破獄のマントラ ゾロ・ア・スター

登録日:2014/04/11 Fri 10:18:44
更新日:2023/10/02 Mon 17:40:42
所要時間:約 3 分で読めます





ワ…タシコソガ……カミダ…

破獄のマントラ ゾロ・ア・スター 光/闇文明 (9)
進化クリーチャー:オラクリオン/オラクル 12000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化ー自分のオラクル1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、各プレイヤーはバトルゾーンにある自身の、ゴッド、オラクリオン、オラクル以外のクリーチャーをすべて、好きな順序で山札の一番下に置く。
T・ブレイカー

《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

オラクリオンのなかでは唯一、有色である存在であり、また命名法則はオラクリオンではなくオラクルのものとなっている存在。
その実態もオラクル版《悪魔神ドルバロム》や《悪魔神王バルカディアス》といえるようなものであり、いわゆるリセットボタンクリーチャーの一種。
ただし他のカードと違う点として「破壊」ではなくデッキボトムへの送還なのでpigが発動しない点で勝る。オラクル教団の敵であったアウトレイジはpigでドロン・ゴーやシールド・ゴーを果たすためこちらのほうが都合がいい。

重いクリーチャーではあるがオラクルにはブロッカーも多いので時間稼ぎは余裕であろう。仮に難しいならば自然文明を混ぜたうえで、オラクル/スノーフェアリーを投入しておくといいだろう。《妖精の裏技 ラララ・ライフ》が使える。

問題としてはゴッド、オラクリオンを除去できない点か。ゴッドやオラクリオンには優秀なクリーチャーがたくさんいるため、これらを除去できないのは痛い。アシッドシューゲイザー…うっ、頭が

そんなことは今は重要なことじゃない

大切なことはこのクリーチャーは《策士のイザナイ ゾロスター》の変わり果てた姿だってことだよ!
一応アニメにも登場していたが、アニメで(イズモによって勝太たちを妨害するために利用される形で)登場した際、一度目はゾロスター自身がこのクリーチャーに変化しており、やや意識がおかしくなっていた。二度目以降はゾロスターの使役するカードになっていて、その際はゾロスターの意識は特におかしくはなっていない。

しかしアニメの設定は結構背景ストーリーのそれとは異なるのは日常茶飯事である。では肝心の背景ストーリーでの設定は?

ヨミとイズモを越えようとオラクリオン化したゾロスターは、神でも人でもない恐ろしいものとなってしまった。

…以上。どうしてこんな姿になったのかとか、そもそもどうして一度テスタ・ロッサに弑されてしまったゾロスターが復活したのかとか、そして背景ストーリーでこいつはなにをしたのかとか、そういう部分がまったく描写されていないのである。しかも上記のフレーバーテキストが書かれているのは《電脳無頼コバルト・ハルカス》。オラクルでもアウトレイジでもない。

一応背景ストーリーで幹部格にはいたらしいゾロスターであるが、オラクリオンを使役する形の彼からするとゴッド・ノヴァのヨミやゴッド・ノヴァ OMGのイズモには劣ることを自覚していたのだろうか。そしてそれを越えようと禁術にでも手を出してしまったのだろうか。彼の冠詞がゴッド・ノヴァ派と対立する「マントラ派」のそれであることにヒントがあるのかも知れない。

DMR-12のCMでは《無法神類 G・イズモ》、《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》、《絶頂神話 カツムゲン》と並んでこいつが登場している。だがこいつだけ上述の通り何をしたのかが不明であること、そしてなによりイズモ、ヨミ、カツキングと並ぶとは到底思えないゾロスターであることから、公式ですら「DMデッキ開発部」のメンバーが疑問視(というかメンバーによっては要約すると「誰得だよ」)している。

だが鳴り物入りでE3のデッキ「1stデッキ オラクル・ダッシュ」の顔になって登場しながらもアニメ、松本版「ビクトリー」、伊原版「ストーリー」、背景ストーリーのいずれでも不遇だったうえ、イラストレーターのかわすみ氏からもいじられたほどのゾロスターに、せめて当初ライバルキャラとして設定した以上輝いて欲しいという製作者の思いだったのかもしれない。コメディリリーフやいじりなどに使われあっさり殺された彼の末路がこの異形の悲しい姿だと思うと涙がでてくる。






ツ…イキコソガ……ウィキダ…

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年10月02日 17:40