高町恭也

登録日:2013/09/02 (月) 23:32:05
更新日:2020/06/21 Sun 21:31:52
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御神不破流の前に立った事を、不幸と思え。




『高町恭也』はPCゲーム『とらいあんぐるハート3』の主人公であり、それを原作としたTVアニメ『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の登場人物。

CV:黒崎和弥(DVD-EDITION)、緑川光(OVA、アニメ版リリカルなのはシリーズ)


以下、特に記載がない場合はとらいあんぐるハートシリーズの設定とする。


私立風芽丘学園に通う3年生。クラスはG組。
ただし中学時代に全国修行の旅に出て留年しているため、同級生より一つ年上。
喫茶店【翠屋】を営む『高町家』の長男。
居候が多い高町家唯一の男で、全体から見ても長男的な立場にある。

古流武術「御神流(みかみりゅう)」の師範代だが、完成した御神の剣士にはまだ及ばない。
それでも模造刀でドラム缶を一刀両断にするなど、人間離れした強さを持つ。
過去に右膝を再起不能と言われるほどに壊しており、奇跡的な回復を果たすも完治はしていない。
そのため自分は御神の剣士として完成することを諦めている。
膝の他にも体中傷跡だらけなため、年中長袖。
御神流の真伝所有者だった父の高町士郎が亡くなった後、
父との約束である美由希の剣士としての完成を目標・生き甲斐としている。

【人物】

幼い頃、父親の士郎と全国を流浪していたためか精神的にやや老成しており、言葉づかいもどこか古風。
趣味も昼寝・盆栽・釣りとなんとも爺くさい。
ドラマCDでは治療中やることがなくて囲碁にハマりだす始末。恭也ェ……。
しかし自身の経歴と達観した性格のおかげか、吸血鬼や霊媒師の人間ともそれほど動じずに受け入れ、その後も変わらず友人を続けているなど度量も広い。

顔も良く、人当たりも悪くないのだが、基本的に無表情&無愛想なため学校での友人はほぼいない。
友達というよりは家族に近い高町家の居候組を除くと、
親しい人物は中学時代からの腐れ縁である赤星くらいで、その他は翠屋の常連さんや武術関連の知り合いとかその程度である。

父がわりと大雑把な性格だったためかよく気が利き、高町家の中では率先して雑務を引き受ける場面が多く、周りからも頼りにされている。
修行の場では基本的に厳しいが、さり気ない優しさも併せ持ち、特に美由希の成長には師として心から喜び、
彼女の将来を潰さないために父のノートや専門書などを参考に綿密な修行スケジュールを組んでいる。
美由希がかつての自分と同じように無理をして体を壊してしまう事を何よりも心配しており、
自分達の忠告を無視して強引に鍛錬に没頭する美由希を殴り倒す事もあった。
末の妹も、別の未来で似たような立場を経験することとなる。

親しい人に対しては結構悪戯好きであり、寝ている忍の頭にジュースを乗っけたり、
妹を背後から脅かすためだけに無音歩行を使ったりと意外とお茶目さん。
特に忍とは会って数日にも関わらず宴会の場で即席漫才(みたいなもの)を披露するほど息ぴったり。
妹のなのはと好きになった女性には無条件で甘いという一面も。

大食いであり、とにかく黙々と食べる。
赤星に「作ってる人に失礼ではないか」言われたが高町家の料理担当は量を食べてくれた方が喜ぶらしい。
しかし甘いものは苦手で、これは母親の桃子に試食係をさせられている内に甘みがトラウマになってしまったため。

【御神流】

士郎、美沙斗、恭也、美由希が使う古流武術。正式名称は『永全不動八門一派・御神真刀流、小太刀二刀術』だが、
とにかく長いためほとんどの場合『小太刀二刀・御神流』とか、単に『御神流』と略される。

