ゾディアック(ACV)

登録日:2012/02/15 Wed 22:12:59
更新日:2025/06/12 Thu 15:39:04
所要時間:約 7 分で読めます







『始めよう……我々のミッションを』

※この項目にはACVのネタバレが含まれます。








◇ゾディアックとは

ARMORED CORE Vのオーダーミッション中盤、わくわく世界征服の旅一行様と遭遇、永きに渡りあう謎の組織。
一部は『急襲勢力』としてストーリーミッションでも出現する。

各機が圧倒的な戦闘能力を持つが、大抵単独で行動しており詳細は分かっていない。

名前は各守護星座の後半月、機体名は対応するラテン語の黄道十二星座から取られている。





◇名前/機体名(星座)


  • No.1/カプリコルヌス(山羊座)

『ウ゛ゥウヴ……ッ!!ウ゛ルァ゛ア゛ア゛ア゛――!!』

オーダーミッション72(以下OM)でMOHオペレーター、リーガンのヘリを撃墜しながら登場。作中では叫び声しか上げておらず、性格以前にそもそも喋れる程の知性が残ってるのかすら不明。

リーガンの台詞により彼等の名称が『ゾディアック』と判明した。
軽量二脚に近接装備を中心に装備した近距離特化型、不用意な接近は危険。



  • No.2/アクアリウス(水瓶座) CV:高橋英則

『強敵か、久しく無かった感覚だ』

OM69で初登場し、83でNo.8と共に戦うゾディアック。
ミッション現場にやって来た一行と合い見える、重量逆関節型に唐沢と砂を持った狙撃型。
自分達を追い込んだ主人公を評価し、撤退していった。



  • No.3/ピスケス(魚座)

『要らないわよねぇ、心なんか
それで勝てるって言うならさぁ!!』

OM81にて、No.10と共に戦う珍しいオカマキャラ。
軽量四脚にレーザーキャノンを積んだ狙撃型で後衛担当。
射程範囲に留意すべし。
相方のNo.10とは浅からぬ関係にあるようだ。昔からコマンダーに嫌われていたとか。
興<遅かったじゃないか……



  • No.4/アリエス(牡羊座)

『やってみるさ、お前の望むままに……』

自らを捨て駒にする意図を察しつつも、アンジーの為にOM79で主人公と戦うゾディアック。某隕石とは関係無い。

重量二脚にぶっとい大きなお魚ソーセージ、今作量産火器の強ガトを搭載した近接型。速度は遅いが、蹴りを交えた戦闘スタイルは油断すると蒸発する程の火力を持つ。
彼の想いはNo.9に引き継がれる事になるが、彼が現れる事を知っていたかは不明。



  • No.5/タウルス(牡牛座)

『正面から行くぞ、アンジー!!』

豪快な性格で、OM74の出現予測地点に乗り込む一行に真っ向からの撃ち合いを望む今作のガチタンの一人。
高い防御と火力を併せ持つが、宣言どおり正面からやって来るので砂砲やオーバードウェポンで迎え撃つとかわいそうな事に。



  • No.6/ゲミニ(双子座)

『戦争だ、我々にはそれが必要だ!!』

ストーリーミッション06(以下SM)に出現する同名が二人、機体名称も同一のACが二機、台詞すら同じの強襲勢力。
腕部と内装が共通の二脚型ACに異なる武装を仕込んでいる。ムービーでは頭部と腕部兵装が拡大される為、その箇所を意識すると判別し易い。
レジスタンス援護のため、条件を満たした方が大暴れする主人公と企業に割り込む。




  • No.7/カンケル(蟹座)

『雑兵だらけか此処は!!どうなんだテメェは!!』

一度クリアした状態のSM01で、警備部隊を雑兵だらけと罵り破壊、そのまま強襲勢力として交戦。
フラッシュロケットにショットガンを積んだ逆関節型の突撃型、トンネル内は狭いので近寄られない様に注意。
時系列上、初遭遇の可能性があるゾディアック。



  • No.8/レオ(獅子座) CV:坂巻学

『アンジー、もう居ないのだったな。我等の知っていたお前は……』

戦う事しか頭に無いゾディアックの面子の中でも思慮深い一面があり、指揮官のアンジーの事を特に深く思っている。
有名過ぎる聖剣月光(青)を装備した近接型で、No.2との連携が極めて厄介。
OM43で初遭遇し、76及び83にも登場するゾディアックで、主要登場人物といっても過言でない程に接触する機会が多い。


