フー=ルー・ムールー

登録日:2015/04/17 Fri 15:48:14
更新日:2024/01/17 Wed 09:01:41
所要時間:約 6 分で読めます






やりますわね。アル=ヴァン殿がこだわるのも、個人的な事情ばかりでは無かったって事かしら。

だとしたら、少し安心しましたわ



スーパーロボット大戦J』の登場人物。

CV:本田貴子(OGシリーズ)


【概要】

本作に登場するオリジナル敵勢力「フューリー」の民であり、グ=ランドン・ゴーツ率いるフューリア聖騎士団に所属する女騎士。
三つ編みのようなポニーテール、サイドスリット入りの服装が特徴的な女性。乗機は灰色のラフトクランズ

冷静かつ慇懃な性格で騎士としての誇りと常に凛々しさを忘れない強さを持つ武人であるが、その一方では戦うことに喜びを見出す戦闘狂という一面も持ち合わせており、本編で主人公達と交戦した際にはアル=ヴァン・ランクスを退けた彼らと戦える機会に巡りあえた事を心底喜んでいた。
もっとも、普段は命令や任務に忠実であり、グ=ランドンやジュア=ム・ダルービと違って地球人やフューリー以外の種族に対しては差別な態度や発言はしておらず、むしろ比較的好意的な態度で接するようで、過去にサイトロンの実験体としてフューリーに拉致されていたカティア達に対しては罪悪感を感じていた。

フューリーの中ではアル=ヴァンと並んで常識人であるが、言い換えれば、独善的で視野が狭いグ=ランドンと暴走しがちなジュア=ムの板挟みになった苦労人でもある。



【劇中の活躍】

中盤でアル=ヴァンが一時離脱するシナリオの1話前に初登場しており、のちに彼が失脚した後は全権を引き継いで騎士団の指揮を執っていた。
なお、アル=ヴァンの失脚前は裏方として地球移住の障害となる地球人を排除するため、様々な工作で地球とプラントの抗争を深刻化させ、人間同士の争いによって地球人が滅亡へと向かうように仕向けていた。
その例として、世界の破滅を望んでいたクルーゼと利害が一致する形で彼にNジャマーキャンセラーの技術を渡していた。
つまり、『J』におけるNジャマーキャンセラーを開発したのは実質的にフューリーと言える。

本編ではアル=ヴァンの後釜としてジュア=ムや従士達と共にプレイヤー部隊と幾度となく交戦するものの、この頃には既に戦局が変わっており、次第にフューリー側が追い詰めれていく。
そして、最後の手段として地球ごと人類を滅亡させる作戦を決意したグ=ランドンに宇宙船ガウ・ラ=フューリアの起動させる任務を命じられた。
案の定、それを阻止しようとプレイヤー部隊がガウ・ラ=フューリア内に侵入したため、やむなく彼等を迎え討とうとしたところ…


シャナ=ミア「フー=ルー・ムールー、ジュア=ム・ダルービ! 剣を納めなさい!」

フー=ルー「王女妃殿下!?」

ジュア=ム「シャナ=ミア様…ま、まさか貴女様が!? な、何という事を為されます!」

シャナ=ミア「グ=ランドンの計画は、既に潰えました。おわかりでしょう? もう戦うのは止めて下さい!」


フューリーの皇女であり、穏健派であるシャナ=ミア・エテルナ・フューラが主人公達と同行して、フー=ルー達に停戦を呼びかけたのである。だが、既に後戻りができなくなったフー=ルーとジュア=ムはシャナ=ミアの説得にも耳を貸さずに戦闘を続行するのだが…


フー=ルー「総代騎士の命令は絶対ですの。ですが、ご好意には応えさせていただきますわ。敵と戦って死ぬなんて、素晴らしい賜り物を下さいました…ふふ、もう諦めてましたのに」

シャナ=ミア「フー=ルー…」

フー=ルー「他の方々もお聞きなさい。フューリーの船、ガウ・ラ=フューリアは、既に起動の準備に入っています。後は最後の鍵を発動させるだけ。その鍵とは…私とジュア=ム」


