登録日:2011/04/24 Sun 13:58:57
更新日:2024/04/28 Sun 21:58:21
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『ヴァンドレッド(VANDREAD)』は2000年からWOWOWで放送で放送されていた
ロボットアニメ。
当時最高クラスのCGアニメで、主人公の機体と、ヒロインたちそれぞれの機体が合体することから『平成版飛影』とも言われてる。
制作は原作クラッシャー&オリジナルは面白いで有名な
ゴンゾ(例外あり)。
ヴァンドレッドはオリジナル作品なので、評判はなかなか良い。
1期・2期・1期2期の総集編でそれぞれ『胎動編』『激闘編』が制作された。
2期は続編だが、わかりやすく言えば
ガンダム00・
コードギアスのような前後編的なものなので、出来ればまとめてみることをオススメする。
ファンの中では
スーパーロボット大戦シリーズへの参戦を期待する声も挙がっていたが、設定的なこともあり、かなり難しいという意見が大半(『
スーパーロボット大戦J』に似たような主人公機がいたけど)。
が、『
スーパーロボット大戦Z』以降の世界観のはっちゃけぶりから「知名度の壁さえ越えられれば」という希望も生まれている。
そして2018年、
ソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』の第4期参戦作品として本作がラインナップ、スパロボ参戦を果たす事となった。
【ストーリー】
宇宙のとある場所、男しかいない惑星国家「タラーク」と女しかいない惑星国家「メジェール」は争い続けていた。
タラークの3等民で機械工のヒビキ・トカイは、仲間に挑発され、本来は3等民が入ってはいけない新兵器公開の場に潜り込むが、突如襲撃してきたメジェールの
宇宙海賊「メジェール・パイレーツ(まんま)」によって捕虜にされてしまう。
更に事故でメジェール・パイレーツはタラークやメジェールがあった宙域から遠く離れた場へと転移し、そこで自分達の母星が狙われているということを知ったクルー達は急いで母星へと戻ることになるのだが、男女の仲は最悪で…?
【タラークとメジェール】
赤い惑星。そもそもはメジェールの衛星の1つ。
帝国主義の頃の日本のような雰囲気をもっていて、真っ正面から戦ったり、挑発に弱い。
正直弱い。が、ある程度強い部隊も一応ある。
女のことは『会うと食われる・鬼みたいな外見』という認識。子供は男同士の遺伝子を合わせて作る試験管ベビー。
食べ物はペレットという味気のないもの。
かつてテラフォーミングを行なったが、失敗。現在再びテラフォーミング中。なので本星周囲に造った幾つものユニットで暮らす船団国家。
隣の家より派手にしなければ気がすまない、という人間が多く、貧富の差がとても激しく、街の一区画を市民もろとも棄てる事もある。
食べ物は現代人が食べるような普通のご飯。
子供は女性同士の遺伝子を合わせて作る。ちゃんと母体を通して生まれるので、タラークに比べるとお互いに恋愛(信頼)感情はあると思われる。
【登場人物】
タラークの3等民の機械工。16歳。チビ。
短気で、すぐに頭に血が昇る性格。
馬鹿だが、戦闘においては数々の奇策を思い付くことから、決して頭そのものが悪いわけではない様子。
物語開始当初は『自らの証を立てる』ことにこだわり、情けない姿を何度も晒すが、数々の経験を経て精神的に大きく成長。自分がヒビキであるという心の芯のようなものを手に入れた。
結構な
ツンデレで、特にディータにはすごい。しかし、タラーク暮らしのためメジェールのご飯に感動し、物語後半では完全に餌付けされていた。
あまり劇中での描写はなく、本人も知らなかったが、実はグラン・パ(タラークのトップ)とグラン・マ(メジェールのトップ)の息子で1等民。
ドレッド隊見習いパイロットの16歳。
ヒビキのことを「
宇宙人さん」と呼び、他のクルーと違い、初めからヒビキに普通に接してきた明るく純粋な女の子。
ヒビキのことは自分の全く知らない宇宙人(=男)という興味から付きまとっていたが、2期から登場したミスティとヒビキが仲良くしてるのを見て、自分がヒビキを好きだと自覚するようになる。
ちなみにヴァンドレッド・ディータの座席はヒビキの上にディータが乗る格好。つまり
後背座位。ヒビキもげろ。
ドレッドチームのリーダー。19歳。
理知的で口数が少ない。過去が悲惨で、孤独を愛し、当初はヒビキのことも全く信用していなかった。
