ジャン・リュック・ピカード

登録日:2012/02/29(水) 10:10:10
更新日:2023/05/22 Mon 22:06:07
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私の若い頃は自慢のできるものじゃない。
だがそこを切り取ったら、人生というタペストリー全体がばらばらに解けてしまう。
過去を含めて、今の自分があるんだと。そのことをQに教わったような気がするよ。

ジャン・リュック・ピカードとは、ドラマシリーズ「新スタートレック(Star Trek:The Next Generation、以下TNG)に登場するキャラクター。

ご存じ、我らがエンタープライズ号の艦長を務める、偉大なハゲ大佐である。

演:パトリック・スチュアート(吹き替え:吉水慶→麦人*1)


■人物像
惑星連邦屈指の名艦長であり、信頼の篤い人格者。常に冷静な判断力をもち、非常時にも決して理想や信条を崩さない。
ただし只の理想家などではなく、やむを得ない判断故に苦渋の決断を下すことも。
また業績自体はジェインウェイ等に劣らないはずだが映画作品ネメシスではジェインウェイの方が上役である提督になっていた。この事からあまり出世欲も無い模様。
ハゲてはいるが、髪が生えないわけではないらしい。
アールグレイの紅茶を愛飲しているが下戸ではなく、酒に関しては実家の家業の関係上目利きである。
時空すら超越した超常的な力を持つ存在「Q連続体」の一人になぜか気に入られており、クルーを巻き込んで迷惑をかけられることもある。

■略歴

 2305年7月13日、フランスのラバーロ*2にてワイン農家の次男坊として生を受け、後に宇宙艦隊アカデミーに入学。
 2333年、USSスターゲイザー(NCC-2893)にてブリッジ士官として勤務中に当時の艦長が死亡。臨時で指揮を執り、後に正式に艦長に就任。28歳での任官であり、これはジェームズ・T・カークの記録を更新して宇宙艦隊史上最年少。
 2364年 宇宙艦隊旗艦、USSエンタープライズD(NCC-1701)の艦長に任ぜられる。
 2366年 ボーグ集合体による第一次太陽系侵攻の際に拉致・改造されるも救出される。
 2372年 USSエンタープライズEの艦長に就任。以後も昇進を辞退し続け、艦長職を務める。
 2385年 連邦の方針(後述)に反発し宇宙艦隊を辞職。実家のワイン農家に戻る。
 2399年 一度死亡するも、アンドロイドとして復活する。その後宇宙艦隊に復帰。
 2301年 宇宙艦隊アカデミー総長に就任。

■より詳しい人物像

前述の通り、宇宙艦隊のみならず他勢力にも広く名を知られた、偉大な艦長。
冷静さはいついかなる場合にも保ち、部下に対する信頼や理解も深い、まさに髪の……いや神のような御仁。

考古学マニア*3であり、その知識は素人の域を超えて(仕事の関係上様々な異星文明等に触れる機会が多いのも理由であろうが)いる。それは敵国のカーデシア人をも唸らせるほど。
また同盟相手であるクリンゴン帝国の文化にも詳しく、その知識を交渉に生かしたことも。

だが反面職掌外の人間関係においては不器用な部分もあり、特に女性の扱いや接し方には当惑することも。その割には扱いの難しい、厄介な女性を好む場合が多い。
特に考古学者のバッシュは、銀河の悪戯っ子ことQ連続体をも困らせる悪女。ちなみにバッシュは何気にDS9にも出演。
子供も同様に苦手だが、こちらの方は子供の側が打ち解ければむしろ信頼出来る父性的な温かみのある性格の為慕われるケースが多い。
また頑固な部分もよく見られる。不正・不正義に対しては特に厳しく、相手が惑星連邦や宇宙艦隊だろうと正面から怒りを向けた。

■若い頃

だがアカデミー時代のピカードは喧嘩っ早い性格で、度々騒動を起こした問題児。
女性関係も派手でその辺りはQですら意外さを隠せなかったほど。
だがピカードの性格を大きく変える事件が起きた。
アカデミー時代にアカデミーのバーで、柄の悪い異星人に因縁をつけられた友人に加勢し、取っ組み合いの末背中から突き刺されてしまったのである。
一命はとりとめたが、人工心臓への置換が必要であった*4

ピカード自身、このエピソードは恥ずべき黒歴史であったのだが、ある時人工心臓を損傷して治療中にQに接触され、友人に加勢せず心臓を刺されなかった場合の人生を体験した。
だが、目の当たりにしたその後の人生は全く違うもので、まず友人が離れてしまいその後も信頼はなく、うだつの上がらない中年の艦隊士官*5としての人生だった。このことから、たとえ恥ずべき失敗であっても、それは決して人生を不幸にするものばかりではなかったことを悟りQには元の人生と、人工心臓に戻してもらった(記事冒頭のセリフはこの時のものである)。

