闇の巨人(ウルトラマントリガー)

登録日:2021/07/31 Sat 01:40:00
更新日:2021/09/15 Wed 12:15:46
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さぁ、ここから情熱的に行くよ。

いよいよ我が好敵手と決着を付ける時か!!

エクセレント!
ま、私は2人より100年早起きして待っていましたけどね。






3000万年前に成し得なかった悲願を今……

エタニティ・コアを“闇”の手に!!

画像出典:ウルトラマントリガー 第3話「超古代の光と闇」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京



闇の巨人とは、ウルトラシリーズに登場する、闇の心を持つ強大な存在。

本項目では『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場するカルミラダーゴンヒュドラムについて取り上げる。



概要

『ウルトラマントリガー』の世界において、かつて3000万年前の地球に存在した超古代文明を破壊し封印された闇に属する3人の巨人達。
ウルトラマントリガーによって封印され、地球外へと追放されていたが現代に復活し、「エタニティ・コア」なる存在を狙って地球と火星で暗躍を開始。
彼らの復活を皮切りに地球で怪獣事件が活発化し始める。

シズマ財団が発掘した超古代文明の石版に闇の巨人達を記した絵が描かれていたため、既にその存在は予見されていた。

身を潜めている普段の時はどこかの海底をアジトにして作戦会議を行なっている。
生活するには見るからに滅茶苦茶不便そうである。


最大の特徴は全員がトリガーの元である『ウルトラマンティガ』に登場した闇の巨人がモデルということであり、名前や姿も酷似している。
平成初期の頃のデザインを流用しつつ、各所を令和の時代に合わせてモダナイズしたような感じ。
ティガの3巨人はウルトラマンのように素体部分が目立つデザインだったが、トリガーの3巨人は素体よりも装飾部分を目立たせている。

ケンゴを導く謎の少女・ユザレとは何らかの因縁があるようであり、彼女を執拗に狙っており、
OPでも涙を流すユザレの瞳の中に彼らの姿が映っている。



【闇の巨人たち】

『ティガ』の闇の巨人たちとは異なり、人間態での姿を持たない。
その為、人間サイズまで縮小して暗躍を行うことも多々ある。


妖麗戦士 カルミラ




あたしに会うために人間を取り込んで復活したのかい?
随分情熱的じゃないか!




画像出典:ウルトラマントリガー 第1話「光を繋ぐもの」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京



☆プロフィール

身長:49m
体重:3万9千t

CV:上坂すみれ*1
スーツアクター:安川桃香


闇の三巨人の首領格を担う悪女。
『ティガ』における愛憎戦士 カミーラに相当する。
宇宙空間にて石化され漂っていたが、偶然小惑星が激突したことで現代に復活を果たした。


執念深くて残忍な女戦士で、ねっとりとした低音ボイスから発せられる姉御肌口調は俗に言う「女王様」を彷彿とさせる。
口癖なのか、何かとつけて「情熱的〜」という言葉や表現を使う特徴がある。

短気で直ぐに手が出る暴力的な人物でもあるが、ダーゴンの封印を解いてやったり暴走したヒュドラムを制止したりと、仲間に対しては面倒見の良い一面もある。少なくとも相手の人間態が別人だと分かった上でトリガーに愛情をぶつけているので、カミーラより冷静。
また、トリガーにこっぴどくやられたヒュドラムに対して傷を刺激してからかったりする等、仲間に対してはお茶目な一面も持ち合わせている。


どこだい? どこが痛いんだい?
やめてください!
ほらほら、えい♪ えい♪
やめろ! しつこいな! もう!

かわいい。

トリガーには復活直後に彼の名を叫びながらヒステリーを起こし、周囲の隕石に八つ当たりする、復活直後からトリガーを探して火星に向かう等、並々ならぬ執着心を抱いており、その執着さはもはや愛憎の域に達している。
また、ケンゴをトリガーへ導いた謎の女性・ユザレのことも知っている模様。
後に第4話にてユザレがトリガーと共に闇の三巨人を封印した張本人であることが判明する。

パワーはダーゴン、スピードはヒュドラムに劣るが総合的な戦闘力は三巨人の中では圧倒的に高い。


【カルミラの技】

  • カルミラバトン
専用武器も兼ねた発光体で、中央部を持って回しつつ敵に打ちつけ高速回転させることで旋風を放つ。

  • カルミラウィップ
光線を氷の鞭に変えて操る技で、遠距離でも攻撃が可能。





剛力闘士 ダーゴン




我ら3000万年の時を経て再び相まみえた!

いざ尋常に……勝負ッ!!




