黙示録/Apocalypse(MtG)

登録日:2010/08/17 Tue 15:20:02
更新日:2024/11/22 Fri 20:04:37
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黙示録/Apocalypseはマジック・ザ・ギャザリングのテンペストに収録されたのソーサリー呪文。レアリティはレア。


黙示録/Apocalypse
(2)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
すべてのパーマネントを追放する。あなたの手札を捨てる。


ジョークルホープスに代表される大量破壊呪文(マス・デストラクション)だが、効果が破壊ではなく追放になっている。
どんなパーマネントも根刮ぎ追放領域にふっ飛ばすので、破壊されないダークスティールの巨像だろうが何度も場に帰ってくる冥界のスピリットだろうが問答無用で葬り去る、まさに究極のリセット呪文である。
裏を返せば、自身もそういったカードの恩恵を受けられないので、取り扱いには注意が必要。

手札を捨てるのもデメリットとして大きい。相手がこちらの手を読んで手札に土地を溜め込んでいたら目も当てられない。そのため、当時はリスクが高い呪文として使用される事は稀だった。


だが近年、捨てながらプレイできるマッドネスや別領域で数ターン待ってからプレイできる待機など相性の良いカードが続々と登場している。
もしかしたら新しいデッキが生まれ、トーナメントで活躍するかもしれない。
なお、この呪文は赤では数少ないエンチャント除去呪文として有名。
唯一ではないが、除去したいエンチャントを確実に除去できる点では唯一である。
まぁ他も色々と巻き込むが

本来不可能なことを行うならばそれなりの対価とリスクが必要という、ある種の教訓を表している。




遊戯王の「最終戦争」はこのカードがモチーフ。
ムチャなカードを再現したものである。

漫画『デュエルファイター刃』にて火事場力が使用
状況を読んだ豪快な使い方で、おそらく素直に正しい使い方である



2012年7月発売の基本セット2013にて、これに匹敵するというか上回るソーサリーが登場。
以下にそれを紹介する。


世界火/Worldfire
(6)(赤)(赤)(赤)
ソーサリー
すべてのパーマネントを追放する。すべての手札とすべての墓地にあるすべてのカードを追放する。各プレイヤーのライフの総量は1点になる。


何と今度は手札は捨てるだけでなく追放(おまけに墓地までも)、さらに各プレイヤーのライフまで極限に削る。
何もかものリソースが消え、卓上に残っているのはお互いのライブラリーのみ。
究極のトップデッキ勝負の始まりだ!
なんともまぁ、赤の混沌ぶりの面目躍如とも言えるカードである。

ちなみに何かしらの影響で《世界火》をインスタントで撃てるようにして、何かしらの火力にスタックして《世界火》で即死コンボが可能。
《世界火》が重すぎる?ロマンだからいいんだよ。


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最終更新:2024年11月22日 20:04