ときめき青春高校

登録日:2014/1/26(日) 02:28:21
更新日:2024/08/29 Thu 20:37:32
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ならずもの達の逆転ホームラン




ときめき青春高校はパワプロ2011のサクセスに登場する高校である。2011サクセスの最後に選べる高校。通称ときせい。ROOKIESを元にしたようなストーリーのため内容は非常に濃い。

【ストーリー】
学校名とは裏腹に全国の不良達が集う超ヤンキー校で野球なんてまともにできず主人公と矢部の2人の愛好会でひっそりと活動していた。
そんな状態で1年半が過ぎたがとあるきっかけで7人入部、そしてかつて中学時代はエースだったヤンキー界の超超超危険な最凶のヤンキーである青葉春人を説得させ入部。10人揃ったところで甲子園を目指す。これを機に入部者が増え、部活として本格的に活動を開始する。秋の大会は参加できないが*1夏の大会で最後の甲子園を目指す。

【チームとしての特徴】
9のあかつき大付属以来の固有キャラが9人(矢部を除く)であり、みんな中堅からそれ以上の実力を持つため、味方としてのチーム力は歴代のチームの中でもトップクラスである。自分が外野手で強くなれば矢部を心置きなくベンチにできるのはうれしいかも。
しかし、固有キャラの大半は安定度2を持つため調子に左右されやすい。これに関しては青春という特別コマンドで最大3人を3~5週間ずっと絶好調にできるため基本的にはこれを使って何とかするゲームデザインになっている。
また青春コマンドでは練習の効率もよくなり、時にはサクセス定番イベント・1打席勝負を申し込まれたりするほか、チームメイトの秘密を聞くこともできるためストーリー展開としての意味も大きい。
パワフル高校やアンドロメダ学園でプレイした時は準決勝で勝負することがあるがメンバーが強めなので正直当たりたくない相手である。青葉は打ちづらく、野手達は強力なため抑えづらい。アンドロメダ学園は弱体化しているためアンドロメダ学園と互角のチーム力である。

【チームメンバー】
当項目を参照。
作品にもよるが、後述の小山と並んで『2012』以降の作品でもプロ入りした設定が登場するメンバーである。

  • 鬼力剛(キャッチャー)
「血まみれのバットを持ち歩く怪力モンスター」として恐れられていて顔も怖いが、血まみれなのはグリップの部分で一人で黙々と素振りしていた。これを見た主人公に誘われ入部。怖い顔も無口で表情が分かりづらいため誤解されていた。つまり優しく野球が大好きな男子である。青葉は最初から分かっていた。
また、頭が非常に良くみんなの弱点や癖、その改善点をノートにひとりひとりに書いたり、主人公に分かりやすく解説してくれたりするとむしろキャッチャーになるためにバットを担いでいたような男だった。
能力は典型的なパワーヒッターでキャッチャーらしく肩も良い。ただキャッチャー○はなぜかない。
サブポジもなく、連投ができないためスタミナ温存・イニングをこなす必要性からキャッチャー能力が重要になるパワフェスでは使いづらい為、パワーと肩が高いだけのキャッチャーとなっている*2
『2024』ではパワーヒッター追加と引き換えにキャッチャーがFに低下。近年の作品ではキャッチャー補正の影響がかなり大きいため、むしろ総合的には実用性が下がってしまう憂き目に。

  • 神宮寺光(ファースト)
自称「泣く子も笑う激シブヤンキー」。リーデントとヤンキーメガネが特徴。しかし、実際は主人公と矢部のおだてで入部したチョロいやつ。メガネを外すと性格や言葉遣いが180度変わるが、これは今までずっと親の言いなりで勉強しかさせてもらえず、野球は塾に行くとをついてやっていたため。家ではメガネ外して僕ちゃんだったためメガネを外すと反射的に性格や言葉遣いが変わってしまう。あるアニメを見たきっかけで初めて受験を失敗という反抗をしてとき青に入学。その後主人公のおかげで親と大喧嘩して堂々と野球ができるようになった。
能力はミートAのアベレージヒッター持ち、守備も上手い。能力上の梨田要素は少ないが、打法がなぜかこんにゃく打法。

