ジル(FE)

登録日:2010/06/27(日) 14:41:09
更新日:2025/02/06 Thu 02:25:09
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私は私の信念に従って生きる!



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』及び続編『ファイアーエムブレム 暁の女神』に登場するユニット。
シリーズ恒例の赤い髪の竜騎士
フルネームはジル・フィザット。


概要

デイン王国ダルレカ領の領主、シハラム・フィザットの一人娘。
父シハラムは18年前に元老院の汚職に関わるのを嫌い、デインに亡命してきた元ベグニオン聖竜騎士団の1人。
ジルはダルレカで生まれ育ったとの事で、年齢は17歳くらいかと思われる。


蒼炎の軌跡

○初期値と成長率、CCボーナス
ドラゴンナイト LV10
HP-24(60)+5
力-11(40)+2
魔力-0(30)+1
技-10(45)+2
速さ-9(45)+2
幸運-6(25)
守備-11(35)+2
魔防-2(30)+1
移動-8+1
重量-29
体格-7+1
属性-雷
スキル-なし
槍D

攻守の高さが特徴の竜騎士だが、彼女は女性らしく技と速さの成長率が高め。
もっとも目立った穴はないため、育てれば安定した強さを発揮できる。
錬成バグ武器を持たせれば戦場を綺麗に掃除してくれる頼もしいエースに育つはず。

デインで生きていく為に、父親に徹底的「半獣」(反ラグズ)思想を植え付けられていた。
軍人になった後は、自分の父を恩師とするハールが隊長を務める部隊の所属となる。
初陣は「しっこくハウス」で有名なクリミアのトハ。
アイク達と同行していた「半獣」の出現を聞いて父の為に手柄を上げたがっていたが、
全くやる気のない(内心ではラグズに対して差別意識のない為、戦闘に参加しなかった)上官のハールに待機を命じられ、結局アイク達は船に乗って逃亡。
手柄を焦ったジルは無謀にも単身で船を追い掛けてしまった。

その後先考えない無謀っぷりには、アイクにすら呆れられていた。意外とドジっ子だ。

キルヴァスの海賊に襲われているアイク達を見つけ、休戦を申し入れて加勢する。
その直後に船が動かず困っていたアイク達を助けた竜鱗族を見て、自分の中にあった半獣思想に疑問を抱き、それを見極める為にアイクたちに同行するようになった。

そしてラグズに対する価値観が変わって自らの意思でクリミア軍に協力するようになるが、後に父シハラムと敵対する事になってしまう。


ただし、シハラムとの戦闘でジルとシハラムを会話させると、悲運の父に対する情にかまけたジルがまさかの裏切りをやってのける。もちろん二度と仲間にならない。
しかもジルが裏切ったままクリアしたデータは、『暁』に引き継げないという痛恨のデメリットもある。まさにプレイヤー泣かせ。
間違って裏切らせてしまった時は、潔くリセットしよう。
そうでなくともシハラムの配下のドラゴンナイト達と戦闘になるたび罵詈雑言を浴びせかけられるので、この章には出撃させない方がいいかもしれない。

生真面目で礼儀正しくいかにも軍人らしいが、年相応の感性もある。
自分が元デイン兵であった事を気にし、食事の時も他の仲間達の前に出てくるのを躊躇い、部屋に閉じこもっていた事もある。

アイクの妹であるミストとは年が近く、互いに仲良くなり友情を育む。
ラグズの戦士レテとも、対話を重ねていく中で対立する種族の壁を越えて互いを理解しあうようになる。
恐らく『蒼炎』で一番人間的に成長したキャラクターといえるのではないか。

因みに支援Aのキャラがいれば、シハラム戦でお父さんと会話しても寝返らない。
会話も自分が身につけた信念を貫き通す旨のものに変わる。
ただしレテでは出撃回数の問題で支援Aまで間に合わない為、必然的にミストという事になる。
この為、一部ではキマシタワー!だのジルはミストの嫁だのと呼ばれている。


