真奈瀬晶

登録日:2014/07/28 (月) 07:38:17
更新日:2020/08/07 Fri 11:56:22
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「巻き込んだり、込まれたんじゃない。望んだんだ、あたしらが」


相州戦神館學園 八命陣』のヒロインの一人。
CV.磯貝まこと(PC版)/行成とあ(全年齢版)


主人公・柊四四八の幼馴染の一人。「きそば真奈瀬」の一人娘。

母親は浮気して家を出ていってしまったため、家族は父の剛蔵一人。
剛蔵をタコ親父とからかっているが、内心では父を深く愛している孝行者。

四四八には好意を抱いているが、距離が近すぎてよく分かっていない感じ。
四四八の朴念仁な態度にはイラつくが、何故イラついているのか自分でもよくわからない、みたいな。うむ、可愛い。


子供の頃から歩美をいじめていたガキ大将を返り討ちにしたり、栄光の脳天を村雨丸(木刀)で叩き割ったりしていた男勝りな性格で、現在も口が悪く喧嘩っ早いが、その実仲間の中で一番乙女。まあ他の連中は男湯を覗いてキャーキャー言ってるようなちょっと残念な奴らだし…

ついでにヒロイン一の巨乳。ええ、今作のエロシーンでパイズリがあるのは晶だけですとも。

四四八との付き合いで八犬士ごっこをしたりしていたので、八犬伝に結構詳しい。
本人的には犬塚信乃がお気に入りのようだが、四四八はむしろ義の心が彼女に相応しいと思っている。


ちなみに美的感覚は結構残念。
どのくらい残念かというとそばもん(やたら禍々しい巨大なクマの顔にそばをモチーフにした触手が生えたクリーチャー。そば切り包丁装備)をかわいいと称するくらい。鈴子の顔芸も気に入っている。



【パラメーター】


◆戟法
◇剛:5

◇迅:5

◆楯法
◇堅:8

◇活:9

◆咒法
◇射:6

◇散:9

◆解法
◇崩:4

◇透:4

◆創法
◇形:4

◇界:1


合計:55


【基本能力】

楯法の活と咒法の散が飛び抜けて高く、これを利用した回復を得意とする。
自分のみならず他者まで回復できるというのはかなり珍しい資質。作中で晶以外にこの芸当を行ったのは盧生である四四八と甘粕くらい。
しかし晶の回復能力は本人の性質も合わせて高い効果を発揮する天性のもののため、資質変動でステータス的には晶の楯法を上回った四四八でも晶ほどの回復は行えない。


【武器】

四四八の形で作ってもらった帯。そばもんの触手ではない。
四四八のイメージとしては包帯。相手を雁字搦めにする拘束具にもなり、また晶の楯法を咒法で飛ばすためのイメージとしても機能する。
晶的には羽衣という名前を付けたかったらしいが、それを聞いた途端四四八と鳴滝ですら笑いを堪えるのに必死になり、他の面子には容赦なく爆笑されるという事態が起きたため結局帯のままになった。


【急段】


「あなたが私を疑っても、私は何も隠さない―――あなたが大切な人だから」

――急段・顕象――


「犬川荘助――――義任!」




◆犬川荘助義任

晶の急段。我欲・利得を顧みず他人のために尽くせる心、正義を堅く守る意思、仲間との絆を大切に思う義の心を象徴する夢。

元々晶は剛蔵の影響で大切な人を守りたいという思いを強く抱いており、それが楯法の資質にも現れていたが、聖十郎の急段によって倒れる仲間たち、花恵の破段で傷ついていく人間、聖十郎の急段によって全てを奪われていく四四八、そして誰よりも癒しを求める柊聖十郎という男。
そんな彼らを癒したいという思いを強く抱いたことで晶が至った夢。

その効果は回復。やっていること自体は前と同じだが、その規模と速度は段違いに跳ね上がっており、その気になれば町一つを無機物から人心に至るまで一瞬で完全に回復させることもできる。

協力強制の条件は「相手が癒しを求め、晶がその相手を癒す事に合意すること」。

非常に簡易な条件であり、簡単に発動できる上にその効果は折り紙付きという回復技としてはこの上ないレベルの急段。


ただし、この急段には「相手が求めた癒しの分だけ回復効果を与える」という特性がある。

これは本来であれば何の問題もない。むしろ負傷の度合いによってより高い回復効果をもたらすことが出来る特性と言える。

しかし、自分の身の丈を超えて過度の癒しを求める者にはむしろこの特性は毒になる。

例えば、柊聖十郎の場合。

彼がこの急段を受けた場合、その体の病は全てが癒され、思わず「く↑ぅきがうまいぃぃ」とテンションを上げてしまうくらい完全な回復が行われる。

しかし聖十郎は自分にとってあまりにも魅力的な、それこそ奪い取る寸前までいっていた盧生の資格を一瞬忘れ去ってしまうほどに羨ましいこの能力を欲さずにいられない。

そしてその止めることのできない癒しへの渇望が過回復を引き起こし、体が自壊していくことになってしまうのである。

誰よりも癒しを求める男は、その強すぎる渇望故に正しく癒しを受けることが出来ない。何とも皮肉、いや、因果な話である。


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最終更新:2020年08月07日 11:56