画像出典:ウルトラマントリガー 第2話「平和を守る力」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京



☆プロフィール

身長:62m
体重:6万8千t

CV:真木駿一
スーツアクター:桑原義樹


赤と黒、銀を基調とし、強固な鎧を身に纏ったかのような屈強な巨人戦士。
『ティガ』における剛力戦士 ダーラムに相当し、デザイン上原典よりも一回りゴツい。
実際に纏っているのは鎧らしく、動くたびに「ガチャガチャ」と音が鳴る。
頭はまるで鎧兜のようにも見えるデザインで、歯軋りした鬼の顔の様に見える。顔が某昭和ロボットアニメの主人公機にそっくり

とある惑星で何故か上半身が地面に埋もれたままの状態で封印されていたが、カルミラに叩き起こされる形で復活した。
封印直前にウルトラヘッドクラッシャーでも受けたのだろうか?

剛力闘士の異名の通りに怪力自慢の戦い方を好むパワーファイターで、着地しただけで地面にクレーターができ、着地点が大惨事になるほど。
粗暴で粗野な性格かつ生粋の戦闘狂であり、トリガーを「我が好敵手」と呼び自身のライバルとして、卑怯な戦い方を嫌い相手との互角の勝負を望む。
初登場時はギマイラとの戦いで疲弊したところで戦闘開始してしまったが、これに関しては単純にタイミングが悪かっただけで、弱みにつけ込むような卑怯なことは何一つしていない。
それどころか初戦でトリガーが力尽きて姿を消すと、自らも一旦引き下がり、トリガーが回復した頃再び戦いに来ている。
しかしカラータイマーが赤のときに戦闘を仕掛けたのはカラータイマーの意味を知らなかったのか、テンション上がりすぎたのか…

しかし、トリガーと戦うために躊躇なく街を破壊しておびき出そうとするなど闇の巨人らしい非情な一面が垣間見える。
一見すると脳筋キャラだが、他の2人が何かとキレやすい危ない性格であり、2人の抑え役を意識した立ち回りが目立つため、相対的に見れば3巨人の中で最も冷静で常識人なのはダーゴンである。そのため、視聴者の中にはその苦労人っぽさから「ダーゴン"さん"」と「さん」付けで呼ぶ人も多い。
相手から思わぬところで反撃を受けて予想外の事態が発生した場合、他の2人だったらすぐにキレるが、ダーゴンの場合はむしろその闘志を評価して自ら引き下がる場面すらある。

第5話でユザレの覚醒を促す目的でユナを追いかけた際に、ユナから不意打ち気味のビンタと共に「私たち人間は絶対に負けない」と啖呵を切られて以降、一人で何か思いふけるような態度が増え始めた。何か思うところがあるのだろうか……?

中の人の名前が、漢字は違うが某デュナミストと同姓同名であるため、一部の視聴者にそれをイジられたりしている。
当然だが、ザ・ネクストとの関係は一切無い。


【ダーゴンの技】

  • ファイアビートクラッシャー
一度腕を組んだ状態から右斜めの直線を描くようにして腕にエネルギーをチャージ。
その腕で地面を叩き、敵に向かって直進する火柱を発生させる。
動きはまんまダーラムのファイアマグナム。




俊敏策士 ヒュドラム




エクセレント!懐かしいですねぇ……トリガー。

さあ、優雅な戦いを楽しみましょうか!




画像出典:ウルトラマントリガー 第3話「超古代の光と闇」より
©円谷プロ、「ウルトラマントリガー」製作委員会・テレビ東京



☆プロフィール

身長:57m
体重:5万2千t

CV:高橋良輔*2
スーツアクター:永地悠斗


青と白を基調とした巨人で超スピードと狡猾な策略を得意とする。
『ティガ』における俊敏戦士 ヒュドラに相当する…のだが、他の2人が原典の面影をそれなりに残した姿をしているのとは打って変わり、彼の場合は殆ど別人。
カラータイマーのような発光器官は左胸にあり、どことなくウルトラマンナイスのよう。*3
カルミラやダーゴンとは違って本編開始時には既に封印が解けていて、2人よりも100年も早く目覚めていたらしい。


俊敏「策士」という異名が付くように、ストイックな武人肌なダーゴンと違い相手の感情を逆撫でするような卑怯な戦法を好む。
他の2人が超古代語しか喋れないのに対し、彼は声帯を弄ることで直接日本語を話し、ケンゴ以外の人物とも意思疎通ができる(声帯をチューニングする際には複数の怪獣の鳴き声を合わせたような音が鳴るのが特徴)。
基本「エクセレント」が口癖であり、紳士的な性格をしているが……



エクセレントじゃねぇなぁ!!

俺は、お楽しみを邪魔されるのが、宇宙一嫌いなんだよォォォ!!!


