マジェコンヌ(超次元ゲイムネプテューヌ)

登録日: 2014/11/10(月) 22:03:31
更新日:2023/08/30 Wed 12:08:24
所要時間:約 8 分で読めます




超次元ゲイム ネプテューヌ」シリーズの登場キャラ。声優はたかはし智秋
作品の立ち位置はそれぞれ異なるので分けて説明する。

無印

ゲイムギョウ界の先代の女神様。イストワールとは何億年もの時を共に過ごしていた。
イストワール曰く、ブランの性格はマジェコンヌ譲りらしい。
頑固で中々話したがらず、悪ぶる時はいつも本音と逆の事を言う(つまり天邪鬼)らしい。
また、イストワールに本の状態で殴られて悲鳴をあげたこともあり、更にはトゥルーエンドで2度目の戦闘の後、
「…まだだ!!まだ終わらん…ラスボスではよくあることだろう!第三形態だッ!!」
という台詞を言い放った事から、どこか子供っぽい部分がある点ではネプテューヌにも似ている。



画像出典:超次元ゲイム ネプテューヌ
開発・販売元:コンパイルハート
発売日:2010年8月19日

かつて長い間下界を治めてきたが、治め続けるのに限界を感じ、イストワールとともに4女神を創りだした。
(力を4人に与えたのは二人ではあるが、外見についてはイストワール一人で創りだしたらしく、既に原型が出来たことについてはマジェコンヌは驚いていた)

しかし、

「今、神界はとても不安定な状況にある…。四人の女神が、それぞれに大陸を有し好き勝手に造り変えている!!
下界の人々は、女神の気ままに振り回され苦しみに喘いでいるのが現状だ…。
他の女神たちを倒せ!全ての女神を倒し、今一度下界と神界を統一するのだ…!!
下界の人々を混沌から救うには、それしかない。
全ての女神を倒した時!神界は初めて、お前を真の女神と認め…下界の守護を委ねるだろう」

と、4女神に吹き込み、数千年に及ぶ「守護女神戦争」を開戦させた。
(ネプテューヌは彼女自身の正義感を付け込まれた様子。後に後悔している)
その後、大陸とリンクしているイストワールをプラネテューヌに封印し、覚醒させないよう「鍵の欠片」を下界に4つ隠した。

ネプテューヌが下界に落とされた後は下界を暗躍し、ラステイションでは大手企業アヴニールを利用し国の壊滅を、
リーンボックスでは「宣教師コンベルサシオン」としてなりすまし協会と貴族の同士討ちを図り、
ルウィーでは魔王の使いユミニテスとして暗躍してモンスターを溢れかえらせようとした。
しかしネプテューヌ一行に阻止され、イストワールも救出された。

その真の目的は、「守護女神戦争を起こしつつ、その影響で不安定になっているイストワールの力を得て完全な女神になる」という事。
上記のゆえか、マジェコンヌは彼女自身の力不足を感じているようで、またネプテューヌからは
「史書(=イストワール)の力で書き換えるんじゃなくて自分の力でやりなおそうよ!!」
と言われていた。
しかし、魔王ユミニテスという架空の魔物を広めた代償で世界征服に夢中になってしまい、ドラゴン型のラスボスである「真 マジェコンヌ」へと変貌してしまう。
ネプテューヌはマジェコンヌの心配をするが、時既に遅し、ネプテューヌ達にやられて消滅してしまう。

この作品ではユミニテスへの畏怖を力とする事で復活が出来る事や、下界での暗躍のために偽物を作り出すこと、
前述の回想シーンでは女神らしく下界への干渉を促す力ももっていた。

ネプテューヌからは「マザコング」「マジェっち」など呼ばわりされていたが、当然ながらマジェコンヌからは快く思っていない。

Re;birth1

無印リメイクであるRe;birth1では、リメイク作でありながらシナリオが大きく違い、マジェコンヌの設定も違う。
先代の女神を倒す為に集結した4勇者の仲間である人間であり、彼女特有の相手の能力を得る力(カービィのような力)を使って女神の討伐に成功する。
しかし、普通の人間に女神の力は反動が大きく、心身ともに蝕んでしまい悪女と化してしまう。