  • 茶来元気(セカンド)
名前からも分かるパラパラが好きなチャラ男。お腹が空いていた時に主人公から弁当を分けてもらったお礼で入部する。家は貧乏で親はおらず、病気のおばあちゃんの医療費のためにホストでバイトしながら生活していた。そのためあまり食べておらず栄養失調で倒れることも。主人公の提案で募金をしたが、その時まさかの姫野カレンがこっそり沢山の札束を募金箱に入れた*3。またパラパラのミニゲームがある。
能力はバランス型でチャンス4持ちと非常に頼もしい。何気にサブポジショートも持つ。(ただしサブポジ×なので、雅ちゃんが絶不調とかでない限り素直にセカンドやらすのがベター)
プロ選手としても収録されておりベイスターズに所属。
予断だが本来は名前どおりチャラ男としてデザインされたんだろうが、描き方の都合上や個人ストーリーにおけるちっともチャラくない展開、ピンク髪も相俟ってチャラ男というよりむしろ男の娘に見える
『ダイヤのA』のあの人ではない。*4

  • 稲田吾作(サード)
自称「ラップホップ(ラップとヒップホップを融合したもの)の帝王」。顔黒でキャップを後ろ向きにかぶり語尾にYOやKAをつける。主人公達のプレイを見て、だらしないからビシバシ教えるため入部。何か物足りなさを感じていたが主人公のハッスルプレイを見て思い出す。ラップホップのミニゲームがあったり、茶来のパラパラとラップホップのコラボ、パラホップのイベントがある。
能力はミート、パワー、肩がBとまさに強肩強打。送球4持ち…とサードとしては文句なしの素質で、主人公らにビシバシ教えると豪語するに見合うだけの実力を持ち恐らくとき青勢の中で最も使い勝手がよい男。
また、彼もとき青勢の例に漏れずムラっ気持ちなので、絶好調の時は特に頼もしい。マジDE

当項目を参照。ちなみにエンディングで自分が女の子と告白するイベントは早川あおいの著名活動イベントと雅ちゃんのときめきイベントを見る必要がある。

  • 三森左京・右京(レフト・ライト)
ヤンキー界で最も速い双子だが双子じゃないと怒る。花粉症のため常にマスクをしていて、髪型が左右対称で他はそっくり。1/100まで同じタイムで能力も全く同じだが左京は左利き、右京は右利きである。極上プチシュークリームの取り合いに主人公と矢部が勝ち入部。
実はもうひとり、三森上京がいる三つ子。強豪校に推薦があったが推薦枠が1人だったためベーランで決めて負けた2人が彼らである。この時彼らは「同じ世界に住む人間は1人しかいらない」と痛感して野球を辞めたが、主人公と矢部を見て「1人1人じゃ足りない能力も協力することで価値が出る」と気づき、自分が必要かどうかは関係ないと吹っ切れて入部したのが真意。しかし、推薦で行ったもうひとりが野球ができなくなったので「2人の代わりに甲子園に行く」から、「もうひとりに代わって甲子園に出る」に変わった*5
能力は走力がAで守備力も高め、盗塁4、走塁4、内野安打○持ち。肩が弱め。矢部くんもそこまで強い方ではないため、そういう意味では比較的チームとしての弱点に近い選手とも言える。捕殺をしっかり狙いたい。
試合では「三森左」「三森右」と表記されていたが、2016のパワフェス以降は「三森左京」「三森右京」とフルネーム表記されている。

  • 西郷十三(ピッチャー)
2つ下の後輩で3年の4月に入部。中学まで海外で留学していた帰国子女でプロ入りを目指している。不遜な態度である。見た目は白髪にやや禿げていて、本人曰く腹も出たとおっさん。本当に高校生かと思うが茶来と同じ小学校で悪ガキだったらしい。後ろが苦手で後ろに立たれるのを嫌う。
能力は150以上のストレートと直球派。コントロールはパワプロ史上初の「初登場作品で」S(2013に登場した大豪月のスタミナなど、後の作品でSに引き上げられた選手はまあまあいる)。スタミナがないため中継ぎで出る。とき青唯一安定度4持ちだが対ランナー2を持つ。
元ネタはもちろん『ゴルゴ13』。
『2024』のチーム収録のとき青にはいない。モブリリーフはいるのに。
ただし選手データとしてはしっかり登場しており、コントロールがS100とカンストしている偉業を引き続き達成。OB枠の北別府学*6ですら95なのを考えれば驚くべき制球能力。

