スターフライヤー

作成日:2015/05/31 Sun 20:07:16
更新日:2022/10/25 Tue 16:44:30
所要時間:約 3 分で読めます




スターフライヤー(Star Flyer Inc.)とは、九州は福岡の北九州空港を拠点とする新興航空会社である。

スターフライヤー所属A320 *1

基本データ

社名:スターフライヤー
本社所在地:福岡県北九州市小倉南区
ハブ空港:北九州空港
焦点空港:羽田空港
保有機材数:13機
航空会社コード:7G
3レター:SFJ
コールサイン:STARFLYER


概要

日本の航空業界の規制緩和により誕生した、いわゆる新興航空会社の一つ。
元は2002年に神戸航空株式会社として神戸で誕生しじきに完成する神戸空港を拠点に活動することを見込んでいたと思われるが、翌年には福岡へ移転し社名もスターフライヤーに変更された。
社長は旧JASのOBであり、またその他の幹部もJALANAの出身者が多い。
現状は国内線を中心にしつつ、東アジアへの国際線も運航している。

機体が黒く塗られているのは「非常識な企業である」というアピールのためだとも言われている。
実際、キャッチコピーでも


「安くてそれなりのサービスという、常識。安いのに最高のおもてなしという、非常識。我々が選んだのは、非常識でした。」

とうたっており、
下手なLCC並みの運賃なのにモニター付き座席や「タリーズコーヒー」ブランドのコーヒーの提供など、他社とは一線を画したサービスで定評がある。
その内容から一部では「航空版阪急電鉄」と評されることもあるようで。

また(大手2社と比べれば)割安な運賃なので、スカイマークと同じく場合によっては「LCCの一種」的に扱われることもあるが、
やっていることはLCCとはずいぶん違う面が多いため、厳密にはLCCには含まれない(スカイマークも然り)。
更に近年では本当の意味でのLCCであるジェットスターやPeachなども登場してきたためLCCほど価格は安くないものの
サービスはANAやJALなどのメガキャリアに近いサービスを受けられるスターフライヤーと同時期に誕生したAIR DO、ソラシドエア*2
場合によってはスカイマークも含めて中堅航空会社と称されることもある。

機体は黒いが経営状況は…的な面があり、現状では事実上のANAのグループ企業…というかANAが就航に消極的な福岡や北九州空港発着の
路線を多く請け負っており、同じ九州のソラシドエア共々ANAとのコードシェア便運航を行っている。

羽田空港では長年会社の都合で他の羽田に乗り入れる国内航空会社がそれぞれ第1・第2ターミナルで綺麗に分かれていた中スターフライヤーだけは
羽田-福岡・北九州線は第1ターミナル、羽田-関空・山口宇部線は第2ターミナルと別になっていたが2020年になりようやく第1ターミナルに一本化された。

運行機材や特徴

他の中堅会社は737を中心としたボーイング社製旅客機を使用しているが、機材はエアバス社のA320で統一されている。
逆に日本に就航しているLCCの多くはA320を使用し737を使っているのが1社だけなのとは対照的である。
古い機材の更新も進めているが運行機材も変わらずA320としており、この辺りは創業当時から737を使い続けているソラシドエアと同様である。

シート間隔もANAの同型機よりも広く確保されており、全席普通席でありながら黒の本革張り・可動式ヘッド&フットレスト・個人型液晶モニター・電子機器用電源コンセントなどの豪華仕様。
一部では社長がJAS出身なこともありレインボーシートを彷彿とさせるとの声もある。*3

特徴的な運航スケジュール存在し北九州空港が埋め立て空港ゆえ騒音規制が緩いこともあるが、定期便で最も早く運行を開始・最も遅く終了になるのはSF運行の羽田-北九州線である。
2020年時点では最も早いのは5:30に北九州を離陸・7:00に羽田空港到着、遅いのは羽田を22:55に離陸し翌日0:45に北九州へ到着する。
かつては0:45に羽田着の便も存在したがその時間では京急空港線東京モノレールといった公共交通機関が既に終了しており利用者も少なかったため廃止になっている。
逆に北九州着の場合元々鉄道アクセスがないため自家用車やタクシー以外だとバスしか存在しないが25:05発小倉方面へのバスが存在する。

映像類

アニオタ的にはスターフライヤーは映像関連で注目すべき存在だろう。
何しろ自社のプロモーションビデオのナレーションには杉田智和氏を起用、
また最初期の機内安全ビデオ(安全のしおり)のナレーションには子安武人氏を起用していることで知られているのだから。
それなんて手強いシミュレーション?
よーするにパイロット=クロム、CA=ナバールですねわかります。
安全のしおりのナレーションはテラ子安だけど、別に殺人的な加速で発進したりすることはないのでご安心ください。

現在では子安氏のナレーションによる安全のしおりは放映を終了しているが、その後継作品も忍者をモチーフとした「FLYER NINJA」だったりする。
アイエエエ!?スタフラ?スタフラナンデ?

で、FLYER NINJAの放映も終了した第三世代、つまり現状ではどうなってるのかというと…。


 「 ス タ フ ラ ら し さ を 演 出 す る に は ジ ャ ズ し か 無 い ! 」

という、どういう発想すればそんな結果に行き着くのかすらわからない方針で、ジャズをテーマにしたものとなっている。




我々は ANIOTA NINJA。
本項目の修正を行うプロフェッショナル。
スピーディにスタイリッシュに、快適で安全な本項目の追記をお供いたします。


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最終更新:2022年10月25日 16:44
添付ファイル

*1 2020年3月21日編集者撮影

*2 2015年まではスカイネットアジア航空だった

*3 ただしJASのレインボーシートは1000円の追加料金が必要だった