アンバー・ドラゴン

登録日:2011/11/13 Sun 04:29:48
更新日:2020/05/16 Sat 18:26:43
所要時間:約 6 分で読めます




アンバー・ドラゴンとは、虚影神蝕にて登場したカードファイト!!ヴァンガードのシリーズユニット達。


以下、テキスト詳細

■アンバー・ドラゴン“暁(ドーン)”
G-0 P5000 CT1 かげろう
「アンバー・ドラゴン“白日”」がこのユニットにライドした時、あなたの山札から「アンバー・ドラゴン“黄昏”」を一枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。

◆ユニット設定
血気盛んな幼年のフレイムドラゴン。 軍学校の生徒でもある。
物心ついた時から帝国の屈強な戦士たちに囲まれて育ったため、「強さ」という物に人一倍強い憧れを持っている。
その憧れが今後の半生を大きく左右することを、彼は未だ知らない。
無限の可能性をその身に秘めて、幼き竜は未来への第一歩を踏み出す。

■アンバー・ドラゴン“白日(デイライト)”
G-1 P6000 CT1 フレイムドラゴン かげろう
[V]:あなたのソウルに「アンバー・ドラゴン“暁”」があるなら、このユニットのパワー+2000。
:[あなたの手札からG3の《かげろう》を一枚選び、捨てる]このユニットがRに登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札から「アンバー・ドラゴン“蝕”」を一枚まで探し、相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。

◆ユニット設定
未公開

■アンバー・ドラゴン“黄昏(ダスク)”
G-2 P9000 CT1 フレイムドラゴン かげろう
[V]:あなたのソウルに「アンバー・ドラゴン“白日”」があるなら、このユニットのパワー+1000。
[V]:このユニットがヴァンガードにアタックした時、そのバトル中、このユニットのパワー+2000。

◆ユニット設定
並み居る強者と戦い続け、帝国でも一目置かれる程の力を得た“白日”の姿。
隣国の騎士団に集う英傑達の噂を聞き、侵攻作戦の前線部隊に志願した。
これを機に騎士団討伐への意気込みから「光が沈む時」という意味を込めて“黄昏”と名乗り始める。
自らの魂を熱く昂らせる強き者を求め、黄昏は光への侵略を開始する。

■アンバー・ドラゴン“蝕(イクリプス)”
G-3 P10000 CT1 フレイムドラゴン かげろう
[V]:あなたのソウルに「アンバー・ドラゴン“黄昏”」があるなら、このユニットのパワー+1000。
[V]:[CBA]そのターン中、このユニットは『自【V】:このユニットのアタックがヴァンガードにヒットした時、相手のリアガードを二枚まで選び、退却させる。』を得る。

◆ユニット設定
ありとあらゆる可能性から“暁”が選び出した進化の終着点。
過去に辛酸を舐めさせられた事への復讐なのか、自らを“蝕”と称し、執拗に光の戦士たちを狙い続ける。
対峙した相手は、侵蝕の炎「エターナル・イクリプス」の前に全て消し炭となり、
存在した痕跡すら残すことはできないだろう。

一言で言うと不遇のユニット群。

ライド事故回避、デッキ圧縮、最終パワー11000。そして20000ラインを構築できるサポートと、そのスペックは決して弱くはない琥珀龍シリーズ。

しかし、虚影神蝕では類似スキルを持ったユニット群が四種類登場しているのだが……

シャドウパラディン
新規クラン。最終G3であるファントム・ブラスター・ドラゴンは扱いにくいが、初登場のクランとしては十分なスペックで、FBDを採用しない場合でもフルバウ→ジャベリン→ダークの軸は安定性向上に一役買う。

ノヴァグラップラー
ガンダム……じゃなかった。ブラウクリューガーは扱いやすい優秀なG3ユニット。何よりバトルライザー一択だったFVの候補が増えた。

ディメンジョンポリス
アドを稼げる初のFV候補。最終G3であるストームも、パワー11000を確保できる事を考えたら優秀。

メガコロニー
アドを稼げ(ry
ギラファの除去スキルのコストは痛いが、発動自体は容易。そして何より21000ラインを簡単に作れるのが羨ましい。

……と、他のクランではとても重要な位置を占めているのだが、

かげろう
かげろうならばライドされるのは何でも良いという、FVとしては強力なライバル。優秀なサーチャーであるコンローを保有。
より容易な条件で、なおかつ安価に11000ラインを確保できるドラゴニック・オーバーロードの存在。
起動効果でかげろうでは決して軽くはないCBAという“蝕”のコスト。
サポートであるラーヴァアームと相互互換であるエクスキューショナーの存在。


……と、向かい風を挙げればキリがない。

もちろんこれは琥珀龍が弱いと言っているわけではなく、単にかげろうというクラン内での競争率の高さを示しているだけ。
しかしどう贔屓目に見てもヒット時に成功する“蝕”のスキルが自動効果ではないのはとてつもなく痛い

グレードを問わない二体除去という“蝕”の能力自体は非常に強力なのだが、起動能力である以上、相手に防がれやすく、成功率はかなり低い。
よって、“蝕”のスキルは相手にガード強要等のプレッシャーを与える程度の期待に抑えておき、除去はトリガー等で通った時のオマケ程度に考えておくと良いだろう。
(ガーネットによるパンプで成功を狙うのもありだが、完全ガードの存在を考えると現実的とは言い難い)