しかし、ヒビキとの出会いから徐々に心を開いていき、クルーからも慕われるようになる。
一応ヒロインだが、ヒビキとの関係は友情。
ちなみにヴァンドレッド・メイアはディータとは逆にメイアが後ろからのしかかる形。だが残念ながら彼女の巨乳はパッド。その分作品トップと言える素晴らしいお尻が拝めるのでOK。
とりあえずヒビキもげろ。
金髪でスタイルが超良い女性。20歳。
かなりお調子者で、容姿に反して子供っぽいところを多々見せる。
ヴァンドレッド・ジュラのコクピットはコーヒーカップのような形。
男女間の生殖に興味を示し、普段からヒビキに子作りをねだる。
やっぱりヒビキもげろ。
ヒビキと同じく捕虜にされたタラーク人。後に操舵士となる。
ジュラとは違い、情けなさしか残らないタイプのお調子者で、捕虜になった後もひたすら媚びまくっていた。
しかし、ある出来事をきっかけに大きく成長。このとき髪をスキンヘッドにした。
ファンからは「ハゲ」の愛称で親しまれている。
そのきっかけとなった
2期の3話は必見。
ヒビキと同じく捕虜になった3人のタラーク人の1人。
医者で、女性という存在にとても興味を持ち、他の2人とは違いあっさりとメジェール人を受け入れた。
上記のように、当初は人を治すことよりも興味から行動していたが、命に触れる内に人を助けることの尊さに気づくようになった。
男嫌いのクルーからも結構モテていたが、最終的には機関士のパルフェとくっついた。
本当はこいつ、医者じゃない。
戦艦ニル・ヴァーナの艦長で、108歳の婆ちゃん。
タラークとメジェールが敵対する前から生きていたため、男に対しての偏見がなくヒビキ達にも普通に接していた。
時に厳しく時に優しく、正にクルーにとっての母のような存在で、一度倒れた時には艦内が騒然となった。
個人的にバートを諭すときの婆ちゃんの言葉は屈指の名言。
ニル・ヴァーナの副長。25歳。
マグノは象徴のような存在なので、実質指揮をとるのはこの人。
武器は鞭でかなり強く、ヒビキにとっては越えたい壁のような存在の姉ちゃん。
と思ったら兄ちゃんでした。(←見てない人はネタバレ注意)
最初は比式六号というただの
ロボットだったが、意思のあるエネルギー体「ペークシス」によってヒビキたちの蛮型やドレッドが取り込まれた時に、自らの意思で喋るようになった。
かなり喧しく、語尾は「?ピョロ」。ぶっちゃけウザい。
時々喋ることの出来ないペークシスとの仲介を務め、その時は初期のように淡々とした喋り方に戻る。
2期から登場した
サブヒロイン。
他の星から避難のために冷凍睡眠装置の中で眠り続けていたところを回収された。
普通の男女観を持ちヒビキと仲良くなろうと色々頑張るが、結局はディータの為のかませでしかなかった可哀想な子。
というかクルーともそんなに仲良くなれず、独りぼっちの場面が多かったかなり可哀想な子。
だが、慰めて貰ったことをきっかけにメイアと仲良くなり、「お姉様」と呼び慕うようになった。よかったね!
【登場ロボット】
合体図はこちら
それぞれ
ヴァンドレッド・ディータ→攻撃特化
ヴァンドレッド・メイア→スピード特化
ヴァンドレッド・ジュラ→防御特化
となっている。
蛮型と全てのSPドレッド+ピョロが合体した姿。
ヴァンドレッド・ディータの正統進化といった雰囲気だが、全ての形態を使用出来、最強のヴァンドレッドの名に相応しい能力を誇る。
追記・修正は同性同士で子供を作ってからお願いします。
- メイアは総集編の二期分を観ると単に友情で済ませていいのかちょっと疑問。しかし懐かしいな…なんでDVD-BOX売っちまったんだろ… -- 名無しさん (2013-08-29 20:58:58)
- そろそろBlu-rayBOX出てほしい。ビデオが劣化して見れんしレンタル店から姿消して困ってる -- 名無しさん (2013-08-29 22:06:03)
- 当時はちと色気過剰と思ったが最近の風潮からして特に浮いてないし話も良いんだよなー -- 名無しさん (2015-12-25 16:22:02)
- 婆ちゃんが姉ちゃんだった(血縁は知らん) -- 名無しさん (2017-06-07 11:53:16)
- 最近のスパロボは多重世界ばっかなので出す余地はいくらでもあるきが気がする。京田さんまだ御存命だっけ? -- 名無しさん (2018-09-11 21:25:56)
最終更新:2024年04月28日 21:58