登録日:2014/04/08(火) 15:17:41
更新日:2023/09/11 Mon 15:52:08
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この項目では都市開発シミュレーションゲーム『
A列車で行こうⅣ』に登場する攻略マップについて述べる。
概要
『A列車で行こうⅣ』はオリジナルのPC版、PS版2作とマイナーチェンジを経るに従い、選択可能なマップが増加した。
特にPC版とPS版には一部のシステムで差異が存在し、
当時できなかったこと(地下鉄など)がPS版では可能となる等、求められる攻略が変化することも多い。
以下に登場したマップ全てを記述する。
マップ一覧
基本的にはPC版、『EVOLUTION』版、『GLOBAL』版全てのマップを網羅している。
PC版
読んで字の如く、練習用のマップ。
ある程度発展した右側の大都市と、いかにもな寂れた左側の街(村?)に分かれている。
しっかりと収益が確保できた状態なので、よほどムチャしなければいきなり倒産ということも無いはず。
まさに練習にうってつけのマップである。
残念ながらPS版には続投しなかった。
PC-98版ではヘイトカットが封印されていたため、立体的な街づくりが出来なかったが
XP復刻版では出来るようになっている。
海沿いの所々に埋立地が広がっている。
資材は工場のものを含めて大量に用意されており、平地の多さもあって開発の自由度は高め。
PS版では埋立地の形が大きく変わった。
川を中心に山地で構成されたマップ。
高低差が大きく、平地は少なめで結構難しい。
一見、完成されたようにも見える大都市。
しかし、実態はムダだらけの未完成も甚だしい欠陥都市で、明らかに利益にならない路線や子会社が散見される。
更にスタート時から500億円もの借金を抱えており、5年後に返済しなければならない。
とんだ尻拭いをさせられるハメになるとは……
利益が出るようにムダを徹底的に切り詰め、不要な資産を処分しなければ500億返済の目標クリアは難しい。
PS版では欠陥ぶりが加速しており、殆ど人のいない路線を5両編成フルの高速車両が走っていたりする。
閑散とした平地に、いっちょまえに道路や路線が敷かれているマップ。
それもそのはず、これから住民を呼び込まなければならないのだから。
資材は大量に用意されている。
PS版には引き継がれなかった。
その名の通り、埋立地にドドンと空港を建設することが理想のマップ。
いかにも「ここに建てて!」と言わんばかりに、ポツンと独立した埋立地があるので分かりやすい。
まずは現状の街が発展してから。
マップ左側になだらかな段差が広がっている。
デフォルトの路線からは結構離れた距離にあり、開発が少々不便。
そんな不満を受けてか、PS版では段差エリアが隣接して開発しやすくなった。
海の上に点々と島々が存在するエリア。
お察しの通り平地の面積が非常に少ないため、開発に難儀する。
PS版でも深い海溝のせいで地下鉄が敷きづらい。
PS版(EVOLUTION)
PS版起動時のデフォルトマップ。
右下・左上にそれなりに発展した都市が存在しており、間を挟むように高台が構える。
公式では入門用のマップと位置づけられているが、その割には少々難易度が高い。
おびただしい数の工場が林立するマップ。
更に港もあるので資材には一生困らないが、流石に供給過多である。
左上には未開発の森林地帯が広がっている。
一見普通の平地に思えるが、実際はベースの地面がすべて1段階上がった高台。
そのため地下への勾配は作れない(最初から地下であれば問題ない)、高架のレベルに制限があるなど、
開発上で色々な制約が存在している。
平地は多いので後はプレイヤー次第か。
マップ右側に遊園地やタワー、スタジアムといった子会社が密集しているエリア。
おかげで駅の集客率はナンバーワンだが、撤去出来ない公園も混ざっており自由度が低い。
他のエリアは手つかずの状態なので、開発するならこっちだろう。
また、初めから全社の株を購入した状態なので、必要に応じて売れば資金繰りも安心。もちろん売るなら株価の高い時に。
以下、『A列車で行こうⅢ』からの復刻マップ。
全体的に平らなマップで、適度に民家などが散らばっている。
そのためどこに路線を敷いても収益が安定し、自由に開発しやすい。
マップ下半分に広大な埋立地が広がっており、後述の明るい農村、未来都市計画に及ばないが比較的自由な開発が行える。
だが初期資金は平均的な額で、決して豊富とはいえないので無茶のしすぎに注意。
あちこちに小さい山が点在するマップ。
その名の通り、いかに景観を壊さずリゾート地に仕立て上げられるかが命題となる。
とはいえ人口を増やさないと話にならないし、資金も多くない。
本気で目指すとなれば、結構なジレンマに苦しまされるだろう。
小さい山と川がある以外、殆ど何もない平地のマップ。
人口が少なければ資金も少ないと、かなり難易度が高い。
地道に開発を進めていくことが大事。
離婚ストラクトではない。
「再開発」という意味で、路線も発展も中途半端な環状都市をどうやって立て直し、大きく発展させられるかプレイヤーの手腕を求められる。
三日月形の大きな湖が印象的である。
こちらも再開発が命題のマップ。
リコンストラクトと違って都市自体はすでに完成されており、これ以上開発の余地は殆ど無い。
後は残りの不備をどうやって埋めていくかが攻略の鍵。
全体の9割方が田園地帯、初期資金880億という色んな意味で凄まじいマップ。
