式になった。
3頭身のキャラ最大4人、前衛もしくは後衛に配置させて戦う。
主人公2人が固定でパーティから外せないので自由度は低目。
○好感度について
女主人公を含めて各キャラにはリックに対して好感度が設定されており、パンを渡したり、個別クエストを攻略する事で上げる事が出来る。
好感度を上げると戦闘中に合体攻撃がランダムで発生して戦闘が優位になる事も。
一部のキャラには案の定CGが用意されているが今回は鑑賞用のモードが無いので注意。
好感度が最大値まで上がったヒロインがいると個別エンディングに進める。
○キーワード
●漂流者(さすらいびと)
リックが住む島に時々、前触れもなく流れ着いてくる人間達。
全員、
記憶喪失である事のみが共通点でそのまま島に居座り生活を始める事が珍しくない。
リックを初め、登場人物の何人かは漂流者である。
○登場人物
●パーティキャラクター
主人公その1
主人公その2
本作の根幹を握る重要人物の少女
骨董屋経営のトレジャーハンター
ハーブが大好きなお姫様。
エルフ。精霊に甘い変人。
気前の良い海賊の兄ちゃん。派手に行くぜ!
偏屈だけど面倒見の良いドワーフのおっちゃん。
ショタ獣人。
くぎゅううううううううううううう。
●海賊たち
アークバッカニア
魔導海賊セイレーン
機甲海賊ガイルバンカー
●その他
声:江森浩子
リックが勤める魔法のパン屋の主。
リック達が迷う度にアドバイスをくれる優しいおばあちゃん。
かつては悪行の限りを尽くした魔女であり、パンを焼くのはその償いのためであるらしい。
ローナの前に現われる美女。ローナの過去を知ってるようだが……。
リック達が出会うミステリアスな美女。その正体は……。
○関連作
●シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜
2012年4月より放送予定のテレビアニメ。
キャストはほぼ
ゲーム準拠だがネリスとエアリィは差別化のためか声優変更されている。
●シャイニング・ブレイド
2012年3月発売予定の新作
ゲーム。
ティアーズの系列作に当たる。ハーツはこの作品のための布石を打つための物だったらしく、ハーツに登場した何人かの真価がブレイドで発揮されるとの事。
○シナリオについて
パン屋としての活動と客との交流がメイン故に大筋の進行が非常に遅く、敵と呼べる存在が登場するのもストーリーが終盤に差し掛かっての事となる。
その後の進行もかなり急展開であるので本筋だけで楽しむには少々味気ない物がある。
○余談
本作は元々、シャイニングシリーズと別企画の完全新作で『ティアーズ』『ウィンド』とは関連付けるつもりは無かったとプロデューサーが発言している。
名前もシャイニングとは付いておらず、当時の仮名はスタッフ全員に不評だったとか。
シャイニングシリーズになった正確な経緯は不明だが、企画の変更に伴い11〜12才頃だったキャラクターデザインを現在の物に変更。ブレイドのキャラを本編に先んじて出す事となった。
Wikipediaなどで1998年発売に発売されたどきどきポヤッチオとの共通点が指摘されているが推測は当たっていたらしく開発コンセプトはまさしく「どきどきポヤッチオみたいなのを作ろう」だとインタビューで明かされた。
追記・修正は魔法のパンを配達しながらお願いします。
- ローナの可愛さで広橋さんのファンになったのは良い思い出、エンゲージリングもローナに付けてたなぁ -- 名無しさん (2014-02-04 18:38:00)
最終更新:2025年01月17日 19:01