メテオ・ドラゴン(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/01/24 (土) 21:04:06
更新日:2024/01/15 Mon 21:38:48
所要時間:約 5 分で読めます










大地に落ちた空は、竜の姿となった。




概要

全身の武器ひとつひとつが、国すらも滅ぼす力を秘めている。

メテオ・ドラゴンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

DM-01 第1弾に目玉のスーパーレアとして収録された。
DM-18「ベスト・チャレンジャー」にも再録されている。

DM-01の目玉の一つであるアーマード・ドラゴン

スペック

メテオ・ドラゴン SR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
パワーアタッカー+4000
W・ブレイカー

DM-01のスーパーレアにありがちな準バニラのファッティクリーチャー。

パワーアタッカーの上昇値は+4000となかなか大きい。
上昇中はパワーが10000となり、現在の基準で見ても完全に馬鹿にはできないパワー。
一応攻撃中のみは、DM-01で最高パワーを持つ《光輪の精霊シャウナ》を殴り倒せる。

ところがどっこい、こちらのカードを見てほしい。

咆哮するグレート・ホーン SR 自然文明 (7)
クリーチャー:ホーン・ビースト 8000+
パワーアタッカー+2000
W・ブレイカー

……お分かりいただけただろうか。

文明色と種族こそ違うが、メテオ・ドラゴンの上位互換的なスペックになってしまっている。
しかもこのグレート・ホーンは、メテオ・ドラゴンと同じDM-01のスーパーレアクリーチャーである。

このようにメテオ・ドラゴンは、DM-01の時点で既に微妙な立ち位置と言うしかない。
そんな状況から、初期環境でもそこまで多くは使われなかった。
そして環境のインフレ化により準バニラは通用しなくなり、現在では完全に見かけることは無い。

このように腐っても初期のスーパーレアなのに酷い扱いになってしまっている。
DM-01の同じ火文明であるスーパーレアの《クリムゾン・ワイバーン》には実用性で完全に劣る。
さらにベリーレアの《ボルシャック・ドラゴン》には人気度で劣ってしまっている。

とは言え、人気が無いという訳では決してない。
イラストも非常にカッコイイし(というか数少ない評価点)、フレーバーテキストなども高い人気を誇る。
登場当時から何らかのリメイク化を望む声も少なからずあるが、あまりそういった機会には恵まれていない。

派生カード

隕襲電融 メテオスナイパー UC 火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/リキッド・ピープル 9000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが攻撃する時、自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。

20年近く経過してようやく出現したメテオ・ドラゴンの直接的な関連カード。
しかし、その存在は《アクア・スナイパー》とディスペクターとして融合した歪んだ姿だった。
外観はアクア・スナイパーの面影は薄く、メテオ・ドラゴン側の要素が強くなっている。

能力はEXライフとアタックトリガーによる手札交換を兼ねたドローを行う。
能力的にはインフレの進んだ王来篇のドラゴンとしては弱く、ドロー要員としても連ドラ系のデッキに入る性能ではない。
ただし、火としては貴重なEXライフによるシールド追加が出来る点や初の火単色リキッド・ピープルという点などの珍しい要素が多く、今後何かしらで光る可能性も残されてはいるかもしれない。

関連カード

アルティメット・影虎・ドラゴン P 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 6000+
パワーアタッカー+6000
W・ブレイカー
このクリーチャーは、バトルゾーンにある自分のクロスギア1枚につき、さらに1枚シールドをブレイクする。

メテオ・ドラゴンの完全上位互換。

影虎自体は《アルティメット・ドラゴン》のサムライ版である。
だが結果的に、メテオ・ドラゴンの完全上位互換のスペックとなった。

ピッピ・クッピー C 火文明 (2)
クリーチャー:ファイアー・バード 1000
バトルゾーンにあるアーマード・ドラゴンすべてのパワーは+1000される。

DM-04で登場したファイアー・バード。

イラストをよく見ると、メテオ・ドラゴンの角の上にこのクリーチャーの群れが乗っていることが確認できる。
どうやらメテオ・ドラゴンを守ろうとしてくれているようだが、残念なことに現実的なスペックで見るとあまり守れる気がしない。

ぶっちゃけ、ピッピ・クッピーのパワー上昇も焼け石に水。
ドラゴンデッキで、ピッピ・クッピーもメテオ・ドラゴンも使われることは無い。

光器ナスターシャ SR 光文明 (7)
クリーチャー:メカ・デル・ソル 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分のシールドが1枚ブレイクされるとき、かわりにこのクリーチャーを自分の墓地に置いてもよい。

DM-08で登場したメカ・デル・ソル。

イラストでは、メテオ・ドラゴンとナスターシャが激しい戦闘を繰り広げている様子がうかがえる。
ナスターシャがメテオ・ドラゴンよりやや優勢にも見える。

しかし、現実的なスペックで見るとナスターシャに勝ち目はない。

メテオ・ドラゴンのパワーアタッカーで一方的に殴り倒されてしまう。
パワーアタッカーが発動せずとも、相打ちになることしかできない。

というか、ナスターシャ自体が下手すればメテオ・ドラゴンより酷いハズレアである。

デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」に収録。
スペックは特に調整が加えられることがなく本家からそのままだが、レアリティがスーパーレアだった本家から一気にレアに降格した。
格が落ちた感じがあるが、スペック的には妥当な変更だろう。むしろスーパーレアであるより入手はしやすくなったと言える。

しかし、所詮レアリティが妥当な評価になろうがスペックが変わったわけではないので、使われることはない。
しかもDMPP-01の時点で同コストには《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》やら《バルキリー・ドラゴン》やら《ミラフォース・ドラゴン*1などといった強力なドラゴンがいるので、カード資産が相当少ないとかでもない限りはメテオ・ドラゴンを使う理由はない。
本家でもDM-01時点ではカードプール自体の狭さ故に使う可能性は存在したことを考えると、プレイスでの扱いは一層悲惨と言える。

補足

デュエル・ジャック!!での活躍

デュエル・ジャック!!では、実は重要な立ち位置にあるカードだった。

何故なら、当初はカードゲームに全く興味のなかった主人公の火野マナト。
そんな彼を、デュエル・マスターズに目覚めさせるきっかけとなったカードなのだ。

だから、メテオ・ドラゴンもこの漫画では数多い活躍を……しなかった。

記念すべきカードなのに、最終回などでも姿を見せなかった。
それどころか、4コマなどでは滅茶苦茶酷い扱いを受けている。
見殺しにされるは、生贄にされるはで散々である。

しかし逆を言うと、メテオ・ドラゴンを積極的に扱ってくれていたのもこの漫画かもしれない。

フレーバーテキスト

DM-01のフレーバーテキストによると、体の武器の一つ一つが国一つを滅ぼしてしまうらしい。

同じDM-01のベリーレアであるボルシャックは怒りで都市を消滅させるが能力を持つが、そのスペックを上回っている。
このことから、背景ストーリーでのメテオ・ドラゴンはかなりの強者なのだろう。

現実のゲームでもこの描写に沿った強さがあればなぁ……





全身の武器ひとつひとつが、項目すらも編集する力を秘めている。

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最終更新:2024年01月15日 21:38

*1 《ミラフォース・ドラゴン》は本家ではメテオ・ドラゴンと同様にハズレア・カスレア認定を受けているが、プレイスでは能力の調整によってそれなりに強いカードとなっている。