百五十三代目三面拳

登録日:2014/08/28 (木曜日) 19:16:16
更新日:2024/11/20 Wed 00:13:33
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百五十三代目三面拳とは『曉!!男塾』の登場人物。

目次

◆概要

かつて、男塾で戦った「男塾三面拳」の後継者達。ソドム七福神軍団を撃破した獅子丸達と「三面寺」で相対する。
「骨相撰術」によって中華十億の民から選ばれ、姿形は先代の三面拳と瓜二つだが、月光を除き非情な性格をしている。
なぜ彼らがソドムに協力しているのかは不明。

◆月光

男塾三面拳・月光の後継者。三面拳最初の刺客として「四怨嘆の間」で待ち受ける。
先代と同じく生来の盲目で、棍を使った攻撃を得意とする。「趨滑襲」や「無明察相翫」といった奥義を継承しており、新たな技として「鬆天流趨」を会得している。
三歳の時に骨相撰術で三面拳に選ばれた際、母と引き離されたという過去を持つ。
その実力で黒須信長を苦しめたが、信長が自分と同じく母と生き別れた身であると知り戦いの中で過去を吹っ切ると信長を認め道を譲った。
当代の三面拳の中で、唯一人間味に溢れた人物で信長を圧倒しながらも「才ある若者をこのまま葬っても良いものか」と思案しながら戦っていた。

鬆天流趨(すてんるすう)
辵家究極奥義。体色をの三原色の斑模様に変え、周囲の風景と同化する事で姿を消す。居場所を悟られない為に攻撃は素手で行う。
中国拳法の奥義は星の数程あれど、その究極のひとつ。この奥義を修得するにはそれぞれの色の溶液の入った壺に三年ずつ、合計九年間入りつづけ食事や排便もその中で行われなければならない。
ちなみに、先代の月光は怒りと共に身体を強化する「怒粧墨」を施していた。

四怨嘆の間(しえんたんのま)
月光が待ち受ける部屋。
四方の壁に仕掛けがあり、炎が吹き出る「灼」の壁(丸い穴)、鋭い棘の飛び出す「棘」の壁(三角の穴)、壁一面が強力な接着剤になった「粘」の壁、
そして一噛みで巨象をも絶命させる(お約束)毒蛇が無数に隠された「牙」の壁(四角い穴)がある。



◆雷電

男塾三面拳・雷電の後継者。「沙梵玉の間」で悟空と戦う。
先代と同じく卓越した体術の使い手で右足の靴に仕込んだナイフで攻撃する。仁義を重んじる先代と違い、自分の戦いは生きるか死ぬかと語り自分の配下の猿達をあっさりと手にかける非情さを持つ。
悟空の「猿尾扇風衝」によって敗北し、命を落としかけたが猿達の懇願によって救われ改心した。
しかし、次に待ち受ける飛燕によって蛍の餌にされ殺害されてしまった。

槃旒双體(ばんりゅうそうたい)
三匹の猿を自分の影武者に仕立てる。悟空の実力を試すために使用。

鼯鼠旋(ごそせん)
大往生流秘奥義。ムササビのように幕を張り、空を自在に移動する。

沙梵玉の間(しゃぼんぎょくのま)
雷電が待ち受ける部屋。床一面が針の山で、その上に浮かぶ三面寺秘伝のガスが入った無数の巨大なシャボン玉に乗って戦う。



◆飛燕

男塾三面拳・飛燕の後継者。当代三面拳最強と言われる。三面拳最後の一人として「燐慧光の間」で獅子丸と戦う。

思慮深い先代と違い、仲間である雷電を見せしめのため殺し、獅子丸の師でもある「李老師」を奥義書を奪うために殺害する等、当代三面拳の中でも最も冷酷非情な男
李老師から奪った「鞏家兜指愧破千歩氣功拳」や雷電の骸を操る「闇頽吐怒」、先代の技の上を行く「鶴嘴万本」で獅子丸を追い詰めたが、
最後は怒りで巨大化した鞏家兜指愧破千歩氣功拳を受け、壁をぶち破って海に転落した。
獅子丸の父・剣桃太郎と何やら因縁があったようだが不明のまま終わった。

闇頽吐怒(あんでっど)
三面拳秘奥義。死体をまるで生きているかのように操る技。
その正体は中国福建省に生息する巨大な九紋竜蜘蛛(くもんりゅうぐも)を調教し、その糸で操ると言うもの。

鶴嘴万本(かくしまんぼん)
鳥人拳究極奥義。先代の「鶴嘴千本」の上を行くと言う。鶴嘴万本乱射角では刃鋼線に当てることで反射させ相手に命中させる。

燐慧光の間(りんけいこうのま)
飛燕が待ち受ける暗闇の部屋。
部屋の中には人喰い蛍人喰冥骸蛍(じんしょくみょうがいぼたる)が放し飼いにされており、さらには部屋の中一帯に刃鋼線が張り巡らされている。
人喰冥骸蛍はわずかな出血にも反応して襲いかかってくるため最新の注意が必要となる


骨相撰術(こっそうせんじゅつ)

中国には古来、この世には自分と同じ顔を持つ人間が七人存在するという生活思想がある。
そして、その七人は顔だけではなく性格・才能・運命までもが同じであると考えられている。
これを基にある分野に素質のある者を顔の造作から選び出すというのが「骨相撰術」である。
この三面拳の場合は、才能はともかく性格には先代と大きな違いがあることから
もしかしたら似てはいるが微妙に違う骨相の持ち主なのかも知れない。

「男塾外伝 伊達臣人」では『魁』三面拳の先代である百五十一代目が登場した。
こちらでは雷電が悪の道に走っている。


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最終更新:2024年11月20日 00:13