登録日:2011/07/28 (木) 15:11:30
更新日:2025/04/27 Sun 01:30:25
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『
フロントミッションシリーズ ガンハザード』は大宮ソフトが開発し、スクウェアから1996年2月23日に発売されたアクションRPG。ハードは
スーパーファミコン。一時期は
Wiiで配信もされていた。
FRONT MISSIONシリーズの1つだが、直接の繋がりは全くない外伝作品。
アクション性・ボリューム・ストーリーと、どれもかなりの高水準でまとまっており、十分名作を名乗れるだけの作品である。
ちなみに制作を担当した大宮ソフトのスタッフは『重装騎兵ヴァルケン』を制作した元メサイアの社員で構成されているため、本作は『ヴァルケン』と非常に似た雰囲気のゲームになっている。
【ストーリー】(公式より)
2064年。
天を貫く巨大な塔、世界の平和と協調のシンボルと称された軌道エレベーター「アトラス」は完成した。
しかし40年という長期に渡る建造期間は、軌道エレベーター本来の意義を失わせた。
皮肉にも同年、平和実現の理想の地とされていたベルゲン共和国で軍事クーデターが勃発する。
同国のNORAD軍兵士のアルベルト・グレイブナーは、予期せぬクーデターに巻き込まれ、さらに大統領拉致の汚名を着せられ母国を追われる。
彼はニューヨークの傭兵派遣機構「カーネルライト」へ所属し、自分を陥れた元上官への復讐、そして不可解なクーデターの陰に隠された真実を知るために戦いに身を投じるのだった・・・
【システム】
世界各国を飛び回り、その国の中でステージを選ぶ。
ステージを選ぶと準備として『ヴァンツァー(機体)』『武器』『パートナー』を選ぶ。
準備が終われば出撃。横スクロールアクションで、基本は真っ直ぐ右に進むだけだが、要塞戦になるといりくんだ道を進むことになる。
レベル・熟練度も存在し、レベルはキャラクター、熟練度はヴァンツァー・武器に依存する。
キャラクターのレベルが上がると何故かヴァンツァーのHPが上がるが、ゲームなので突っ込んではいけない。
【登場人物】
本作の主人公。元々は軍人で階級は軍曹だったが、大統領誘拐の罪を着せられて国外逃亡。
ブレンダに誘われて傭兵として生きていく内に、世界の陰謀に巻き込まれていくことになる。
性格は人情的で仲間想いの性格。
ヴァンツァーの操縦技術は凄腕。それどころか彼個人も凄腕中の凄腕で、
あらゆる砲撃をしゃがんで回避しつつ生身でヴァンツァーを倒したり、一生切れることはないバーニアでヴァンツァーでも届かないくらい高く飛んだりできる。
- ブレンダ=ロックハート(Blenda Lockhart)
アメリカ出身の女傭兵。初めは誘拐犯であるアルベルトを捕まえる依頼を受けていたが、真相を知った後アルベルトと共に出国。その後は最後まで共に戦うアルベルトの最初の仲間となる。
性格は、明るく活発。結構ズバッとものを言う。
戦闘のパートナー時はヴァンツァーとしては戦えないが、戦艦を使って画面外から主砲をぶっぱなしまくる。
やられる心配もないため案外使えるが、要塞戦など使用できないステージも多い。
- クラーク=ウイルソン(Klark Willson)
スイス政府の軍人。階級は大尉。スイスの事件でアルベルトたちと出会う。その後、後のスイスの役に立つため、事件を治めたアルベルトのヴァンツァー操縦技術を学ぶために同行することに。
性格は生真面目で、THE・軍人といった感じ。
搭乗するヴァンツァーは、まさかの主人公の同型機。しがない2Pプレイヤーは歓喜したが、実は「L型」という機能限定仕様。使ってみると
1.武器は機体依存
2.弾が真っ直ぐにしか飛ばない
という残念仕様。
特に2.が悲惨で、地雷の処理すらできない。
だが、機体を変えてしっかり育てればCPUの中ではかなり安定した強さになる。HPに関してはトップ。
ヤクート国の反政府組織に所属している兵士。だが、ポカをやらかして敵前逃亡の容疑で銃殺刑に。
そこにたまたま現れた主人公に助けられ、主人公を慕って付いていくことに。
性格は真面目で礼儀正しい性格。
搭乗ヴァンツァーは回復特化の核動力機体。主人公のライフを回復してくれるため、非常に助かる。
しかしCPUに任せると、ぼけーっとして回避せず、勝手に大ダメージ。
結局こいつを回復させなくちゃいけないという本末転倒な形に。