感情が昂ぶると冷静さを欠いて残忍かつ粗暴な本性をさらけ出し、口調も荒くなり一人称が「俺」に変化する。
その凶暴さはカルミラから「アンタがキレるとこの星(地球)が滅ぶ」と称され、パワー自慢のダーゴンですら羽交い締めにするのが精一杯で2人掛かりでなければ抑えられない程。

飛行能力や超スピードによる空中戦を得意とするが、直接的な戦闘力はそこまで高くはない模様。
といってもトリガースカイタイプと終始互角以上に渡り合って優勢を保ち、上述の「キレたら地球が滅ぶ」発言等、あくまでも「基礎戦闘能力がずば抜けている3人の中では」という意味かもしれない。
ぶっちゃけ現時点の描写では「これで戦闘力がそこまで高くないって嘘だろ」なレベル。


実は3巨人の中では最も謎多き存在。
というのも、前述の通り100年前に目覚めたのであれば他の2人を起こさず100年もの間どこで何をやっていたのか?という疑問が残っているため。
実際問題、リシュリア星人イグニスは彼に故郷を滅ぼされたと思しき過去を持っており、両者の間には何かしらの因縁があると思われる。


【ヒュドラムの技】

  • ダガーヒュドラム
右腕に装備している短剣。

  • ヒュドラスト
ダガーヒュドラムから放つ突風。




【闇怪獣】

闇の巨人が召喚・使役する闇の怪獣達。
両目が通常の怪獣と違って赤い色に染まっているのが特徴。
ゴルバー、ガゾートは『ウルトラマンティガ』に登場した怪獣、もしくはそれが直接のモチーフになった怪獣である。


超古代怪獣 ゴルバー


暴れな、ゴルバー!

カルミラ配下の闇怪獣でゴルザとメルバが融合したかのような怪獣。
火星にてカルミラに召喚され、トリガーの石像が眠る遺跡を破壊しようと進撃を開始した。
劇中の活躍は該当項目を参照。



変形怪獣 ガゾート



エクセレント!覚醒を促す良い方法が分かりましたよ。
その身に危険が迫ればいいのですね!

ヒュドラムが大量のクリッターを集めて融合・誕生させた配下の怪獣。
主に空中戦を得意とし、スカイタイプにチェンジしたウルトラマントリガーと互角の勝負を繰り広げた。
ヒュドラムの支配下になった個体ではあるものの、クリッターの共食いの習性は残ってしまっていたのか、自身を攻撃したGUTSファルコンを「トモダチ」と呼んでいた。


破壊暴竜 デスドラゴ


カルミラが『トリガー』世界の『始まりの怪獣』である破壊暴竜デスドラゴを地底で発見し、闇の力を注ぎこんで配下にしたもの。
姿こそ通常時と変わっていないが、角から放たれる電撃は青白いものだけでなく赤黒いものも発せられており、戦闘力も強化されている。
劇中の活躍は該当項目を参照。

惑星破壊サタンデロス


肩書上は闇怪獣ではないものの、ギガデロスを改造したのがヒュドラムであり、サタンデロスの出現は彼の差金だった為便宜上ここに記載。とはいえ、「目が赤くなっている」「闇の巨人に手を加えられた」という点では闇怪獣カテゴリに入れてもいいのかもしれない。
ギガデロスの分身能力は失われているものの代わりに強固なバリアを会得しており、生半可な攻撃は通らずトリガー・マルチタイプ必殺のゼペリオン光線ですら小さな穴しか開けられない。
しかしバリアを維持しつつ活動するのは1時間が限度で、一度休眠すると23時間のチャージに入る。


【余談】


  • ダーゴン役のスーツアクターさんはパワー系怪獣やマッチョなウルトラマンでお馴染みの桑原氏。
    一方でカルミラ役の安川氏は新人にも関わらず抜擢された。動きの良さと170cmの長身が決め手だったらしい。ヒュドラム役の永地氏は前作のウインダムに引き続きスーツアクターとしてレギュラー出演となる。

  • 女性のスーツアクトレスと男性スーツアクターで互角の立ち回りを見せるのは男女の身体能力の差もあってそれなりに難しい演出なのだが、撮影技術の向上やそれに伴う殺陣技術の向上に伴い、ティガの頃よりも更に見応えのある複雑な動きになっている。

  • その雰囲気から「令和のドロンボー一味」と言われているとかいないとか。
    その他、その色合いから「ブル・グリージョ・ロッソ(闇の湊家)」だのフーマタイガタイタス(闇のトライスクワッド)」とも「闇の信号機トリオ」などと散々な言われようで開始早々愛されている。(ニコニコ動画でも案の定OP冒頭や「命に勇気を灯せ今」のシーンがこれらのコメントで埋まる。)



追記・修正は3000万年前の仲間と仲良く封印が解かれてからお願いします。

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最終更新:2021年09月15日 12:15

*1 上坂氏は本作で特撮作品初参加。そして数少ない悪役での出演となる。

*2 高橋氏は『SSSS.GRIDMAN』『超星艦隊セイザーX』などの作品で円谷ファンや特撮ファンにはお馴染みの役者であるが、悪役での出演は今回が初めてとなる。

*3 ナイスは『ティガ』再放送時に一緒に放送されていたミニ番組なので、意識したものなのかもしれない。