ブラコ星人

登録日:2014/11/07 Fri 22:55:57
更新日:2025/02/16 Sun 21:36:50
所要時間:約 2 分で読めます





ウルトラセブン』の第22話「人間牧場」に登場した宇宙人
別名:宇宙怪人
身長:2メートル
体重:170キログラム

概要

宇宙の果てでオレンジ色に輝くブラコ星から大円盤部隊でやってきた宇宙人。
人間で言う腰の位置に顔があり、巨大なトウモロコシのような奇怪な頭部をした不気味な姿をしている。
地球にやってきた目的は、ブラコ星人の食料である胞子が地球の女性の皮膚でよく繁殖するためにそれを利用して「人間牧場」を作ることである。
胞子を植えつけられた人間は、皮膚の色が緑色に変色して体から染色体が急激に減少し、わずか15時間で死に至る。助けるには土星の鉱石に含まれる放射線アルファ73を照射するしか方法はない。
怪力の持ち主で、動物程度なら簡単にひねり殺すことができ、ダンも肉弾戦では敵わなかった。
他にも催眠術で相手を気絶させられる他、劇中では未使用だが敵を痺れさせるフォッグ光線を吐くことができるとされる。

ブラコ星人の大円盤部隊は、大量の円盤で敵を包囲するのを得意としており、武器は火花状に拡散する砲撃や格子状に展開して対象を捕獲することができるビーム。この捕獲ビームは、セブンでも助力無しで脱出することはできなかった。

アンヌ隊員の友人であるルリコを襲って胞子を植えつける。さらには地球防衛軍の基地に侵入し、アンヌ隊員をも犠牲にしたがキリヤマ隊長によって射殺される。
死体を検死解剖した結果、目的が女性を利用した胞子の繁殖にある事を突き止められる。

海上を捜査していたウルトラホーク1号が、上空に集結する円盤部隊を発見・交戦し、大量の円盤から放たれる砲撃でホーク1号や駆けつけたホーク3号を苦戦させる。

ルリコやアンヌを救うため土星に向かおうとしたセブンを各円盤からのビームによって捕らえ、連れ去ろうとする。
しかし、捕獲したセブンもウルトラホークの撹乱戦法によって解放され、土星への進行を許してしまう。円盤部隊もホーク1号によって壊滅し、襲われた女性達も無事救出された。

余談

本作では画面が突然セピア色や緑色になる場面があるが、これは被害にあった女性の目線からの映像を再現しているのだと思われる。

過去には別名が「海棲宇宙人」となっていた時期もあったが、現在は「宇宙怪人」に変更されている。
作中では円盤群が海中に潜んではいたもののブラコ星人が海棲の生命体だという描写は全くないため、無難な処置であろう。

デザインは成田亨。「スマートでない、不愉快な宇宙人」がコンセプトとのこと。

大伴昌司氏の怪獣図鑑によれば、ブラコ星は蓄えられた水が全てオレンジ色に染まっており、宇宙から見るとオレンジ色に輝いているらしい。
前述の「海棲宇宙人」の旧別名も、ここら辺の設定を基にしたのではないかと推測される。
図鑑の解説では、ブラコ星人の胞子は「赤いゼリー」と解釈され、ブラコ星でゼリーの出来が悪くなってきたため新たな苗床を求めて地球侵略を断行したとされている。
ウルトラシリーズの怪獣グルメと言えばツインテール辺りが真っ先に挙げられるが、果たしてブラコ星人の赤いゼリー状の胞子が地球人の口にも合うかどうかは……定かではない。



追記・修正は、ブラコ星人の胞子を食べてみてからお願いします。

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最終更新:2025年02月16日 21:36