また虚影神蝕にて大量に登場した同系統スキルを持ったユニット群により相手Vのパワーが11000になるケースが増加。

相対的に20000ラインを形成してくれるサポートのラーヴァアームの価値が下がるという、環境の悲劇が起きている。
……いや、この不遇さはあくまで“蝕”に限定した場合か。

しつこいかもしれないが、暁→白日→黄昏のライド事故回避に繋がるこの軸は非常に強力。
“蝕”を抜いたこの三種の採用率は、今後増えたとしても決しておかしくないだろう。
事実、オラクルシンクタンクではいわゆる「半月まで」のライドを利用したデッキがガチ環境でも作られている。
え?それでもコンローがいるッて?
お前後でエターナルイクリプスな。



アニメでの活躍。

櫂VSコーリン戦にて、櫂が使用。
暁→白日→黄昏→蝕と、順調にライドしていく他、先述した白日による蝕蝕デッキ圧縮という小技を披露し、コーリンを少し驚かせた。

そしてエターナルフレイムを使える場面にも関わらず蝕のスキルを使用

一枚目のドロートリガーによるパンプを迷わず蝕に使用
そして二枚目のクリティカルを当然のように蝕に乗せ、コーリンの一枚分ガードをこじ開けてすのうがるのブリザードフォーメーションを崩した。



……チートだなさすが櫂君チート!



…が、その後のヤンホモさんとのファイトでは、何事もなかったかのようにFVはコンローに、アンバーシリーズは軒並み抜かれていた…。





〜ヴァンガード ZERO〜


TCGにおいては散々な扱いだったアンバードラゴン様だったが、スマホアプリ向けにルールが調整された本作では信じられないほどの猛威を奮うこととなる。

ヴァンガードZEROとTCGの主な変更点としてあげられるのが以下の4点



  • ガードシステムの廃止(守護者ユニットによる自動ガードのみ)

  • インターセプト能力を持つG2リアガードがいる時ヴァンガードには攻撃できない


  • ドライブチェックによって確認したガードは山札の下に戻る

  • トリガーユニットがG3と統合されたことによるデッキ枚数の減少(50枚から40枚へ)

  • その他アプリ向けにカード効果の調整(基本的には上方修正されている)


ガードがないヴァンガードZEROではアタックはほぼヒットするため、ヒット時効果はほぼ確定で発動できるようになったと言っていい。

このルールによってTCGではあまり日の目を見なかった多くのヒット時効果持ちのユニットが恩恵を受けた。
アンバードラゴン様もその恩恵を受けた一枚だったのである。

ヒットしてしまえばアンバードラゴン様の効果は寧ろCB1枚につきリアガード1枚除去という、高効率で焼ける優秀なスキルに化けるのだ。

ドライブチェックによる手札増強ができなくなった本作において簡単に2枚もリアガードを失うのはかなりの痛手であり、クランによってはそのままジリ貧になり負けてしまうこともしばしば


これに更に拍車をかけるのがアンバードラゴン専用のサポートカードであるラーヴァフロウドラゴンの存在。

グレード2 ・インターセプト
パワー12000
【VC/RC】あなたのヴァンガードが「アンバー・ドラゴン“蝕”」か「アンバー・ドラゴン“黄昏”」でないなら、パワー−5000。



紙のTCGのほうでは-5000してしまうデメリットが強く目立ってしまいあまり強くないカードだったが、ZEROにおけるG2はとりあえず置いておけば強いのであまり痛手になる場面が少ない。

寧ろ12000のインターセプト持ちというステータスはブースト込みのリアガード2枚はほぼ必須であり、アンバードラゴンのスキルによってリアガードを失った場面でこいつを出されると、相手はこのカードの対処に苦労を強いられることになること必至。
場も手札も空の状態でこいつを2枚なんて出された場合ほぼ詰みが確定する。


極めつけにアンバードラゴンはいわゆる連携ライド互換と呼ばれる他のG3と比べて安定してライドしやすい。
極め付けにこの連携ライド互換は強化されている。(そもそもデッキが50枚から40枚に減ってる時点でかなりの追い風なのだが)


そして最も大きな特徴だったのはアンバードラゴンデッキが容易に組めたことだろう。


他の環境デッキが最高レアリティである必須RRRだらけの廃課金構築が当たり前なのに対し、アンバードラゴンのメインパーツはほぼRR以下。
櫂くんの分身ことドラゴニックオーバーロードはランクファイトの報酬で時間をかければタダでゲットできたこともあり、その気になれば無課金でも組むことができたのである。


強い上に安い。ランクファイトがアンバードラゴンだらけになるのはあっという間だった。

そんなわけでアンバードラゴンはナーフ(弱体化)。
退却できる枚数が2枚から1枚に減り、猛威を奮うことはなくなった。


それでも連携ライドの安定を買われしばらくサブVとして採用されることも少なくない。

何年か越しに環境を取ったアンバー様であるが、メインの効果自体は全く手をつけられていない。

ヴァンガードZEROはルール変更によって不遇だったカードが一気に出世したというケースが多く見られ、
アンバードラゴン様はその中でも飛び抜けて大出世したカードの1枚だと言えるだろう


追記・修正はエターナル・イクリプスを成功させた人にお願いします。

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最終更新:2020年05月16日 18:26