名護屋河鈴蘭

登録日:2011/05/06(金) 11:52:47
更新日:2018/03/30 Fri 21:55:59
所要時間:約 7 分で読めます




ここにいるぞッ!!



名護屋河鈴蘭(なごやがわ すずらん)は、ライトノベル『お・り・が・み』の主人公兼ヒロイン。
続編の『戦闘城塞マスラヲ』や『レイセン』にも登場し、時系列的に数千(万?)年後の『ミスマルカ興国物語』にも名前だけ登場する。




【お・り・が・み時】
親に捨てられ孤児院で育ち、引き取った親戚からたらい回しにされた挙げ句、借金1000万円背負わされた不幸な少女。親戚たらい回しのため当初の姓は『吾川』。
その前は『深山』、さらにその前は『木野』だったらしい。
悪の組織〈伊織魔殺商会〉の会長、伊織貴瀬メイドとして借金分働かされる事になる。

性格は明るく元気があり、作中では貴重な一般人ポジションのツッコミ役。数学が苦手で胸が小さいのが悩み。
胸は一度貴瀬に揉まれたとき「着痩せしている」と言われたものの、もっぱら小さい扱いなので“見た目よりは大きいけど小さい”らしい。

実は魔人ミーコが己を殺すために作った『神殺し四家』の本流“名護屋河”の血筋であり、捨てられた理由は母親が修行ばかりで辛い宿命から逃れさせようとしたためだった。
稀有な『十五の負位置の魔導力』を持つとして光側からは聖女候補、闇側からは魔王候補とされている。
また名護屋河の血筋のため魔導力自体相当強く、人間の身でありながら魔人すら一撃でほふれるだけの力を持つ(彼女は黒髪黒目だが、魔導力を使うと目が赤くなる)。


その力のために貴瀬によって“裏の世界”に巻き込まれ(借金云々は口実)、最初こそひと悶着あっただけで、最後は貴瀬が見つけておいた母親と再会して普通の生活に戻ったのだが、部下(社員)に恵まれない貴瀬は使い勝手の良く、また自分を指示通り「ご主人様」と呼ぶ鈴蘭を気に入り再び勧誘。
母親と普通に暮らしたいだけの鈴蘭としては迷惑だったが、貴瀬以外にも自身の血や力を狙って勧誘や脅迫が発生。
このままでは普通に暮らせないと分かると「魔王になってお前ら全員従わせてやる」と魔王を目指すことに。しかし、そうなると光側も黙っておらず、鈴蘭を聖女にしようと画策する。

そうして光と闇の勢力の間で右往左往する最中、鈴蘭はキリング・クーガー(スロゥリィではない)と関わったことからこの世界の仕組みが『天界に操られている』ことを明かされる。
また死を望んだクーガーを刺殺した事で精神的に大きく成長した(魔導力で魔人を殺した事はあったが、直に手にかけたのは初めてだった)。
まあ、この辺りは鈴蘭本人と関係ない&ややこしいので割愛するが、まあクーガーは天界(の視姦魔人マリーチ)に良いように操られて散々悲しい経験をして、視姦魔人に一泡ふかせるために「自分を殺すことが天(視姦魔人)の思惑を狂わせることになる」と鈴蘭に自分を殺すように仕向け、また悪人の自分を殺すことで鈴蘭が聖女になる功績になるように仕組くんだのである。
こうして、クーガーの計画通り鈴蘭は聖女になり、「魔王になるのをやめるとは言ってない」と聖女と魔王の両立を行う。

当初は生きるか死ぬか当たり前な裏世界に涙目で巻き込まれていた一般人鈴蘭だが、これ以降はイカれキャラの仲間入りし、弄られる側から弄る側になった。

ビフォー「かっかかかかかか覚醒じゃいじゃないですか! 覚醒じゃいじゃないですか!」ガタガタガタガタ
アフター「所場代払うのイヤならその心臓にどれだけ毛が生えてるか、今ここで見てあげようか?」

