玖錠紫織

登録日:2014/03/07 Fri 3:00:00
更新日:2024/11/10 Sun 08:18:56
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私も益荒男に恋してる。お姫様とはきっと違うんだろうけど、譲りたくないってそう思う。







神咒神威神楽』の登場人物であり、「威烈繚乱篇」のヒロイン。
CV:柚木かなめ/河原木志穂



◇人物
神州最強の称号を持つ玖錠家の代表として御前試合に出場し、東征にも自らの代で邪道の技を終わりにするために引き続いて参加している。
彼女の性格は女性的であったり男勝りであったりと人によって異なる面を見せるのだが、これは彼女自身が意識的に行った結果であり自分自身にすら本当の自分を把握できていない。

故に人生の目的に「花嫁修業」を掲げるようになる。すなわち、可能性を広げ、最高の自分になりたい。そしてそんな最高の自分ですら敵わないほどの最高の男の嫁になりたい。
自分を定義されても構わないと思うほどの最高の男を見つけ出し、「本当の自分」「最高の自分」を定義して貰いたい。そんな無理難題である。



◇戦闘能力
流派、玖錠降神流を伝える玖錠家の長子であり、その陽の術は漆と、天賦の才を持つ集団の中でも上位の領域にある。
素の身体能力を気力によって上昇させ、また肉体の剛化や高い回復力を主とする拳士。
また姿そのものが視認できなくなるほどの桁の外れた隠形の法を使用できるなど応用範囲が広い。





◇関連人物
壬生宗次郎
御前試合で闘った相手。後の殺し合い夫婦

天魔・母禮
蝦夷で最初で最後の交戦をした相手。








―太極―
紅楼蜃夢・摩利支天(こうろうしんむ・まりしてん)



玖錠紫織の「常に最高の自分でありたい」という渇望を具現化した求道型太極

その能力は「自らの可能性を無限に拡大する」 こと。紫織の放つ攻撃は当たった可能性があるならば当たり、彼女を攻撃しても当たらなかった可能性がある限り当たらない。

太極に至ったことで紫織自身が可能性そのものに変じているため、可能性の殺害による反動はほとんど皆無となっている。
故に紫織を傷つけるには絶対にかわせない攻撃を行うか、彼女自身が「傷つく自分が最良である」と判断するような状況(痛み分けなど)に追い込まなければならず、なおかつ当たった場合も被害を最小限に食い止められるため殺すことは非常に困難である。

その性質上、空間自体を攻撃に変質させる覇道神、特に「かもしれない」という可能性が入り込まない数理の神、明星には相性が悪い。
逆に言えば覇道神でもなければ紫織を殺すことは非常に困難。




◇詠唱

壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖 拾

布留部 由良由良止 布留部

ここに天の数歌 登々呂加志宇多比あげて 浮かれゆかまくする魂結の 聞こしめして幸給う

我が身に阿都加倍奈夜米流 夜佐加美安倍久病をば

いと速やかに伊夜志たまいて 堅磐に常磐に守りたまえ聞こえしたまえと

天の八平手打ち上げて 畏み畏み申す

唵・摩利支曳薩婆訶

唵・阿毘哆耶摩利支薩婆訶

鬼縛――隠身・三昧耶形・大金剛輪

ここに帰依したてまつる 成就あれ

――太・極――

神咒神威――紅楼蜃夢・摩利支天





◇技
陀羅尼孔雀王(だらにくじゃくおう)
自らの気を最大限にまで練り上げ、拳の一撃として炸裂させる紫織の十八番。純粋な気と力の融合技であり、直接的な攻撃力としては玖錠流の中でも最も高いとされ、紫織自身もこの技を好み多用していた。


陀羅尼愛染明王(だらにあいぜんみょうおう)
己の内にある欲望(特に愛欲)を気に変換し、爆発させる技。
愛が深ければ深いほどその威力は増すが、宗次郎と殺し合うまでは一度も使ったことがなかった。


大宝楼閣・善住陀羅尼(だいほうろうかく・ぜんじゅうだらに)
玖錠降神流奥義。いわゆる浸透勁の究極系であり、どのような防御をも素通りして狙った所に重層の大打撃を叩きこむという技。
太極と併用することでその破壊力は凄まじいものとなる。







宗次郎と触れ合ったことで殺し愛という形で互いをどこまでも高め合える可能性を自覚し、自己愛の法から脱することが出来た。










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最終更新:2024年11月10日 08:18