土地と資金が豊富なおかげで全マップ屈指の自由度を誇る。
畑を残すもよし、思い切って大都市にするもよし。
ただし人口は少ないので、何にしろまずは増やすことから始めたほうがいい。
巨大な湖のそばに路線が延びているマップ。
モデルは日本最大の湖と知られる琵琶湖である。
意外と平地面積がやや少なめで、高台をうまく使えるかが重要になりやすい。
左下に発展した都市が、中央にものすごくでっかい埋立地が広がるマップ。
しかも全部自社の土地であるため、売り払うとかなりの金額になる。
ただし、その分初期資金はかなり少ない。
更に土地を持ったままだと資産税が馬鹿にならず、納税額が無駄に膨れ上がってしまう。
開発に応じて適宜売り払ったほうが楽。
長野オリンピックで湧いた当時の長野県をモデルにしたマップ。
確かにオリンピックを連想させる子会社は多いものの、起伏が激しく開発の難易度は高い。
マップ中央にかなり発展した都市が存在する。
環状線は放っておいてもなかなかの利益を出し、車両やダイヤグラムを通勤ラッシュ向けに調整すると更に基盤は安定。
後は手付かずなその周辺をどう開発するか……
ちなみにマップ右上は、何故か駅もない引込み線だけがポツンと存在する。車両は走っていない。
マップの9割以上が森林に覆われている。
国立公園と銘打っている以上、あまり自然の景観を壊さずに残したまま開発したいもの。
開発の難易度はかなり高いといっていい。
PS版(GLOBAL)
それぞれ実在の都市をモデルにしている。
中央の中洲に高層ビルが密集したオフィス街、その周りには住宅街が広がるマップ。
よく見ると既存の路線にはムダが多い。
また、人口こそトップクラスだが初期資金が少ない、更に資材が一切無いことに注意。
中央のサンフランシスコ湾を中心に街が広がっている。
開発面積がやや狭く、台地の利用は必須。
小都市で人口が多く、在来線の見直しを行えば利益が出る。
ただ、この在来線が妙に蛇行していたり、
ホームを増設すればいいものをすぐ隣に別の駅が建っていたりと、
どこか変なムダが多く散見される。
かなり入り組んだ、それでいて中途半端な都市。
これはゲーム当時のロンドンを忠実に再現した結果なのだが、やはりゲーム的にはいかんともしがたい。
思い切った再構築が迫られるマップである。
海峡に面した発展途上の街。
まあ現在のバンゴールがどうなっているかは知らないが。
人口も少ないが平地は多く、資金も多いので自由に開発できる。
もちろん大都市に発展させられる可能性はゼロではない。
現実では造船業や重工業の街として知られるグラスゴーだが、A列車の世界ではロンドン同様に中途半端。
(しかもマップの性質上、港を作っても船が来ない)
やはり大々的な再構築が迫られる。
路線よりも道路が多いという特殊なマップ。
住宅地を二分するように流れる川が特徴。
在来線のムダを見直さないと、あっという間に経費がかさむ。
大きな湾に面した港町
駅と路線の殆どが地下に存在しているが、なんにも車両が走っていない。
しかも、殆ど人のいない所に路線が敷かれている・・・
資材を確保した上で、どう有効活用できるかが問われる。
フランス2とは対照的に、地上の路線が一切使われていない。
だが人のいない所に路線を敷いている点は同じ。
全マップで最も駅が多いが、発展度合いがどこも今ひとつ。
中には全く発展していない駅すらある。
また、マップ外からの引き込み線が存在しないため、資材は既存の工場頼り。
3本の在来線がマップ中央で交差している。
中央部を除いた各駅はあまり発展しておらず、上側に至っては無人という始末。
ドイツ2同様に、中央部の都市だけが発展しているマップ。
やはり周辺の駅を活性化させることが急務になる。
ここからは我らが日本のマップ。
全体的に入り組んでおり、平地を上手に利用して開発したほうがいい。
もっとも、これは他の日本マップ全ての共通事項だが・・・
現実の関東平野と比べてかなり寂れており、房総半島に至っては民家すらない始末。
関東出身のプレイヤーほど思いが強くなるマップかもしれない。
上2つのマップよりも更に平地が少なく、難易度が高い。
計画的な都市開発が求められる。
隠しマップ
どちらもPS版から追加。
何のマップでもいいから資金1兆円を達成すると解禁される。
見渡す限り山、山、山ばかりのマップ。
平地が少なく、地上で開発可能な面積は大きく限られてしまう。
更に引込み線が存在しない事から、最初の資材を使いきってしまうと事実上ゲームオーバー。
プレイヤーの手腕が問われる。
『A列車で行こうⅣ』において最高難度を誇るマップ。
その名通り海に囲まれた巨大な島で、山脈以上に平地が少ない。
しかも人口は
たった1人。むしろその1人が誰なのか非常に気になってしまう。
TOKIOだって無人島の開拓に苦労しているのに、こちらは都市開発までしろというのだから無茶苦茶である。
山脈と同じく、最初の資材を使い果たすとゲームオーバー同然。
序盤は今までのマップとは勝手の違う攻略法が求められることになる。
真の上級者に向けた、アートディンクの挑戦状といっても過言ではないだろう。
追記・修正は無人島で1兆円を達成した人にお願いします。
- 無人島クリアしました(^O^) -- 名無し (2015-10-23 23:28:34)
- 無人島は、株で資金増やしてから開発しないと、詰みますよ。クリアした感想 -- natui (2016-03-22 14:50:04)
最終更新:2023年09月11日 15:52