■艦長として

指揮官としての能力は高く、USSスターゲイザーの臨時艦長となった際は的確な指示で乗り越えた。エンタープライズDの艦長に就任してからも、幾度もの危機を部下と切り抜け、惑星連邦に貢献した。
同時に外交官としての任務もこなし、いくつもの種族を惑星連邦に引き合わせた。ファーストコンタクトに立ち会ったことも一度ではない。

だが彼の最大のトラウマの一つは、やはりボーグとの遭遇であろう。
ボーグ集合体と呼ばれる半機械生命体に、惑星連邦は侵略をうけた。侵略というが、ボーグは「同化」と呼び、あらゆる種族を自身達の一部に加えて自我を破壊してしまう、実に恐ろしい連中*6である。アニヲタ的にはこいつが一番近いだろうか。
ピカードはボーグ集合体の惑星連邦侵攻に先駆けて同化され、集合体の代弁者ロキュータスの名を与えられて惑星連邦への攻撃に加担してしまった。しかしこのとき自我は完全には破壊されず、記憶も残っていた。
後に救出はされたが、ボーグの仕業とはいえ多くの惑星連邦市民を殺害した記憶は、彼に大きな影を落とした。
そのせいかボーグに対しては、嫌悪や恐怖を越えた憎しみを抱き、ボーグに関わる事件には冷静さを保てなかったこともある。
もちろん彼の経験から言えば当然であるが、やはりボーグとの同化が如何に苛烈で苦痛であったかが分かる。

ちなみに拷問の有用性を認めておらず、カーデシア人に捕まった際も屈しなかったが、流石にピカードの精神力もカーデシアの過激な拷問に弱さを見せた。
それでも絶対に迎合することなく抗い続けたピカードには脱毛脱帽するばかりである。

■その後

2385年、惑星ロミュラスに危機が迫っていることが分かると、エンタープライズを降りて提督となり住民の大規模輸送作戦を行ったが、その途中で起きた事件をきっかけに支援の中止を決定した連邦に反発し、「もはや宇宙艦隊とは呼べない」と除隊。
2399年には実家に戻って半ば世捨て人のような生活を送っていたが、亡きデータの「血を引く」アンドロイドの双子との出会いをきっかけに再び宇宙へ飛び立つのだった。
この時点で脳の持病が悪化しており*7、無理を通して宇宙を飛び回ったことが祟って死亡。しかし、即座に新型アンドロイド「ゴーレム」に意識を移され復活した。
ただし、このボディは「脳の障害がなければこのくらいまで生きたであろう」年齢までの間のみ稼働するように設定されている。

一連の事件の後艦隊に復帰し、2401年には宇宙艦隊アカデミーの総長に就任。ところがその矢先、自身を呼ぶ何者かに応じたところそれはなんとボーグであった。艦ごと同化されかけたため緊急自爆シークエンスを発動*8
しかし、直後にタイムラインが改変され、気づくと惑星連邦はなく邪悪な全体主義・排外主義の地球連合が銀河を恐怖で支配し、自身は冷酷な殺戮者"ジャン=リュック・ピカード将軍"に成り代わっていた……

■関連人物

  • Q(ジョン・デ=ランシーが演じる個体*9)
銀河の悪戯っ子、不良中年、ダークサイド。Q連続体と呼ばれる高次元生命体の一人。
ただし「個」という概念は明確にある(が、みんなQと名乗るしQと呼び合うのでややこしい)。
時間操作、生命の生死や老化、果ては宇宙の創造まで、出来ないことは何もないというハイスペック・トラブルメーカー。
エンタープライズに度々現れては騒動を起こし、あのピカードも「またお前か」とうんざりする始末。何だかんだで助けてはくれるがやっぱり迷惑。
地球人が気に入ったらしく、ジェインウェイなど他にも被害者が出ている。
2370年を最後にしばらく現れていなかったが2401年、31年ぶりにピカードの前に姿を現した。しかし、いつもの悪戯者の様子が見られないうえピカードを殴るなど余裕をなくしており……

  • ボーグ
劇場版ではボーグ・クイーンも登場。同化された経緯から深い敵意を抱いている。
生命体の機械化、及び並列化を同化と呼び、またあらゆる武器への適応力を備える。惑星連邦の最大の敵と呼べる存在だったが、悪魔艦長の前には敵わなかった
流石のQ連続体も、ボーグには手を出せない……というよりも出す気がないのだろう。というか、(以前にも接触はあったようだが)エンタープライズとボーグを出合わせ、第一次太陽系侵攻を引き起こしたのはQである