  • No.9/ヴィルゴ(乙女座)

●『No.4、仕事は見届けた。後は、私が引き受けよう』

OM79にて、疲弊した主人公を討つべく、No.4撃墜後の後詰として襲い掛かる増援。軽量二脚に属性三種を揃えた機動型、固めに特化して少々鬱陶しい。
台詞からして、少なからず仲間意識はあったと思われる。



  • No.10/リブラ(天秤座)

『ハッハー、変わっちまったなアンジー!!』

OD81でNo.3と深い関係にあると察せれるダミ声の中年。
アンジーに嫌われており、普段はあまり使われない模様。
ゾディアック第二のガチタンで、キャノンを持つが狙撃型ではない。狙撃でカタを付けた方が両者共に楽。



  • No.11/スコルピウス(蠍座)

『貴様等の争いに興味はない。私は、ただ使命を果たす』

使命を果たす為、SM04で企業と主人公の間に乱入。
介入はするが、戦いそのものに興味はないようだ。
素の機動力が高いのに加え、周囲にビルが乱立しているのもあり、中々戦い難い。



  • No.12/サギッタリウス(射手座)

『所属不明機を確認……!!』

OM64でミッション遂行中の主人公に、機体を損傷したまま勝負を挑むが、最終的に撃破される。叫ぶだけのNo.1を除けば、最も抑揚が無い。
その後、主人公はゾディアック側に敵として認識される。

武器全てがKE、かつ射程が長いので、KE防御を重視してアセンブリし、距離を詰めて一気に撃破するのがオススメ。




『発言の意味が不明です』

ゾディアックの指揮官を務め、無感情かつ事務的な言葉遣いで淡々と指揮する姿はまるでAIのようにも見える女性。
最終ミッションを見る限り、感情が無いわけでは無いようではある。
コマンダーゆえにACには乗らないが、コックピットを装甲で覆い、自衛用のミサイルを装備した専用ヘリを駆る。耐久性に優れ、その堅さはOWを使わない限り撃破には時間が掛かる程。

尚、本名は『アンジェリカ』でアンジーは愛称。機体名は『北極星』で、エンブレムもそれがモチーフ。
『あなたって、本当に最低の屑だわ』とは言ってくれない。







+ 以下ネタバレ
かつての世界には”驚異的な力を持つ戦闘の天才”たちが存在し、特殊な兵器を操る彼らは世界のパワーゲームの中心的存在だった。

その一方で強大な個の力はコントロールを逸脱した際のリスクを危険視され、実際にその幾人かは時の権力者に対して反乱を起こし、世界に甚大なダメージを及ぼす源となった。

その対策として立案されたのが「彼らに匹敵する天才の人工的な生産と管理可能な量産」計画である。

ACVD設定資料集にて、ゾディアックは「かつて存在した巨大な権力機構によって”デザインド”を施されたパイロットたち」の成れの果てであると明かされた。

デザインドとは一種の強化人間を生み出す技術であり、人間の肉体と脳組織のほぼ全てを機械化し強力かつ安定した戦力を量産するものであった。

のちの”ファンタズマ・ビーイング”がこれを元に発展した技術であることを考えれば、死神部隊の試験的な部隊だったのかもしれないが、やはり最終的には自身のフロム脳が頼りになるだろう。

ゾディアックも死神部隊も、引いてはそれらを生み出したデザインドもファンタズマ・ビーイングもその黒い鴉に対抗し、排除するための存在だった。



余談だが両技術において「人格を消すと”何故か”戦闘力が激減する」らしく、敢えて被験者の人格は残されている。
No.1の獣のような叫びが素なのか施術による障害か、もしかするととの同類かもしれない。
アンジーの発言が機械的であったのは「コマンダーに戦闘力は不要」と割り切られ、人格消去されたからだろう
(ただ、ACVDの、あの特殊兵器については定かではない)




最終的に『彼等のミッションを終わらせる』と決意した一行の意思に従い、No.2とNo.8を撃破した事で完全に壊滅。

アンジーのミッション失敗宣言により、長い戦いの日々は終わりを告げる。



アンジー『Wikiの戦力は強大です。ですが追記・修正を果たさなければなりません』


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最終更新:2025年06月12日 15:39