黄道十二星座

登録日:2011/05/08(日) 14:36:45
更新日:2020/05/24 Sun 20:38:10
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黄道十二星座とは太陽の通り道である黄道上に位置する12の星座である。
また、日本人にとっては馴染み深い「誕生星座」であり、この星座達を主軸に置いた漫画、ゲーム、映画なども多数ある。

小学生くらいの子供だとそのモチーフキャラクターの活躍で話が盛り上がったり、カースト制度が生まれたりする事がたまにある。



■牡羊座(Aries)

3月21日~4月20日の誕生星座。α星はハマル。十二宮は白羊宮。
五角形でなんとゆうか普通の形をしている。

  • 逸話
ギリシャ神話の大神ゼウス本人
ナイル川での宴会中、怪物テュポンが乱入。神々が動物に姿を変えて逃げた時、ゼウスは羊になった為ゼウス自身が星座にした。

アタマースの後妻イーノーの謀略から子供達を逃す為に前妻であるネペレーが贈った空飛ぶ金色の羊が由来であるとも言われている。と言っても、アタマースの事をネペレーが見下していたり、それに腹を立てたアタマースがイーノーを呼び寄せたりで、原因は両親にあると言っても過言ではない。
子供達を乗せたはいいものの、妹ヘレは海に転落してしまい、残された兄プリクソスはコルキスに流れ着き、現地の姫と結婚してコルキスの王となる。
彼を乗せた羊の皮は後にコルキスの竜が守護者となり、紆余曲折の末にイアソンの手に渡るが、彼にも不幸が舞い込む事となる。
羊本人はともかく、周囲の人間の不幸エピソードが多すぎやしないだろうか。

また、一説ではこの金毛羊のモデルはターキン(ウシ科動物)らしい。


■牡牛座(Taurus)

4月21日~5月20日の誕生星座。α星はアルデバラン(「血走った目」の意味)。十二宮は金牛宮。
足の爪先のような形をしている。

  • 逸話
ゼウスがいつもの如く美しい女性を探していた時、エウロペという王女に目を付け、
美しい牛の姿になり油断させ、連れ帰り、牛の姿のまま〇すという今時の誘拐犯も真っ青な犯罪作戦で拐った。変態め。

彼女の名が「ヨーロッパ」の由来となった。
その時の牛が星座になった。

因みに拐った後は嫁にして孕ませました。

また別の説ではゼウスとの浮気相手であるイーオーが変えられた姿と言う説もある。(それって牝牛と言うのでは)
ゼウス『フフフ…孕まS●X!』されたイーオーはヘラに捉えられ、念のために眠っていても目がいくつか開いている百目巨人アルゴスに監視させた。しかし、父に頼まれたヘルメスが『石投げちゃおっと』した事でアルゴスは死亡し、その後なんやかんやで人間に戻れたそうな。
しかし、人間に戻る前にはアブが付き纏っていたようで、これが牛の周りに虫が飛び回っている理由らしい。
アブに付きまとわれたイーオーが逃げ回った海が現在のイオニア海である。


■双子座(Gemini)

5月21日~6月20日の誕生星座。α星はカストル。十二宮は双児宮。
形は1つ辺が無い長方形。

  • 逸話
兄カストールと弟ポリュデウケスという兄弟がおり、(二人セットでディオスクーロイと呼ばれる)
ポリュデウケスは不死身剣士ボクサーという属性多数の半神半人、カストールは馬術が得意な人間だった。
敵との戦いでカストールが死んでしまい、ポリュデウケスが父親であるゼウスに「お兄ちゃんと一緒に居たい」と言った為、兄弟を星座にした。
ちなみに双子ではなく四つ子しかも異父兄弟で一緒に生まれた妹の片方はトロイ戦争で有名なヘレネー。


■蟹座(Cancer)