  • ウィリアム・T・ライカー
エンタープライズD、Eの副長。度々上陸作戦に赴き、シャトルを墜落させるピカードにブリッジを任されることもしばしば。
歩く生殖器。性欲をもて余している人。女好きで、性に開放的な文化を持つリゾート惑星ライサを好む。
(ピカードがなかなか休まないことに業を煮やしたクラッシャーら他の幹部士官とグルになって)ピカードをライサへ休暇に行かせた際にでたらめ吹きこんで「ロマンスの相手募集中」の意味を持つ置物を買うよう誘導するというイタズラを仕掛けたことも*10
ただし本人はどちらかというと仕事第一で、恋よりキャリアを選んだこともある。また、若くて活動的(命令無視や独断専行を厭わないタイプ)な相手は苦手らしく、シェルビー少佐やロー少尉とはそりが合わなかった*11
エンタープライズ以前の面識はなかったのだが、経歴を気に入ってUSSフッドから引き抜いた。
24世紀末になっても親交は篤く、提督となったピカードを時折「艦長」と呼ぶ癖が抜けない。

  • データ
銀河唯一の陽電子頭脳を持つピノキオ君アンドロイド。マルチテクニック。エンタープライズでは第三位の指揮権をもつ。だいたいの騒動はこいつに任せれば解決するが、逆のケースの騒動の原因が彼の場合はお手上げ状態になる場合が多い。
人間になることが夢で、ピカードとその点ではある意味師弟のような関係。第85話のダンスは必見*12
彼の役職はオペレーションマネージャーなのだが、向かって右(TOSのスールーと同じ位置)に座っているためか吹き替えでは「主任パイロット」扱い*13

  • ウォーフ
エンタープライズDの戦術士官(後に保安主任も兼任)。クリンゴン人でありながら地球人に育てられ*14、宇宙艦隊に入隊した「宇宙艦隊唯一のクリンゴン人士官」である。ウォーフがメインになるとクリンゴンの文化や体制に焦点が当たることが多く、ピカードの知識や交渉術の出番となる。
D型艦の損失後は深宇宙ステーション「ディープ・スペース・ナイン」*15に引き抜かれるが、その後もなんだかんだ理由をつけてエンタープライズEの任務に加わっていたあたり、強く信頼されているようだ。
スタートレックシリーズのエピソード最多出演記録保持者である*16

  • ビバリー・クラッシャー
医療部長でありながら中佐かつ指揮権第四位というアクティブな医者。ピカードのスターゲイザー時代の部下の未亡人で、当初そのことでわだかまりもあったが恋人未満の微妙な関係。息子のウェスリーも宇宙艦隊アカデミー出身。
+ 長いことくっつきそうでくっつかなかったのだが…
 PIC第三シーズンでいつの間にか子供ができていたことが発覚。ようやく気持ちが通じたと思って寝たのはいいが、その直後からピカードが銀河のあっちこっちを飛び回っては危ない目に遭いまくったため*17ビバリーの方が心配に耐えきれず、妊娠を告げないまま出奔していた。
 それからは艦隊払い下げの医療船でその息子ことジャックと共に銀河中で医療支援に奔走していたが、2401年にとある陰謀絡みで追われたことをきっかけに再会。一連の事件を追う中で上述したピカードの脳の持病が遺伝していたこと、それは病などではなくかつてボーグに改造された後発見されずに残っていた生体プログラムの類で転送装置を通して艦隊中にばら撒かれていたことまで判明する。

  • ディアナ・トロイ
地球人とベタゾイド人のハーフで、弱いテレパシー能力を持つカウンセラー。ライカーの元カノでよき友人。
外交や交渉の時はだいたい彼女の出番。とはいえ純粋ベタゾイドのような高度な読心術は発揮できず、感情の起伏を感知する程度。あと生存者探しにも活躍。ディアナエロい……いやトロイ。

  • マイルズ・オブライエン
エンタープライズDの操舵士→転送部長→DS9テクニカルチーフ*18。艦隊アカデミーを出ていない准士官であるが、彼の転属*19にあたってはピカード自ら転送機を操作し、送り出した。
DS9ではシーズン毎に一回は受難エピソードが製作される苦労人になってしまった。

  • ガイナン
エンタープライズD内のバーラウンジのマスターで、ピカードが最も信頼する人物。曰く「お互いに本当に信頼できて、親友という言葉さえ超えていた」。
長命なエル・オーリア人で、年齢不詳。どうやらQとも過去に何かあったらしく天敵らしい。
実は彼女からすれば500年前からの知り合いだが、ピカードがそれを知るのは少し後のことであった。
ガイナン演じるウーピー・ゴールドバーグは当時すでに銀幕スターであったが、彼女がスタートレックの大ファン*20で、女優業を志したきっかけである本シリーズに自ら出演を希望した*21のは有名な話。

