バスターアーク

登録日:2014/12/19 (金) 07:35:16
更新日:2023/07/09 Sun 21:19:13
所要時間:約 ? 分で読めます





「それでもいいけど…訓練の時のようにはいかないわよ!!」



バスターアークとは、ゲームAnother Century's Episode 2』に登場する人型機動兵器。搭乗者はマリナ・カーソン。


◆機体解説
ストーリー内に置いて幾度となく主人公たちアルビオン隊を襲撃する謎の機体。
この機体の乱入によってアナベル・ガトーの大気圏離脱を許してしまったり戦艦ナデシコにまんまと逃げ切られたりしている。
しかしこちらの妨害をするだけではなく、デラーズ・フリートによるコロニー落とし阻止したりと行動に不可解な点が多い。


ホワイトカラーのガンアークとは違って淡い赤色基調となっていて、より生物チックな流線形のフォルムとなっている。
両肩の大型バインダーもより鳥の翼に近い形状となっており、ゲーム中ではなんと上昇時に羽ばたく。
ガンアークと同様にハイマニューバ形態への変形も備えている。




◆ゲーム中での性能
作中最強候補の一角である。
初期段階でガンアークと同等以上の機動性重視のバランス型の能力を誇り、そして何より武装の大半が凶悪すぎることで有名。
加入時期がクライマックスとはいえ初期能力の段階でも十二分にその力を発揮し、ぶっちゃけこの機体でのプレイはベリーイージーモードに等しい感覚である。
その実力はACE2内で鬼性能を発揮するネリー・ブレンやファルゲンといったなだたる強豪機体と肩を並べるか、もしくはその上を行くと言っても過言ではない。


◆武装解説
  • アークライフル
バスターアークのメインウェポンにして、本機体の凶悪さを物語る鬼畜武器の一つ。
連射式のガンアークのライフルと違って、複雑な軌道を描く拡散式のホーミングレーザーを発射する。
威力、連射間隔、弾数、誘導性能といった全ての面において申し分ない能力を誇り、ミッションではこれを適当に撃ってるだけでもなんとかなる場合が多い。

  • トランスユニット
周辺に小型のユニットを発射した後、バスターアーク本体から放ったビームを反射させて攻撃する。
敵の死角からの攻撃を可能とするも、ライフルの方が優秀すぎて正直地味だったりする。

ガンアークと同様のふくらはぎの部分に設置されたミサイルランチャー。
ガンアークの物より威力が上がっており、重複ロックも可能となっている。

  • 乱射
マリナの得意とするライフルの回転乱射。本機の凶悪武器その2である。
弾が非常にばらける為遠距離ではまず当たらないが1発辺りの威力と発射数が常軌を逸しており、敵機体に密着してから発射すればそれはもうエライことになる。
その破壊力はノイエ・ジールやら再生能力100%状態のデビルガンダムやらを瞬殺出来る程。

  • アークライフル(デコイ)
敵のロックを引きつける特殊な光弾を発射する。その場で静止し続けるが時間経過か敵の攻撃によって爆発しダメージを与える。

  • アークブレード
白兵戦用のビームブレード。本機の場合左腕に内蔵された物を使用する。

  • ガーディアン
衛星とリンクすることにより放たれる超遠距離からの極太ビーム砲。一発こっきりのガンアークとは違い三発まで使用可能。
発車直前までは完全に無防備になるものの、その威力は凄まじいの一言でありどこぞのラピュタ王もビックリである。

\見ろぉ!人がゴミのようだ!!/

4段階までのチャージが可能であり、最大まで溜めると機体自らを砲身とした更に強力な射撃を行うことが出来る。しかし、一発撃つ度にダメージを負うので多用は禁物。
また、衛星の砲撃が届かない地球圏外や屋内では使用が出来ない。


◆劇中での活躍

以下、ネタバレ含む。



















物語の序盤に唐突に現れアルビオン隊を強襲。タックはその機体の動きから搭乗者が死んだはずのマリナではないかと考える。
そしてナデシコ追撃の際にパイロットが判明。タックの予想通り機体に乗っていたのはマリナであった。


そして物語中盤の潜水艦占拠や防空基地占拠事件から、元UCE科学者であるアルバート・ライネンとの関わりが疑われ始める。
その際にトリントン基地を強襲しマリナのガンアークを破壊した自律起動兵器の姿も確認され、マリナの死亡自体が最初から仕組まれたものであったことが判明する。


そして散発的な襲撃が繰り返される中、物語終盤に味方であった筈のバルクホルツが裏切り、マリナの協力者であったこどが判明。
アルビオン隊はバルクホルツの隠れ家を襲撃し彼の機体であるフェザーアークカスタムを撃破するも、何故かマリナはその場を離脱してしまう。


そしてゼントラーディの艦隊が地球の眼前に迫る最中、バスターアークが単機でアルビオン隊を強襲。激戦の末に彼女を回収することに成功。
パイロットのマリナやニナの調査、残されたバルクホルツのメッセージから全てが判明する。


アークシリーズはそもそもアルバート・ライネンが提唱した外宇宙勢力から地球圏を守る防衛システムであり
UCEによって計画が頓挫させられた後も、実子であるバルクホルツがその計画を密かに受け継ぎ進めていた。


アークシリーズに搭載されたガーディアンシステムは戦闘を繰り返す度に経験を積み、砲撃の稼働率や射撃精度が上昇するようになっている。
マリナが散発的に戦闘を仕掛けていたのもこの成長機能を活かす為であった。


そしてガーディアンの最終機能、それは全てのガーディアン衛星をアークシリーズの機体に集約し、巨大な砲撃を放つというもの。
その威力はゼントラーディのような数千万規模の艦隊にすら対抗しうる力であったが、代償として機体が耐え切れずにパイロットが確実に死亡する。
加えてその最終機能の使用リミッターに[赤]アークシリーズの機体が一機だけになる[赤]というものが課せられている。


マリナが襲撃の際に執拗にタックにガンアークを放棄するように促していたのも、この最終機能のリミッターを外し、自分が犠牲となって地球圏を救うためであった。
しかし投降した際にタックの説得を受けてその考えを改め、バスターアークを駆って共に戦い抜くことを誓った。


次作のACE3時点では本機がどうなったかは全く以て不明である。
ガーディアンシステムも凍結され、マリナもガンアークを駆って参戦していることから破棄された可能性が高い。勿体無い事だ。
(とはいえこんな機体が続投していたらACE3の難易度が著しく低下していた可能性が高いが…)






追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年07月09日 21:19