テスタ・ロッサ(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/12/29 Mon 12:40:34
更新日:2025/02/04 Tue 13:31:20
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DM SR アウトレイジ アウトレイジMAX エグザイル・クリーチャー スーパーレア ツインパクト テスタ・ロッサ デュエル・マスターズ デュエル・マスターズ プレイス ヒーローバンク マジック マジック・アウトレイジMAX リア充 不屈!熱血!! テスタ・ロッサ 伊原しげかつ 勇気と知識 テスタ・ロッサ&アリス/「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」 名称カテゴリ 多色 多色クリーチャー 残念なイケメン 水文明 水文明のクリーチャー 火文明 火文明のクリーチャー 灼熱の斬撃 テスタ・ロッサ 灼熱の演奏 テスタ・ロッサ 灼熱の誓い テスタ・ロッサ 灼熱の闘志 テスタ・ロッサ 灼熱憤怒 テスタ・ロッサ 灼熱連鎖 テスタ・ロッサ 王来篇 紅き血の テスタ・ロッサ 赤い稲妻 テスタ・ロッサ





オラクルの真実を知った時、その血は灼熱となって少年をアウトレイジへと目覚めさせた!




テスタ・ロッサとは、TCGデュエル・マスターズ」に登場するクリーチャー。

エピソードシリーズ最終章のエピソード3で登場したアウトレイジであり、「テスタ・ロッサ」の名称カテゴリとして何種類も収録されている。


テスタ・ロッサ一覧


紅き血の(ザ・ヒート) テスタ・ロッサ C 火文明 (4)
クリーチャー:アウトレイジ 4000+
自分の他のクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時、そのターン、このクリーチャーは「パワーアタッカー+5000」と「W・ブレイカー」を得る。

オラクルからアウトレイジになった当初のテスタ・ロッサ。アウトレイジの墓地戦略を活かした能力を発揮する。
ブレイカーは重複しないがパワーアタッカーはいくらでも重複するので、パワーだけならがんがん上がる。
もっとも、クロスファイアやカツキングがいるアウトレイジでテスタ・ロッサで高パワーを狙うメリットはあまりない。

灼熱の斬撃(ジ・アグレッシブ) テスタ・ロッサ VR 火文明 (8)
クリーチャー:アウトレイジMAX 7000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。それが呪文であれば、このクリーチャーをアンタップする。
W・ブレイカー

MAXに覚醒し、擬似無限掌を得る。しかし効果の問題として呪文多用型のアウトレイジデッキでは《紺碧術士 フューチャー》のほうがより強力であり、こちらが採用される事例はあまりない。
無限アタックも《牙神兵ガンガン・マンモス》のほうがやはりアウトレイジと組み合わせて確立させているため評価が下がる。
一応、こちらはこちらでそれなりの強さではあるのだが、なぜかベリーレアでの収録であり、レアリティに見合っていないのではないだろうかと言われている。

不屈(ハートビート)()熱血(ヒート)!! テスタ・ロッサ C 水/火文明 (4)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが破壊された時、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
►自分の手札を1枚捨て、その後、カードを1枚引く。

お前はジョナサン・ジョースターか。再びコモンに戻ってきたテスタ・ロッサ。
《闘竜麗姫アントワネット》に比べると重いが、後述のカードで出せる点で差別化したい。

灼熱連鎖(ラスト・バーニング) テスタ・ロッサ SR 火文明 (7)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 6000
W・ブレイカー
灼熱ドロン・ゴー:名前に《テスタ・ロッサ》とある自分のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、自分の山札の上から5枚を墓地に置き、その後、その中からエグザイルではない名前に《テスタ・ロッサ》とあるクリーチャーをすべてバトルゾーンに出す。そのクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。自分のターンの終わりにそのクリーチャーを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
自分の他の、名前に《テスタ・ロッサ》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

コモン→ベリーレア→コモン→スーパーレアとよくわからないレアリティの変遷を遂げたテスタ・ロッサ。
ついにエグザイル・クリーチャーとなり、テスタ・ロッサ踏み倒しという能力を引っさげてきた。これによって既存テスタ・ロッサの価値が上昇することに。
……なのだが、そもそもテスタ・ロッサの絶対数が少ないため核に据えたデッキが組みにくいというジレンマがあった。
鬼丸やグレンモルトに比べて汎用性は著しく劣るのはご愛嬌か。

灼熱憤怒(ドラスティック) テスタ・ロッサ P 水/火文明 (5)
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000+
スピードアタッカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札からアウトレイジを1体捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引き、このターン、このクリーチャーのパワーを+3000し、「W・ブレイカー」を与える。 