  • ジェームズ・T・カーク
言わずと知れた初代主人公。映画「ジェネレーションズ」にて対面し、「昇進なんかするもんじゃない。艦長の席にしがみつけ」と助言され、2385年のロミュラス危機までその通りのキャリアを過ごした。

  • ベンジャミン・シスコ
スピンオフDS9の主人公。ピカードは初対面だと思っていたが、ボーグに同化されていた間に通信越しに「抵抗は無意味だ」と宣告し、顔を知られていた。その後の戦闘で乗艦を撃沈され艦長や妻を喪ったことから、良い感情を抱かれていなかった*22

  • キャスリン・ジェインウェイ
スピンオフVOYの主人公たる悪魔艦長→提督。デルタ宇宙域の航海中、ピカードを始めとするボーグとの交戦経験がある艦長の日誌を読み込んでいた。映画「ネメシス」において、提督に昇進した彼女からロミュラスへの外交任務を与えられる。

  • ラファエラ・"ラフィ"・ムジカー
提督になってからの部下で、ともにロミュラン人の避難に奔走した少佐。
年齢、階級とも大きな開きがありながら「ラフィ」「J・L」と呼び合う間柄。抗議辞職の後疎遠になっていたが、シンスとロミュランをめぐる騒動にあたり和解。2401年には彼女も艦隊に復帰し、中佐に昇進していた。

■コンピューター、名言禄を

「ENGAGE!*23

「アールグレイ、ホットで」

「ライトは4つだ!4つしかない!」

「データ、もういい」

「データ、黙れ」

「女性についてぜひレクチャーしてやりたいところだが……こっちが聞きたいよ」

「ま た お 前 か(Qに対して)」

「抵抗は無意味だ」(ロキュータス時)


「データ、追記・修正を頼む」
「艦長、メインパワーコンジットが機能しません、追記・修正は不可能です」
「何?」

Q「やあ元気かね?」シュイッ


「またお前か……」

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最終更新:2023年05月22日 22:06

*1 引退に伴う交代。以後は一貫して麦人

*2 架空の地名

*3 とはいえ学校でちゃんと学んでおり、一度は艦隊と考古学で迷ったこともある。

*4 余談だが、古傷や生まれつき欠けている体の機能が復活するレベルの再生現象が起きてもなぜかピカードの心臓だけはそのままなのがお約束になっている。単に脚本家が忘れているのかもしれないが。

*5 この時点で60代なのだが、大佐どころかまだ中尉であった。

*6 なお彼らの動機は簡単に言えば「みんなで完璧な種族になろう」であり権力や支配ではない。悪意がない(善意でもないが)分たちが悪い。とはいえあまりに低レベルな文明の種族は無視する模様。おそらく現在の地球人は歯牙にもかけないだろう

*7 2370年の時点で小さな損傷がみられ、別のタイムラインでは2395年には発症していた

*8 この時艦長のリオス大佐ら艦の幹部クルーの認証をすっ飛ばして最終コードを入力して即座に発動していた。大将クラスの権限ということだろうか?

*9 としか呼びようがない。

*10 上述のバッシュはこの時に出会った。

*11 シェルビーに関してはピカード曰く「何年か前副長として赴任してきた誰かとそっくり」。

*12 データ役のブレント・スパイナー氏が撮影に臨んでタップダンスの猛特訓を積み実現したもので、一部のカットを除いて本人が演じている

*13 ギャラクシー級の操舵席は向かって左(ウェスリーやローが座っている席)である。

*14 戸籍も地球にあるため「ウォーフ・セルゲイエヴィチ・ロジェンコ」が地球式のフルネームであるが、もっぱらクリンゴン式の「モーグの息子ウォーフ(Worf,Son of Mogh)」と呼ばれる。階級つきで呼ばれる時も「ウォーフ少佐」と名前にそのまま付けて呼ばれている。

*15 スピンオフ作品DS9の舞台である。

*16 スタートレック:ピカードで更に更新される模様

*17 曰く「すぐそばで光子手榴弾が爆発したこともあった」らしい

*18 ぶっちゃけるとシーズン1では2回しか登場しなかった名無しの操舵士で、オブライエンのキャラが設定されたのはシーズン2から。後に最終回でシーズン1の時代が描かれた際、遡ってオブライエンとして扱われた。吹き替えは最初から一貫している。

*19 行き先はDS9であり、メタ的にもTNGサブレギュラーからDS9レギュラーへの転属であった。のちにウォーフも“転属”してくる

*20 特にウラーフに憧れていた

*21 しかも最低賃金で

*22 後にUSSタイタン-Aのショウ艦長も同じような恨み節をぶつけており、似たような感情を抱く生存者は少なくないと思われる。

*23 だいたい「発進」。