無印同様イストワールを封印し戦争を起こさせ、ラステイションのガナッシュと組んではラステイションやルウィーを荒らし、
リーンボックスでは「宣教者コンベルサシオン」と偽り架空の存在「魔王ユニミテス」を広めてそれを具現化しようと、ネプテューヌの毒殺をイヴォワールに勧める等、
原作以上の暗躍を見せる。
プラネテューヌではその魔王ユニミテスを実際に創造し、更にネプテューヌの力を奪い、4勇者の武器を奪うべく4女神の力を使って偽物を各地に作り混乱を起こした。
その企みが阻止され、魔王ユニミテスが倒された後に神界での決着となる。
戦闘は通常のマジェコンヌ戦→真 マジェコンヌ戦の2連戦となる。

トゥルールートでは「マジェコンヌは4女神に誤った道を歩んで欲しくないと思いわざと悪女になったのでは」と考えたネプテューヌとの1対1の後、1年間行方不明になる。
そして人間だった時の姿に戻り帰還した。



画像出典:超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1
開発元:アイディアファクトリー/コンパイルハート
発売元:コンパイルハート
発売日:2013年10月21日

その後イストワールと話し合い、これまでに重ねてきた罪を一緒に償う事を約束した。

ちなみに守護女神戦争における詳細は数千年から数百年に短くなっており、またネプテューヌが記憶の復旧を断ったためにマジェコンヌの詳しい動機が不明になっている。
(4女神に戦争を起こさせた経緯・マジェコンヌ自身の苦悩等)

mk2

作品ページの記事を参照。この作品では一個人として登場せず、専ら組織名及び邪神の名前に流用されている。
ちなみに、その作品の犯罪神は後述の「V」や「激ノワ」、真・マジェコンヌでは更に「U」の次世代鬼にモデルが流用されている。


V

七賢人の一人として登場。デザインこそ無印を意識した物となっているが、出自は不明となっている。
(元々「mk2」や「V」とでは女神のあり方が大いに違うため。
 無印においては上記の経歴もあって神話上・創作上の女神に近かったが、mk2以降では国の首相に近い存在でデスクワークが多いなど一般的な女神のイメージから離れている*1
キャッチコピーは「帰ってきた」となっている。

他の七賢人は女神への依存を無くす事を目的としているが、マジェコンヌのみ女神の抹殺を目的としている。
別次元の女神であるはずのネプテューヌを執拗に追うが、その理由はマジェコンヌ自身もよく分からないらしい。




画像出典:神次元ゲイム ネプテューヌV
開発・販売元:コンパイルハート
発売日:2012年8月30日

少女時代のアイエフをさらうがアイリスハートに返り討ちにされてしまう。
その際彼女によってマジェコンヌの表情が顔文字になるという目も当てられない状態にされてしまった。ご愁傷様です。
もっとも、マジェコンヌからも嫌々言いながら子供をさらい、
更に言えばアイリスハートが幼少アイエフにトラウマを植え付けるほどのオーバーキルをマジェコンヌにやらかしてしまったので、
ネプテューヌ一行からも心配の声が見られた。

戦闘モードでは前述の「mk2」の様に真・マジェコンヌ→犯罪神マジェコンヌとなっている。
(前作とは逆であり、また激ノワとは順番が同じである)
また、ネプテューヌの嫌いなナスを使って「ナスコンヌ」へとモンスター化した事もあった。

トゥルールートでは茄子畑を切り盛りしている描写が見られる。
茄子に何かしらのパワーや魅力を感じたらしく、それによってネプテューヌを打倒すると彼女は思っているらしい。
続編の「VⅡ」では直接の登場はないものの、ストーリー序盤のネプギアによると、神次元のマジェコンヌは改心しているらしいことが語られている。


