神聖アンタイブッダ帝国(ニンジャスレイヤー)

登録日:2014/04/21 (月) 13:54:00
更新日:2018/06/23 Sat 21:45:21
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◆はじめに◆

この項目は『ニンジャスレイヤー』物理書籍版『ピストルカラテ決死拳』のネタバレを含みます。
閲覧は自己責任重点でドーゾ。




















「ニンジャが救い!」

「ブッダが悪い!」


『ニンジャスレイヤー』第2部『キョート殺伐都市』内のエピソードの一つ『ガントレット・ウィズ・フューリー』に登場する組織。
神聖モテモテ王国神聖かまってちゃんも関係ない。

◆沿革◆

キョート郊外の山中にそびえる寺院『ボンジャン・テンプル』。そこでは数百人の修行僧たちが、創始者ボンジャン・シンイチの教えを守って厳しく自己を律しながら暮らしている。
ある時、修行僧の一人がニンジャソウル憑依によって破戒。テンプルを管理する大僧正や、テンプル内最強のバトルボンズ(戦闘に特化した僧侶)・ジャンタイを初めとする多くの僧を殺害し、宝物殿に備えられた秘宝「6フィートボー(棒)」を奪って野に下った。

それこそが、後の神聖アンタイブッダ帝国の創設者にして神聖皇帝・イヴォーカーであった。バトルボンズ時代の名を「グノーケ」という。

キョート地下第9層(キョートは観光地として成り立っているため、景観を損ねる工場や貧民街などは地下に建設されている。地下階層は1~14層までの逆ピラミッド状になっており、下がっていくに連れて住環境その他が悪化していく)に乗り込んだイヴォーカーは、第9層の全ヤクザ組織を力によって纏め上げ、神聖アンタイブッダ帝国を築いた。

現在は第9層のみを支配しているが、ゆくゆくはキョート全域を後述する神聖アンタイブッダ帝国の教義で満たすつもりでいる。

◆教義◆

ニンジャソウル憑依によってバトルボンズ時代の教えや修行が全くの無意味だと悟ったイヴォーカーは、ボンズも、彼らが敬うブッダも最低のクソだと思うようになった。
そして彼は、自分が屈服させたヤクザたちにいくつかの教えを説くようにもなった。

  • 普段から人々が崇めているブッダだが、本当は何の役にも立たない
  • ブッダは、人間を劣悪な環境に落とし込んであざ笑う、ゲイのサディストに過ぎない
  • ニンジャになることで、人は金・暴力・快楽を全て思いのままにできる
  • よって、ブッダを崇め悟りを開くのではなく、ニンジャになることこそが真実である

これこそが、イヴォーカーの掲げる神聖アンタイブッダ帝国の教えである。
それを端的に表現したのが、項目冒頭のスローガン「ニンジャが救い、ブッダが悪い」なのだ。

◆組織構成員◆

イヴォーカー

「ったく未熟者めが。ジゴク行きだ!正解は、ブッダがゲイのサディストだからだ!」
皇帝。組織の頭目として、自分が屈服させたヤクザ組織のオヤブン(リーダーの意)に禅問答を仕掛け、満足な答えを出さない者は殺害したり、全裸の女の体の上に並べたトロとバッファローのスシを食べるなどのマッポー的行為に勤しんでいる。

元バトルボンズだけあって戦闘技術は高く、「6フィートボー」を巧みに操り、ボーの奪還に来たボンズ・ニンジャのアコライト(かつての弟弟子でもある)を大苦戦させた。

マストドン

「ドーモ、マストドンです。お前ら、壁のシミになる。張り手でな」
スモトリヤクザ出身のニンジャ。どのようにしてイヴォーカーと出会ったかは不明だが、神聖アンタイブッダ帝国の戦士としてアコライトとニンジャスレイヤーを待ち構える。

元スモトリヤクザという経歴通り、張り手と突進攻撃を得意とする。
「ここで斃れるようではイヴォーカーには到底敵わない」とするアコライトと対決。アコライトのボンジャン・カラテに敗れ、ニンジャスレイヤーによってカイシャクされた。