元々は御神家と不破家が継いできた武術だったが、とらハ3開始の十数年前、
ある事情で一族がほぼ根絶したため、その後は上記の4人(後に3人)が技を伝えるのみ。
名称にある小太刀二刀の他に「飛針」や「鋼糸」などの暗器も同時に操る殺人術であり、
様々な武術や流派が登場するとらハシリーズの中で最も実戦的な流派と言える。

御神家が伝える『御神流』とは別に、不破家が伝える『御神流・裏』も存在し、恭也が使うのは実はこっち。
完成の領域にある御神の剣士は、恭也自身が言うには「全員が重火器や爆弾でも装備していない限り、100人でかかっても、倒すことはできない」とのこと。

●八景(やかげ)
恭也が使う2本の黒い小太刀。今は亡き父の遺品でもある。

●飛針
苦無に似た武器で手で投げる。服の裏などに仕込んでいる。
威力は無いが牽制や銃落としにも使える。

●小刀
こちらも服の内側に装備している。
作中では相手に投げたり、ドアの向こうに斬撃をてドアチェーン斬るなどした。

●鋼糸
袖口に仕込んだワイヤーを自在に操り、物を盗ったり、相手のに巻きつけて行動を阻害したりと多様な使い方ができる。
小太刀を二刀持ったままでも自由自在に操れることが御神流では必須とされる。
使用者や糸の種類によっては首も切断可能という何気に恐ろしい武器。

●薙旋(なぎつむじ)
恭也が使える御神流の奥義の一つ。
抜刀からの四連の斬り。回天剣舞六連。

●虎切(こせつ)
恭也が使える御神流の奥義の一つ。一刀での、高速・長射程の抜刀術。
実在する虎切(燕返し)とは特に関係ない……と思う。

●神速
御神流を最強たらしめている奥義の歩法。
端的に言うと「知覚力強化」と「身体能力強化」であり、意識集中を極限まで高めることでこれらを行う。
この技を使うと周囲の動きが止まっているように感じ、
加えて肉体に無意識に掛かっていた筋肉のリミッターが外れ、限界以上の身体能力を発揮できるようになる。
傍から見れば瞬間移動もかくやという爆発的な加速で、OVAではまさにそんな感じの演出で表現されている。
他に、技の最中の視界はモノクロな事と、身体以上に知覚・思考が加速するため、自分の動きも重く感じる事が特徴。

言うまでもなく肉体への負荷は相当なものであり、特に恭也は膝の後遺症のせいで1回4秒、1日3回しか使えない。
この制限が、恭也に「御神の剣士」としての完成を諦めさせている。
しかしながら「護る」事を諦めているわけではなく、あるルートでは神速の重ね掛けという無茶をしたことも。
こんなところもまた世界を越えて末の妹に受け継がれているようだ。

●閃
小太刀二刀御神流・奥義の極み。
力も速さも越えた境地の抜刀術であり、
これを極めた剣士の前では間合いも距離も武器の差も全てゼロになるという。
恭也や士郎でさえたどり着けなかった極みであり、本編で使えたのは美由希のみ。小説版では恭也も使用している。
OVAの頃には、膝が完治した恭也もこの領域に踏み込んでいる。



以下、ネタバレ






【過去】

恭也の実の母は夏織という女性であり、恭也を産んだ直後に金品全部盗んで蒸発した厄介な女。
残した書置きには「この子のこと、よろしく。名前は「恭也」が良いと思うんだ」とのこと。
つまり命名は夏織さん。士郎さんもよくこの女が提案した名前を付けたもんだ。

ある程度成長してからは士郎と二人で日本各地を放浪するという子連れ狼的な環境で育つ。この頃は父の姓である「不破」を名乗っていた。
恭也が6歳の頃、士郎は御神宗家に起こった悲劇の生き残りである美由希を引き取り、
さらにその後、ある仕事で出会った高町桃子と結婚し婿養子となる。その時に、恭也・美由希も高町姓に。
恭也も新しい家族との生活に馴染んでいったが、ある日士郎が殉職してしまったことで自分が家族を守らなければならないという思いにかられ、
無理な訓練を続けた結果それが事故に繋がってしまい、膝を歩行すら困難なほどに壊してしまった。
ここまで回復できたのは、鹿児島から海鳴にたまたま遊びにきていたある少女が数日かけてある治療を施したからである。