メガミラクルフォース

ネプテューヌを敵視しているのは相変わらずだが、メインが大きい方なのであまり関わってこない。どちらかというと屋台とか経営している印象が強い。
また、屋台で営業中は女神への敵視も鳴りを潜めて普通に商売を行い、むしろ救出に協力してきたりと純粋な敵としての出番は少ない。
というか、ネームレスとエクスという胸糞度抜群のクズがおり、敵役としてのポジションはこちらが担っている。
なお、真っ当な呼び方をした際に「そこはいつも通り微妙に間違えてほしかった…」とぼやく辺り、名前を弄られる掛け合いについては案外楽しんでいるのかもしれない。
超強化された敵と戦うソウルバトルでは主要ボスの一角を担い、オートバトルの難易度が上から2番目に位置する面倒な相手。状況次第では3位のジャドウと入れ替わる可能性があるものの、難易度トップのザンクと最下位のメリー・エニー・メリーは桁が違うので不動。*2


関係者?

クロム

勇者ネプテューヌの登場人物。声優はたかはし智秋
凛とした女性で、白いロングヘアが特徴。タロットを武器とする。
声が声なのとマジェコンヌが変装して暗躍した過去があるため、人によっては大いにいぶかしまれたが終始味方。
記憶を失ったネプテューヌたちのことを知っているらしいが、その素性を明かしてはくれないミステリアスレディ。
四女神終結後に加入し、ベールより攻撃寄りのマルチアタッカーとして活躍する。必殺技は女神のそれを凌駕する。
マジェコンヌと関係ないようだが、実はその容姿はRe;Birth1で登場した通称「綺麗なマジェコンヌ」そっくり
デンゲキコの雑誌インタビューにてそのことを突っ込まれるが、そもそも彼女はマジェコンヌという名前自体に覚えがないらしい。
一方、件のマジェコンヌの写真を見せられた際は正体不明の動揺に見舞われたりしている。
+ 正体
先代女神「クロムハート」で、四女神の生みの親。つまり、無印時代のマジェコンヌの設定を引き継いでいる。
一方で、上記の通り決して敵対することはなく、先導者として見守っている。
女神の力は既に四女神に引き継いでしまっているため女神化はできないが、イベントをこなすことで女神化せずにそれ相応の力を引き出せるようになる。逆にすげぇ。
曰く「最初の3Dゲーム機」で、いずれの国にも属さない。
それらを踏まえると、ソニー・任天堂・Mcrosoft・セガのいずれでもないパナソニック製の初の3Dゲーム機「3DO」がモチーフと思われる。
根拠の一つとして、3DOのゲームの中にタロットカードが存在していることが挙げられる。
ちなみに、クロムとはギリシャ語で「色」であり、つまり色を名前に持つ女神たちの生みの親らしい名前と言える。

フィリン

勇者ネプテューヌの登場人物。声優はたかはし智秋
こちらはめっちゃロリ。言動も容姿相当で、演技の幅にはびっくりである。
敵対組織「シルクワァム」の首領であり、その可愛さからすさまじいカリスマ性を持つ。
クロムのことが大好きで、執拗に探し回っている。
悪いことにわがままさや残酷さも子供相当であり、作中ではえげつない行為をいともたやすく行った。
一方、その外見に似合わずすさまじい戦闘力の持ち主で、力が半減しているとはいえネプテューヌたち4人でも相手にならないほど。
+ 正体
女神。元々はクロムと暮らしていたが、色々すれ違いの結果、現在の状況に。
変身することはないが、それでも高い戦闘力を持つのはシェアがほぼ独占状態であるためと思われる。
名前からは分かりづらいが、3幹部のうち2人がファミコン時代の技術、もう1人がファミコン時代からあるゲーム名をそれぞれ並べ替えたものであることからファミコンの女神と思われる。
フィリンという名前は、ファミリーコンピューターから文字を抜き出したものと考えられる。

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最終更新:2023年08月30日 12:08

*1 更に言えば、Vの神次元の女神は「女神メモリー」というアイテムを使って人工的に人間から女神になっている

*2 面倒な理由はオートで対応しづらい全体盲目付与の存在故。ジャドウは一撃死もありうる強力な攻撃スキルが厄介だが、耐えられるならオートはしやすい。