劇的すぎる。


天界(っていうかほぼマリーチ)が“完璧なシステム”を作るために伊織貴瀬(黒龍)を拐ったあと、鈴蘭は「自分を暗闇から救いだしてくれた貴瀬を今度は自分が助ける」と天界と戦い、結果無事に貴瀬を救いだし天の目論見も挫いた。
その後、天界側の“存在”を司るマリアクセルとの交流で「世界を鈴蘭が統治することを天は認める。
「世界をどうするか」と問われ、鈴蘭はそれまで隔離されていた異界を解放して「力ある魔人やカミは力ない人間を守り、人間は魔人やカミの存在を知ったなら敬意を払うように」とだけ決め、ほとんど今のままを望んだ。
また、“自分が貴瀬と関わってから死んだ全ての者を生き返らせる”というとんでもないことを要求。
存在を自由自在に操れるマリアクセルにとっては不可能ではなかったが、代償として鈴蘭は自身の膨大な魔導力を失い、寿命も長くて数十年とかなり減った。
また、死者が生き返ることで新たな悲しみが生まれる可能性もあると指摘されるが、それでも鈴蘭は「努力する」「それ(努力すること)が一番楽しい」とした。

以降は「死んだ人々を生き返らせた聖女であり、光と闇の戦いを終わらせた前代未聞の魔王」として“聖魔王”の名で呼ばれることになる。
全て終わった後は普通に高校生として生活し、貴瀬が裏の世界から足を洗って普通に企業を起こしたこともあり裏の世界との交流はほとんどなくなった。
……が、高校卒業後、慣れない表世界の経営で倒産寸前だった貴瀬の会社に乗り込み、乗っ取りを宣言。貴瀬と再び『悪の組織』として“楽しい”闇の世界に戻っていった。


《魔王の見えざる手(タキオン)》
鈴蘭用神器。右手にはめるガントレット(最初は指だしグローブ)で、鈴蘭の膨大な魔導力を撃ち出す。
鈴蘭は他にもマシンガン(種類は時期によって変わる)をよく使う。


《家族構成》
◆菫
母親。辛い修行から逃れさせようと泣く泣く鈴蘭を捨てた。再会後は鈴蘭と暮らしている。
父親は不明。

睡蓮
母親と再開後に紹介された「妹おおおおおおおお!?」。
名護屋河の修行を積んでいるのでバカ強い。最初は色々あったが鈴蘭を尊敬するようになる……が、普段の鈴蘭は「ちゃらんぽらん」として全く尊敬していない。
姉より胸が大きく、姉より人気者。



【マスラヲ&レイセン時】
「鉛弾一発でフェラーリ一台稼ぐヤクザより乱暴な悪の組織」をコンセプトに伊織魔殺商会の“会長兼メイド長兼影の総帥”を務める。貴瀬を「ご主人様」と呼んでメイド服着ているが、主人より立場は上。
前作の経験から“楽しい”ことが大好きで“悲しい”ことを嫌う。

自分のあとを継ぐ二代目聖魔王を決めるため『聖魔杯』を開催した。
自身も「自分が変えた世界でも、まだ悲しいことは起きている」と感じていたため再び世界を律する権利を得ようと『リリー・オブ・バレイ(和名で鈴蘭)』を名乗り参加。
マスラヲ主人公の川村ヒデオに勝利したが、決勝戦では元勇者の長谷部翔希に敗北した。

力を失っても明るく誰とでもすぐ打ち解ける親しみやすさから聖魔王として慕われ続けており、彼女の人望がよく分かる。
反面、過激過ぎる性格ゆえか恋愛対象としての人気は低く、言い寄る男は皆無である。
合コンでも妹は人気だったのに鈴蘭はむしろビビられて不人(ryパタタタタタタタタ!!
あと胸の話題に触れると危(ryパタタタタタタタタ!!

胸で女性の価値を決めようとする輩に死を!

ちなみに漫画版マスラヲでは立派な胸をお持ち。普通に巨乳レベルで良くも悪くも「( OwO)ダリナンダアンタイッタイ」状態。



【ミスマルカ時】
直接登場はしないが『初代聖魔王』の名前は度々登場。また、彼女が作ったと思われる人魔平等(人も魔人も平等に)を謳った『スズラン協定』という言葉も存在する。



作中同様、読者からも過激過ぎる性格&貧乳のためかヒロインなのに女の子としての人気は低めで、妹の睡蓮に圧されている。何気にサービスシーン多いのに……(最初だけだけど)。
連中は分かっていないのだ、鈴蘭の可愛さを。

ちなみに、鈴蘭という名前は某DQNネームサイトに登録されている。花の鈴蘭には毒があるためだが、「ちょっと珍しいが普通だろ」レベル。




転がり続け、一度は止めた不幸という名の雪玉を。

今度は“自分”という名に変えて、どんどん大きく転がしていく。

これはそんな、名護屋河鈴蘭という少女の項目――。

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