マニプル

「古代ローマカラテは魔技。全身の骨を折り殺してやる」
強力無比とされながら未だ謎多き技・古代ローマカラテの使い手。
この後の戦いに備えてウォームアップがしたいニンジャスレイヤーと対決。かなりの兵であったようだが、その詳しい戦闘風景が描写されることはなかった。
+第3部にて明かされたイクサの真相
今まで秘匿されてきた古代ローマカラテについて詳細な描写がされたエピソード『ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ』において
彼とニンジャスレイヤーとのイクサの様子が遂に書かれる事となった。
戦闘開始直後にニンジャスレイヤーが放った突撃からの右腕によるポン・パンチ(崩拳の事)を古代ローマカラテ第一の構え「獅子の構え」
たやすくいなして極めるというワザマエを披露、当時はナラクが休眠状態だったとはいえニンジャスレイヤーを敗北寸前まで追いつめるという恐るべき実力を見せ付けた。ゴウランガ!
最終的には左足を掴んでのスクリュー回転関節破壊攻撃の勢いをニンジャスレイヤーに逆に利用されて空中に飛ばされ、
直後に三発のスリケンを投げつけられた。そこでニンジャスレイヤーの彼に関する回想は終わっており、その攻撃がトドメになったと思われる。

ファイアブレス

「悪いがボスはボンズがお嫌いでなァ……ブッダの象徴めかせて火炙りにし、惨たらしく殺してやる」
口から高熱火炎を吐くタイプのカトン・ジツの使い手。
炎に包まれた巨大な樽を投げる攻撃と、爆薬の詰まった樽を火炎で発火させ爆破する攻撃も使う。

火炎と爆発の波状攻撃でアコライトを苦しめたが、最後は闘志を奮い立たせたアコライトの秘技・ヘブンスルーキャノンを受けて爆発四散した。
クラッシュ・バンディクー』第1作の難関ステージ「ドラムかん ステップ」を思い出したヘッズも多いことだろう。

シースラッグ

「ブッダを呪え……お前にもそれが許されている。死にゆくものにも等しく与えられた権利だ」
キョート全域を実効支配する暗黒ニンジャ組織『ザイバツ・シャドーギルド』のニンジャ。
スパイとして神聖アンタイブッダ帝国に送り込まれたが、神聖アンタイブッダ帝国の教義に感化され、ザイバツと神聖アンタイブッダ帝国の二重スパイとなった。
青・黄マダラ模様のゲルに肉体を変化させ、相手にまとわりつき動きを封じるジツを持つ。

ニンジャスレイヤーを衰弱死寸前まで追い詰めたが、相討ち覚悟の捨て身の戦術によりジツを解かれ、とどめを刺された。

ヤクザボンズ

神聖アンタイブッダ帝国に取り込まれたヤクザ組織のレッサーヤクザ(末端構成員)。イヴォーカーによってスキンヘッドにさせられている。
イヴォーカーの命でアコライトとニンジャスレイヤーに絶望的な戦いを挑むが、半数が殺され、半数が生き残って崩れゆく神聖アンタイブッダ帝国から脱出した。

◆結末◆

アコライトとイヴォーカーの決戦の最中、イヴォーカーがアコライトの装備していたガントレットから出現した「聖なるブレーサー(手甲)」を奪い、装備。さらなる力を得るものの、ブレーサーの邪悪な力に精神を食われ、ブッダデーモン戦士めいた邪悪な異形の怪物と化す。
最後は駆けつけたニンジャスレイヤーに追い詰められ、残ったひとかけらの理性で神聖アンタイブッダ帝国の自爆装置を作動させると、いずこかへ消えていった。

かくして、神聖アンタイブッダ帝国は炎と爆発の中に潰えた。その栄光は、まさしく砂上の楼閣だったのである。

……その後、イヴォーカーは完全に理性を失ったまま第9層を徘徊するようになり、第9層の人々はおろかザイバツ・ニンジャまでも襲ってはその血をすすっていたが、討伐のため現れたダークニンジャによって殺され、ブレーサーを奪われている。


「冥殿は追記・修正を命じたが、聞き入れられなかった。ナンデ?」
「ア……アイエエ……」
「不正解!イヤーッ!」
「アバーッ!」打擲!即死!
「ったく未熟者めが。ジゴク行きだ!正解は、ブッダがゲイのサディストだからだ!」

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