登録日:2014/12/27 Sat 13:22:52
更新日:2023/11/30 Thu 15:08:00
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本項目では、主に2のアルティメット・ドラゴンについて取り扱う。
世界が赤き炎で染まり、その竜は全てを超えて無限となる!
竜の気が世界に満ち、その咆哮が天に届く時、アルティメット・ドラゴンは全てを超越する。
《
アルティメット・ドラゴン》とは、
TCG「
デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-10「
聖拳編 第1弾」にて初収録。
レアリティはスーパーレア。
他にもDMC-36「ヘヴン・オブ・ドラゴン」、DMC-51「エントリーパック・ゼロ フォース・オブ・ドラゴン」などでも再録を果たした。
スペック
アルティメット・ドラゴン SR 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000+ |
このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分の他のドラゴン1体につき+5000される。 |
クルー・ブレイカー:ドラゴン |
仲間のドラゴンが大量に出ている場面ではオーバーキル気味のスペックを持つ。
味方ドラゴンが一体だけでも『6マナ・パワー10000・W・ブレイカー』が最低でも保たれる。
しかし、使い勝手は良いとは言いにくい部分がある。
ドラゴンは、単体で場を制する事ができる能力を持つが、それとは逆にこのクリーチャーに関しては複数のカードがないと真価を発揮できない。
場のサポートを必要とするその性質は、登場当時のドラゴンとしては異色的なスペックではあった。
それを解消する方法は以下のような二つの策が考えられる。
連ドラならば、場に仲間のドラゴンが1体もいないという状況は少ない。
よって連ドラのアタッカーとして機能することは難しくは無いだろう。
- 2:味方の所持種族にドラゴン種族を変化・追加させる
《
レジェンド・アタッカー》を初めとした、種族をドラゴンに変えられるカードとは相性が良い。
小型クリーチャーに一気にドラゴンを追加すれば、シールド5枚ブレイク+パワー20000超え も夢ではない。
ただし、この二つの条件を行う際には味方のドラゴンの除去への対策が必要となってくる。
アルティメット・ドラゴンを使う際には、相手は真っ先に他のドラゴンを除去してパワーアップを防ぐ動きをしやすいので注意しなければいけない。
特に自分の他のドラゴンを並べやすいようにと中量級で揃えた場合、全体へのパワー低下能力を持ったクリーチャーは天敵となる(例えば《超神星DEATH・ドラゲリオン》など)。
まあ上述のように使用においては無視できない問題点もあるが、上手く使えれば破壊力は一級品のクリーチャーである。
性能を抜きに見ても「味方の力を借りてパワーアップするドラゴン」「名前がシンプルかつ壮大でカッコいい」など、子供の心を魅了する要素を持っていたことから人気を得た。
しかし、古参のユーザーを中心に人気は今なお健在ではあるが、実戦面の方では最近は出番は無いに近い状況のアルティメット・ドラゴン。
登場当時から指摘されている味方依存の問題点に加え、インフレによってアルティメットよりも豪快なドラゴンも増えてしまっている。
しかし、一時はDMを代表するドラゴンの一体であったと認識している人は多く、今でもその名前と能力はデュエリストの記憶に刻み込まれている。
組み合わせたいカード
レジェンド・アタッカー R 火文明 (4) |
呪文 |
このターンが終わるまで、バトルゾーンにある自分のドラゴノイドはすべて、種族にアーマード・ドラゴンを追加し、パワーが+4000され、「W・ブレイカー」を得る。 |
DM-08で登場した呪文。
ドラゴノイドを一斉にアーマード・ドラゴンにしてしまえば、アルティメットのスペックも大幅に上がる。
1ターンで試合を終了に持ち込むことが可能で、このコンボは漫画でも使用された。
無双龍聖ジオ・マスターチャ R 光/自然文明 (7) |
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/アース・ドラゴン 8000+ |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
バトルゾーンにある自分の、コスト4以上のクリーチャーすべてのパワーは+3000され、種族にアポロニア・ドラゴンとアース・ドラゴンを追加する。 |
W・ブレイカー |
武装竜鬼ジオゴクトラ P 火/自然文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/サムライ 6000 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
侍流ジェネレート(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札にあるクロスギアを1枚、コストを支払わずにジェネレートしてもよい) |
バトルゾーンにある自分の他の、コスト4以上のクリーチャーすべてのパワーは+2000され、種族に「サムライ」「アーマード・ドラゴン」「アース・ドラゴン」を追加する。 |
W・ブレイカー |
種族にドラゴンを追加するメンツ。
どちらをアルティメットのサポートに使うかは、プレイヤーの好みとなるだろう。
パンプアップ能力と能力の発動元の耐久性を重視するならジオ・マスターチャ。
コストの軽さや
クロスギアを利用するならジオゴクトラというところか。
バルケリオス・ドラゴン VR 火文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000 |
G・ゼロ-バトルゾーンにアーマード・ドラゴンが2体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
W・ブレイカー |
DM-16で登場したアーマード・ドラゴン。
G・ゼロで並べやすく、アルティメットの
巨大化に一役買える。
また、相手のアーマード・ドラゴンもG・ゼロの条件の対象になる面もうれしい。
派生カード
アルティメット・影虎・ドラゴン P 火文明 (7) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 6000+ |
パワーアタッカー+6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーは、バトルゾーンにある自分のクロスギア1枚につき、さらに1枚シールドをブレイクする。 |