超ブラック・ボックス・パック」に収録されたテスタ・ロッサ。
アウトレイジのディスカードによりパンプアップする。5コストのクリーチャーとしてはなかなか強力で、アウトレイジデッキとのシナジーも良好。
イラストは伊原しげかつ氏が担当。ちなみに灼熱憤怒している理由は「アリスがボコられたから」らしい。

赤い稲妻(サバイバル・スター) テスタ・ロッサ C 火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 2000+
バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。
相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。

とこしえの超人》や《異端流し オニカマス》に次ぐ軽量級踏み倒しメタとして登場。
それらに負けず劣らず強力なカードであり、登場早々に火の絡むビートダウンデッキにおける常連の立ち位置を確保した。

今までのテスタと違い青年のような見た目になっている他、言葉使いもなんか堅い。彼も成長したという事か。

勇気と知識(ブレイブ・ブレイン) テスタ・ロッサ&アリス P 水文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジMAX 2000
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」 P 火文明 (5)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。

とうとうアリスと一枚のカードに収まってしまった。リア充め……
手札交換能力は勿論、ツインパクトであるため《灼熱の斬撃》で捨てた際にアンタップでき、2コストという軽さもあって《灼熱連鎖》にも繋ぎやすい。
呪文面のスペックは淡白だが、状況に応じて使い分けられるツインパクトとしては及第点。焼ける範囲も結構広い。

灼熱の闘志(バーン・ザ・ハート) テスタ・ロッサ P 水/火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジMAX 2000
このクリーチャーが出た時、カードを2枚まで引く。その後、こうして引いた枚数と同じ数、自分の手札を捨てる。

《赤い稲妻》《勇気と知識》に次ぐ2コストのテスタ。
任意で手札交換が出来るが、注目すべきは2コストのテスタ・ロッサを最大12枚投入できるようになった事。
テスタ・ロッサ自体も8種類に増えた為、《灼熱連鎖》主軸の専用デッキ構築がかなり現実的なものとなった。

灼熱の演奏(フレイミング・ブレイング) テスタ・ロッサ C 火文明 (3)
クリーチャー:マジック・アウトレイジMAX 1000
スピードアタッカー
このクリーチャーが出た時、自分の手札からマジックまたはアウトレイジを1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。

エピソード3終了後の世界で、マジック・アウトレイジMAXとなってロックバンドを始めたテスタ・ロッサ。
往年の名カード《解体屋ピーカプ》に、手札の増える手札交換を得たカード。
事実上のキャントリップアタッカーであり、マジックの革命チェンジ戦略・アウトレイジの墓地利用戦略両方に合致する優秀なカード。


環境での動向


ガチ志向のプレイヤーからの評判はあまり良くない。
名称カテゴリとしての側面が強く専用構築でもなければ扱いにくいのである。もっとも、エピソード3は前後のシリーズに比べても汎用性より、よく言えば専用デッキでの爆発力を志向したデザイン(悪く言えば、他との相性をあまり考慮していないデザイン)が多いため、テスタ・ロッサだけの問題ではないが。

……というのがエピソード3時点での評価。
しかし時は流れ、王来篇で復活した《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》は踏み倒しメタとして【我我我ブランド】や【鬼羅.Star】、【モモキングRX】などの数ある環境デッキの初動メタカードとして大活躍。

アウトレイジの墓地利用戦略がクロニクルデッキでフィーチャーされたことで手札交換持ちの《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》も【墓地ソース】の初動として活躍するなど、それまでとは打って変わって環境デッキでもよく見る存在となった。

さらに、アビスレボリューション期ではテスタ・ロッサを4種16枚投入した【オカルトテスタ】とも言うべきループデッキも出現。
初動の2コストテスタ・ロッサから《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》の出し入れを繰り返し、最終的には溜まった墓地から《禁断竜王 Vol-Val-8》がEXターン条件を満たしたうえで登場する、というテスタ・ロッサ尽くしのデッキである。


デュエル・マスターズ プレイス


灼熱の誓い(ラスト・イグニッション) テスタ・ロッサ C 火文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 3000
破壊された時、自分のシールド1つを手札に戻す。 ただし、その「S・トリガー」は使えない。

プレイスにおけるゲームオリジナルのテスタ。
《ライラ・ラッタ》に類似したシールド回収を行えるが、いかんせんタイミングが悪いか。


背景ストーリー


エピソードシリーズから恒例になった「リア充枠」担当だが、E1のリュウセイ、E2の鬼丸、DSのグレンモルトと違い、背景ストーリー上での主役とは言い難い。

エピソード3

クロスファイアアリスパルサーと仲間になっており、設定上元オラクル教団の関連団体のメンバーであったことが判明している。

アウトレイジMAXやエグザイルの力を得て、カツマスターとブリティッシュの戦いに割ってはいろうとしたゴッド・ノヴァを食い止めることに尽力する。
このとき、テスタを援助するためにアリスは自らの力を全て開放する。
2人の命がけの行動に恩義を感じた《不死帝 ブルース》は最後の力で二人の友人、クロスファイアを復活させるのであった。

