オニバンバ

登録日:2014/12/14 Sun 21:43:11
更新日:2025/02/04 Tue 03:10:33
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ちくしょう!来年もまた来るからな!
それまで覚えていろよー!!




オニバンバは『ウルトラマンタロウ』の第44話「あっ!タロウが食べられる!」に登場した宇宙人


【データ】

別名:きさらぎ星人
身長:57m
体重:3万t
声:笠井ひろ


【概要】

節分にがいじめられることを憎らしく考えているきさらぎ星人が変身した姿。
その名の通り鬼のような姿をしており、豆が苦手。
何で日本独自の文化である節分の権化のような奴が宇宙に居るんだ」と疑問に思うかもしれないが、それに突っ込む事は『タロウ』という作品では最早野暮ってもんである。
一応、日本の鬼と姿形が似ているのは全く偶然……らしい。

武器は手に持つ金棒と口から吐く炎。また、炎の他に口から糸を吐いて光太郎を豆の中へ閉じ込めて次郎少年に食べさせようと企んだ。

日本の節分に自分達と似た姿の鬼がいじめられる事を憎らしく思い、宇宙人でありながら人間に味方するウルトラマンタロウを人間に食べさせて殺そうと企む。なんでや。
次郎少年を襲って光太郎を誘い出し、豆の中に閉じ込める事に成功するが近くにいた所を発見されて投げられた光太郎の入った豆を金棒で殴ってしまい脱出されてしまう。
登場したタロウに金棒を奪われて圧倒され、とどめに豆を投げつけられて戦意喪失。
金棒で殴り飛ばされて「来年また来るからなー!」と捨て台詞を吐きながら地球から追い出された。


なお、「来年また来る」と言っていたものの、翌年1975年2月頃にはタロウは地球から去っており、その頃は円盤生物活動していた時期であったため、既に地球はオニバンバどころの問題では無かったのであった……。
内山版だとまだ地球にいるけど)


◆きさらぎ星人

【データ】

別名:鬼面宇宙人
身長:160cm
体重:80kg
演:笠井ひろ

【概要】

老婆の姿で悪いことばかりしている宇宙人
人間に味方するウルトラマンタロウを裏切り者として憎み、抹殺しようとする。
この状態でも口から炎を吐くことができ、その時には顔が鬼の仮面のようになる。

巨大化する事で上述のオニバンバへと変身するが、何方が本来の姿なのかは定かでは無い。

派生作品

ウルトラ怪獣かっとび!ランド


第8巻「アックスボンバー!キングかあちゃん!!」に登場。
“地獄の夢先案内人〟の異名を誇るUKKL(ウルトラかいじゅうかっとびランド)女子プロレスチャンピオン。必殺技は「スクリュースピンぐるぐるドリル落とし」。

レッドキングの母・レッドママがパートで始めた女子プロレスのデビュー戦相手
非常に気弱で臆病な妻の為に対戦を断りに行ったレッドパパを全身包帯姿にしてしまった。

なお、デビュー戦がいきなりチャンピオン戦になったのは本来の対戦相手が命が惜しくて逃げたため。

レッドキングの母親だけに力は十分ながら、このままではレッドママの命が危ないとウルトラマンたちは彼女を特訓。仮想相手として最恐の宇宙マンモスを動員したり立派な墓石を準備したりする。
当日は本物に変わってレフェリーについてヒイキを行うことを計画。しかしチェーン代わりに渡されたナースはオニバンバを恐れるあまりに逃走。場外攻撃をするも効果は薄く、レッドママのみならずウルトラマンたちが生贄のように差し出したことで息子のレッドキングの命も危うくなる。
ウルトラマンは切り札としてゴキネズラに来てもらい、レッドママが最も恐れるゴキブリを召喚させるが、オニバンバはレッドママによって恐怖のあまりに首を絞め上げられるとそのまま振り回してゴキブリを追い払う武器として使用されてしまい、当初の予想と異なりオニバンバは自分の命の危険を感じるのであった。
ちなみにゴキブリを撤退させられるゴキネズラは真っ先にレッドママの犠牲になりました。


◆余談

  • オニバンバのデザインは島崎尭司。デザイン画では金棒のブロップに「硬質ウレタン」と指示書きされているのが確認できる。

  • 書籍では老婆姿をきさらぎ星人、怪獣形態をオニバンバと紹介しているが、劇中で明確な区別をして呼ぶシーンは存在していない。

  • 直接の再登場では無いが『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』にて「きさらぎ星」の名前が登場。
    「彗星まんじゅう」なる食べ物を生産しているらしく、順番待ちで手に入れるのに200年先まで掛かる大人気商品らしい。
    バリガイラーはこれが大好物であり、ヒュドラムはバリガイラーに対して「ユザレ誘拐が成功した暁にはきさらぎ星特産の彗星まんじゅうを1000年分進呈する」と交渉材料に使用していた。
    (勿論作戦に利用するためのヒュドラムの嘘だったが)

  • PSPソフト『ウルトラマン Fighting Evolution 0』では怪獣スピリットの中にオニバンバが選抜。
    使用効果は「節分の日に全ステータスがパワーアップする」という事実上効果が発揮されるのは1年に1日しかないという何とも頓珍漢かつ超ロマン技な内容。
    ……が、逆を言えば節分の日に限ってはどのスピリットよりも万能な効果になりうるため、PSP本体の日付を弄ってしまえば……。

  • 二郎を演じたのは、次作『ウルトラマンレオ』で梅田トオル役の新井つねひろ氏。今回は肉親を失うことはなかったが……。ちなみに、次作では鬼女の姿の宇宙人に妹が狙われている。


追記・修正は歳の数だけ豆を食べてからお願いします。

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最終更新:2025年02月04日 03:10