6月21日~7月21日の誕生星座。α星はアクベンス。十二宮は巨蟹宮。
形はまんま漢字の人。

  • 逸話
ヘラクレスのヒドラ退治の際に登場するヒドラの友達である化け蟹・カルキノスがヒドラのピンチに加勢し、ヘラクレスの足を挟んでブッタ斬ろうとするが…

グシャ

無情にも何も出来ないまま踏み潰されて死んだ
しかしヘラクレスを嫌うヘラがその勇気を称えてカルキノスを星座にしたという。

星図によってはザリガニの姿で描かれる事もある。
ちなみに癌のことをCancerと言うのもかに座に由来すると言われる。

■獅子座(Leo)

7月22日~8月22日の誕生星座。α星はレグルス。十二宮は獅子宮。
形は車体の長いクレーン車。「獅子座の大鎌」なんて言い方もされる。

  • 逸話
ヘラクレスの12の功業の一つ、ネメアの獅子で退治した獅子が獅子座となった。
ヘラクレスはその戦いで獅子をこん棒でぶん殴り、三日三晩首を締め上げて殺し、皮を剥いだ。
この獅子、こん棒で殴ろうが矢を射かけようが全く効かないので絞め殺すしかなかったのである。
また、この皮には対象に不死を与える効果があるらしく、かのトロイア戦争の英雄アイアスが幼少期にヘラクレスの手で不死を与えたが、矢筒が付いていた部分だけ不死身にはならなかったと言う。


■乙女座(Virgo)

8月23日~9月22日の誕生星座。α星はスピカ(「穂」の意味)。十二宮は処女宮。
形は消防署の地図記号。

  • 逸話
2つの説があり、1つは冥王ハデスに拉致られたデメテルの娘ペルセポネである。
彼女は年の4ヶ月を冥界で過ごさなければならない。その4ヶ月は乙女座が空に上がらない季節である。

もう1つは正義と天文の神アストライアーで、地上で人間に正義を説いていたが、彼女も人間に失望して自ら天に登って乙女座となった。


■天秤座(Libra)

9月23日~10月22日の誕生星座。α星はズベン・エル・ゲヌビ。十二宮は天秤宮。
形は1つ辺が無い四角形。
黄道十二星座の中では一番の新人かつ唯一の無生物(水瓶座はちゃんと人が入っている)。

  • 逸話
ゼウスとヘラの浮気裁判に嫌気が指した神が、自暴自棄になって捨てた天秤がこの星座。
または、おとめ座の正義と天文の女神アストライアーが所有していた天秤。
でもおまけでなった訳じゃないよ。

秋分点である為時を計る天秤とも言われている。

ちょっと前までは蠍座のハサミ部分だったりとおまけ扱いされてたが。


■蠍座(Scorpius)

10月23日~11月22日の誕生星座。α星はアンタレス。十二宮は天蠍宮。
形は先端が三ツ又のS字。

  • 逸話
自分が強いからと調子に乗っていたオリオンにイラついたヘラが本物の頂点を知らしめるべく、蠍を地上に送り込んだ。
そして、踏みつけようとしたオリオンの攻撃をかわして毒針でオリオンを刺し殺した。
ヘラはその蠍とオリオンを星座にしたが今でもオリオンは蠍を怖がって同じ空に昇ろうとはしない。
別の説ではガイアが送り込んだサソリらしく、オリオンの攻撃が全く通じないほど硬かったらしい。(実際のサソリはハサミ以外のボディが柔らかい。)

中国では青龍に見立てられたり、ポリネシア神話の英雄マウイの釣り針に見立てられ、ハワイ島を釣り上げたと言う。


■射手座(Sagittarius)

11月23日~12月21日の誕生星座。α星はルクバト。十二宮は人馬宮。
形は……言葉では言い表せない。北斗七星に対置される南斗六星はいて座の上半身である。

  • 逸話
クロノスの子供であり、勇者養成学校の教師をしていた半人半馬の怪物ケイロンが、
ヘリコン山で暮らしていたムーサという少年の弓の技量を空から顕彰して欲しい、という願いでゼウスによって勝手に星座にされた。
とりあえず当人に許可をとれ。