【本編での活躍】

◇とらいあんぐるハート3~Sweet Songs Forever~
学生に春の訪れを告げる新学期を山籠もり(剣の修行)をしてて忘れるという衝撃のデビューを果たす。
風芽丘学園の3年生になっても賑やかな家族との別段変わらない日常を過ごしていたが、
月村忍神咲那美など新しい友人も増え、それぞれが抱える想いや悩みに向き合うことになる。
剣術の達人として各ヒロインのルートでもその技を幾度となく発揮するが、最後はヒロインの活躍に食われてしまうことも多い。
どちらかと言えばヒロインたちの心の支えといった立場。
まあ、とらハの主人公は皆そんな感じである。

とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱
ギリギリなんとか風芽丘学園を卒業し、大学に進学した。
主役を妹のなのはに譲ったので出番は減ったが、新しい立ち絵とヒロインをゲット。
戦闘力は相変わらずで、とらハ2のヒロインである神咲薫と勝負という美味しい活躍もある。
フィリス先生の治療のおかげで膝にも回復の兆しが見えはじめた。
なのはの初めての男友達であるクロノには内心気が気でない様子だったが、縁側で一緒に茶を飲むなど関係自体は良好。

◇OVA
本編から数年後の話。
膝が完治し、登場して早々イギリスの特殊部隊を相手に無双するなど、強さに拍車が掛かる。
何者かに脅迫を受けているフィアッセのガードを依頼され、一流の剣士に成長した美由希と、
幼馴染の二挺拳銃使いエリス・マクガーレンと協力して事件に当たることになる。
プロ意識の高いエリスとは過去の事件が原因で何度か衝突したが、後に和解した。
ちなみにこの作品から、月村忍が公式ヒロインとして恭也と付き合っており、その設定はアニメ版リリカルなのはにも受け継がれている。

◇魔法少女リリカルなのはシリーズ
モブキャラ扱いで出番は少ない。
とらハと同じく美由希と鍛錬に励んでいたり、とらハと違い存命の士郎を含めた家族5人で食卓を囲んでいたり。
この世界でも留年しているのは間違いないのだが、理由は不明。
StrikerSの時代には忍と一緒にドイツにいるらしい。

魔法少女リリカルなのはINNOCENT(漫画版)
アニメ版のスピンオフなので出番は少ないが、とらハ終息後のリリカルなのはでは他の高町家共々一番存在感がある出演作品。
番外編では妹の美由希と共にイメージで登場。
本編ではなのはとアリシアのブレイブデュエルの練習に付き合ったり、両親と妹共々ブレイブデュエルの観戦に来たりしていた。
二人に「叩いてかぶって」や「陣取り将棋」で対戦しようと誘ったが、断られ落ち込んでいた。
美由希曰く、手加減が下手くそらしい。

◇ORIGINAL CHRONICLE 魔法少女リリカルなのは The 1st
無印を再構成した物語なので出番が少ない。
ドラマCDも含んでいるためプールの話を見る事が出来る。
監視員としてプールの見回りをしていたらジュエルシードの暴走に巻き込まれるというもの。
恭也は水漏れに巻き込まれたと思っている。
なのはが何かに悩んでいる事には気付いているが、
自分で答えに辿り着くと信じているので心配はしていない。

【二次創作】

二次創作、特にバトル物や他作品とのクロスSSではその剣の強さや設定から人気が高い。
特にとらハのスピンオフであるリリカルなのはとのクロスでは剣士繋がりかシグナムと共演する作品が多い。
反面、その強さが本編以上に誇張されて表現されることも多く、そこに難色を示す人もいる。通称「KYOUYA




出典:とらいあんぐるハート3 OVA©DISCOVERY/KING RECORDS©JANIS/ivory





追記・修正は、御神流の師範代になってからお願いします。

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最終更新:2020年06月21日 21:31
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