  • 大空美代子(マネージャー)
主人公が野球愛好会を作った当初からマネージャーである。そして彼女候補のひとり。自称「ミヨちゃん」と普段は癒し系の感じで振る舞っているのだが、実は大空家の「野球拳」の使い手で真の最凶は青葉ではなく彼女。怒ると鬼のような目になり不良達をボコボコにする。このことにコンプレックスを抱いていて、普通の女の子に憧れるピュアな子。彼女にすると甲子園で野球拳で気合いを入れてくれ、エンディングで彼女の評価と残り体力が足りていると野球拳で能力を上げてくれる。評価が低いと失敗する。
以上のこともあり雅ちゃんという濃いキャラがいるために人気はイマイチ…。しかし彼氏となった主人公に対する愛情は強く、ベストエンディングになれば「ミヨちゃんを、世界最高のお嫁さんにしてください」と逆プロポーズしてくれるほど。
2013やパワプロアプリ、サクセススペシャルでは雅共々聖ジャスミン学園の部員として登場し、彼女候補ではなくなった。野球拳の持ち主故にパワーが女子でありながらAで猪狩や友沢よりもある反面、それ以外は吾作(※大空のポジションもサード。ただじミヨちゃんは外野も守れる)と同じチームにいたことを考慮すればやや低め*7
以降はジャスミンのキャラとして馴染んでしまい、雅が時々とき青に里帰りする一方で美代子の方はジャスミンに固定されたままだったが、サクセススペシャルの2020年2月10日のガチャで新たに「【ときめき】バージョン」が実装され、久しぶりにとき青のセーラー服に袖を通し、彼女キャラとして復帰した。
また『2024』では矢部くんがいないため外野手の固有パワターが2人になったことからか、初のときめき青春高校所属扱いかつ選手としての収録を果たした。

  • 大空飛翔(監督)
一応監督なのだがのんびりや。美代子のおじいちゃん。大空家に伝わる「野球拳」の持ち主。
双子の弟の大空飛猿がいるが、とき青基準でなくとも優れた人格を有する飛翔とは異なり飛猿は人としても高校野球関係者としても非常に問題ある人物
好き勝手やっていた弟を止めるため改造ボールをこっそり没収することで対処したり、賄賂の書類を警察に渡したり、朱雀を正気に戻したり*8と地味ながら非常に活躍した。矢部くんがいない穴をサブポジ外野を使って埋めることで一応は稲田とのポジション被りも回避可能。



校歌

ギラギラ眩しい マイフレンズ
ほのかに香る 春のフレバー
虫ケラみたいな俺達の
ドッキドキの夢(みらい)をつかみとれ
ときめく ときめけ ときめけば
ときめき青春高校

なんとも言えない校歌だが、アンドロメダ学園の校歌の(腹筋的な意味で)怪童っぷりに比べればまともな校歌である。
メロディは一世風靡セピアに似ている。
まあここまで元ネタに寄せてたら確実に怒られてたしね…


「矢部が不在でもなお固有選手が極めて多い」というバランス上の事情もあり、パワフェスモードでは『2016』の初実装から参戦している。
同じ理由があるするめ大学同様、基本的に「ザコプロしかいないポジションをこれで補強してね」として序盤の試合で登場する。…が、試合に慣れていれば比較的打ちやすいあちらの乙女と違い、青葉、西郷を初期のザコプロチームに近いオーダーで攻略する必要がある。そのため実はポジション埋めのための相手としては割と高難易度となる*9
おススメ引き抜きは他チームの高能力選手とかぶることが少ない茶来、三森兄弟あたりか。滝本・清本の西強大コンビや東條といったメンバーが助っ人枠でいないなら吾作、神宮寺も悪くない。
というか往々にしてキャッチャーやショートは他チームの超高性能組とかぶってしまい、ライバルが多すぎるのが問題。野球の花形ポジション故やむを得ないが

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最終更新:2024年08月29日 20:37

*1 もちろん部員不足によるもの。西暦でのナンバリングになって以降の作品のサクセスでは基本的に春の甲子園関係のにはほぼ出られない(県大会1回戦のみ)が、「ナレーションで負けたことになる他シナリオを考えれば、この展開の方が納得できる」という理由から割と受け入れられている。

*2 最も全ポジションにスカウト可能選手がいることを考えれば、これだけでときめき青春高校を選ばないのはものすごくもったいないが。

*3 このころから明確に「カレンは外見以外はむしろ真っ当に頼れる女性」の描写で一貫してきた、という意味でも重要なイベントと言える

*4 『アプリ』では小湊兄との共演は叶ったが、コンボイベントは用意されていない

*5 パワフェスなどでの収録でも上京のことと思われる話に言及されるため、現在でも設定は変更されていないと思われる

*6 実戦・エピソードともに超常的じみたコントロール、現在で言うところのコマンドの良さに関する証言が極めて多い人物

*7 『2022』アレンジチーム用のもので弾道から順に3GAECDD、送球F、パワーヒッター。参考までに同作品の雅が2BEDDBS、サヨナラ男、逆境○、意外性。吾作に至っては3BBECDE、送球C、調子極端と今なお他チームでもクリーンナップになりうる能力を維持している。

*8 ただし、次回作以降の朱雀はおかしくなってる方が素になってしまった。

*9 ただし投球ルーチンが弱めではあるため配球は読みやすい