鳴滝淳士

登録日:2014/08/15 Fri 00:11:11
更新日:2023/01/06 Fri 14:55:04
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相州戦神館學園 八命陣』の登場人物。
CV.秋山樹(PS版)/鶴岡聡(CS版)


主人公・柊四四八のクラスメート。

強面な外見に加え、いくつもの喧嘩沙汰を起こしているため、クラスメートのほぼ全員から恐れられている。
ただし、売られた喧嘩を買っただけなので本人から仕掛けたことはないらしい。

実際はただ無愛想なだけで内面は思慮深い好漢。何の前触れもなく邯鄲に入った状態で、襲われている四四八達を見るやいなや即効で助けに入るくらいの漢。
四四八や幼馴染の鈴子はその内面を承知しているため、普通に話しかけている。他の面子(特に栄光)も最初はビビっていたがすぐに打ち解けた。

仲間内では四四八と並んで常識人でツッコミ役。四四八がたまにアホになる事を考えると一番の常識人と言えるかもしれない。




■関連人物



初めて対面した時から苛ついて仕方がない存在。
仲間達が彼女に信頼を向ける中、ただ一人敵視している。
その内面を知ってからは「頭空っぽのバカ女」と侮蔑しているが、何故か放っておくことが出来ない。そんな相手。


あらゆる意味で対極であり、同じものに焦がれる相手。
その思想や態度の何もかもが気に入らない男であり、幽雫も同じ感情を鳴滝に向けている。


同じ戦真館のメンバーで、幼馴染。
度々いがみ合っているが実のところは仲がいい、喧嘩友達のような仲。
なお、互いに相手のことは恋愛対象としては完全に「ない」らしい。





【パラメーター】




◆戟法
◇剛:10



◇迅:4



◆楯法
◇堅:10



◇活:5



◆咒法
◇射:1



◇散:1



◆解法
◇崩:4



◇透:4



◆創法
◇形:3



◇界:2




合計:44



【基本能力】


現実でも屈強な肉体を持ち、戟法の剛と楯法の堅という肉体強化の夢が共に最高値。
ただし、それ以外の夢が軒並み低いため白兵戦に特化している分それ以外のことが出来ない極度の近接戦闘型。
能力の総合値も戦真館の中でも最も低いが、これは単純に才能がないというわけではなく、それだけ夢に傾倒していない事の表れと言える。恐らく夢ならではの力が弱いのもそのあたりが関係していると思われる。



【破段】


「軽く見てんじゃねえぞ…」


「俺は、俺にとって、この世の何より重いんだよォォッ!」


名称不明。

百合香のみを絶対の存在とし、彼女に向ける己の愛に比べれば全てのものは軽すぎるという幽雫の夢に対する怒りから淳士が至った破段。

その能力は「己の質量の増大」。
自分を重くするというただそれだけの能力である。

ただし、その上昇率は凄まじく、この夢を借り受けた四四八は質量を3000倍まで上昇させた。

この上昇率を淳士に適応させた場合、実に255tというそこらの巨大ロボットとか目じゃないくらいの質量を持つことになる。
その質量で攻撃を繰り出せば普通に殴るだけでミサイル並の威力をたたき出せる上に、その質量はそのまま防御録にも直結する。
しかも、そこから更に戟法と楯法で己を強化し、高速戦闘が可能だというのだから白兵戦においてはほぼ反則級の能力と言っていい。


元となっている夢は「自分はこの世の何より重い」というもの。

一見すると悪人がよく持つ「俺の命は地球より重い」的な論理と一緒に見えるが、淳士の場合はその逆。
自分を信じられない人間に出来ることなどたかが知れている。自己を愛し誇りを持たなければ他者と向き合うことなど出来ないし、自分を信じている奴等に顔向けできない。
つまりは仲間の為に強くあろうとする心。己を高めることで仲間達の信頼に応えようとする願いを意味する。

幽雫の思想とは真っ向から反発する思想から生まれたこの能力は、その効果まで正反対のものであるが、同時に淳士だけが幽雫と肩を並べて戦えるという事でもある。
彼らの関係をそのまま表した能力と言えよう。







以下ネタバレ









実は淳士は辰宮百合香に惚れている。

記憶を失っている状態でもその想いは残っており、意味もなく苛ついているのは何で自分がこんな馬鹿に惚れなければならないんだと無意識に感じているため。

百合香を馬鹿だと思っているが、放っておけない。自分にそんな面倒くさい感情を持たせる彼女が鬱陶しくて仕方がないが、だからといって消えてなくなられるのは耐えられない。
なんだこのツンデレ

ここら辺の経緯は詳しく語られず、淳士自身もこの感情を持て余し気味なため、惚れた理由は解らない。
多分ダメな奴ほど放っておけないみたいな感じなのではないだろうか。


邯鄲の中では淳士はこの感情を否定していたため、全力を出すことが出来ず、結果的に幽雫との前哨戦は敗北に終わった。

栄光が野枝への愛を忘れている状態では全力を出せなかったように、自分の心から目を逸らしているようでは全ての力を出し切ることなど出来はしないのだ。
そもそも淳士の夢は自分に誇りを持つこと。だというのに自分自身から目を背けているのだからフルに力を発揮できなくなるのは当然である。


そしてその感情を自覚し、幽雫への反発は恋敵への敵愾心も含まれていたという事実を認めたことで精神面での遅れを取り戻し、ここに惚れた女の運命を決定する二人の漢の最後の勝負が始まるーーー


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最終更新:2023年01月06日 14:55