別の説ではケンタウロス族とヘラクレスの喧嘩を仲裁しに現れたケイローンが、ヘラクレスの流れ矢を受けてしまう。
この毒は凶悪な事で有名なヒュドラの毒であり、死のうにも不死の身であった彼は不死を捨てた事で天に上げられて星座になったと言う。

実はケイローン先生には全く過失はなく、ヘラクレスがケンタウロスが大事にしていた酒を勝手に飲んでしまったのが事の発端である。

なお、いて座はさそり座の心臓を狙っていると言われている。

クロテスと言う別のケンタウロスが射手座のモデルだとも。

メソポタミアで誕生した際にはパビルサグと言うサソリの尾を持つケンタウロスみたいな怪物の星座として扱われていた。
また、いて座の方角には太陽系の属する銀河の中心がある。


■山羊座(Capricornus)

12月22日~1月20日の誕生星座。α星はアルゲディ。十二宮は磨羯宮。
形はブーメラン。

  • 逸話
パーンと言う神様が、神々の宴会に参加していた時、怪物テュポン大先生が乱入。
神々が動物に姿を変えて逃げる時、パーンは焦って上半身が山羊、下半身がイルカの姿になった。

それがツボに入ったゼウス(お前本当に神様の王か)により、必死の抵抗虚しく山羊座にされてしまった。
相当あわてんぼだったらしく、「パニック」の語源になった。

中国では磨羯魚の星座として扱われており、ヤギの星座とは認識されていなかった。
ちなみに、磨羯魚とはインド神話に登場するマカラの事。メガテンのマカラの上半身がワニではなく、鹿なのもこうした影響なのかもしれない。


■水瓶座(Aquarius)

1月21日~2月19日の誕生星座。α星はサダルメリク。十二宮は宝瓶宮。
形は山の山頂部分のような形。

  • 逸話
トロイ・イーダス山にガニメデスという美少年が居た。
ガニメデスは例によってゼウスに目を付けられてしまい、羊の番中に拉致られてしまう。当然だが両親は相当悲しんだ。

ある日、両親の元に十二神ヘルメスが訪れ、

「ガニメデスはゼウス様に気に入られて連れていかれたんですよー。でもって神々のお酌役の娘が嫁に行っちゃったから、ガニメデス君を後任にしました。
 天界だと歳取らないから大丈夫ですし」

と言って、プレゼントとして立派な馬を置いて帰っていった。
両親は使いの者が十二神ヘルメスだと知ってホッとして喜びの涙を流した。この涙が水瓶座の中身である。
……あれ、瓶関係なくね?
実は彼が狙われた理由というのも、神々の給仕役は青春の女神へーベーの仕事だったのだが、彼女が結婚する事になってしまい、給仕役がいなくなってしまった為。
この他、ガニメデスは元は雨に関する神だったという説がある為、水瓶座という星座名でも全く問題がないのだ。

ちなみに木星の四衛星の内、三つはガニメデスを含めた黄道十二星座に登場するゼウスの浮気相手が名前の元になっている。
ちなみにカリストはおおぐま座の神話に登場する女性に由来だが、こちらもヘラの嫉妬で熊に変えられた。


■魚座(Pisces)

2月20日~3月20日の誕生星座。α星はアルレシャ。十二宮は双魚宮。
形は大きく二手に別れた形。分かりやすく言えば三角定規の45°部分。

  • 逸話
十二神の一神アフロディーテがエロスと散歩してると、いつもパーティー荒らしをしているテュポン大先生が襲って来た。
2人はとっさに魚に変身して川を泳いで逃げ、はぐれないように尻尾に紐を付けたと言う。

因みに飛び込んだのはユーフラテス川。


創作作品でも要素として出てくることが多い。
ただ12と数が多めなのでハブられたり、扱いが悪かったり、設定自体が無意味になったりすることも多い。
逸話や由来をちゃんと理解する必要がある。
そうだよ車田お前だよ


【黄道十二星座がモチーフになっている作品】


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