《戦慄の取引 ビッグ・パルサー》のフレーバーテキストによると、全ての力を出し切った2人はここで行方不明(あるいは戦死)となってしまったようだが……。
クロスファイアとアリスはDS世界でも存在を確認しているが、テスタ・ロッサは未だ顛末が描かれていない。

王来篇

《不死帝の黒玉 ジェット》によって蘇生され、まさかの十王世界にて復活*1
我欲の電磁に支配されたカツキングを救うべく、再び戦いに身を投じる。
電融王の座を奪われてコントロールを失っている様子を見て「カツキングが自分のために拳を振るっている」と解釈して不思議な喜びを感じ、弱体化していたこともあって撃破に成功する。

カツキングの魂こそ解放したテスタ・ロッサだったが、その後にかつての盟友のアリスや強敵だったゾロスターがディスタスに変貌した姿を見て失望。
そんな中で《未来覇王 ググッピー》と出会い、互いの恩人について語り合ったことで魂を救われたテスタ・ロッサはググッピーと英雄になるために同志の関係を結んだ。


メディアミックスでの活躍


伊原版

伊原版では更に詳しい描写があり、元オラクルの信徒(この時は髪を下ろしていた)だったが、その集会に現れたクロスファイアたちの自由な生き様に憧れると同時に、ゾロスターの残虐性(このときはまだ残酷なキャラだった)を見てオラクルをやめ、「真面目に不良を勉強し、しっかりとしたアウトレイジ」になることを誓う。

仲間のために命を懸けて行動する姿に多くのアウトレイジが心を動かされるが、同時に自分を拾ってくれた恩人のクロスファイアをはじめとした仲間を失ってしまう。

最後は自分がレイジクリスタルの力によって姿を変えイズモを倒し、その死に際のアドバイスに従い崩壊した世界を作り直す。

ヒーローバンク

伊原氏が両者のコミカライズを手がけた関係でヒーローバンクにもヒーロー着として出演。
もともとヒーローバンク自体が多くの企業のスポンサーから成り立っているゲームであるため不自然ではないが、デュエル・マスターズの代表格ではないテスタ・ロッサが出演したのは珍しい。
ちなみに、タイアップ企画でデュエマのクリーチャーがゲームに登場するのはロックマンエグゼ5にチップとして登場した《龍炎鳳エターナル・フェニックス》と《暗黒王デス・フェニックス》に続き3体目。「自身で操作できるデュエマクリーチャー」としてカウントすれば初となる。

開発時期の関係か「ザ・ヒート」と「アグレッシブ」以外はオリジナル技「ブラッド・ソード」「レッド・スマッシュ」となっている。
また流石に「マフィア」「ギャング」「ヤクザ」を元にしたなんて金儲けをイメージしたゲームでやらかすのがまずいからか、元の職業が不明となっている。
アウトレイジでは唯一、体の変形能力が3Dで見られる。


備考


プレイヤーからの扱い

人情に熱く諦めない心を持つという根っからの主人公気質なのだが、子供よりはむしろ背景ストーリーに囚われた大人に好評のようである。
特にアリスと絡まされることが多く、アリスに弄ばれたりアリスにいじめられたりアリスに甘やかされたりと言った妄想が繰り広げられる。つーかほぼアリスがらみばっかです。本当にありがとうございました。

2人の関係はリュウセイとプリンのような「姫と従者」ポジでもなく、鬼丸とモエルのような「(血の繋がっていない)妹分」ポジでもなく、ましてやグレンモルトとアイラのような「幼なじみ」でもない言わば「上司と後輩」といったもの。子供向けTCGの割にはなかなかアダルトな関係と言える。

キャラデザ

相方のアリス共々彼をデザインしたのは上記漫画も執筆した伊原しげかつ氏。
名前の由来は氏のX(旧Twitter)によると『青の騎士ベルゼルガ物語』のベルゼルガSSS-X テスタロッサとの事。
アリスの方は機体に搭載されたAIから取られており、ガンダムとボトムズで元となったジャンルは違えど二人は名前からして一心同体になる事を運命付けられた存在なのかもしれない。

見ろ!あれがWiki篭りだ!その追記・修正のたぎりは何人にも止められない!

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最終更新:2025年02月04日 13:31

*1 つまり死んでいたことが確定した