スーパー魂斗羅

登録日:2012/09/02(日) 11:10:55
更新日:2024/05/02 Thu 17:28:24
所要時間:約 7 分で読めます






西暦2634年12月、
謎のエイリアン軍団との戦いから
1年、地球はその魔の手から
逃れたかに思われたが…。


いま、あの魂斗羅が再び起つ!!


ぱんだここあ?
What is this place?
なんだここは?


Be carefull,BILL!
油断するな!




シャァァアアアア!!



ドドドドドドドドド(銃声)



SUPER

魂斗羅
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エイリアンの逆襲


「スーパー魂斗羅 エイリアンの逆襲」とは、1988年にコナミから発売されたアーケード用アクションシューティングゲーム。

魂斗羅」の満を持して登場した続編。FCに移植されているが後述。
ネオコントラ公式ではMSXに移植と紹介されているが誤植。

●概要

「スーパー」の文字を冠している通り、グラフィック・演出・BGM・難易度全てがスーパーにパワーアップした続編。
基本システムは前作同様だが、ジャンプ高度がレバーの上下で調節できる。
これに関してはとっつき辛いせいか続編以降では廃止されている。
普段は前作同様横スクロールステージで進行するが、今作では3D迷路に代わり、「戦場の狼」や「怒」風の縦スクロールステージが登場。
このステージは後に第三作「スピリッツ」でさらに昇華される。
また、出現する敵の数が大幅に増加し、序盤から終盤まで数で攻め殺しに来るのも特徴。
特に4面の鬼頭獣オーリアンに至っては群れで来るくせに耐久力があり、2周目では強化される。
この為、武装はラッシュ対応力の高いスプレッド・マシンガンほぼ必須。
バリアのような救済処置アイテムも無い等、復活時のリカバリーも非常に厳しいこともあって難易度はシリーズ最凶とされる。
ちなみに2周エンド。前述の通り2周目で更に難易度が上る為、入念なパターン構築が大事。
逆に海外版は一周エンド。


●ストーリー

西暦2634年12月。
南米の砂漠地帯、軍事演習を行っていた連邦軍部隊が謎の敵と接触。
その報を受けた軍上層部はただならぬ危機を感じ取り、二人の魂斗羅に今、再び出撃命令が下される。


●武器

※本作でも飛来するカプセルを破壊する事で入手。同一アイテムを取得すると第二段階に強化される。
アイコンがわかり辛いってヤツはインストよく読め。

  • ノーマルガン
初期及びミス時装備の豆鉄砲。本作では本当に豆鉄砲レベルの性能なので死なない事が大事。

  • レーザーガン
本作では撃ち直し不能。第二段階でレーザーが長くなる。
前作では高威力から猛威を振るったが、撃ち直し不能と雑魚ラッシュが相まって今回は地雷武器。
FC版では撃ち直し可能になったがやっぱりショボい性能。

  • マシンガン
前作ではノーマルガンよりはマシ程度だったが今回は超兵器化。第二段階では凄まじい連射力になる。

  • ボム
ファイアーボールに代わって登場。
着弾すると爆風が発生する後のクラッシュガン。第二段階では連射力が落ちるが爆風が強化される。
しかし人海戦術の本作ではあまり相性がよろしくない。

  • スプレッドガン
続投武器。3WAYになったが第二段階で5WAYになる。
相変わらず使い勝手が良い。ただ、超強力なマシンガンに食われがち。

  • ハイパーシェル
縦スクロールステージでのみ使用可能な武器。STGでいうボム。
画面中の敵を一掃出来るが拾った分しか使用不能。更に入手後一度でもミスると所持数0になる。
ちなみに周回持ち越しも可能。
無敵時間の無い漢仕様なのでズッキュゥゥゥンしないよう注意。
スピリッツ以降のボムの雛形とも言える。


●ステージ

  • 1面-連邦軍施設跡地
既にエイリアン軍によって崩壊した基地施設。
序盤からガンガン雑魚が湧いて出てくるのでスプレッドかマシンガンは絶対に拾いたい。
出来るなら第二段階にまでちゃんと強化できるようミスらないようにしたいところ。
高台から銃や手榴弾を放つ兵士には注意。中盤ではタンクを攻撃することで爆破して一掃する事も可能。
中ボスは戦車とヘリ。連邦軍の物をそのまま拝借したのだろうか。
戦車は最初に機銃兵を倒し、迫ってくる戦車を本気連射で撃ち込めばOK。
ヘリはパーツを破壊してローターの間にあるコアを破壊すれば良い。雑魚を投下してくるのは注意。
ボスは前作のガルマキルマやゴドムガー戦を思い出す縦構成のゲート。土嚢兵が邪魔臭い。
画面上部のコアが弱点。

●2面-基地内部
縦スクロールステージ。
横スクロールと違い、射程制限があるので注意、結構短い。
基地内ということもあり、戦車や砲台が多数妨害してくる。
ボスは磁力戦車マグナス。アームを伸ばし電磁波で攻撃してくる…が、何故か当たり判定がない。
左右の砲兵さえ倒せば雑魚。というか本作最弱ボス。
後の作品でMk5まで後継機が確認されている。ただし何故かMk3のみ欠番。あと中ボスに降格してる。