アルティメット・ドラゴンの
サムライ版。
本家と比べると素のパワーが向上しており、W・ブレイクが保証されているなどの部分がある。
ただし、ブレイク追加条件が微妙に扱いずらかったり、パワー向上がパワーアタッカーで安定性が減っている。
光神龍オメガ・アルティメット R 光文明 (6) |
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/ハンター 5000+ |
このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分の他のハンター1体につき+5000される。 |
クルー・ブレイカー:ハンター(このクリーチャーは、バトルゾーンにある自分の他のハンター1体につき、シールドをさらにもう1枚ブレイクする) |
DMR-03で登場したアポロニア・ドラゴン/ハンター。
本家と比べると、
クルー・ブレイカー対象が並べやすいハンターとなっている。
種族面を見るとアーマード・ドラゴンよりややサポートが減ったアポロニア・ドラゴンとなっているが、代わりにハンターも追加。
ある意味コイツで一番注目すべき点はレアリティ。
本家とほぼ同じ性能でありながら、スーパーレアからレアに格下げされているのである。
これは昔からのデュエリストに時代の流れを感じさせたとかなんとか。
龍装砲 アルティマキャノン SR 火文明 (5) |
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 5000+ |
スピードアタッカー |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このターン、このクリーチャーのパワーは+5000され、シールドをさらに1つブレイクする。攻撃の後、このクリーチャーがこの攻撃でブレイクしたシールド1つにつき、これよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。 |
アルティメット・ドラゴンの化石を利用した
ドラゴンギルド。
アタックトリガーで
クルー・ブレイカーを擬似的に再現しており、自分のクリーチャーを好きな数タップした上でその数だけ追加ブレイクとパワー+5000を行い、更に攻撃後はブレイクした数だけ自身のパワーを下回る相手クリーチャーを破壊できる。
要するにタップする数が多ければ多いほどブレイク枚数と火力範囲が増えるという効果であり、3体タップしただけでもQ・ブレイカー+相手クリーチャー4体への20000火力として機能する。
本家と異なり
スピードアタッカーを持っているので速攻性に優れている。
ただし素のパワーが5000しかないため、殴り返しに弱い点は共通である。
関連カード
超竜ザシャック P 火文明 (9) |
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 11000 |
進化-自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。 |
クルー・ブレイカー:アーマード・ドラゴン(バトルゾーンにある自分の他のアーマード・ドラゴン1体につき、さらにシールドをもう1枚ブレイクする) |
だが、アルティメットよりかなり使いにくく、進化ドラゴンとは思えない性能。
進化クリーチャーでありながら、明らかにアルティメットより性能が大幅にダウンしている。
アルティメット・ドラゴン VR 火文明 (5) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 5000+ |
自分の他のドラゴン1体につき+5000する。 |
パワード・ブレイカー |
DMPP-04 第4弾「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」にて収録。レアリティがベリーレアに降格した。
スペックも調整が加えられ、コストが1低下して
クルー・ブレイカーがパワード・ブレイカーに変更。
純粋にコストが1下がったという点が大きく、本家よりも早く場の展開を整えやすい。
パワード・ブレイカーに関しては場の味方ドラゴンが6体の場合には
クルー・ブレイカーよりブレイク枚数が少なくなるため、完全な強化調整ではない。
と言っても、プレイスの仕様上場には7体までしかクリーチャーを展開できないので、この調整が足を引っ張るパターンは相当限られると見られる。
同弾では、組み合わせろと言わんばかりに《
レジェンド・アタッカー》も(スペックは細かい部分で変化しているが)収録されているので、専用デッキを組むのも良いだろう。
漫画での活躍
漫画での初登場は「デュエル・マスターズ」でのヤカンマン戦。
《
無双竜機ボルバルザーク》が《電脳聖者タージマル》にブロックされて破壊された後の絶望的なエクストラターン。
ここにおいてドラゴノイド2体を召喚し、
レジェンド・アタッカーを唱えるコンボを行う。
これによって相手のシールド4枚を全てブレイクし、バトルゾーンには勝舞の攻撃可能な《
奇襲兵ブルレイザー》が1体いたため勝利した。
当時の目玉カードであるボルバルザークを差し置いての大活躍となった。
ちなみに当時はQ・ブレイカーの単語が存在しなかったため、「4ブレイク」と表記されている。今見ると少し違和感があるか。
漫画「FE」ではW(ホワイト)戦で登場し、《神門の精霊エールフリート》を破壊する働きを見せる。
だが次のターンに召喚された《
聖霊王アルカディアス》に両断されてしまうという結果に。
漫画「SX」ではX(キサナドゥ)が洗脳し操るれく太戦で使用。
コスト軽減を利用し一気に2体召喚されるが、その行動はれく太が計算していた通りだった。
そのため、返しのターンで《
天使と悪魔の墳墓》で破壊されるという事態に終わった。
初登場以降は本当に見せ場が少ない…
- アルティメットはデュエマだけじゃないから分かるようにした方が良いんじゃない? -- 名無しさん (2014-12-27 17:04:53)
- アルティメット・ムゲンドラゴン -- 名無しさん (2014-12-27 18:18:31)
- バトスピは中点なしで「超龍皇アルティメットドラゴン」、遊戯王は青眼の究極竜、会社は株式会社アルティメットドラゴン、リュウケンドーも中点なし でもたしかに紛らわしい -- 名無しさん (2014-12-27 18:31:08)
- 聖拳編第1弾が出た当初に1パックだけ買った時にこいつが出て嬉しかった記憶がある -- 名無しさん (2015-01-04 06:09:30)
最終更新:2023年11月30日 15:08