プラントマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/02/21 (土) 08:45:08
更新日:2025/05/22 Thu 22:21:08
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ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は木。

CV:吉野裕行(アニメ版)


モデルは『ロックマン6』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.045 プラントマン。
本家よりスマートで長身になり、頭の花弁は合弁花(ラッパ状)になっている。花の色は白。
知能が高く物事を植物に例える詩的な表現を好むが、目的達成のためならどんな犠牲をも厭わない残忍な一面も持つ。


【活躍】


ロックマンエグゼ3
第5話で、ネット犯罪組織「WWW」に所属する自然を愛する少女・アネッタの持ちナビとして登場した。
だが彼自身はアネッタの命令で動いているわけではなく、ワイリーの命令に従って彼女を言葉巧みに操り、
植物を操る能力を使って廃棄物を垂れ流す化学工場を次々と襲っていた。

こうしてアネッタを完全に信用させた後は、本来の目的である「テトラコード」の強奪を達成するべく、湾岸病院のシステムに侵入する。
湾岸病院にある「命の木」育成システムを乗っ取って病院を混乱させ、その騒ぎに乗じてテトラコードを奪おうとしたが、
手術中だったまもるの命を守るために現れたロックマンとネットバトルになり、敗北してデリートされる。
だがWWW本拠地へのテトラコードの転送は完了しており当初の使命は成し遂げていた。

第8話ではワイリーの手で復活し、パルストランスミッションシステムを使って精神データ化したアネッタと共に熱斗とロックマンの前に立ち塞がる。
アネッタとフルシンクロを行い、同じく精神データ化したヒノケンフレイムマンコンビと共にロックマンにバトルを挑むが返り討ちに遭い再びデリートされた。
因みにWWWの本拠地で再戦するWWW所属ナビのうちデザートマンまではV2に強化されているが、プラントマン以降のナビはV1のままになっている。


【主な技と強さ】


・ローズニードル
植物のトゲを前方に高速で発射する。

・プラントウィード
相手を追尾する植物の蔦を地面から生やして攻撃する。
蔦に捕まると締め付けられて身動きが取れなくなり、追加ダメージも受ける。
『4.5』では追尾機能はなく、相手がいる地点にだけ蔦を生やす攻撃に変更された。

・イエローフラワー/レッドフラワー
こちらのエリアに黄色と赤色の花を咲かせ、そこから上下左右に状態異常になる花粉を撒く。
黄色の花粉はマヒ、赤色の花粉は混乱状態になる。


植物を使った様々な攻撃法を用いる。
シナリオ上で戦うV1のHPは1000と高いが、病院の電脳の中では彼の弱点である炎属性のチップが大量に手に入る上にそれほど捻くれた攻撃方法もないため、比較的戦いやすい部類のナビである。
プラントウィードを仕掛けた時にリーフシールド(受けたダメージの分だけ回復するシールド)を張る事があるが、バスター一発で解除できるのでそれほど脅威にはならない。
だが油断していると、プラントウィードや花粉を避けている最中にローズニードルを食らうなんて事もありえるので注意したい。


彼のナビチップは相手の足元に蔦を発生させてそれで締め付ける攻撃で、バージョンが上がる毎に攻撃力と締め付け回数がアップする。
このチップはかなり優秀で、ブレイク性能があって更に相手に無敵時間を発生させないため、フラッシュマンと並んで様々なコンボに用いられた。
究極攻略シリーズにはこのチップを使った様々なコンボが載っているので、興味がある人は参考にしてみるといい。


【それ以外の活躍】


『エグゼ4.5』ではバトルチップゲートの連動による隠しナビとして登場する。
ここでも相変わらず詩的な表現を好むが、『3』の時のような残忍さは見せず丁寧な言葉遣いになっている(彼の性格上、隠しているだけかもしれないが…)。
『5』では『4.5』の隠しキャラだったナビが次々と再登場を果たしたので、彼の『6』での再登場も期待されたが結局そういった事はなかった……


漫画版(鷹岬版)では、闇のナビを統べる「闇の四天王」の一角として登場。
同じ四天王のダークマン・ドリルマンと共にブルースを追い詰めたが、ロックマンが加勢し、手を取り合って放ったムラマサの一太刀で3体まとめて倒された。
ちなみに彼のオペレーターであるアネッタは未登場。


アニメでは第2期より登場し、以降毎期登場する快挙を見せている。しかし…
アネッタも第2期から登場しているがゲームとは異なり彼女とは特に関わりを持っていない。

・AXESS
7話「電子の花園」に登場。所属はダークロイド。
この時に登場したプラントマンは木属性の技だけではなく、バブルショットやコオリホウガンといった水属性の技も使っていた。
サイバーワールドを電脳植物で覆っていた。当初はジャワイで活動していたらしく、ヒートマン以外の元WWWのナビを捉えていた。
ヒートマンに致命傷を負わせロックマンも追い詰めたが、復活したファイアマンとファイアソウルを発動させたロックマンのダブルファイヤーアームでデリートされた。

・Stream
4話「サラダ記念日」に登場。所属はアステロイド。
野菜嫌いの少年まめ男のナビとなり、彼の望み通りに給食から野菜を消していった。
そのエスカレートしていく行為をまめ男が止めようとすると彼を見限り巨大野菜にくくり付ける。
だがまめ男は野菜嫌いを克服し食べて脱出。CF(クロスフュージョン)ロックマンとCFブルースのダブルヒートショットでデリートされた。

・BEAST
2話「ゾアノロイド」に登場。所属はグレイガ側のゾアノロイド。
目が赤色になり(体色も少し赤め)、ナビマークがグレイガのものになっている以外はこれまでのプラントマンと同じ外見だが、獣化により獣の様な姿に変貌する。
グレイガの尖兵としてファルザー側のゾアノスパークマンと熱斗達の世界で戦うも、ロックマンとブルースが来ると、乱入者を先に片付けようと思ったのか、
ゾアノスパークマンと共闘し2体を攻撃するもロックマンのヒートショットとブルースのフレイムソードの連撃でデリートされた。
「我々ゾアノロイドを呼び捨てとは不愉快だ。『ゾアノ』をつけたまえ」という彼の言葉が影響したのかは不明だが、以後ゾアノロイドと判明した場合は熱斗たちもゾアノと付けている。


この様に連投する快挙を見せる一方で毎回出てきた回でデリートされてしまっている。
ただダークロイドはともかく、アステロイドはネオWWW以外は必ず1話で倒されてるし、ゾアノロイドも一部を除いては一話で倒されている。
むしろ(おそらく不意打ちもあるだろうが)元WWWのナビ3体を行動不能にし、不利な属性のヒートマンに致命傷を追わせたり、
2体のCFナビと善戦したり、ビヨンダートからの一番槍として選ばれる辺り、彼はかなりの強者なのだ、多分。


追記・修正は、プラントマンのチップによるコンボを多用していた方がお願いします。


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最終更新:2025年05月22日 22:21