●3面-ジャングル
前作の1面を彷彿とさせるが、敵の量が半端じゃないのと意図的に画面手前に木が配置されているので状況把握がし辛い。
沼地帯では水に潜ると無敵状態になる(前作でも)だが、一定時間経つと自動的に顔を出す。
ボスは前作の超猛獣ワーダが巨大化したような陰獣魔神像デスゲルベス。FC版では大幅にデザインが変更される。
頭部から追尾弾を吐き出すのと画面左右の雑魚のゲロが主な攻撃。
腹部→頭部の順に破壊していくが、腹部被弾時にチェストバスターみたいなのを出してくる。
更に腹部を破壊すると頭部から3WAY追尾弾まで吐き出してくる。破壊時は慎重に。
左右方向に飛ぶ追尾弾は高度が毎度違うので、見極めて伏せかジャンプで避ける。
画面中央で戦うとそれなりに安全。

●4面-エイリアン繁殖場
台座二つ+窪んだ地帯の連続が主な構成。オーリアンが耐久力持ちの癖に群れで来るのが非常に厄介。特に坂が危険。
また、天井から胎児のような球体も出てくる。途中骸骨が飛んでくる地帯も。
中ボスの骨塊無重力艦ギララルは赤いコアが弱点。骸骨と赤い弾を吐き出してくる。
ギララル戦で台座があるがこの上なら骸骨は無害。赤い弾も破壊可能。慣れれば瞬殺パターンも構築できる。
道中にエグロン(卵)が登場するが、本作ではバッカーではなくチェストバスターを生む。
ボスはマザーエイリアン。
突進攻撃と元ネタよろしく舌攻撃と追尾弾の複合攻撃を仕掛けてくる。
画面左側に引きつけて大ジャンプで避けつつ撃ち込むのがベター。
実は登場直後に下部のエグロンを破壊し、真下から最速連射で撃ち込めば瞬殺可能。マシンガンだと楽。
後のスピリッツではこのマザーに酷似したメタルエイリアンが登場する。

  • 5面-エイリアン本拠地
縦スクロール面。最終面だけあって攻撃は超苛烈。運の要素も強い。
シェルもあるなら要所要所で使っておきたい。2周目の為に温存したい所でもあるが…。
地面に出現する大開三重唇バコンガーはランダム出現の為パターン化不能。レーザーが入ったカプセルも邪魔。
バゴンガー地帯を抜けると大顔が自機の周りを回転。
特に何もして来ないが他の雑魚やたまに追いかけてくるバゴンガーが見え辛くなり厄介。確実に処理しよう。
ゲート手前の雑魚地帯は出現量が非常に多く、難所。危なく感じたら惜しまずシェルを使った方が良い。
ゲート突破後、三連結の巨大顔面が出現。雑魚も無限湧きの為、雑魚処理を優先しつつ顔面を狙う。
顔面撃破後、クリアBGMが鳴り響くが直後に壁が砕け、ラスボス天王鬼ギャバが出現。
頭部のコアが弱点。これを保護するように回転するビットを展開する。
また、両腕の龍型アームと吐き出す雑魚で攻撃してくる。マシンガン第二段階ならビット展開前に瞬殺可能。
撃破すると盛大に爆発するが、頭部からの小型エイリアンは這い出てどこかに飛んでいく……

●移植

◆FC版

前作FC版の隠しメッセージの通り、今作もFCに移植。レッドファルコン=エイリアンの逆襲が実行された。
前作にも劣らないの良アレンジでFCながら「スーパー」の名に恥じない移植。
ただ、システム簡易化や大量の追加要素等でほぼ別物・新作に近い。
追加ボスの陰獣キムコウは以降の作品で定番ボスとして登場。
ネオやリバースに至っては大量繁殖というネタ担当にもなっている愛され?キャラ。
難易度もかなり抑えられている。それでもFCでは高めだが。
OPのぱんだここあが無くなってしまったのが惜しまれる。
VCで絶賛配信中。また、海外版が魂斗羅デュアルスピリッツに収録。


◆携帯アプリ版

FC版をベースに移植。ぱんだここあ復活。


◆XBOX360版

海外版であるが完全移植と言って差し支えない。オリジナルとアレンジ版の選択も可能。海外版ベースの為二周目無し。
ただ、純正コントローラーの十字キーがry


●余談

ビル・ライザーのOPでの台詞はゲーメストの投稿で「ぱんだここあ」とネタにされたことが一部で有名。
この為か、後の作品でもビルが「何だここは?」度々言うことがある。


追記・修正はワンコインで二周クリアしてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 魂斗羅
  • FC
  • コナミ
  • 名作
  • アーケード
  • Xbox360
  • アクション
  • ズッキュゥゥゥン
  • 鬼畜難易度
  • ランアンドガン
  • スーパー魂斗羅
  • ゲーム
  • KONAMI
  • ファミコン
  • Steam
  • Xbox One
  • PS4
  • Nintendo Switch
  • ぱんだここあ?
  • ファミリーコンピュータ
  • XboxOne
最終更新:2024年05月02日 17:28