あろうことか敵であるプレイヤー部隊に対し、自身とジュア=ムが乗るラフトクランズがガウ・ラ=フューリア起動の鍵である事をわざわざ教えたのである。実はこの時点でフー=ルーは戦って死ぬ事を決意しており、フューリーの再興のために父祖の武名を省みなかった今までの任務のしがらみを捨て、騎士としてありのままに戦うことを優先した。


フー=ルー「ジュア=ム、あなたも楽しみなさいな! 本気の敵と切り結ぶことが騎士の本懐、そうじゃなくて!?」

ジュア=ム「どうして…どうしてなんだ! 奴らと戦うと、誰も彼もおかしくなっちまう! 一体何なんだよ、あいつらは!」

フー=ルー「さあ、行きますわよ!フューリア聖騎士団一番隊長、フー=ルー・ムールー、推して参る!いざ、勝負っ!」


最後は雌雄を決するために主人公達との決戦に挑むも敗北。彼らとの戦闘で機体が完全に大破し、シャナ=ミアからは脱出するよう促されたが、
最高の散り方を望んだフー=ルーは説得を拒み、そして…

あははははは、さらば、全ての愛する敵よ!

騎士としての信念と潔さを貫き通したフー=ルーは敗北を悔いることなく、人生最後の一戦で華々しく散れた事に満足しながら機体と運命を共にした。



【関連人物】


フューリア騎士団の長。
基本的に彼の命令には忠実であり、終盤で長年に渡る移住計画を台無しにするような作戦を命じられても反発することなく従っていた。




フューリーの騎士の1人。
序盤では指揮官として部隊を率いていたが、中盤で失脚した後はフー=ルーが彼の役割を引き継いだ。




フューリーの準騎士。
当初はアル=ヴァンの部下であり、彼の失脚後に伴い準騎士から騎士へと昇格したのだが、
強く慕っていた上司が失脚したショックで精神に異常をきたして凶暴化した。
要は出来の悪い騎士をフー=ルーが押しつけられた形であり、ジュア=ムの暴走ぶりには手を焼いていたようである。




フューリーの皇女。
友好的な性格であり、創造主の名の下で地球人を滅ぼして地球に移住しようとするフューリーの現状に心を痛めている。



◆エ=セルダ・シューン

「大戦の英雄」と呼ばれたフューリーの騎士であり、紫雲統夜の父親。
本編開始前にフューリーを裏切った罪で親友のアル=ヴァンに粛清されたため、既に故人である。



【評価】

スパロボJにおけるオリ敵の中で唯一の女性キャラなのだが、女主人公やパートナーの3人娘と違って乳揺れが無い。


乳揺れが無い


大事なことなので2回言いました(笑)
更に言えば、スタッフが作画ミスをしたんじゃないかってくらいカットインが男前である。
その影響なのかは不明であるが、女性キャラに対して専用セリフのあるクルツが何故かフー=ルーに対しては無反応(?)で女性扱いしていない有様。何故だ。
出番に関しても、序盤から登場していたアル=ヴァンやジュア=ムと比べると少なめで、結果的に色々と残念な仕上がりになってしまったと言える。

なおボン太くんに対する反応だが…
「あら、可愛い子ね。でも、一生懸命戦わないと死ぬわよ!」(第46話)
「あなた、かわいいわね! …でもここで消し飛ばしてあげるわ!」(第51話)
…楽しく殺し合いたいという本質こそブレないものの可愛い物好きという女性らしい一面もあることがうかがえる。いいぞもっとやれ。

この度『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』への参戦が決定。
フー=ルーの乗機がラフトクランズ・ファウネアという名義に変更されている。
機体カラーが灰色から黄緑色へと変更されている他、デザインもアル=ヴァン機とやや異なっている仕様。






あらあら、項目が追記・修正されているなんて聞いてませんでしたわよ

ちょっと項目を立てておいただけなのに、こんなに内容を大きくするなんて

あの○○厨って坊やといい、先ほどの信者といい…アニヲタ民はよほど編集したがってるのかしら


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最終更新:2024年01月17日 09:01