ちなみに、顔グラフィックはまるで女の子のようであり、男だと気付かなかったプレイヤー多数。
- ルヴェン=アルハーディ(Luven Alhabi)
アラブ出身で、アラブ連邦領ARS紅海連合軍諜報員。各地で続発する紛争の真相を探っている。
性格はキザでチャラい。ブレンダをよく口説くが、全く相手にされていない。
搭乗ヴァンツァーは黄色い爆破特化の機体。ポイポイ投げて、どんどん爆発させる。
威力そのものは高いのだが、このゲームの爆風は味方にも当たるため地味にやっかい。
タンガニー共和国出身の黒人の青年。元ザンボラ政府軍のエースであるため、能力は高い。
村の仲間の敵をとるためにアルベルト達の仲間になる。
性格は、陽気で憎めないタイプ。
搭乗ヴァンツァーは小型の戦闘型。
クラークと違って主人公と同じように攻撃の方向を変更出来、シールドもあるため、仲間の中ではかなり使いやすい部類。HPも平均以上はある。
出身は日本。シールド工学のスペシャリストで、とても研究熱心。ただ、そのシールドの研究のために戦場に突っ込むヤバイおっさん。
何度か戦場でアルベルト達と出会い、荒事によく巻き込まれているアルベルトと同行すれば良いデータがとれると思い、仲間になる。
搭乗ヴァンツァーは自らの研究をいかした防御特化仕様。
制限時間こそあるものの、シールド発動中は無敵という鬼のような強さを誇る。
使い方としては、序盤で使いまくってエネルギーがきれたら撤退させるor後半までとっておいてボス戦で全力の2つ。
ただHPが低いため、シールド未使用時は特に注意して守ってあげなければならない。
- アニタ=ディアモンテ(Anita Diamonte)
地下組織『ガーディアン』のアメリカ支部リーダーの女性。
性格は真面目で責任感・行動力が高く、良いリーダーといったところ。アルベルトに惹かれて行動を共にする。
搭乗ヴァンツァーは航空支援型。その名の通り空中にプカプカ浮いて戦う。
HPは低めで、正直器用貧乏感が否めない。でも可愛いからOK。
「やめろ アニタ!」
長年傭兵をしてきたベテラン。誇り高く、武士のような性格で、非道なことが大嫌い。
ジェノスに救われたことで、独立傭兵部隊クリムゾンブロウに入ることに。その後、色々ごたごたがあり、気づいたら仲間に。
搭乗ヴァンツァーはレーザー弾のようなものをぶっぱなしまくる、重火力戦闘型。
一発の威力は高いが、射角が変更出来ないため微妙。
最終的にはクラークの方がつよ(ry
隠しキャラ。
サカタの製作したレーダー仕様の小型ロボット。
攻撃力こそないものの、同行させると普通はスタート画面を一々開かないと見れないマップが、画面に表示される。意外に有用性高め。更に何とHP無限なので、サカタ以上の壁になる。
異常にちっちゃいから難しいけど。
サカタ曰く「心が なごむのだ!」
- ジェノス=フェルダー(Genoce Felder)
独立傭兵部隊クリムゾンブロウのリーダー。
性格は自信家だが、それに驕ることはない。紳士的な面もある。
同じ傭兵同士、アルベルトとは戦場で何度も出会う。
実力も凄腕中の凄腕で、アルベルトと同等(笑)の、言わばライバルキャラ。仲間にはならない。
ルークと
いかれた野郎の上司でもある。
搭乗ヴァンツァーは真っ赤な大型のもので、最初に会う時は親と子ほども大きさが違う。
【登場機体】
これが追記・修正の火なのか!!
- 本家がボトムズならこっちは蒼の騎士ベルゼルガって感じ。 -- 名無しさん (2013-09-18 01:56:31)
- 結局ジェノスは死体見つからなかったけどあそこから脱出できたの? -- 流浪牙-SASURAI@KIBA- (2014-02-09 21:40:52)
- ジョノスはヴァンツァーで大気圏突入したみたい -- 名無しさん (2014-06-27 03:49:35)
- ジェノスとの会話中にバカスカ撃ちまくる絵面が最高に面白い。会話中に動けるのっていいよね -- 名無しさん (2014-06-27 03:55:27)
- パートナーが1機でも加入した時点から使えるバグ技?で主人公機とパートナー機のHPを9999にできたりする。低ランクの機体でも可能 -- 名無しさん (2016-04-13 14:59:29)
- おれの ジェットパックだけでいける! -- 名無しさん (2016-04-13 15:08:13)
最終更新:2025年04月27日 01:30