暁の女神

デイン解放軍の一員として、タウロニオやツイハークと共に登場。
竜騎士(ドラゴンナイト)聖竜騎士(ドラゴンマスター)神竜騎士(リンドブルム)

○初期値と成長率、CCボーナス
竜騎士(ドラゴンナイト) LV14
HP-24(50)+2+4
力-11(45)+2+3
魔力-1(15)+2+4
技-12(45)+1+2
速さ-15(65)+1+2
幸運-14(60)
守備-13(35)+2+3
魔防-3(45)+2+4
移動-8+1
重量-36+2+1
体格-7+1
属性-炎
スキル-再移動
斧B

バランス系だった前作に比べると若干劣り、特に守備の伸びが低くなり少し打たれ弱くなる。
その分、力と速さの成長率はやや高く、兵種の変更仕様で最初から斧が使える。暁の公式イラストでも斧を携えている。
弓の特効が無くなったが、雷魔法の特効が追加された。

同種の「移動要塞」「ハールの動く城」といった異名を持つハールに比べれば少し弱い感はある。
だがハールよりも魔防の伸びが良く、速さの上限でも勝るため、四章終盤では彼よりも活躍する。
『蒼炎』の後は元上官のハールと共にデインのダルレカに戻り、騎竜を使った荷運びで生計を立てながら一緒に暮らしていた。

しかしべグニオン駐屯軍の横暴で苦しむデイン国民を助けたいと思うようになり、タウロニオの誘いを受けて解放軍に入る。


今作ではすっかり大人びたが、まだ子供っぽい一面もある。口調が前作よりも少し柔らかくなった。


ハールは身寄りを亡くしたジルにとっては父親代わりの存在で、
年齢もそれくらい離れてはいるが、『蒼炎』の時代からハールに対して上官への敬愛以上の感情を抱いていた様子。
戦争が始まった事で厄介事を嫌い、荷運びの仕事から戻って来ないハールに呆れつつも、早く帰って来て欲しいと零していたりする。

一方のハールも、ジルとの関係を聞かれた時は「恩師の娘」と断言し、ジルはもう自分の下を離れて自由に生きるだろうと言っているが、彼女の身を常に案じている。
後にミカヤ率いるデイン軍として、アイク達ラグズ連合軍と対立するようになるが、ハールまたは前作から支援Aの引き継ぎをしたミストと会話するとまたまた寝返る。

ただしそれをやると、只でさえ人員的にもレベル的にも戦力不足のミカヤ軍の首をますます締める事になるので、寝返りは慎重に考えてから行うようにしたい。


エンディングではデイン女王になったミカヤからダルレカ領を任され、その領主となる。

ハールと支援Aにした場合は後日談で彼と結婚する。



ファイアーエムブレム ヒーローズ


騎士は、国のため、王の命に従う。

それが絶対で、正しいことだと思っていた。そう思っていたんです……。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズには20年9月に参加。イラストは麻谷知世氏。
緑属性の斧使いであり、飛行ユニット。



武器スキルは奥義が発動しやすく、自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、速さを+6し、かつ自分から攻撃した時追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う『ダルレカの激斧』。

Aスキルに戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら攻撃、速さ+7、その状態で攻撃した時、戦闘後、自分に5ダメージを与える『攻撃速さの渾身4』
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も攻撃+速さの合計値が高い敵の攻撃、速さ-5にする『攻撃速さの封印2』
Cスキルには周囲2マスの敵は、戦闘中、速さ、守備-4になる『速さ守備の牽制3』

武器スキルの攻め立てを活かし、高い攻撃と速さで一気に攻め切るタイプのユニット。
ドラゴンナイト系共通の魔防の低さが弱点。渾身持ちなので戦うたびに体力が削れていくのにも注意が必要。


追記・編集は父親の言葉で寝返らないようにしてからお願いします。

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最終更新:2025年02月06日 02:25